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第3章 戦乱の翼
信仰の地1
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「ん…!?」
スクムルトに辿り着くと、舞さんの弟の魄力が徐々に弱まり、終いには感じ取れなくなった。
俺の勘違いかと思ったが、どうやら兄達も同じようで、視線を彷徨わせている。
「…何で、水さんの弟さんの魄力が…?」
「…これ、言わねえ方が良い展開になっちまったやつ?」
さしもの紅炎さんも深刻な表情を隠さなかったが、舞さんとユナが揃って首を横に振る。
「マイさんの弟さんの魄力、ゆっくり消えていったでしょ?こういうのは大体、病気とか大怪我してる人が弱って亡くなったか、自分から魄力を抑えたかだよ。」
「事故か何かで即死…ッて可能性は?」
「…それなら…魄力は…いきなり…ぷっつり…途切れた…感じが…するはず…あんなに…雷…出せたんだから…さっきの…今で…病気になったとかも…まず…ない…。」
「じゃ、水さんの弟さんはちゃんと生きてるんですね!ひとまずよかった…。」
「だが、何で魄力を抑えたンだ?水アネゴと同じ封殺者なら、水アネゴが近付いてる事くらい分かってるはずだろ。魄力抑えるどころか、雷撃ち続けて居場所アピールしていいだろうによ…。」
「舞に見つかると何かまずい理由があるから抑えたか、誰かに操られてて抑えさせられたかだろうね…まあどっちにしろ、見つけない事には進まないよ。どれ、誰かいないかな…おっ。」
兄は、黒い鞄を肩に掛けて歩いて来た男性に目を付けた。
銀髪黒目で、身長は兄や紅炎さんより僅かに低い。しかし顔の彫りはなかなかに深く、年齢は予想し辛かった。
「あの、すみません。この画像の子を見ていませんか?」
スマートフォンを取り出し、舞さんが弟を抱き締めて腑抜けにしている画像を見せながら尋ねる。
傍から見ていて舞さんももっとまともな画像を撮っていてくれればと思ったが、兄も同じ感想のようで、唇の端は何とも言えない歪み方をしていた。
そんな絵面を銀髪の男性が真顔のまま直視しているのも、妙な味わいがある。
「…ああ。ついさっき、村の真ん中で見かけたな。」
「え…!ついさっき、ですか…!」
頷く銀髪の男性に、舞さんが声を弾ませ、前に進み出た。
「あの…!それって何分くらい前か、分かりますか…!?」
「何分くらい、か…?うーん…。」
銀髪黒目の男性が目を閉じて考え込む。
「本当についさっきだったからな…時計を見た訳じゃないが、3分も経っていないと思うぞ。」
「よし!急ぐぞ、舞!」
「うん…!ありがとうございました…!」
兄と舞さんが、真っ先に駆け出す。
俺達も続こうとしたところ、銀髪の男性に声を掛けられた。
「あんた達…その様子だと、観光客じゃないようだな。」
「ああ、人捜しで来ただけだけど…何かまずかったかね~?」
「いや、何よりだ。」
紅炎さんの問いに、銀髪の男性は薄く笑って再び歩き出す。
「捜し人が見つかったら、早く帰った方が良いぞ。我が故郷ながら、ここは頭のおめでたい奴らが多いんだ。長居して、バカをうつされないようにな。」
淡々と言い放ちながら、レラーズ樹海の方角へと歩いて行った。
「…何、あの人?ひどい言い方するね!」
「…そう言えばここ、神様だの仏様だの信じてる野朗がうじゃうじゃいるって話だったな。」
「はい。…今の人は、そういうのが嫌いなタイプみたいだね。」
「じゃあ言われた通り、舞さんの弟を拾ってさっさと帰らせてもらうか。」
「それができりゃ良いンだがな…。」
不安げにぼやく天城に誰もがあえて反応せず、先行した兄と舞さんを追い掛けた。
10分後、巨大な黄金の女神像が立つ村の中心部にて。
「ふ~…もう一生分、神様仏様ってフレーズ聞いたよ…。」
「本当にな…終いには斬りかかりそうになったぜ。」
うんざりして溜息をこぼす氷華に続き、俺も水色の髪を掻く。
各自散って舞さんの弟の目撃情報を得ようとしたが、上手く行かなかった。
あのレラーズ樹海に取り囲まれているだけあって外部からの客はそうそうやって来るものではないらしく、俺達は村のどこに行っても騒ぎと勧誘の的。たった一言、舞さんの弟を見ていないかと尋ねる隙もない。
気付けば誰一人として聞き込みらしい聞き込みもできないまま、時間だけが過ぎていた。
「ッたく…もッと落ち着いて話ができるヤツはいねエのかよ!このままじゃ、水アネゴの弟がまたどこかに消えちまうぞ!」
「…あ、そうだ!ヒーラさんなら、落ち着いて聞いてくれるかもしれないよ!」
苛立ちと焦りを募らせた天城の隣で、ユナが手を打った。
「…ヒーラさんって…村長さんの…娘さんの…?」
「そうそう、そのヒーラさん!無理に勧誘とかしない人だから、聞き込みにはピッタリの相手だよ!それに魄力を探る技術も高くて、近くにいる人…丁度このスクムルトくらいの範囲にいる人なら、気配を殺してても探り出せるっていうウワサもあるし!」
耳寄りな話に目を輝かせる者はおらず、全員が脱力してへたり込んだ。
「…最初に言ってよ、そういうの…。」
「ご、ごめんなさい!つい、うっかりしてて…!」
平謝りするユナに怒る者もいない。
溜息を吐いて再び立ち上がり、そして歩き出すのに精一杯で、余計な事に回す力はなかった。
ユナの案内でヒーラという女性を訪ねる道中は、スクムルトをしげしげと観察する機会にもなった。
ソミュティーと同じくらいに広いが、家は藁作りかつ一階建ての物しかない。住民達の服装も、老若男女問わずつぎはぎだらけの上、泥水にでも浸したかのように汚れているものばかりで、はっきり言ってしまえば貧乏臭さを感じる。
だがその反面、宗教絡みの施設はかなり贅沢な出来だった。寺院は屋根や柱や欄干に至るまで惜しみなく金箔を用いており、教会は艶やかな大理石で作られた二階建て。察するに、村の中心部にある女神像も金でできているのだろう。
「…よく見てみたら、東洋も西洋もすっごいゴチャゴチャだね、ここ…。」
「全くだ…。」
統一感のない絵面に、氷華と共に苦笑いしてしまう。
「こンなザマじゃ、宗教対立とかあるンじゃねエのか?」
「ジャボンがつかんでる限り、ないみたい。皆が神様の子供なんだから争っちゃ駄目っていう村のルール、ちゃんと守ってるんだね。」
「…神様、ね。」
俺が呆れを隠さず冷ややかに吐き捨てると、ユナは右の頬をかいた。
「…フウジンさんは、さっきのお兄さんと気が合うかもね?」
「どうだか分からねぇけど…とりあえず、両手合わせて頭下げて神様仏様とか言い出す奴等とは合わねぇだろうな。」
溜息交じりに空を睨み、流れるように毒を吐く。
「『神様は乗り越えられない試練は与えない』とかよく聞くけど、突然変異で化物になったり、家族がさらわれたりするのも、神様の思し召しってやつなのかね…。」
「…どッちとも答え辛えな…。」
「ふっ。別に答えは要らねぇさ。本当に神様だの仏様だのがいるんだったらうちの親をさらいやがった連中ごとぶちのめしてやりたい、って言いたかっただけだ…。」
「…一応同意しとくけど、ここの人達の前でそれ言うんじゃないぞ。」
「ふん。分かってるさ。」
「お前がそう言う時がしょっちゅうめんどい事に―」
「あー、皆さんお疲れ様ー!着きましたよー!」
兄の説教を遮り、ユナが笑顔で騒ぎ立てる。
辿り着いた村の奥の神殿は、これまた見事だった。
全体が金色に輝いており、腕の立つ作家による物と思しき女神像の彫刻を幾つも備え付けている。
「ほえ~、すげえな~。寺と教会と女神像と合わせたら、どんだけ金かかってんだかね~。」
「見当も付きませんね…あまり考えない方が良いお値段になっていそうな気もしますが…。」
「月さんからそのセリフ出ただけで、気が遠くなりそうですよ…。」
氷華が生温かい笑いを浮かべてぼやいていたところ、神殿から5人組が出て来た。
うち2人は40代後半か50代前半と見える、穏やかな顔つきの男女。もう2人は小学1年生前後と思える、赤みがかった茶髪の男児と女児。残る1人は20歳前後と思しき、白い修道服を着た金髪の若い女性だった。
「あっ!?ねぇ、おにいちゃん!みて、あそこ!」
「ん、どうし…うおお!おきゃくさんだー!」
俺達を見た男児と女児が、猪の如く力任せに走り寄って来た。
スクムルトに辿り着くと、舞さんの弟の魄力が徐々に弱まり、終いには感じ取れなくなった。
俺の勘違いかと思ったが、どうやら兄達も同じようで、視線を彷徨わせている。
「…何で、水さんの弟さんの魄力が…?」
「…これ、言わねえ方が良い展開になっちまったやつ?」
さしもの紅炎さんも深刻な表情を隠さなかったが、舞さんとユナが揃って首を横に振る。
「マイさんの弟さんの魄力、ゆっくり消えていったでしょ?こういうのは大体、病気とか大怪我してる人が弱って亡くなったか、自分から魄力を抑えたかだよ。」
「事故か何かで即死…ッて可能性は?」
「…それなら…魄力は…いきなり…ぷっつり…途切れた…感じが…するはず…あんなに…雷…出せたんだから…さっきの…今で…病気になったとかも…まず…ない…。」
「じゃ、水さんの弟さんはちゃんと生きてるんですね!ひとまずよかった…。」
「だが、何で魄力を抑えたンだ?水アネゴと同じ封殺者なら、水アネゴが近付いてる事くらい分かってるはずだろ。魄力抑えるどころか、雷撃ち続けて居場所アピールしていいだろうによ…。」
「舞に見つかると何かまずい理由があるから抑えたか、誰かに操られてて抑えさせられたかだろうね…まあどっちにしろ、見つけない事には進まないよ。どれ、誰かいないかな…おっ。」
兄は、黒い鞄を肩に掛けて歩いて来た男性に目を付けた。
銀髪黒目で、身長は兄や紅炎さんより僅かに低い。しかし顔の彫りはなかなかに深く、年齢は予想し辛かった。
「あの、すみません。この画像の子を見ていませんか?」
スマートフォンを取り出し、舞さんが弟を抱き締めて腑抜けにしている画像を見せながら尋ねる。
傍から見ていて舞さんももっとまともな画像を撮っていてくれればと思ったが、兄も同じ感想のようで、唇の端は何とも言えない歪み方をしていた。
そんな絵面を銀髪の男性が真顔のまま直視しているのも、妙な味わいがある。
「…ああ。ついさっき、村の真ん中で見かけたな。」
「え…!ついさっき、ですか…!」
頷く銀髪の男性に、舞さんが声を弾ませ、前に進み出た。
「あの…!それって何分くらい前か、分かりますか…!?」
「何分くらい、か…?うーん…。」
銀髪黒目の男性が目を閉じて考え込む。
「本当についさっきだったからな…時計を見た訳じゃないが、3分も経っていないと思うぞ。」
「よし!急ぐぞ、舞!」
「うん…!ありがとうございました…!」
兄と舞さんが、真っ先に駆け出す。
俺達も続こうとしたところ、銀髪の男性に声を掛けられた。
「あんた達…その様子だと、観光客じゃないようだな。」
「ああ、人捜しで来ただけだけど…何かまずかったかね~?」
「いや、何よりだ。」
紅炎さんの問いに、銀髪の男性は薄く笑って再び歩き出す。
「捜し人が見つかったら、早く帰った方が良いぞ。我が故郷ながら、ここは頭のおめでたい奴らが多いんだ。長居して、バカをうつされないようにな。」
淡々と言い放ちながら、レラーズ樹海の方角へと歩いて行った。
「…何、あの人?ひどい言い方するね!」
「…そう言えばここ、神様だの仏様だの信じてる野朗がうじゃうじゃいるって話だったな。」
「はい。…今の人は、そういうのが嫌いなタイプみたいだね。」
「じゃあ言われた通り、舞さんの弟を拾ってさっさと帰らせてもらうか。」
「それができりゃ良いンだがな…。」
不安げにぼやく天城に誰もがあえて反応せず、先行した兄と舞さんを追い掛けた。
10分後、巨大な黄金の女神像が立つ村の中心部にて。
「ふ~…もう一生分、神様仏様ってフレーズ聞いたよ…。」
「本当にな…終いには斬りかかりそうになったぜ。」
うんざりして溜息をこぼす氷華に続き、俺も水色の髪を掻く。
各自散って舞さんの弟の目撃情報を得ようとしたが、上手く行かなかった。
あのレラーズ樹海に取り囲まれているだけあって外部からの客はそうそうやって来るものではないらしく、俺達は村のどこに行っても騒ぎと勧誘の的。たった一言、舞さんの弟を見ていないかと尋ねる隙もない。
気付けば誰一人として聞き込みらしい聞き込みもできないまま、時間だけが過ぎていた。
「ッたく…もッと落ち着いて話ができるヤツはいねエのかよ!このままじゃ、水アネゴの弟がまたどこかに消えちまうぞ!」
「…あ、そうだ!ヒーラさんなら、落ち着いて聞いてくれるかもしれないよ!」
苛立ちと焦りを募らせた天城の隣で、ユナが手を打った。
「…ヒーラさんって…村長さんの…娘さんの…?」
「そうそう、そのヒーラさん!無理に勧誘とかしない人だから、聞き込みにはピッタリの相手だよ!それに魄力を探る技術も高くて、近くにいる人…丁度このスクムルトくらいの範囲にいる人なら、気配を殺してても探り出せるっていうウワサもあるし!」
耳寄りな話に目を輝かせる者はおらず、全員が脱力してへたり込んだ。
「…最初に言ってよ、そういうの…。」
「ご、ごめんなさい!つい、うっかりしてて…!」
平謝りするユナに怒る者もいない。
溜息を吐いて再び立ち上がり、そして歩き出すのに精一杯で、余計な事に回す力はなかった。
ユナの案内でヒーラという女性を訪ねる道中は、スクムルトをしげしげと観察する機会にもなった。
ソミュティーと同じくらいに広いが、家は藁作りかつ一階建ての物しかない。住民達の服装も、老若男女問わずつぎはぎだらけの上、泥水にでも浸したかのように汚れているものばかりで、はっきり言ってしまえば貧乏臭さを感じる。
だがその反面、宗教絡みの施設はかなり贅沢な出来だった。寺院は屋根や柱や欄干に至るまで惜しみなく金箔を用いており、教会は艶やかな大理石で作られた二階建て。察するに、村の中心部にある女神像も金でできているのだろう。
「…よく見てみたら、東洋も西洋もすっごいゴチャゴチャだね、ここ…。」
「全くだ…。」
統一感のない絵面に、氷華と共に苦笑いしてしまう。
「こンなザマじゃ、宗教対立とかあるンじゃねエのか?」
「ジャボンがつかんでる限り、ないみたい。皆が神様の子供なんだから争っちゃ駄目っていう村のルール、ちゃんと守ってるんだね。」
「…神様、ね。」
俺が呆れを隠さず冷ややかに吐き捨てると、ユナは右の頬をかいた。
「…フウジンさんは、さっきのお兄さんと気が合うかもね?」
「どうだか分からねぇけど…とりあえず、両手合わせて頭下げて神様仏様とか言い出す奴等とは合わねぇだろうな。」
溜息交じりに空を睨み、流れるように毒を吐く。
「『神様は乗り越えられない試練は与えない』とかよく聞くけど、突然変異で化物になったり、家族がさらわれたりするのも、神様の思し召しってやつなのかね…。」
「…どッちとも答え辛えな…。」
「ふっ。別に答えは要らねぇさ。本当に神様だの仏様だのがいるんだったらうちの親をさらいやがった連中ごとぶちのめしてやりたい、って言いたかっただけだ…。」
「…一応同意しとくけど、ここの人達の前でそれ言うんじゃないぞ。」
「ふん。分かってるさ。」
「お前がそう言う時がしょっちゅうめんどい事に―」
「あー、皆さんお疲れ様ー!着きましたよー!」
兄の説教を遮り、ユナが笑顔で騒ぎ立てる。
辿り着いた村の奥の神殿は、これまた見事だった。
全体が金色に輝いており、腕の立つ作家による物と思しき女神像の彫刻を幾つも備え付けている。
「ほえ~、すげえな~。寺と教会と女神像と合わせたら、どんだけ金かかってんだかね~。」
「見当も付きませんね…あまり考えない方が良いお値段になっていそうな気もしますが…。」
「月さんからそのセリフ出ただけで、気が遠くなりそうですよ…。」
氷華が生温かい笑いを浮かべてぼやいていたところ、神殿から5人組が出て来た。
うち2人は40代後半か50代前半と見える、穏やかな顔つきの男女。もう2人は小学1年生前後と思える、赤みがかった茶髪の男児と女児。残る1人は20歳前後と思しき、白い修道服を着た金髪の若い女性だった。
「あっ!?ねぇ、おにいちゃん!みて、あそこ!」
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