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二章:ハイヒューマンの生活
二十七話:グラムが最強の冒険者になってた。
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街についた俺はグラムと待ち合わせに決めた場所へ向かったが、グラムはその場所にいなかった。
「あれ?待ち合わせの場所ここであってるよな…?」
〔間違いありません〕
うーん…遅刻かな?
しばらく待とう。
俺がしばらく待っていると人混みに囲まれてグラムがやってきた。
「なんなんだ?この状況…」
〔冒険者達がグラム様をクランへ勧誘しています〕
クランってなんだ?
〔冒険者達が自身で作る、小規模ギルドのようなものです〕
ふーん…グループ的な感じかな?
『す、すまねぇな。ちょっと色々あってよ…』
『おい!お前グラムさんとどんな関係なんだ!』
『グラム様の知り合いか?』
『グラム様の知り合いならきっとお強いはず!あなたも是非我々のクランに!』
周りの冒険者らしき人達が次々に言う。
「マジで何があったんだよ…」
『おいショー、走るぞ』
俺達は走って街の外へ出て冒険者達を撒いた。
『ふぅ、やっと撒けたな』
「何があったか説明してくれよ?」
『あ、あぁ実はな…』
グラムはダンジョンへ向かう馬車に乗りに行く途中に歩きながら何があったか説明してくれた。
なんでもこの一週間でモンスター達の襲撃があったらしい。
そのモンスター達が魔王軍の配下だったモンスターらしく普通のモンスターの何倍も強かったらしい。
殆んどの冒険者達が戦闘不能になった為、途中で国が召喚した勇者が参戦してモンスターを狩り尽くして戦いが終わったと思われた所にドラゴンが現れたらしい。
しかもそのドラゴンは大昔に伝説の勇者と戦ったドラゴンだったという。
ドラゴンはその時に片腕を失った状態だったが、伝説の勇者ですら討伐できなかったドラゴンに新米勇者達が勝てるわけがない。
状況は絶望的で国が滅ぶと思われた所に遅れて参戦した1人の冒険者がそのドラゴンを討伐してしまったという。
討伐した冒険者が誰なのかとギルドが調べた所、C級冒険者のグラムが討伐したと判明した。
冒険者ギルドは最初、C級冒険者がドラゴンを討伐できるわけがないと疑ったがその場にいた全ての冒険者がその戦い様を見ていた為、グラムが討伐したと認めざる終えなかった。
そしてグラムは伝説の勇者ですら討伐できなかったドラゴンを討伐した為SSS級冒険者と認定され、冒険者達の憧れの的となった。
「この一週間でそんな事あったのか…俺は昼寝ばかりしてたぞ。暇つぶしに俺も行けばよかったな…」
『いやいや暇つぶしに行く場所じゃねえぞ…しかしお前はこの一週間何処に居たんだ?
襲撃には国にいる全冒険者達が強制的に参戦する事を命じられてたぞ?』
「自宅」
『自宅って…お前はこの国の住民じゃないのか?』
「うん、違う」
『そうなのか、なるほどな……っってちげぇよ!!!?何俺はほのぼのと話してんだっ!俺が一番聞きたかったのはこの剣だよ!!なんなんだよこの剣!?斬撃飛ばせたり重くなったり軽くなったり!しかもこの剣そのものの攻撃力もとんでもねぇぞ!』
「え?付与したミスリル剣」
『ふざけんなっ!こんなの魔剣だぞ!?』
え?俺あの剣かなり調整して作ったよな?
〔マスターの魔鉄魔剣に比べればかなり調整された方ですがそれでもスキル《鍛冶》が限界突破していますので性能は普通の魔剣程の性能があります〕
えぇ…あれでもダメだったのかよ…
「ま、まあいいじゃん。強いなら…」
『いやいいんだけどよ…それが問題じゃねぇだろ…』
「ん?他になんか問題があるのか?」
『いやお前どうやってこんな剣作ったんだよ…お前が作ったってバレたら全ての国の王はお前を強制的に引き入れようとするぞ?最悪、奴隷にされるかもしれんぞ』
「あー成る程ね。でもそこら辺は心配いらないよ、安全なとこで暮らしてるから。それと剣は普通に作ったぞ?」
『普通の意味知ってるのか?お前…まあ良い、秘密なら詮索はしない。だが住んでいる場所に関してはどんなに安全な場所でも大陸全土を探されたら見つかるだろ』
なあサポート、あの森は俺しか入れないよな?
〔はい、現状はマスターとマスターが許可した者しか入れません〕
成る程ね、俺が許可すれば誰でも入れるのか。
「いや問題ないよ、なんならいつか俺の家に連れってってやるからさ」
『そ、そうか。まあお前の事は言わなかったから大丈夫だと思うけどな。しかしこれ程の剣なら流石に剣の金を払わないと俺の気がすまねぇ…。今回ドラゴンを討伐した報酬は全てお前にやる』
「いらね」
『な!?黒金貨5枚はあるぞ!』
「いや俺森に住んでるからお金とか使い道無いし、討伐したのはお前なんだからお前がとっとけよ」
『そ、そうか…お前はそうゆう奴だもんな。だが礼くらいはさせてくれないか?』
「じゃあ今度酒でも奢ってくれ」
『それだけでいいのか…?』
「いいからいいから!もう武器の話面倒臭いから終わり!」
俺はこの話を辞めさせ、別の話に切り替えた。
_______________________________________________________________________________________
細かい修正をしました。
「あれ?待ち合わせの場所ここであってるよな…?」
〔間違いありません〕
うーん…遅刻かな?
しばらく待とう。
俺がしばらく待っていると人混みに囲まれてグラムがやってきた。
「なんなんだ?この状況…」
〔冒険者達がグラム様をクランへ勧誘しています〕
クランってなんだ?
〔冒険者達が自身で作る、小規模ギルドのようなものです〕
ふーん…グループ的な感じかな?
『す、すまねぇな。ちょっと色々あってよ…』
『おい!お前グラムさんとどんな関係なんだ!』
『グラム様の知り合いか?』
『グラム様の知り合いならきっとお強いはず!あなたも是非我々のクランに!』
周りの冒険者らしき人達が次々に言う。
「マジで何があったんだよ…」
『おいショー、走るぞ』
俺達は走って街の外へ出て冒険者達を撒いた。
『ふぅ、やっと撒けたな』
「何があったか説明してくれよ?」
『あ、あぁ実はな…』
グラムはダンジョンへ向かう馬車に乗りに行く途中に歩きながら何があったか説明してくれた。
なんでもこの一週間でモンスター達の襲撃があったらしい。
そのモンスター達が魔王軍の配下だったモンスターらしく普通のモンスターの何倍も強かったらしい。
殆んどの冒険者達が戦闘不能になった為、途中で国が召喚した勇者が参戦してモンスターを狩り尽くして戦いが終わったと思われた所にドラゴンが現れたらしい。
しかもそのドラゴンは大昔に伝説の勇者と戦ったドラゴンだったという。
ドラゴンはその時に片腕を失った状態だったが、伝説の勇者ですら討伐できなかったドラゴンに新米勇者達が勝てるわけがない。
状況は絶望的で国が滅ぶと思われた所に遅れて参戦した1人の冒険者がそのドラゴンを討伐してしまったという。
討伐した冒険者が誰なのかとギルドが調べた所、C級冒険者のグラムが討伐したと判明した。
冒険者ギルドは最初、C級冒険者がドラゴンを討伐できるわけがないと疑ったがその場にいた全ての冒険者がその戦い様を見ていた為、グラムが討伐したと認めざる終えなかった。
そしてグラムは伝説の勇者ですら討伐できなかったドラゴンを討伐した為SSS級冒険者と認定され、冒険者達の憧れの的となった。
「この一週間でそんな事あったのか…俺は昼寝ばかりしてたぞ。暇つぶしに俺も行けばよかったな…」
『いやいや暇つぶしに行く場所じゃねえぞ…しかしお前はこの一週間何処に居たんだ?
襲撃には国にいる全冒険者達が強制的に参戦する事を命じられてたぞ?』
「自宅」
『自宅って…お前はこの国の住民じゃないのか?』
「うん、違う」
『そうなのか、なるほどな……っってちげぇよ!!!?何俺はほのぼのと話してんだっ!俺が一番聞きたかったのはこの剣だよ!!なんなんだよこの剣!?斬撃飛ばせたり重くなったり軽くなったり!しかもこの剣そのものの攻撃力もとんでもねぇぞ!』
「え?付与したミスリル剣」
『ふざけんなっ!こんなの魔剣だぞ!?』
え?俺あの剣かなり調整して作ったよな?
〔マスターの魔鉄魔剣に比べればかなり調整された方ですがそれでもスキル《鍛冶》が限界突破していますので性能は普通の魔剣程の性能があります〕
えぇ…あれでもダメだったのかよ…
「ま、まあいいじゃん。強いなら…」
『いやいいんだけどよ…それが問題じゃねぇだろ…』
「ん?他になんか問題があるのか?」
『いやお前どうやってこんな剣作ったんだよ…お前が作ったってバレたら全ての国の王はお前を強制的に引き入れようとするぞ?最悪、奴隷にされるかもしれんぞ』
「あー成る程ね。でもそこら辺は心配いらないよ、安全なとこで暮らしてるから。それと剣は普通に作ったぞ?」
『普通の意味知ってるのか?お前…まあ良い、秘密なら詮索はしない。だが住んでいる場所に関してはどんなに安全な場所でも大陸全土を探されたら見つかるだろ』
なあサポート、あの森は俺しか入れないよな?
〔はい、現状はマスターとマスターが許可した者しか入れません〕
成る程ね、俺が許可すれば誰でも入れるのか。
「いや問題ないよ、なんならいつか俺の家に連れってってやるからさ」
『そ、そうか。まあお前の事は言わなかったから大丈夫だと思うけどな。しかしこれ程の剣なら流石に剣の金を払わないと俺の気がすまねぇ…。今回ドラゴンを討伐した報酬は全てお前にやる』
「いらね」
『な!?黒金貨5枚はあるぞ!』
「いや俺森に住んでるからお金とか使い道無いし、討伐したのはお前なんだからお前がとっとけよ」
『そ、そうか…お前はそうゆう奴だもんな。だが礼くらいはさせてくれないか?』
「じゃあ今度酒でも奢ってくれ」
『それだけでいいのか…?』
「いいからいいから!もう武器の話面倒臭いから終わり!」
俺はこの話を辞めさせ、別の話に切り替えた。
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細かい修正をしました。
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