祓い屋・彼岸堂 怪異奇譚

如月 仍

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◇ 第壱話:匣ノ怪 ◇

【 第一幕 】

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 年々開花時期が早まりつつある桜は、入学式が執り行われる頃には満開になるピークをとっくに通り越している。

 咲くのが早ければ、散るのも早い。枝の随所に若々しい青い葉が目立ち始めた桜の樹の下には、踏みしめられてくすんだ薄い花弁が一面に広がっていた。


 浮き足立った新入生の初々しさに、どこか懐かしさを覚える。新たに始まった大学生活への期待と不安の入り交じった表情をした後輩たちは、まだ高校生の時分の子供っぽさが抜けていない。

 とはいえ、俺たちも大学に入りたての頃はそうだったんだろう。きゃあきゃあと騒いで群れる新入生を傍目に、俺たちも入学した頃はああだったこうだったと春樹と言い合って、キャンパスの奥にある研究棟へ繋がる道を辿る。


 ギリギリ東京二十三区内。すべての学部学科ばかりか、寮まで一所に集約したせいで、我が宇津木うつぎ大学は頭のおかしな広さになっている。

 無駄に広いキャンパスに、目的地が分からず四苦八苦させられるのは、入学後の洗礼のようなものだ。配置さえ覚えてしまえば簡単なのだが、建物が似た造りになっているのが宜しくない。

 というか。かれこれ大学生活三年目に突入した俺でさえ、たまに教室の場所が何処だか分からなくなる時があるくらいだ。新入生が休み時間ごとに、大わらわになって教室を探し回る気持ちも分かる。


「ほい。ブラックコーヒー」

「サンキュ」

「なあ。今度、蒼波あおばん家の飯食わせてくれ」

「ったく……それが狙いか」


 差し出された冷えた缶コーヒーと引き換えに、出された交換条件の中身に思わず苦笑いをする。わざわざ奢って頼む口実を作らずとも、正直に言えば良いものを。

 静かな研究棟の奥まった場所に据えられた自動販売機は、他と比べると数十円ほど値段が安い。買ったばかりのサイダーのペットボトルの蓋をその場で捻って傾けた友人は、どうやら最初から俺の家の飯を強請るつもりだったらしい。


「駄目か?」

「別に良いんじゃねえの……兄貴の布団もあるし」

「え。泊まっていいのか?」

「今更だろ。ゲームでもするか」

「よっしゃ!」


 最近、春樹くん遊びに来ないわね。大学生って、そんなものかしら。これ見よがしに俺の前で言ってみたりしていた母親は、さぞかし嬉しがることだろう。心配しなくとも、友達をやめる予定は無い。

 始めから泊まる前提で進められている話に、ぱっと友人の顔には喜びの色が広がった。どうせ今夜中には、食べたいメニューが羅列された長文メッセージが飛んでくるはずだ。


「前期の授業、どれ取るか決まったか?」

「……決まってると思うか?」


 エレベーターのボタンを押して、辿りついた三階の史学科図書室の扉を押し開ける。揃って机上に持っていた荷物を投げ出すと、選び放題の席に向かい合わせで座る。


「だよなぁ……どうすっか」


 三年次にもなれば、過去どの授業を選択していたか記憶すら危うくなる。真面目に取った授業もあれば、なんとなくで取った授業もある。救いは双方ともに、一度も単位を落とさなかったことだ。

 見たくもない成績表を引っ張りだして、今まで受けた授業を書き出した紙と、時間割を書くための白紙のルーズリーフを前にして、二人して難しい顔になる。


 思ったのだが。新学期が始まると同時にやらなければならない時間割を組む作業が、大学生活で一番面倒臭い。ただ好きな授業だけ選ぶのであれば、こうも悩むことは無いのだが、如何せん色々と縛りがあるせいで上手くいかない。

 極力、最終学年で余分な授業は取りたくない。そうなれば、三年の前期と後期で卒業までに必要な単位を取るべく、授業を選ばなければならなくなる。そこに資格課程の単位も加われば、ますます訳が分からない。


「なーなー。学芸員実習って、単位数には入らないんだっけ?」

「三年の学内実習も、四年の館外実習も入らない」

「なんで? 謎仕様だよな、ホント」

「単位計算の時点で、混乱してる俺に聞くなよ」

「蒼波、おかしいぞ。このままだと結局、前期は毎日学校に来ることになる。大学生の夢である、全休どこ行った?」

「知るか。それは幻だ」


 訳が分からん。シャーペンを放り出して、頭の後ろで手を組む。あっちは取ったから足りている、こっちは取ってないから足りていない。

 学部と学科でそれぞれ取る単位が別れているせいで、とっくに頭はパンク寸前だ。そもそも、四年次で履修するはずの授業の単位数すら、よく分かっていないというのは如何なものか。

 理解していない人間が集っても、結局訳が分からないままだった。すっかりやる気のなくなった顔をした春樹の前で、渋面のまま缶コーヒーの中身を飲み下す。まったくもって、ややこしいにも程がある。時間割を渡されるだけの学生時代が楽すぎて、ありがたさが身に染みる。


「……なんだ? 神無木かんなぎも、千鹿谷ちがやも。随分早いな」


 コツリとヒールの音が響いて、白基調の扉が開いた。折角、小窓がついているのにベタベタと貼られたポスターのせいで、外の見えない残念な仕上がりに成り果てている扉は、開けられるまで誰が入ってくるか分からない。

 片手にプリントの束を抱えて、やる気なさげな顔をして姿を見せた人物に、同じくやる気の失せた二人分の視線が注がれる。

 何故、居るのだ。そう言わんばかりの表情で、彼女は出入口で足を止める。怪訝そうに時計を見遣って口を開いたのは、向こうの方が先だった。


「時間割組もうと思って、早く来たんですけど。完全に詰みました」


 サイダーボトルを手の中で回しながら、さらさら答える気の無い俺の代わりに春樹が言う。


「頼むから単位数が足りなくて、卒業できませんでした。ってのは、止めてくれよ?」

「ハハッ。ありえますね」

「……それだけは、全力で回避してくれ。もう一年、余分に教えるつもりなんて。私には無いぞ」


 朝香あさかまつり。史学科の教授の一人であり、俺たちのゼミの担当教授かつ学芸員課程の指導教授は、溜息を吐いて額を押さえる。


 休み明けにも関わらず、朝早くから出勤している彼女は春休み前と何ひとつ変わっていない。強いて言うなら、少し髪が伸びているくらいか。

 肩口につきそうな位置で揺れるわずかに内巻きになった黒髪は、単に美容院に行くのが面倒とかそんな理由で放置されているのであろう。


 シンプルな黒色のシャツワンピースに袖を通した朝香は、恐らくこの大学内でダントツの変人として有名だ。

 生徒たちの噂が本人の耳に入っているかどうかは、定かではない。たとえ入っていたとしても、研究にしか興味の無い朝香が気にするとは毛ほども思えない。

 いや、それを言うならば。そんな変人が指導するゼミを迷いもせず第一希望で出した俺や春樹と、残りのもう一人も。朝香の巻き添えを食らって、よっぽど頭がおかしいことになる。


 二年次前期に勃発するゼミ決定の熾烈な争いは、他人事でしかなかった。他の生徒が希望のゼミに入れないかもしれないと、やきもきしている間。これまでの成績の良し悪しに一喜一憂することも無く、たいした勉強もせず定期テストを終えて、平然とした顔で夏休みを謳歌していた。

 一人でも希望者が居るならば、ゼミはやってやると宣言している朝香ゼミに至っては、閉講することはあっても開講しないことは絶対に無い。つまり、三人が希望を出した時点で、俺の残りの大学生活の平穏は約束されたのも同然。

 半ば嫌がらせじみた思いやら、他の思惑が無かったとは言いきれぬものの。他所のゼミに比べれば、教授と生徒は圧倒的に近い距離で関わっていると思うし、和気あいあいと過ごす日々は楽しい。


「……だいたい。お前たちの代も、閉講になる予定だったんだが?」

「それが教授の言うことか?」

「神無木。一年次の頃の優秀なお前はどうした」

「素直になったんです」

「蒼波の場合は、素に戻ったの間違いじゃね?」

「余計なことを言うな」

「イテッ……!?」


 ゲンナリとした顔で散らかった机の上を覗き込んだ、教授とは思えない朝香の一言に、うっかり口が滑る。その正直すぎる言葉に対して、真っ向から正論をぶつけてきた春樹の脛を机の下で軽く蹴っ飛ばせば、思いのほか良い具合に入ったらしい。



 ◆ ◆ ◆



 他の人間の瞳には視えないモノが視えることに気付いたのは、いったいいつだっただろうか。既に物心ついた時には、いわゆるが俺の瞳には映っていたと思う。

 俺にとっては、ただ事実を話しているだけに過ぎない。けれども、それは俺の瞳にしか視えていない。俺にとってはを口にする度、周囲の人間は揃っておかしなモノでも見るかのような目を自分へと向けた。そして『何も居ない。嘘をつくな』と、決まって強ばった顔をして言うのだ。


 小学生になるか、ならない頃。自身の瞳に映ったモノに抱いた違和感を口にすることを止めた。

 近所の大人や友人だったはずの彼らから向けられる視線が、自分にだけ視えるモノに向ける奇妙な感情を含む視線のそれと、まったく同じだと気付いたからだ。


 唯一の救いは、両親をはじめとした自分の家族が味方であったことだ。視えるんなら、まあ仕方がない。数十億人人間が居るのだから、視える人間くらい居るだろう。証拠も何もない俺の言ったことを疑わず信じた両親や兄貴は、器が広すぎるにも程がある。

 神無木さん家の末っ子はおかしな子、と近所で噂になり始めた頃。曾祖父母の代から住んでいた土地は、家族四人で住むには広すぎるからと言って、少し離れた宇津木市内へと引っ越した。


 後から思えば。周りからの敵意に晒されて傷付かぬように、両親は引っ越しという選択をしたのだろう。自分におかしなモノが視えるせいで引っ越さなければならなくなったのだと、幼いながらも俺は心のどこかで悟っていたように思う。


 引っ越し先で一番にやったことは、家の探検でも荷解きでも無かった。新居の玄関先で、人生を上手く乗り切るための処世術を齢六歳を目前にして、父親に教えられた。

 『視えるモノに違和感を感じても、口にしてはならない。それは蒼波にしか視えていないモノだから、家族以外の人間には言わないでおきなさい』と。まだ小さな俺の両手を握りながら諭した、父親の言いつけを律儀にも守っている。


 その頃から。いかに周りに違和感を与えず、溶け込むかを第一に。とにかく目立たぬように、外面を取り繕って生きてきた。

 いわゆる、印象に残りにくい奴を目指した。物静かで、大人しくあれ。何も考えていないように見えて、恐ろしいくらいに中身は計算高くあれ。

 徹底的に相手を観察して、相手が嫌うことを前もって避けていけば、気に入られることはあっても嫌われることは無い。


 もっとも、例外はあった。引っ越した先の土地で出会ってしまった、千鹿谷ちがや春樹はるきという今日の今日まで友人関係の続く男。一瞬で嘘臭さを見抜いた彼の容赦ない距離の詰め方によって、俺の取り繕った仮面は粉々に打ち砕かれた。

 彼の前では、偽ることを諦めた結果。周囲から見る俺の姿と春樹の前でさらされる俺の本性では、凄まじい乖離が発生している。良い子だったあの子が、裏ではあんなことをしていた。そんな感覚に近い。

 常日頃、本音で殴り合っている春樹に言わせると。神無木蒼波の人物像とやらは、敵に回すと死ぬほど厄介なタイプらしい。ついでに、人並み以上の外見の良さも加わって、良い子ちゃんにしすぎていると、整合性があまりにも取れすぎていて胡散臭さが半端ない。


 なかなか言ってくれるではないかと思うが、これ以上無いくらいの褒め言葉だった。実際、そう見えているならば何よりだ。



 ◆ ◆ ◆



「そう言えば。上水うわみずは電車遅延で、少し遅れるらしい」

「おっと? 人身事故の犠牲者がここにも居たか」

「別に遅れようと構わないから急いで来なくていい、と。上水には言ったんだが。真面目だからな」


 思い出したように告げた朝香の一言に、何とも言えない声が出た。混雑と電車遅延に巻き込まれる方が、どれだけ良かったか。

 ちらりと意味深な視線を投げてきた春樹に対して、黙ったまま軽く肩を竦めて反応をかえす。その傷には、もう触れてくれるな。


 このゼミにはサボるような不真面目な人間は居ないからという理由で、朝香は出欠も遅刻も基本的に取らない。電車遅延くらい都会に住んでいれば、よくあることだ。

 ただ、多少のことは目を瞑る代わりに、課題は容赦なく出してくる。飴と鞭と表現するのは変な話だが、その辺りのバランスは取れていると言える。


「なー、朝香センセ。今日って、授業するの?」

「一週間はお試し授業週間みたいなもんだし、フルではやらん」


 肘をついた春樹の問いかけに、即座に朝香が答えた。格段に少ない履修者のおかげで、雑談を交えながら授業をやったとしても、時間は十分に余る。


「ちょっ……朝香先生、何やってるんですか。代わるんで、座っててください」

「悪いな」


 会話にかまけていて、気付くのが遅れた。隣から聞こえるバタバタうるさい騒音に視線を向けて、慌てて腰を上げる。俺たちが一緒に居たのに、機械を破壊されては堪らない。

 コピー機の使い方が謎なのだが。そう呟きながら首を捻って、ガチャガチャと蓋を開けたり閉めたりしている朝香がコピー機を破壊する前に、作業を取って代わる。

 普段、線を繋ぐだけで印刷のできる簡単なコピー機ですら壊すのだから、せめて最低限の使い方くらい覚えてほしいと思うも、恐らく期待するだけ無駄だ。


 フライングで目にしてしまった、これからの授業でやらされる大量の課題から全力で目を逸らしつつ、無心でコピーをかけていく。まさかこの量を前期の四ヶ月でやるのか。課題の量が尋常じゃないのは、きっと俺の気のせいだと思いたい。


「えー!? 昼飯食った後も、また授業!?」

「……正直メンツも変わり映えしないのに、たかだか二十分。プリントに書いた今後の予定を喋るために、昼休みを跨いでまで二限と三限をそれぞれ使うのは、正直どうかと思っている」


 壁に据えられた本棚から分厚い本を拝借して、ページを開きかけた朝香が嘆息を漏らす。俺と入れ替わるようにして空いた席へと腰掛けた彼女は、すらりとした脚を交差させて眉間に皺を刻む。


 メンツが変わり映えしない。確かに朝香の言う通りだ。朝香ゼミに引き続いて、学芸員資格まで。正確に言えば、ほぼ三年間かけて学ぶ資格の授業の方が少しだけ選ぶタイミングは早いのだが。遊び盛りの大学生が取りそうもない、マニアックなものばかりを選んでしまった三人組は、そっくりそのままゼミのメンバーでもある。


 神無木かんなぎ蒼波あおば千鹿谷ちがや春樹はるき上水うわみず梨子りこ。元を辿れば、一年の頃からがっつり朝香と向き合う必要のある授業を取っているのが、この三人しか居ない。

 三人揃う場があるなら、いっそまとめてやってしまおうか。そう思ってしまう朝香の気持ちは分からなくもないし、俺だって同じ思考に辿りつく。


 表情に滲んだ面倒臭さを微塵も隠しもしない春樹を経由して、淡々とコピー機から印刷物を吐き出させ続けている俺へと、朝香の黒い瞳から投げかけられた視線が移る。


「神無木よ。確かにって思っただろう?」

「…………かなり」


 少し迷った末、偽ることを諦めた。ここで不満を口にせず飲み込むのは、未だに姿を見せていない梨子くらいだ。


「ところで。朝香先生」

「んー?」

「研究室は、無事ですか」


 一度に印刷しようにも、朝香のことだから、どうせどこかで裏切ってくる。案の定、抜き差ししているプリントは、少し気を抜けば違うものを印刷しそうになる。

 白紙のコピー用紙が見当たらず、机周りに散らばっていた御役御免になった論文やら史料を印刷した紙たちを裏紙として引っ張り出してきたのは、聞かずとも分かる。


 やや間を挟んで。印刷面の向きすら揃ってない手元のプリントを見て、ふと俺は思い出した。この教授の研究室は、強盗が入った時のように室内が定期的に荒れる。


 呼びかけに間延びした返事をした、朝香の動きがぴたりと停止する。冷え冷えとした声の質問に、油の切れかけたロボットのような動きで、わざとらしくも先程まで向けられていた視線が逸らされていく。


「…………無事とは、言い難いな」

「でしょうね。知ってました」

「やっべぇ。部屋荒れてること忘れてた」


 果たして、足の踏み場があるのか。放っておけば、朝香の研究室は散らかるばかりで、一生片付きやしない。

 使うものを近くに置いているのだと本人は言うが、いざ使おうとした時に部屋中をひっくり返して探さなければならない状況は、果たして意味があるのか。片付けられない人間は、皆同じことを言う。


 春休みだった、約三ヶ月弱。当然ながら俺たちが大学に来ていない間、一度も片付けの手が入っていない研究室は、惨状を呈していること間違い無しだ。

 扉を開いた先には、きっと悲惨な光景が広がっている。俺たちが片付けなければ、永遠にそのままになる。それどころか際限なく散らかって、他の教授陣から俺たちにクレームが入る。


「片付け、頼めるか」

「……少しくらい。自分で片す努力をしてください」


 とっちらかった研究室を想像して、ほとんど同じタイミングで、俺と春樹は溜息を吐いた。どう考えたって、授業どころじゃない。

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