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64.実地は大変難しいのです
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「あ、だめ……義隆くんの、おっきい」
先端の、カリまで入れてしまってから貴文が泣き言を口にした。義隆から言わせれば、これこそ蛇の生殺しである。最も敏感な男の男たる部位が最も求めるべき場所の入り口で進入禁止を言い渡されてしまったのだ。それこそ、ちょっと手を伸ばして貴文の腰を掴んでしまえば、一気に侵入できてしまえるというところなのに。
「貴文さん、あおらないでください。俺だって初めてで、我慢してるんです」
義隆だって切羽詰まっているのだ。かわいい年下の顔をして、初めてだから教えてほしいなんて強請ってみたものの、貴文だって処女なのだ。年上ぶってレクチャーしてみたところでそう簡単にいくわけがなかったのである。だからと言って、強引に突き進めるわけもなく、義隆は泣きそうな顔をしながら白い太ももをプルプルと震わせるかわいい貴文の顔を楽しんでいた。
いつの間にかに貴文の左手は義隆の腹に置かれ、右手は義隆の左の太ももの上に置かれていた。そうしないと貴文は重力に負けてしまうのだろう。太ももの震え方が先ほどより大きくなってきた。貴文の顔を見れば、口元が歪んでへの字のようになっている。
「あ、だめ……足が、滑っちゃ、う」
膝と足裏を使って必死に支えていたのだろう。太ももが震えていたのはそれだけ力を入れていたからであって、そのせいで入り口が狭くなっていたのだとは貴文に教えられるわけなどなかった。しかし、なんにしても貴文にゆっくりと限界が訪れようとしていた。ゆっくりと貴文の腰が沈んできたのだ。それに合わせて義隆には表現しがたい快楽がやってきた。温かく時折締め付けられる、目線を上げれば目線を上げれば貴文が切なげな顔をして赤い舌を見せつけていた。
「あ、も、駄目」
自分の両腕で支えきれなくなったのか、貴文の腰がゆっくりと降りてきて、義隆の腹に軽い衝撃がやってきた。
「入りましたね、貴文さん。ここに、俺のがあるってわかります」
義隆はそう言って貴文の腹を撫でた。たいして筋肉のない貴文の腹は、上から撫でれば胎内に収まった義隆のモノがよくわかった。
「あ、なんか、当たって、る?」
少し背中をそらした貴文が、自分の胎内の異変に気付いた。
「どこに当たっているんですか?教えてください、貴文さん」
おおよそ見当がついているくせに、義隆はあえて聞いてみる。だが、自分の体の秘密をいまだ知らない貴文は、ただ戸惑うだけである。
「なんか、へん……だ」
自分の胎内からコツコツとした音が聞こえているようで、貴文は得体のしれない恐怖を感じた。
「ね、義隆くん。も、いいよね?俺、怖いよ」
膝に力を入れ、腰を浮かせようとした貴文であったが、それよりも早く義隆が起き上がってしまった。
「ひゃあぁっぁぁぁぁ」
急に義隆が動いたことで、貴文の胎内で違う刺激が生まれた。そのまま背中を大きくのけぞらせた貴文を、義隆は片手で支えた。
「貴文さん。俺も貴文さんに注ぎたいです。貴文さんもここでそうしたんですよね?」
貴文が慌てて否定しようと口を開くと、すかさず義隆にふさがれた。そうしてそのまま今度は貴文の背中がベッドに押し付けられた。大きな刺激が貴文をおそい、貴文の体が何度も痙攣するように震えたのだった。そのまま義隆は体を離すことなく貴文に向かって腰を何度も打ち付けた。そのたびに貴文の背中が反り、義隆の口内にくぐもった悲鳴がこだました。
「あ、だめ……義隆くんの、おっきい」
先端の、カリまで入れてしまってから貴文が泣き言を口にした。義隆から言わせれば、これこそ蛇の生殺しである。最も敏感な男の男たる部位が最も求めるべき場所の入り口で進入禁止を言い渡されてしまったのだ。それこそ、ちょっと手を伸ばして貴文の腰を掴んでしまえば、一気に侵入できてしまえるというところなのに。
「貴文さん、あおらないでください。俺だって初めてで、我慢してるんです」
義隆だって切羽詰まっているのだ。かわいい年下の顔をして、初めてだから教えてほしいなんて強請ってみたものの、貴文だって処女なのだ。年上ぶってレクチャーしてみたところでそう簡単にいくわけがなかったのである。だからと言って、強引に突き進めるわけもなく、義隆は泣きそうな顔をしながら白い太ももをプルプルと震わせるかわいい貴文の顔を楽しんでいた。
いつの間にかに貴文の左手は義隆の腹に置かれ、右手は義隆の左の太ももの上に置かれていた。そうしないと貴文は重力に負けてしまうのだろう。太ももの震え方が先ほどより大きくなってきた。貴文の顔を見れば、口元が歪んでへの字のようになっている。
「あ、だめ……足が、滑っちゃ、う」
膝と足裏を使って必死に支えていたのだろう。太ももが震えていたのはそれだけ力を入れていたからであって、そのせいで入り口が狭くなっていたのだとは貴文に教えられるわけなどなかった。しかし、なんにしても貴文にゆっくりと限界が訪れようとしていた。ゆっくりと貴文の腰が沈んできたのだ。それに合わせて義隆には表現しがたい快楽がやってきた。温かく時折締め付けられる、目線を上げれば目線を上げれば貴文が切なげな顔をして赤い舌を見せつけていた。
「あ、も、駄目」
自分の両腕で支えきれなくなったのか、貴文の腰がゆっくりと降りてきて、義隆の腹に軽い衝撃がやってきた。
「入りましたね、貴文さん。ここに、俺のがあるってわかります」
義隆はそう言って貴文の腹を撫でた。たいして筋肉のない貴文の腹は、上から撫でれば胎内に収まった義隆のモノがよくわかった。
「あ、なんか、当たって、る?」
少し背中をそらした貴文が、自分の胎内の異変に気付いた。
「どこに当たっているんですか?教えてください、貴文さん」
おおよそ見当がついているくせに、義隆はあえて聞いてみる。だが、自分の体の秘密をいまだ知らない貴文は、ただ戸惑うだけである。
「なんか、へん……だ」
自分の胎内からコツコツとした音が聞こえているようで、貴文は得体のしれない恐怖を感じた。
「ね、義隆くん。も、いいよね?俺、怖いよ」
膝に力を入れ、腰を浮かせようとした貴文であったが、それよりも早く義隆が起き上がってしまった。
「ひゃあぁっぁぁぁぁ」
急に義隆が動いたことで、貴文の胎内で違う刺激が生まれた。そのまま背中を大きくのけぞらせた貴文を、義隆は片手で支えた。
「貴文さん。俺も貴文さんに注ぎたいです。貴文さんもここでそうしたんですよね?」
貴文が慌てて否定しようと口を開くと、すかさず義隆にふさがれた。そうしてそのまま今度は貴文の背中がベッドに押し付けられた。大きな刺激が貴文をおそい、貴文の体が何度も痙攣するように震えたのだった。そのまま義隆は体を離すことなく貴文に向かって腰を何度も打ち付けた。そのたびに貴文の背中が反り、義隆の口内にくぐもった悲鳴がこだました。
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