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虫の好き嫌いで性格がわかる説
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僕は小さい頃、草木に囲まれる田舎で育った。
二人の兄がいたが、一人で遊ぶことが多かった。
室内で遊ぶときはゲームをするが、外で遊ぶときの遊び相手は、もっぱら虫だ。
よく虫を捕まえては虫かごに入れた。
ダンゴムシを捕まえては干からびさせたものだ。
虫は寿命が短いからペットには不向きだと思われるが、小さな体でちょこちょこと動く姿を見ると癒されるところもある。
僕はただ眺めるのが好きだった。
ダンゴムシが丸まるところ。
アリが餌を運んでいるところ。
ハエトリグモが獲物を仕留めているところ。
ちなみに、ハエトリグモはかわいいので、是非見ていただきたい。
あんな小さなものでも生きているんだと実感させられる。
もちろん例外もいる。
ハチ、ムカデなど毒を持っていたり、カメムシなど農作物に害を与えたり、病気を媒介させる虫は、残念ながら敬遠させていただく。
個人的にはハチは見るだけならかっこいいとは思う。
見るだけなら。
そんな虫たちを敬愛する理由は二つある。
一つは、先ほど言ったように、癒される虫がいるということ。
もう一つは、効率化に特化しているということ。
具体的に説明すると、例えば、カマキリは3次元構造を把握しているということが分かっている。
あの小さな体で、である。
虫の効率の良さは、工学の分野でも活躍する。
例えば、ハエはよく嫌われているが、飛行速度が速かったり、旋回性能が高かったりする。
確かに蚊程度なら捕まえられるが、ハエはなかなか捕まえられない。
その旋回能力が研究の対象になったりする。
クモの糸も丈夫で、同じ太さの鉄線をも上回る。
人工での製造は困難だが、製造の研究が進んでいる。
フナクイムシは、木を削って進む貝の仲間だが、その体の構造がそのままトンネルを掘るドリルに使われていたりする。
土を掘るのに特化したモグラ、オケラの手の構造がショベルカーに使われていたりする。
蟻塚ような通気性のある構造の建物を快適な空間にしたり、蜂の巣を構成する六角形は、他の多角形よりも丈夫だ。
このように、生き物から構造を真似ることをバイオミメティクス(biomimetics)と言う。
生物を表す「バイオ」と、模倣を表す「ミミック」を組み合わせた言葉だ。
このように、あの小さな体には高性能なシステムが詰まっており、人間が参考にできる生き物もいる。
さて、ここまで虫のよいところを語ったが、これらの虫をひとくくりにして無情にも「不快」「キモい」などという言葉を突きつける人もいる。
もちろん、害のある虫もいることは否定しないし、虫嫌いを否定する気もない。
好き嫌いは誰にでもある。
それでは、いい部分もあるのに、悪い部分に注目して恐怖を感じるのは何故だろうか?
考察してみた。
人間にはストレスを感じると闘争逃走反応(fight or flight response)を見せる。
例えば、目の前にライオンがいたとする。
この時に迫られる選択肢は、1.戦う、2.逃げる、の二択であるということで名付けられた。
戦えば勝てるかも知れないが、逃げた方が生き延びやすいということは想像に難くない。
ライオンでなくても、未知の生物にも当てはまるだろう。
もし未知の生物が「友達になりたい」と言ったらどうする?
その生物が実は人喰いで、隙を見せたら自分を食べるかもしれない。
人が虫を嫌いになる理由は簡単だ。
戦ったり観察するよりも、逃げた方が生き延びやすいから。
これは人間の本能だ。
しかし、虫が好きな人もいる。
この違いがわかれば、虫が好きかどうかで性格がわかるだろう。
恐怖を支配するのは、脳の扁桃体がその役割を担っている。
感情的になると扁桃体が活性するのだが、この感情を抑える理性も存在する。
その理性を担当するのが前頭葉だ。
前頭葉は、おでこの奥にあり、集中力や感情を抑制する役割を持っている。
つまり、虫が嫌いな人は考えるよりも行動するタイプで、虫が好きな人は頭で考えて行動するタイプだ。
虫好きな人は目先の欲望にとらわれることが少ないので、長期的に得をすることが多い。
虫嫌いな人は考えすぎて行動ができない、といったことが少ないので、行動力を武器にするとよいだろう。
と、ここまでが僕の考察だ。
実際に、周りの友人で虫が嫌いな人は絵を描く人だったり、虫好きな人は肝が据わっていて好奇心旺盛だったりする。
あなたも友人に聞いてみてはどうだろうか?
二人の兄がいたが、一人で遊ぶことが多かった。
室内で遊ぶときはゲームをするが、外で遊ぶときの遊び相手は、もっぱら虫だ。
よく虫を捕まえては虫かごに入れた。
ダンゴムシを捕まえては干からびさせたものだ。
虫は寿命が短いからペットには不向きだと思われるが、小さな体でちょこちょこと動く姿を見ると癒されるところもある。
僕はただ眺めるのが好きだった。
ダンゴムシが丸まるところ。
アリが餌を運んでいるところ。
ハエトリグモが獲物を仕留めているところ。
ちなみに、ハエトリグモはかわいいので、是非見ていただきたい。
あんな小さなものでも生きているんだと実感させられる。
もちろん例外もいる。
ハチ、ムカデなど毒を持っていたり、カメムシなど農作物に害を与えたり、病気を媒介させる虫は、残念ながら敬遠させていただく。
個人的にはハチは見るだけならかっこいいとは思う。
見るだけなら。
そんな虫たちを敬愛する理由は二つある。
一つは、先ほど言ったように、癒される虫がいるということ。
もう一つは、効率化に特化しているということ。
具体的に説明すると、例えば、カマキリは3次元構造を把握しているということが分かっている。
あの小さな体で、である。
虫の効率の良さは、工学の分野でも活躍する。
例えば、ハエはよく嫌われているが、飛行速度が速かったり、旋回性能が高かったりする。
確かに蚊程度なら捕まえられるが、ハエはなかなか捕まえられない。
その旋回能力が研究の対象になったりする。
クモの糸も丈夫で、同じ太さの鉄線をも上回る。
人工での製造は困難だが、製造の研究が進んでいる。
フナクイムシは、木を削って進む貝の仲間だが、その体の構造がそのままトンネルを掘るドリルに使われていたりする。
土を掘るのに特化したモグラ、オケラの手の構造がショベルカーに使われていたりする。
蟻塚ような通気性のある構造の建物を快適な空間にしたり、蜂の巣を構成する六角形は、他の多角形よりも丈夫だ。
このように、生き物から構造を真似ることをバイオミメティクス(biomimetics)と言う。
生物を表す「バイオ」と、模倣を表す「ミミック」を組み合わせた言葉だ。
このように、あの小さな体には高性能なシステムが詰まっており、人間が参考にできる生き物もいる。
さて、ここまで虫のよいところを語ったが、これらの虫をひとくくりにして無情にも「不快」「キモい」などという言葉を突きつける人もいる。
もちろん、害のある虫もいることは否定しないし、虫嫌いを否定する気もない。
好き嫌いは誰にでもある。
それでは、いい部分もあるのに、悪い部分に注目して恐怖を感じるのは何故だろうか?
考察してみた。
人間にはストレスを感じると闘争逃走反応(fight or flight response)を見せる。
例えば、目の前にライオンがいたとする。
この時に迫られる選択肢は、1.戦う、2.逃げる、の二択であるということで名付けられた。
戦えば勝てるかも知れないが、逃げた方が生き延びやすいということは想像に難くない。
ライオンでなくても、未知の生物にも当てはまるだろう。
もし未知の生物が「友達になりたい」と言ったらどうする?
その生物が実は人喰いで、隙を見せたら自分を食べるかもしれない。
人が虫を嫌いになる理由は簡単だ。
戦ったり観察するよりも、逃げた方が生き延びやすいから。
これは人間の本能だ。
しかし、虫が好きな人もいる。
この違いがわかれば、虫が好きかどうかで性格がわかるだろう。
恐怖を支配するのは、脳の扁桃体がその役割を担っている。
感情的になると扁桃体が活性するのだが、この感情を抑える理性も存在する。
その理性を担当するのが前頭葉だ。
前頭葉は、おでこの奥にあり、集中力や感情を抑制する役割を持っている。
つまり、虫が嫌いな人は考えるよりも行動するタイプで、虫が好きな人は頭で考えて行動するタイプだ。
虫好きな人は目先の欲望にとらわれることが少ないので、長期的に得をすることが多い。
虫嫌いな人は考えすぎて行動ができない、といったことが少ないので、行動力を武器にするとよいだろう。
と、ここまでが僕の考察だ。
実際に、周りの友人で虫が嫌いな人は絵を描く人だったり、虫好きな人は肝が据わっていて好奇心旺盛だったりする。
あなたも友人に聞いてみてはどうだろうか?
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