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陽だまり亭の危機かもしれない
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僕が新人探索者を助けた後、どこの誰なのかを特定されるまではあっという間だったらしい。だって僕、陽だまり亭のエプロンを着けたままだったからね。
その結果何が起きたかと言えば。話題の人である僕を呼び出そうと、ダンジョンに出前を頼む探索者が急増。今まで聞いたことのない名前での注文がものすごく増えた。うちは元々常連客ばかりなのに。
電話の回数がいつもと比べものにならない。手が止まることが増えて、叔父さんも苛立っているのがわかった。朝から晩まで、注文だけじゃなくいたずら電話も掛かってくる。見かねた中嶋さんが電話線を引っこ抜き、ようやくいくらか落ち着いた。
ダンジョンまで出前を頼む常連は、僕が配信に映りたがらないことを知っている。みんなネオさんのように配信機材を切ってから、僕に声をかけてくれる。
でも、急に増えた出前の注文は違う。話題の相手を呼び出して自分たちの配信に映り込ませようとしているわけだ。
一度なんて常連の名前を使われ、ダンジョンまで出前を届けに行ってから、これはまずいと思って帰ってきた。僕がどれくらい戦えるか、襲い掛かって試そうという話をしている声を、探知魔法で捉えたのだ。
探索者同士の私闘は禁止されているけど、模擬戦だとか指導だとか、何かしら理由を付けて誤魔化すつもりだったのだろう。
僕がストレスを受けているのは隠せなかった。ネオさんの配信を見ようとサイトを開いたら、おすすめに『噂の出前男性の正体に迫る!』なんて動画が出てきてげんなりした。やけに解像度の低いサムネ。これは僕だろう。
叔父さんは出前を無期限で休止すると決めた。店に影響が出てしまったことが申し訳なかった。
「なんなら店を休んでもいいぞ?」
「流石にそれは……」
「無理しちゃ駄目よ、ほのかくん」
「いや、大丈夫ですから」
ダンジョンに僕を呼び出せなくなったことで、探索者の中には店に直接来るやつもいた。陽だまり亭のドアにも店内にも『配信、動画撮影禁止』という紙が貼られて、それでもまだ僕を見に来る探索者がいた。
そんな状況が十日ほど続いたある日。店にネオさんがやってきた。
「こんにちは」
「お? 柊真か。店に来るのは珍しいな」
「マスター。お久しぶりです。だって、ダンジョンに出前頼めなくなっちゃったし、直接来るしかないでしょう?」
ネオさんは迷うことなくカウンターに座った。
「いらっしゃいませ」
僕が水を出すとネオさんがにこりと笑った。
「ヒノカくん久しぶり」
「お久しぶりです」
「大丈夫ー? 大変だったでしょ」
「そうですね……」
「疲れてるね。ちゃんと休んでる?」
僕は苦笑した。
店の電話の着信が空耳になって夜中でも聞こえるようになり、寝不足だ。いつ、叔父さんから「迷惑だ」と解雇されるか、不安で仕方がない。
「マスター。少しヒノカくんと話をしてもいいかな?」
「まあ、今なら客も少ないからな」
「ありがと」
ネオさんが注文したのは、オムライスではなくナポリタン。今日もしっかりミニパンケーキ付きである。ドリンクはジンジャーエール。
「ヒノカくんにひとつ提案があるんだ」
「提案……?」
ネオさんがカウンターの上に置いたのは名刺だった。それには『探索者ギルド獅子の爪所属、ダンジョン探索者ネオ』と書かれている。
ネオさんが大手探索者ギルドに所属していることは知っていた。『獅子の爪』は他にも有名探索者を多く抱える人気のギルドだ。
「ヒノカくんには、今、守ってくれる人がマスターしかいないよね」
「そう……ですね」
中嶋さんは励ましてくれるけど、僕を守れる人ではない。
「他の探索者がヒノカくんについて好き勝手なことをするのは、止める人がいないからだ」
確かにその通りではある。
「ヒノカくん。今日はね、君をスカウトしに来た」
「……え?」
ネオさんがにこりと笑った。
「君さえ良ければ、だけど。ギルド『獅子の爪』に加入しませんか?」
「僕が……?」
『獅子の爪』は、こちらから希望しても簡単に入れるギルドではない。それがスカウトなんて。光栄だと思う。けど。
「……無理、です」
「どうして?」
「僕には、配信ができません……」
「そう?」
「だって。僕、うまく話せないし」
「でも、俺とは話してくれてるでしょう」
「それは……ネオさんだからで」
「誰が見てるかなんて、気にせずにやってみたら? 俺と話してる時の感じで」
僕はぷるぷると首を振った。
「無理です、無理……」
「じゃあ、もうひとつ提案」
ネオさんの明るい色をした目が僕を見つめている。
「俺とバディを組まない?」
「………………え?」
「と、言うか。本当はこっちが本題なんだ。俺の相棒になってくれないかな?」
「……僕が、ネオさんと……?」
「そう。ひとりじゃうまく配信できなくても、俺がいればフォローできるし」
「ぁ、えっと……その。なんで、ですか?」
「優秀なポーターが欲しいなぁって」
収納魔法の使い手が他の探索者の荷物を運んで一緒に行動するのはたまにあることで。
「君がいてくれたら、大きすぎて持てない素材を放置して帰るなんてことはなくなるし、迷宮の中でもまともな食事ができそうだ。かさばるからって持ち歩くのを諦めているものもあるし……」
確かに僕は優秀なポーターだろう。収納魔法の容量はそれなりに大きいと思う。
「戦えなくてもポーターをしているって人もいるけど、君なら十分すぎるくらい戦えるよね。周りのうるさい連中からは俺がなるべく守るから。駄目……かな?」
「えっと……僕は、その」
ちらっと叔父さんの顔を見た。店の手伝いができなくなる。ただ……今の僕は叔父さんに迷惑しか掛けていないかもしれないんだよな。
「ほのか」
叔父さんが穏やかな声で言った。
「お前の好きなようにするといい。俺や店は気にしなくていいから」
「でも……」
僕がいなくなったら、店に来る探索者が減る。それはただ客が減るということじゃなくて、店に対する迷惑行為が減るということだ。
この数日、考えてはいた。僕がいない方が陽だまり亭はうまくいくんじゃないかと。電話は減ってきたとはいえ、僕を揶揄うためだったり、顔を見るために店に来る探索者がまだいる。中にはガラの悪い連中も。
叔父さんは毅然と対応しているけど、探索者とそうじゃない人が揉めたら、相手は殺傷能力が高いわけで、叔父さんが危険かもしれないんだ。
「ヒノカくんが自分で配信に出るようになれば、それが『公式』になる。変に絡もうとしてくるやつは一気に減らせると思うけど?」
まあ、それはそうだろう。『顔を見たい』なんていうのは、見せてやれば満足するはずだ。
「あ、あの……ええと……」
僕はどうにか絞り出すようにして言った。
「少し、考えさせてください」
「わかった。名刺の裏に俺のプライベートな連絡先を書いてあるから、良かったら連絡して。俺からギルドのスカウト担当にも話してあるし」
ネオさんの連絡先を手に入れてしまった。
「……は、はい。わかりました」
その結果何が起きたかと言えば。話題の人である僕を呼び出そうと、ダンジョンに出前を頼む探索者が急増。今まで聞いたことのない名前での注文がものすごく増えた。うちは元々常連客ばかりなのに。
電話の回数がいつもと比べものにならない。手が止まることが増えて、叔父さんも苛立っているのがわかった。朝から晩まで、注文だけじゃなくいたずら電話も掛かってくる。見かねた中嶋さんが電話線を引っこ抜き、ようやくいくらか落ち着いた。
ダンジョンまで出前を頼む常連は、僕が配信に映りたがらないことを知っている。みんなネオさんのように配信機材を切ってから、僕に声をかけてくれる。
でも、急に増えた出前の注文は違う。話題の相手を呼び出して自分たちの配信に映り込ませようとしているわけだ。
一度なんて常連の名前を使われ、ダンジョンまで出前を届けに行ってから、これはまずいと思って帰ってきた。僕がどれくらい戦えるか、襲い掛かって試そうという話をしている声を、探知魔法で捉えたのだ。
探索者同士の私闘は禁止されているけど、模擬戦だとか指導だとか、何かしら理由を付けて誤魔化すつもりだったのだろう。
僕がストレスを受けているのは隠せなかった。ネオさんの配信を見ようとサイトを開いたら、おすすめに『噂の出前男性の正体に迫る!』なんて動画が出てきてげんなりした。やけに解像度の低いサムネ。これは僕だろう。
叔父さんは出前を無期限で休止すると決めた。店に影響が出てしまったことが申し訳なかった。
「なんなら店を休んでもいいぞ?」
「流石にそれは……」
「無理しちゃ駄目よ、ほのかくん」
「いや、大丈夫ですから」
ダンジョンに僕を呼び出せなくなったことで、探索者の中には店に直接来るやつもいた。陽だまり亭のドアにも店内にも『配信、動画撮影禁止』という紙が貼られて、それでもまだ僕を見に来る探索者がいた。
そんな状況が十日ほど続いたある日。店にネオさんがやってきた。
「こんにちは」
「お? 柊真か。店に来るのは珍しいな」
「マスター。お久しぶりです。だって、ダンジョンに出前頼めなくなっちゃったし、直接来るしかないでしょう?」
ネオさんは迷うことなくカウンターに座った。
「いらっしゃいませ」
僕が水を出すとネオさんがにこりと笑った。
「ヒノカくん久しぶり」
「お久しぶりです」
「大丈夫ー? 大変だったでしょ」
「そうですね……」
「疲れてるね。ちゃんと休んでる?」
僕は苦笑した。
店の電話の着信が空耳になって夜中でも聞こえるようになり、寝不足だ。いつ、叔父さんから「迷惑だ」と解雇されるか、不安で仕方がない。
「マスター。少しヒノカくんと話をしてもいいかな?」
「まあ、今なら客も少ないからな」
「ありがと」
ネオさんが注文したのは、オムライスではなくナポリタン。今日もしっかりミニパンケーキ付きである。ドリンクはジンジャーエール。
「ヒノカくんにひとつ提案があるんだ」
「提案……?」
ネオさんがカウンターの上に置いたのは名刺だった。それには『探索者ギルド獅子の爪所属、ダンジョン探索者ネオ』と書かれている。
ネオさんが大手探索者ギルドに所属していることは知っていた。『獅子の爪』は他にも有名探索者を多く抱える人気のギルドだ。
「ヒノカくんには、今、守ってくれる人がマスターしかいないよね」
「そう……ですね」
中嶋さんは励ましてくれるけど、僕を守れる人ではない。
「他の探索者がヒノカくんについて好き勝手なことをするのは、止める人がいないからだ」
確かにその通りではある。
「ヒノカくん。今日はね、君をスカウトしに来た」
「……え?」
ネオさんがにこりと笑った。
「君さえ良ければ、だけど。ギルド『獅子の爪』に加入しませんか?」
「僕が……?」
『獅子の爪』は、こちらから希望しても簡単に入れるギルドではない。それがスカウトなんて。光栄だと思う。けど。
「……無理、です」
「どうして?」
「僕には、配信ができません……」
「そう?」
「だって。僕、うまく話せないし」
「でも、俺とは話してくれてるでしょう」
「それは……ネオさんだからで」
「誰が見てるかなんて、気にせずにやってみたら? 俺と話してる時の感じで」
僕はぷるぷると首を振った。
「無理です、無理……」
「じゃあ、もうひとつ提案」
ネオさんの明るい色をした目が僕を見つめている。
「俺とバディを組まない?」
「………………え?」
「と、言うか。本当はこっちが本題なんだ。俺の相棒になってくれないかな?」
「……僕が、ネオさんと……?」
「そう。ひとりじゃうまく配信できなくても、俺がいればフォローできるし」
「ぁ、えっと……その。なんで、ですか?」
「優秀なポーターが欲しいなぁって」
収納魔法の使い手が他の探索者の荷物を運んで一緒に行動するのはたまにあることで。
「君がいてくれたら、大きすぎて持てない素材を放置して帰るなんてことはなくなるし、迷宮の中でもまともな食事ができそうだ。かさばるからって持ち歩くのを諦めているものもあるし……」
確かに僕は優秀なポーターだろう。収納魔法の容量はそれなりに大きいと思う。
「戦えなくてもポーターをしているって人もいるけど、君なら十分すぎるくらい戦えるよね。周りのうるさい連中からは俺がなるべく守るから。駄目……かな?」
「えっと……僕は、その」
ちらっと叔父さんの顔を見た。店の手伝いができなくなる。ただ……今の僕は叔父さんに迷惑しか掛けていないかもしれないんだよな。
「ほのか」
叔父さんが穏やかな声で言った。
「お前の好きなようにするといい。俺や店は気にしなくていいから」
「でも……」
僕がいなくなったら、店に来る探索者が減る。それはただ客が減るということじゃなくて、店に対する迷惑行為が減るということだ。
この数日、考えてはいた。僕がいない方が陽だまり亭はうまくいくんじゃないかと。電話は減ってきたとはいえ、僕を揶揄うためだったり、顔を見るために店に来る探索者がまだいる。中にはガラの悪い連中も。
叔父さんは毅然と対応しているけど、探索者とそうじゃない人が揉めたら、相手は殺傷能力が高いわけで、叔父さんが危険かもしれないんだ。
「ヒノカくんが自分で配信に出るようになれば、それが『公式』になる。変に絡もうとしてくるやつは一気に減らせると思うけど?」
まあ、それはそうだろう。『顔を見たい』なんていうのは、見せてやれば満足するはずだ。
「あ、あの……ええと……」
僕はどうにか絞り出すようにして言った。
「少し、考えさせてください」
「わかった。名刺の裏に俺のプライベートな連絡先を書いてあるから、良かったら連絡して。俺からギルドのスカウト担当にも話してあるし」
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