サレ夫が愛した女性たちの追憶

しらかわからし

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第4章

5話-4 送別会としてのキャンプ

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日光近辺のキャンプ場のバンガローを予約していた。

家族大部屋一部屋の予約をしていて、その部屋は十名からの利用可能で二十名までだった。

宿泊料金が一人、四千八百円程度なので、温泉ホテルに宿泊するよりは安く付くからだ。

キャンプをした後でホテルに宿泊するのでは、時間的なロスもあるので、こちらに宿泊した方が良いのではと思った。

車は私を入れて三台になるので、二台分は無料で一台増える毎に千円加算された。

冷暖房費として千円、屋根付きBBQスペースの場所利用として千円だった。

ゴミ捨ては有料になるので、私の車のゴミ箱に入れられない部分はキャンプ場に捨てていくのでゴミ袋が一枚百円で、十枚最初に買っておいた。

こちらは内湯がなかったが、天然かけ流し温泉の露天風呂が何度入っても無料が良くて、それが決め手だった。

チェックインが十二時から十六時だったので、パートたちと日光観光がし終えた十五時にした。

実は以前に前妻の真凛と利用していたので、このキャンプ場の良さは確認済みだった。

真凛と結婚した当初は私の趣味のキャンプや各県の美味しい居酒屋巡りにも良く付き合ってくれていたが、次第に付き合わなくなったら別のイケメン男性と不倫をするようになって寝取られて別れたと言うのが情けないサレ夫だった。

日光市内に降りて直ぐにコンビニに寄り、三百五十ミリの缶ビールを六十本、一リットルパックワイン(赤・白)各五本、いいちこパック(一・八リットル)五本、乾き物のツマミ二十袋、氷十袋を買った。

「こんなに飲めないですよ」と事務員たちが言ったが、残れば私の自宅に持ち帰るつもりだった。

ご馳走する時には、これ以上は無理と言うほどの量を出すのがセオリーだ。

ポケットマネーで買ったので、事務員たちが驚いていた。

彼女らが居てくれたので、一緒にルーフキャリアに載せるのを手伝って貰った。

既に薪や炭そして食材は全て後ろの荷台にそしてクーラーボックスに入れてルーフキャリアに載せていた。

それらを見たAが、「皆からお金をもらっているのですか?」と聞いた。

「宿泊料金だけもらったよ」

「私たちが徴収しますから、金額を言って下さい。今回は副長の送別会なんですから!」

「面倒なのでいいし、皆にもお世話になったから」

叔母と義母から料理長に昇進した時のお祝いで十万円ずつ貰っていたので全く問題はなかった。

勿論、その後は激しい情交のお返しはしたが。

キャンプ場の入口には既にメンバーが揃っていた。

皆に挨拶して皆は駐車場に停めさせて歩きでバンガローまで来てもらい、私たちは車を乗り入れた。

全員が集まった所で、私から挨拶してその後、全員がそれぞれ挨拶した。

夕食は十八時からにして、それまでは自由時間として、私は食事の用意としてパートたちに頼んで一緒に荷物を運んでもらった。

一番、気を使わない気心が知れているので楽だったので、炊事場に薪とクーラーボックスに入っている食材を運び、四人だけで缶ビールで乾杯をした。

このキャンプ場を選定した理由。

一、今回は一泊二日となるのでなるべく東京から近場で。

二、天然かけ流し温泉(大きな風呂)がある。

三、車が乗り入れできる

四、「釣り」が出来る

五、知っているキャンプ場。

キャンプ場を決めている時に「釣りした~い!」との声が聞こえたからだ。

他の職員たちは皆、釣りや温泉に入りに行って優雅なものだった。

しかし今まで私の場合はそうやって皆を野放しにしてきたので、最後の私の送別会でさえも、パート以外は大人として気を使える者はいなかった。

このパートたちにしても、前の料理長や支配人の言う事は殆ど聞かずにいたぐらいなので、一筋縄では中々という強者揃いだった。

つづく
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