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第一部 王国編 第一章 迷宮都市インゼル
敵情視察(という名の観光)
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翌日、俺とニーナは街の大通りを歩いていた。
馬車での長旅は、思っていた以上に疲れていたらしく、飯を食ってベッドに寝転がったからすぐに寝てしまった。
それはニーナも同じらしく、久々にまともに寝れた為か機嫌がいい。
朝食を食べた後、とりあえず今日は敵情視察しようとなったので、こうしてわざわざ人通りの多い街を歩いている。
俺としても、魔王国からろくに出たことがないニーナに色々と見せてやれるいい機会だと思っている。
俺は、昨日訪れた串焼き屋のバベンのところに顔を出す事にした。
串焼きが美味かったのもあるが、この街に詳しいやつの話を聞きたい。
一応ラオルフさんや、宿屋のおばちゃんからある程度は聞いているが、もう1人2人は聞いておきたいのだ。
「おはよ、串焼き2本くれ」
朝早いが、朝食時はすぎている。昨日と同じように、並んでいる人は一人もいなかった。
「おう!!昨日のあんちゃんと、嬢ちゃんじゃないか!!ちゃんと宿屋には着けたか?」
「お蔭さまでな。今日は、仕事はオフにして観光しようと思っているんだ。初めて来た街だしな。見て回らないと損だろ?」
「がはははは!!違ぇねぇ。この街は、下手したら王都よりも色々な物が集まるんだ。きっと面白いものが見れるぜ?」
俺と話しながらも、肉を焼く手を一切止めない。素人目には正直よく分からないが、多分焼き加減を調整しているのだろう。
ニーナは俺達の会話には一切目もくれず、肉の焼き方をじっと見ていた。ニーナが作り方をじっと見るって、中々ないぞ。おっちゃんやるな。
「なんかおすすめはないか?」
「オススメって言えばダンジョン一択なんだが、お前達は今日オフのつもりなんだろ?ならゼギン商会の店に行ってみるといい」
その商会の名前は、ラオルフさんと宿屋のおばちゃんからも聞いた名前だ。
この街で1番大きい商会で、揃わないものは無いと言われる程。冒険者から街の市民、更には貴族まで御用達の商会だ。
それだけ大きければ確かに見物だろう。
だが、ぶっちゃけ買いたい物とか無いし、ちょろっと外見が見れれば十分だ。
「ゼギン商会は聞いたんだがな、他には無いのか?」
バベンは焼けた串焼きを手渡しながら、人差し指だけを立てる。
どうやらサービスはまだ続いているらしい。俺は大銅貨1枚を手渡しながら、受け取った串焼きの1本をニーナに渡す。
美味そうに頬を緩ませながら食べるニーナを見て癒されながら、バベンとの会話に戻る。
「うーん他って言うと、あまり有名ではなくなるぞ?」
「構わんよ。地元では有名ってのはあるだろ?」
「それで言ったら魔道具店アザンだな」
初めて聞いた店の名前だ。
「魔道具店アザン?」
「あぁ、あそこの魔道具はすげぇ優秀なんだが、店主が気に入った人にしか道具を売らないことで有名なのさ」
いるよなぁ、そういう奴。個人的には結構好きだが。
「噂を聞いた貴族が買いに来たが、気に入らないからって店からたたき出したって事もあったぐらいだ」
「おいおい、大丈夫なのか?それ」
この国における貴族の権力は凄まじく、たとえ一番下の男爵であっても平民は一切逆らうことは出来ない。
その為、酷い貴族だと本当にやりたい放題やっており、鬱憤が溜まりすぎた村人や平民が反乱する時もある。
この街の貴族は確か侯爵だったかな?公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の5段階の爵位だったはずだから上から2番目だ。
ちなみに帝国はめちゃくちゃ複雑で、正直覚えれない程である。
「大丈夫だったらしいぞ?詳しい事はよく知らないが」
「その貴族を黙らせれる程の、権力を持ってたのか。それとも魔道具で催眠の類をかけたのか」
「おいおい、前者でも後者でも穏やかじゃねぇな。この街の領主であるジゼル侯爵様と繋がってるって話は聞かないから、下手したら裏の連中だぞ。催眠に至ってはもっとタチが悪い。ちょっと悪用すれば、この国の国王になるのだって夢じゃない........進めといてなんだが、行くのを辞めておいた方がいいぜ」
おっちゃんは辞めとけと忠告するが、俺の中ではその魔道具店に行く事は決定している。
だって面白そうじゃん!!この国の腐りまくった貴族を、追い出して生きていけるような一般人は少ないのだ。
とても興味がある。最悪追い出されても、別に困ることは無い。
「他には何かあるか?」
「........あんちゃん行く気だろ」
「さぁ?俺の気分次第だ」
「はぁ、どうなっても知らねぇぞ?他で言えば、蜂蜜蜜蜂って言う菓子屋だな。少し値は張るが、かなり美味い菓子を作っている。貴族からも注文が殺到してるから、買えるかどうかは運次第って感じだな」
蜂蜜蜜蜂って回文かよ。いや、“はちみつみつばち”だから違うか。
「そんなに美味いのか?」
「あぁ、俺も1回食ったことあるが、頬が蕩け落ちそうなぐらい美味かったぞ」
これだけ美味い串焼きを作るおっちゃんが言うのだ。もしかしたら、アルザードの作る菓子よりも美味いかもしれない。
貴族からも注文が入るらしいので、運がないと買えなさそうだが、買えたら買ってみるか。
俺は、おっちゃんに魔道具店と蜂蜜蜜蜂の場所を聞いて、その場を後にするのだった。
......串焼きはニーナがじっと俺の方を見ていたので、あげた。
帰りにまた買うか........
馬車での長旅は、思っていた以上に疲れていたらしく、飯を食ってベッドに寝転がったからすぐに寝てしまった。
それはニーナも同じらしく、久々にまともに寝れた為か機嫌がいい。
朝食を食べた後、とりあえず今日は敵情視察しようとなったので、こうしてわざわざ人通りの多い街を歩いている。
俺としても、魔王国からろくに出たことがないニーナに色々と見せてやれるいい機会だと思っている。
俺は、昨日訪れた串焼き屋のバベンのところに顔を出す事にした。
串焼きが美味かったのもあるが、この街に詳しいやつの話を聞きたい。
一応ラオルフさんや、宿屋のおばちゃんからある程度は聞いているが、もう1人2人は聞いておきたいのだ。
「おはよ、串焼き2本くれ」
朝早いが、朝食時はすぎている。昨日と同じように、並んでいる人は一人もいなかった。
「おう!!昨日のあんちゃんと、嬢ちゃんじゃないか!!ちゃんと宿屋には着けたか?」
「お蔭さまでな。今日は、仕事はオフにして観光しようと思っているんだ。初めて来た街だしな。見て回らないと損だろ?」
「がはははは!!違ぇねぇ。この街は、下手したら王都よりも色々な物が集まるんだ。きっと面白いものが見れるぜ?」
俺と話しながらも、肉を焼く手を一切止めない。素人目には正直よく分からないが、多分焼き加減を調整しているのだろう。
ニーナは俺達の会話には一切目もくれず、肉の焼き方をじっと見ていた。ニーナが作り方をじっと見るって、中々ないぞ。おっちゃんやるな。
「なんかおすすめはないか?」
「オススメって言えばダンジョン一択なんだが、お前達は今日オフのつもりなんだろ?ならゼギン商会の店に行ってみるといい」
その商会の名前は、ラオルフさんと宿屋のおばちゃんからも聞いた名前だ。
この街で1番大きい商会で、揃わないものは無いと言われる程。冒険者から街の市民、更には貴族まで御用達の商会だ。
それだけ大きければ確かに見物だろう。
だが、ぶっちゃけ買いたい物とか無いし、ちょろっと外見が見れれば十分だ。
「ゼギン商会は聞いたんだがな、他には無いのか?」
バベンは焼けた串焼きを手渡しながら、人差し指だけを立てる。
どうやらサービスはまだ続いているらしい。俺は大銅貨1枚を手渡しながら、受け取った串焼きの1本をニーナに渡す。
美味そうに頬を緩ませながら食べるニーナを見て癒されながら、バベンとの会話に戻る。
「うーん他って言うと、あまり有名ではなくなるぞ?」
「構わんよ。地元では有名ってのはあるだろ?」
「それで言ったら魔道具店アザンだな」
初めて聞いた店の名前だ。
「魔道具店アザン?」
「あぁ、あそこの魔道具はすげぇ優秀なんだが、店主が気に入った人にしか道具を売らないことで有名なのさ」
いるよなぁ、そういう奴。個人的には結構好きだが。
「噂を聞いた貴族が買いに来たが、気に入らないからって店からたたき出したって事もあったぐらいだ」
「おいおい、大丈夫なのか?それ」
この国における貴族の権力は凄まじく、たとえ一番下の男爵であっても平民は一切逆らうことは出来ない。
その為、酷い貴族だと本当にやりたい放題やっており、鬱憤が溜まりすぎた村人や平民が反乱する時もある。
この街の貴族は確か侯爵だったかな?公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の5段階の爵位だったはずだから上から2番目だ。
ちなみに帝国はめちゃくちゃ複雑で、正直覚えれない程である。
「大丈夫だったらしいぞ?詳しい事はよく知らないが」
「その貴族を黙らせれる程の、権力を持ってたのか。それとも魔道具で催眠の類をかけたのか」
「おいおい、前者でも後者でも穏やかじゃねぇな。この街の領主であるジゼル侯爵様と繋がってるって話は聞かないから、下手したら裏の連中だぞ。催眠に至ってはもっとタチが悪い。ちょっと悪用すれば、この国の国王になるのだって夢じゃない........進めといてなんだが、行くのを辞めておいた方がいいぜ」
おっちゃんは辞めとけと忠告するが、俺の中ではその魔道具店に行く事は決定している。
だって面白そうじゃん!!この国の腐りまくった貴族を、追い出して生きていけるような一般人は少ないのだ。
とても興味がある。最悪追い出されても、別に困ることは無い。
「他には何かあるか?」
「........あんちゃん行く気だろ」
「さぁ?俺の気分次第だ」
「はぁ、どうなっても知らねぇぞ?他で言えば、蜂蜜蜜蜂って言う菓子屋だな。少し値は張るが、かなり美味い菓子を作っている。貴族からも注文が殺到してるから、買えるかどうかは運次第って感じだな」
蜂蜜蜜蜂って回文かよ。いや、“はちみつみつばち”だから違うか。
「そんなに美味いのか?」
「あぁ、俺も1回食ったことあるが、頬が蕩け落ちそうなぐらい美味かったぞ」
これだけ美味い串焼きを作るおっちゃんが言うのだ。もしかしたら、アルザードの作る菓子よりも美味いかもしれない。
貴族からも注文が入るらしいので、運がないと買えなさそうだが、買えたら買ってみるか。
俺は、おっちゃんに魔道具店と蜂蜜蜜蜂の場所を聞いて、その場を後にするのだった。
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帰りにまた買うか........
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