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#08 シアンの空
しおりを挟む──鳴り止まない声を背負って。
「また来ていたのですか。」
蝉の声に交じって聞こえてきた声に振り返ると黒い服の女性が立っていた。忍という名で背は高いが全ての線が細い。強い風が吹いたならばそのまま掻き消えてしまいそうな程だ。表情は硬い。元々豊かな表情を持っている人ではなかったが、最近はもう殆ど笑わなくなってしまった。原因は今僕の目の前にある、墓石の下で眠っている人物だ。
「僕の相談に乗ってくれるのは、こいつだけだから。」
「そうですか。」
丁度火の点いた線香を渡すと、忍はそれを受け取り墓石の前にしゃがみ込んだ。僕は冷たい石の下で眠る人物を思う。そいつ、哲はまともな人間だった。人の営みを尊び、日常の中に幸せを見ていた。全てを疑い、事あるごとに価値を下げたがるような僕とは違う。少しでも長く生きていたいと思っていただろう。けれど、人の過失が生んだ事故は容易く哲の命を奪った。残ったものは親や家族、趣味だった釣りの道具、まだ中身が半分以上残っている煙草の箱。そして、忍だ。口数の多い哲と、静かに笑う忍は何故かよく似合う二人だった。よく僕を家に呼んでくれていたから、楽しげに忍を眺める哲の眼差しも、優しげに微笑む忍の表情もすぐに思い出せる。もう少し良い生活ができるようになったら結婚するのだと、若い二人は明るい笑顔で言っていた。もうこの世にはない。
「今日は何の相談ですか?」
立ち上がりながら忍が言った。僕は反射的にそのままを吐き出しかけた。すぐに飲み込んだが、悲しげな顔をした忍には分かってしまったようだった。
「あの人は、誰も、それが人でないものでも恨みませんよ。」
目を伏せた。神は存在するだろうか。生きている彼に最後に訊いた事だ。その時哲はウイスキーを飲みながら軽く笑って見せた。信じられないなら、居ない事にして良いだろう。と哲は言っていた。哲の世界に神は居ない。例え運に左右されても、それは己の力量と努力の結果だと哲は言った。忍の世界にも神は居ない。どうせ縋るならば哲さんにしておきますと言っていた。僕の世界に神は居る。憎むべき対象として存在している。人の地獄の上に天国を作る神を、あらゆる想いも努力も踏み躙る神を僕は許さない。
「貴方は、今でも神が憎いですか。」
言葉を飲み込んだ。否、答える事ができなかった。
「そんな事ではまた哲さんに笑われてしまいますよ。」
そう言って忍は歩き去って行った。僕は、何もできずにただ立ち尽くしていた。蝉の声だけが真夏の日差しの中で響き渡っていた。
西の空が赤く焼けてヒグラシが鳴いた。自宅にしているアパートに戻った僕は窓の外を見ていた。特に見るべきものは無い。少しずつ暮れて行く町があるだけだ。何もする気にならず、万年床の上に横になった。徐々に暗くなっていく天井を暫く眺めていると眠気に意識を引かれた。抗う気さえ起きず、そのまま浅い眠りの中へ落ちた。
そうして、夢を見ているのだろう。目の前には酒と料理が並び、その向こうに哲と忍が居る。二人とも柔らかい表情をしている。哲が何かを言っている。忍にではなく、僕に言っているようだった。しかし曖昧な夢の中では何一つ読み取れなかった。光の中で夢が終わる瞬間に、哲が悲しげな顔をした気がした。
目を覚ますと漆黒の闇が広がっていた。灯りを点けて、けれど矢張り何をする気にもならなかった。ぼんやりとしたまま何気なく机の引き出しを開けると、一番上に煙草の箱があった。いつだったか哲が忘れて行ったものだ。僕も喫煙者だが吸う気にはなれず、なんだか形見のようになってしまった。暫く煙草の箱を眺めたまま呆けていると、微かに空腹を感じた。狭い台所で適当に食事を作って食べた。余り美味しくなかった。シャワーを浴びてまた暫く呆けていたが、日付が変わる前に床に就いた。
朝起きて、仕事をして、家に帰って、眠る。僕の暮らしはその繰り返しだった。時間が多く余る休日には哲の墓へ行く。楽しくはない。苦しくもない。ただ虚ろに日々を見送っているだけだ。哲は違っていた。趣味の時間も、忍との時間も、僕をからかう時間も持っていた。楽しいと言っていた。忙し過ぎて辛い時もあると言っていた。充実していたらしかった。そんな哲は死に、僕は生きている。夕暮れの町を見下ろしながらどうしようもない感情を持て余していた。こういう事に本当も嘘もないのだろうが、本当ならば僕が死ぬべきだろう。僕ならば、死んでしまってもそれ程大きな悲しみは生まれない。哲や忍は悲しんでくれるだろうけれど、それ程長くは続かないだろう。哲は違う。忍はこれからどうするのだろう。
日がすっかり暮れてしまってから、考える事も厭になって眠った。また同じ夢を見た。僕は哲の家で酒を飲んでいる。哲が何かを言っている。今日も何を言っているのかは分からなかった。夢から覚めると夜の闇があった。水分だけを摂ってまた眠った。
奇妙な事が起き始めたのは、何気ない筈の夕暮れ時だった。通い慣れた仕事帰りの道の隙間にそれは立っていた。僕が視界の端にあるその黒い何かに気が付くと、それは映像のゴースト障害のようにブレてすぐに消えてしまった。それは数日おきに現れ、どれも直ぐに消えてしまった。初めは言い知れない恐怖感を覚えていたが、徐々にそれもなくなっていった。
そんな事があっても日々の行いが変わる訳ではない。変わらぬ毎日をやり過ごし、休日になると墓へ行く。今日もそうだ。朝から晴れていて、蝉がうるさい程に鳴いていた。墓石の前に立つと、水を供えていた湯呑が割れている事に気が付いた。縦に真っ二つに割れていた。
「今日も来ていたのですか。」
振り返ると忍が立っていた。
「忍、湯呑が割れてる。」
忍はゆっくりと墓石の前にしゃがみ込み、大切そうに二つに割れた湯呑を拾い、花を包んできていた新聞紙で包んだ。
「何かの拍子に落ちたのでしょうか。」
最近は地震も起きていないし、来る人は居たのかも知れないが、それならば片付けて行くだろう。そもそも、落としたのならこんなに綺麗に二つには割れないだろう。
「誰かの悪戯でしょうか。」
そんな不届きな輩の噂は聞いた事がないし、辺りを見渡しても荒らされたような形跡はない。哲が個人的な恨みを買っていたという事は無いだろう。その死を恨んでいる人ならば居るかも知れないが。
「今度、代わりを持ってきます。」
線香を上げ、花を代え、忍はいつものように背を向けて歩き始めた。ふと、気配を感じて視線を向けるとあの影があった。今日は少し輪郭がはっきりしている。どうやら背の高い男性のようだ。そいつはゆっくりと右の手である方向を指さした。見ると角を曲がる忍の横顔があった。歩き去る忍はすぐに見えなくなる。もう一度見ると影も消えていた。僕はただ残されたように立ち尽くした。蝉の声だけが静かな筈の墓地に響き渡っていた。
繰り返し夢を見る。哲が僕に何かを言っている。少しずつ言葉の断片が聞き取れるようになってきた。僅かに怒気を含んでいるような気がするけれど、何を言っているのかまでは分からない。目が覚めた僕は日常の中で影を見る。それも少しずつ鮮明になっていってきているような気がする。今ははっきりと人間の影の形をしていて、僕の部屋の窓辺に立っている。すぐに消えてしまうから何なのかは分からないが、矢張り怖いとは思えなくなっていた。
忍にも変化があると気付いたのは、蝉の声も小さくなり始めた頃だった。いつものように哲の墓へ行くと、忍は墓石の前にしゃがみ込んで何かを呟いていた。声をかけるとこっちを向いたが、その顔は酷くやつれていて目の下にはうっすらと隈が浮かんでいた。突然幸せを奪われたのだ。今までが気丈に振舞っていただけなのだろう。
「哲さんは、悲しみなんか日毎に薄れるものだと言っていたのです。」
僕も何度かその台詞を聞いた事がある。
「けれど、それは違ったみたいです。」
忍はそう言って常日頃から鈍感だと言われる僕でさえ無理をしているのだと分かる笑い方をした。もし哲がここに居てくれたなら、どんな言葉で忍を慰めたのだろう。去っていく小さな後姿を見送りながらそれを考えていたけれど、日が暮れても言葉の断片さえ思い浮かばなかった。
僕は夢を見る。今日は少し違う夢だった。僕が傘を差したまま突っ立っている。足元には小さな花と一匹の蛙が居た。雨脚が強かったから、そうやって守っている心算にでもなっていたのだろう。せめて他の方法を探す事さえせずに長い間そうやっていた。やがて哲と忍がやって来て花も蛙も雨には負けないと言ってくれた。そして翌日、大きな靴の跡の中に身を横たえた花を見つけた。蛙はどこへ行ったのだろう。探す術を持てなかった僕はまた長い間そこに立ち尽くしていた。
目を覚まして変わらない日々の中を歩く。影に見送られ、夢を見送り、季節は秋を迎えた。昼の空に鳴り響いてた蝉の声は風に溶けてしまったかのように掻き消え、替わりに夜の澄んだ空気の中に沢山の虫の声が響くようになった。僕は何も変わらない。忍は日々痩せていっているように見えた。僕は何もできない。日常と哲の墓を往復するだけの日々を送っている。
今日も墓から部屋に戻って畳に寝転がって天井を見上げる。影が部屋の隅に立っていて、僕を見ていた。今はそれが男だと分かる。けれど僕はただ天井を見上げている。思えばずっと昔からそうだった。僕は何もできずにそこにいるだけだった。あの花を、哲の死を、悲しみにくれる忍を、僕にはどうする事もできない。そんなに曖昧な人間だからだろう。夢と現実も区別も付かなくなってしまったようだ。
「おい、康之。」
影が僕の名を呼んだ。そして細部もはっきりと見えた。哲だった。
「いい加減見てるだけは止せよ。」
僕は何も応えられなかった。哲になった影はそれでも構わずに言葉を続ける。
「忍がまともに話を聞くのはもうお前しか居ないんだ。」
意味が分からない。確かに忍には近寄りがたい雰囲気があるけれど、友達が居ない訳ではない筈だ。
「あの堅物が友達の話なんか聞くと思うのか?」
なら何故僕の話は聞くのだろう。
「お前が人の地獄の上に天国を作らない人間だからだ。」
それは違う。僕には地獄も天国も作れなかった。他の人がそうしているのを、羨ましそうに見ていただけだ。
「どっちにしたって忍にはお前が必要だ。」
そんなに忍が心配なら、何故死んだんだ。
「俺だって好きで死んだ訳じゃねぇよ。」
その言葉が境界線であったかのように雀の鳴く声が聞こえ始めた。体を起こしてみると朝になっていた。煙草を銜えて頭を掻いた。どこからどこまでが夢だったのだろう。ぼんやりと考えたけれど、それさえ日常の空気に溶けてしまった。
煙草が切れたから買いに出かけた。休日でも住宅街は閑散としていて、人と会う事は余りなかった。だから後ろから声をかけたれた時は少し驚いた。
「こんな所で会うのは久しぶりですね。」
驚いた僕の姿がおかしかったらしい忍はくすくすと笑った。買い物の帰りらしく、両手で大きなビニール袋を持っていた。その手がまた少し細くなったような気がして、僕は反射的に手を伸ばした。
「重そうだから、持つよ。」
忍は珍しい表情をしていた。重い袋を受け取る時に、それが驚いた表情なのだと気付いた。哲と居た頃は、と思いかけて止めた。代わりになれと言われた訳ではない。
部屋まで荷物を運ぶと、忍が珈琲を淹れてくれた。その香りが部屋に満ちるまで、色々なものを見た。それ程広い部屋ではないが、小物や本が沢山あった。部屋の隅に吊るされているのは釣りに使う仕掛けだ。哲が作ったもので、何度も使った。結局哲より多く釣れた事は一度もなかったけれど。
「必要なら、持って行って良いですよ。」
忍は悲しげに微笑みながらそう言った。胸の底に何かが刺さったような気がした。けれど、それは釣り針のような返しは付いていない。指先で摘んで引き抜けば簡単に抜けてしまう。もう二度と、寝ぼけ眼の僕を引きずって水辺へ向かう笑顔を見る事はできない。
「もう、釣りには行かないだろうから。」
そう答えながら本棚を見ると見慣れた本があった。哲が僕の部屋から持っていったものだ。手に取ると少し皺がついていた。
「それは、」
忍が悲鳴のような声を上げた。
「まだ貸しとくよ。」
僕がうまく笑えないままそう言うと、忍は小さな声でその本の思い出を教えてくれた。哲が持って来たのに、内容がよく分からないから読んで解説してくれと頼まれたそうだ。そういえばいつか僕も同じ事を訊かれた。結局最後まで哲はその本の面白さについては理解してくれなかったようだった。
「私が哲さんにしてあげられる事は、それぐらいしかありませんでしたから。」
思い出の糸を手繰り寄せる。哲はずっと忍に感謝していた。行動的ではあっても掃除や整頓は苦手だったから、殆ど忍に任せていたらしい。料理も苦手で、珈琲を淹れる事さえままならないとか言っていた。
「そうでしたか。確かに哲さんの珈琲は苦くて飲めませんでした。」
恐らく細かい事が苦手なのだろう。面倒くさそうな顔でスプーンも使わずカップに珈琲の粉を入れる姿が目に浮かぶようだ。忍に頼めば済んでしまうから、直す気もなかったのだろう。
「でも、哲さんは貴方の話ばかりで、そんな事は言ってくれませんでした。」
お礼を言うぐらいが精一杯だったのだろう。
「本当に、妬けるくらいだったんですよ?」
僕には忍の話ばかりしていたような気がする。そういう性格だったのだろう。ふと気配を感じて部屋の隅を見るとあの影があった。少し気恥ずかしいようだった。
「どうかしましたか?」
忍には見えていないようだ。僕は、見えないフリをした。今は、それで良いんだと思う。
「なんでもないよ。ただ、」
「ただ?」
「哲がそこに居るような気がして。」
忍は不思議そうに僕の視線の先を探した。どうやら本当に恥ずかしいらしい哲の影はふわりと消えた。
綺麗な秋晴れが広がった。僕は哲の墓の前に居た。哲は墓の後ろにいるようだった。
「なぁ、康之。」
僕は哲にはなれないけれど、哲が僕の事を話す代わりに僕が喋る事はできる。
「今はそれで良い。」
その今を続けて、それがいつかになって、もしそうなったら哲は幸せなのだろうか。僕は人の地獄の上に天国を作る神様なんか嫌いだ。
「お前達が幸せになって、俺が不幸だとでも思うのか?」
でも、そこに哲は居ない。
「それでも、だ。」
哲が墓の後ろから前へ出てきた。今ははっきりと姿が見える。まるで生きているようだった。
「まぁ、相手がお前だったらの話だけどな。」
今日の空と同じくらい澄んだ笑顔だった。僕は一度空を見上げて、また哲の目を見た。
「頼むな、康之。」
僕が何かを言う前に、哲はすっと消えてしまった。
暫く立ち尽くしていると後ろから足音が近づいて来た。忍だろう。
「また来ていたのですか。」
振り返ってみる。忍は少しだけ表情が柔らかくなったようだった。
「昨日話をしたから。」
「そうですか。」
忍は慣れてしまった手つきで線香を上げた。
「忍、今から呑みに行っていい?」
「構いませんが、珍しいですね。」
忍は本当に珍しいものを見るような顔をしていた。なんだか久しぶりに見る気がする。
「貴方からおっしゃるなんて。」
「そうだっけ? でも、哲に酒を教えたのは僕だよ。」
「そうだったんですか。それは知りませんでした。」
少し酔ったらその話をしよう。そう言って肩を並べて歩き始めた。手を伸ばしたりはしない。今はまだ、これで良いんだ。
また空を見上げた。夏と秋が混ざったようなシアン色の空が広がっている。哲はそのどこかにいるのだろうか。まぁ、また何かあったらあの黒い影になって僕に話しかけてくるだろう。僕はその声を背負って歩いていく。
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