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オーガさん、魔女を見つける
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「それにしても、マンドラゴラなんて久しぶりに見たなぁ。…それと、そこにいる魔法使いらしき人間も」
「…なんで分かったの?これでも隠密には自信があるんだけどねぇ?」
焼けた村の方角、つまりグランツの背後へ一人の女性が姿を見せた。
「例えどこに隠れていようと、魔力が無い地域で魔力を感知するのは難しいことじゃないさ。それに、あんたは他の人間には有しえない程の魔力をもっているしな」
「へぇ?そんな事までわかるんだ?」
「ひとつ質問していいかな?」
「どうぞ?それと、そろそろこっちを向いてくれてもいいんじゃないかな?」
「そうだな。声も若いし、さぞかし美人なのだろう。目の保養にさせてもらうよ」
グランツは軽口を叩きながら後ろを振り返る。そしてそこには、腹部の肉と乳房のみが異常に垂れ下がった20歳やそこらの若く美しい女性がいた。
「こりゃまた魅惑的な服装だ。魔法使いってのは皆こんな服装なのか?」
「うーん。どうだろう?でも、魔女になるには男性を誘惑しなければならないからね。大体こんな服装じゃないかな?」
「サンダルに長めの外套のみ。全裸じゃないか、これは次の村が楽しみだな」
「この腹と胸を見ても軽口を叩けると言うことは、興味ないよ。って言ってるのと同じだと思うよ?」
女性は異常に伸びた腹と胸を掴みグランツへ見せびらかす。
「何故そんな体になった?魔丸薬の副作用か?」
「魔丸薬って?」
「人間領では名前が違うのか。マンドラゴラと人間の骨粉で作った…」
「ああ!狂人薬の事ね?元はマンドラゴラの粉末のみで作られていたからドーピング作用しか無かったのよ」
「そうか」
「おっと、それでなんでこんな体か…だったね。それは簡単な話だよ。女性にしか出来ない事を沢山したからさ」
「…妊娠か?」
「ご明察!私はあなたが全滅させた村の魔女よ。村の男性全員に狂人薬を飲ませて、私を孕ましては流産、孕ましては流産を繰り返したの。初潮が来た12歳からこのサイクルを繰り返してたから、多分村の男性全員の子供を三回づつは妊娠したんじゃないかな?」
女性は快活に笑う。
「何故流産を?体内に魔力が残るとしても、産んだ方が結果的に有用だろ?」
「そうだよ?」
「では何故?」
「一体いつから、私は流産した自分の子供を捨てていたと勘違いしてた?」
「…なる程、魔力の溜まった子供を自分で食ったのか」
「飲んだ。といった方が正しいね。飲み込める程大きくなる前には流産させてまた孕まして貰ってたし」
「魔力の溜まった精液で作られた子供を飲み込み吸収し、それにより溜まった更に濃い魔力で子供を作って飲み込む。の繰り返しでか…」
「勘がいいね。凶人薬によって男性の精液に溜まった魔力は全部生命力の強い子供の方にいって母体には影響がでないの。その子供を飲み込んだところで元々私の体にあったものだから副作用も拒絶反応もなく純粋に魔力だけが私の体に溜まっていくのよ」
「それを何年続けた?」
「今が19だから、12歳の頃からで七年かな。勉強もロクにせずただ毎日性交しかしてなかったからね。魔物の君から見ても私の魔力は凄まじいものなんじゃないかな?」
「人間の中では群を抜いて多い魔力量だが、その魔力量は魔族にとって精子の一滴にも満たない」
「……そっか。まだまだかぁ」
「それに、流産させた子供を飲み込んだ所で魔力量が増えるだけで、魔法は使えないだろう?」
「今は人間の骨粉のおかげで火属性の魔法は使えるね。丸薬様々だよ」
「次からはドーピングを施した人間ではなくゴブリンとヤることだな。より効率的に子供を作れる。あんたなら瀕死に陥るくらいには激しいけどな」
「…魅力的な提案じゃない。近くにゴブリンの巣はあるかしら?」
(この人間を使えばより強いゴブリンが産まれるかもしれない。…反抗はしないだろうし、試す価値はあるかもな…)
「分かった。付いてこい」
「うん!」
グランツは再度振り返り次の村を目指し、女は目を輝かせてグランツの三歩後ろをついて行くのだった。
「…なんで分かったの?これでも隠密には自信があるんだけどねぇ?」
焼けた村の方角、つまりグランツの背後へ一人の女性が姿を見せた。
「例えどこに隠れていようと、魔力が無い地域で魔力を感知するのは難しいことじゃないさ。それに、あんたは他の人間には有しえない程の魔力をもっているしな」
「へぇ?そんな事までわかるんだ?」
「ひとつ質問していいかな?」
「どうぞ?それと、そろそろこっちを向いてくれてもいいんじゃないかな?」
「そうだな。声も若いし、さぞかし美人なのだろう。目の保養にさせてもらうよ」
グランツは軽口を叩きながら後ろを振り返る。そしてそこには、腹部の肉と乳房のみが異常に垂れ下がった20歳やそこらの若く美しい女性がいた。
「こりゃまた魅惑的な服装だ。魔法使いってのは皆こんな服装なのか?」
「うーん。どうだろう?でも、魔女になるには男性を誘惑しなければならないからね。大体こんな服装じゃないかな?」
「サンダルに長めの外套のみ。全裸じゃないか、これは次の村が楽しみだな」
「この腹と胸を見ても軽口を叩けると言うことは、興味ないよ。って言ってるのと同じだと思うよ?」
女性は異常に伸びた腹と胸を掴みグランツへ見せびらかす。
「何故そんな体になった?魔丸薬の副作用か?」
「魔丸薬って?」
「人間領では名前が違うのか。マンドラゴラと人間の骨粉で作った…」
「ああ!狂人薬の事ね?元はマンドラゴラの粉末のみで作られていたからドーピング作用しか無かったのよ」
「そうか」
「おっと、それでなんでこんな体か…だったね。それは簡単な話だよ。女性にしか出来ない事を沢山したからさ」
「…妊娠か?」
「ご明察!私はあなたが全滅させた村の魔女よ。村の男性全員に狂人薬を飲ませて、私を孕ましては流産、孕ましては流産を繰り返したの。初潮が来た12歳からこのサイクルを繰り返してたから、多分村の男性全員の子供を三回づつは妊娠したんじゃないかな?」
女性は快活に笑う。
「何故流産を?体内に魔力が残るとしても、産んだ方が結果的に有用だろ?」
「そうだよ?」
「では何故?」
「一体いつから、私は流産した自分の子供を捨てていたと勘違いしてた?」
「…なる程、魔力の溜まった子供を自分で食ったのか」
「飲んだ。といった方が正しいね。飲み込める程大きくなる前には流産させてまた孕まして貰ってたし」
「魔力の溜まった精液で作られた子供を飲み込み吸収し、それにより溜まった更に濃い魔力で子供を作って飲み込む。の繰り返しでか…」
「勘がいいね。凶人薬によって男性の精液に溜まった魔力は全部生命力の強い子供の方にいって母体には影響がでないの。その子供を飲み込んだところで元々私の体にあったものだから副作用も拒絶反応もなく純粋に魔力だけが私の体に溜まっていくのよ」
「それを何年続けた?」
「今が19だから、12歳の頃からで七年かな。勉強もロクにせずただ毎日性交しかしてなかったからね。魔物の君から見ても私の魔力は凄まじいものなんじゃないかな?」
「人間の中では群を抜いて多い魔力量だが、その魔力量は魔族にとって精子の一滴にも満たない」
「……そっか。まだまだかぁ」
「それに、流産させた子供を飲み込んだ所で魔力量が増えるだけで、魔法は使えないだろう?」
「今は人間の骨粉のおかげで火属性の魔法は使えるね。丸薬様々だよ」
「次からはドーピングを施した人間ではなくゴブリンとヤることだな。より効率的に子供を作れる。あんたなら瀕死に陥るくらいには激しいけどな」
「…魅力的な提案じゃない。近くにゴブリンの巣はあるかしら?」
(この人間を使えばより強いゴブリンが産まれるかもしれない。…反抗はしないだろうし、試す価値はあるかもな…)
「分かった。付いてこい」
「うん!」
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