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8 愛しき日々 冬 1
最初の夜が明けた時、九十六号は塔から去ろうとした。
「俺は行く。助けてくれたことに感謝する」
「……」
「食事も美味しかった。生きていて一番よく眠れた」
「行かないで」
レーゼが少年の袖の端を握って、小さくつぶやく。
「レーゼ様。人には人の人生があるのですよ」
ルビアが嗜める。
「行かないで。ここにいて」
「だめなんだ」
九十六号は、もし<シグル>が自分を探しているのなら、ここにはいられないと考えたのだ。ルビアは黙って九十六号の持ち物全てと、弁当の入った袋を渡した。
「山に向かってまっすぐ行くんだよ。絶対に振り返らないように」
「ありがとう」
九十六号はそう言って山に向かって歩き出す。
昨夜レーゼは、この塔を出ていけば、彼女のことは忘れてしまうと言った。そのことにひどく心が乱れている。
忘れたくない。
少年は自分の中に、こんな気持ちがあると知らなかった。
本当は行きたくないとさえ思いはじめている。
けど、俺はシグルだ。あの組織からは到底逃げ切れるものではない。
今まで何度も辛さに耐えかねて逃げ出した少年たちがいた。その結果は見るも無残なものだったのだ。
しかし、九十六号の密かなる願いは、意外にも早く果たされることとなった。
「……これはどういうことだ?」
半日ほど歩くと、出ていった塔の先が森の奥に見えた。最初は別の塔かと思ったが、見間違えようのない前庭に出てしまった。
おかしい。
方向は間違えなかったはずだ。山の方へと歩いていったのだから。
九十六号は再び塔に背を向けて歩き出す。今度は慎重に、気を張り巡らせて。
しかし、いくら塔を背に前に歩いていても、視界から見えなくなった途端、感覚が微妙に狂ってしまい、気がつくと塔へと戻ってしまっている。
「一体これは……? レーゼは昔の結界と言っていたが、一度入ったら出ることはできないのか?」
二日間で五回試し、九十六号はついにあきらめた。
ためらいながらも、少年は夜明けの塔の扉を叩く。
ルビアもそれほど驚かずに九十六号を迎え入れてくれた。レーゼは、ルビアが止めなければ、嬉しさのあまり少年に抱きつく寸前だった。
「これはどういうことなんだ?」
ここは理解できないことだらけだ。しかし、その理由を、レーゼもルビアも説明できなかった。
「わからないの」
「なんだって!?」
「あなたもここに囲い込まれたってことなのかしら?」
レーゼが考えこむ。
「俺も?」
「私一人なら出られるんだよ」
ルビアが難しい顔で説明する。
彼女が生活に必要なものを買いに、人里に行くときは問題なく出られるのだが、レーゼと一緒だとできなかったのだ。
もうずっとそうだとルビアは言う。
「言ったでしょう? この塔は『忘却の塔』。大昔、私の先祖が建てて、たくさんの人を幽閉したり処刑したところ。だから忌まわしい場所──忌み地だって、ひいひいお爺さん? が結界を張って、たどり着ける人や、出ていける人を制限したのよ」
「レーゼの先祖が張った結界だったら、レーゼが出られないのはわかるけど、なんで俺まで」
そんな結界があるだろうか?
もしかしたら俺が罪人だから、出られないようになっている?
「わからない」
レーゼも首を傾げている。
「それから、森の中を進んでいると、妙な印があった。レーゼはわかるか? 木の幹や岩に、鳥や獣のような紋様みたいのが書いてあったんだけど」
「それって、こんなの?」
レーゼはルビアから木炭をもらって、板に簡単な鳥や動物の模様を描いた。
「これだ。なんで知ってる?」
「だって私が描いたんだもの」
「レーゼが描いた!?」
「うん。以前はもっと結界がきつくて範囲も狭かったの。でも、私だって頑張って、あちこち突いて、緩られるところを増やしていったのよ。ここから出ることをあきらめたくなくて」
「俺が見たのは、結界の限界の印か?」
「そう。今もあちこち探索して少しずつ広げてるのよ。そして、あなたが来てから結界が更に緩んでいるような気がする。だからもしかすると、いつか出られるかもしれない」
顔の半分だけしか見えないのに、九十六号にはレーゼが、きらきらと目を輝かせているように思えた。
「レーゼは目が悪いのに、どうしてそんなことができるんだ?」
「言ってもわからないと思う。でもなんだかわかるの」
「もう少し詳しく説明できるか?」
「うーん。破れそうな布の感触? それとも蜘蛛の巣の隙間かなぁ。そこを気持ちで突くの」
「……」
説明してもらっても、やっぱりわからないと九十六号は思った。
「つまり、俺はここから出ていけないのか」
「ごめんね。けど、私は嬉しいわ。だってずっとルビアと二人だけだったんだもの。寂しくはないけど、退屈な時もあったから」
レーゼは朗らかに言った。
ただ、その声は、少女とは思えないほどにしゃがれている。元はどんな声だったのだろうか、と九十六号は思った。
「私あなたのこと、知ってたのよ」
「え?」
「だって誰かが来るって、突然わかったんだもの」
「俺は自分からここに来たのじゃないぞ」
厳しい最終選別を成し遂げ、ほっとした時にギセラに襲われたのだ。
「うん。でも、わかったの。私、あの日は特に気持ちが澄み切って、いつもより遠くまで感覚が伸びてた。信じて。何かが来るってすぐにわかったの」
「レーゼは不思議だな。俺はレーゼのような人間を見たことがない」
「私もあなたのような男の子は知らないわ」
「しかし、厄介な結界だな。レーゼの家は魔法使いの一族なのか?」
魔法というものに近づいてはならないというのが<シグル>の掟だ。昔は良い魔法使いもいたというが、今では魔法は魔女とほとんど同義なのだ。そして魔女とは、人智の追い付かない邪悪な存在だった。
「さぁ……でも、私の家には魔力のある人が時々生まれたんだって。お母さまが言ってた」
「家……」
ルビアが見ているので、レーゼは慎重に言葉を選んでいるらしかった。
「先祖には強い魔法が使える人もいて、それは良い魔法だったんだけど。でも、そんな人はもう、長い間生まれなかった。私は久しぶりに少しだけ能力をもって生まれて、でもあんまり役に立たなくて、髪も目も変な色だったから……嫌われて、家族と離された」
「……」
これでは埒があかない。と、九十六号は思った。
幼い頃から極端に人との接触が少なかったレーゼは、語彙が豊富でない。
昔読んだ本と、ルビアから受ける教育からしか学ぶ要素がないのだ。必然的に説明能力も貧弱だ。
「さらわれたのか?」
「さらわれてないけど、小さい頃から離宮でルビアと暮らしてた。でもお母さまが時々来くれて、お母さまは優しくしてくれたの。あとジュリアもたまに来たけど。お爺さまとお父さまは、二度くらいしか来なかった」
「ジュリアって?」
「妹」
ルビアはやれやれという風に首をすくめているが、九十六号にはレーゼの話は謎だらけだ。しかし引っかかる言葉もある。
離宮、お母さま、お父さま……?
「レーゼの家って、もしかしてゴールディフロウの貴族なのか?」
ゴールディフロウ王国。
それは数年前まで、アルトア大陸で最も豊かだと言われた国だ。
王国はこの塔より山を越えた南にあり、山から流れてくる採れる砂金で、大いに栄えた。しかし今では魔女によって滅ぼされ、砂金の採れた川も干上がっている。
「……うん。そんな感じ」
レーゼは少し口ごもった。
「なら、レーゼは貴族のお姫様なのか?」
「姫って、こんなに醜くはないわよ。私はただのレーゼだから」
九十六号は混乱の極みだった。
いくらシグルの彼でも、姫という言葉くらいは知っている。綺麗な服を着て、わがままに贅沢に暮らしている女の子のことを言うのだろう。
「ゴールディフロウ王国は七年くらい前に滅んだって聞いた。この山の向こうに大きな廃墟がある。街と城の」
その廃墟はよく<シグル>の鍛錬の場として使われていたから、九十六号はよく知っている。元は賑やかだったのだろう広い通りや、壮麗な王宮跡があり、修行の場としては珍しく彼は気に入っていたのだ。
「魔女に滅ぼされたのだったか?」
「そう。家族も兵士も民も大勢死んだ」
「人は綺麗で、豊かな国だと聞いていたけど」
「そうよ。みんな綺麗で、多くの人が金髪と金の瞳を持ってた。でも私だけが、醜くて惨めな境遇だったんで、魔女に見逃されたの。これって、幸運なのかしら?」
「……」
その言葉は皮肉にも取れるが、レーゼの声音には悪意は感じられない。ただ事実を淡々と述べているだけだ。
彼女の体の中で唯一赤い唇が、ほんのり笑っている。
不意に九十六号は、隠されたレーゼの瞳を見たいと思った。
***
組織としてのシグルは<シグル>と表記しています。構成員を表すときはシグルです。
Twitterに忘却の塔のイメージ画像があります。
あのあの、面白いです?
一言でもいいですし、Twitter報告でもいいので、よければリアクションを。
「俺は行く。助けてくれたことに感謝する」
「……」
「食事も美味しかった。生きていて一番よく眠れた」
「行かないで」
レーゼが少年の袖の端を握って、小さくつぶやく。
「レーゼ様。人には人の人生があるのですよ」
ルビアが嗜める。
「行かないで。ここにいて」
「だめなんだ」
九十六号は、もし<シグル>が自分を探しているのなら、ここにはいられないと考えたのだ。ルビアは黙って九十六号の持ち物全てと、弁当の入った袋を渡した。
「山に向かってまっすぐ行くんだよ。絶対に振り返らないように」
「ありがとう」
九十六号はそう言って山に向かって歩き出す。
昨夜レーゼは、この塔を出ていけば、彼女のことは忘れてしまうと言った。そのことにひどく心が乱れている。
忘れたくない。
少年は自分の中に、こんな気持ちがあると知らなかった。
本当は行きたくないとさえ思いはじめている。
けど、俺はシグルだ。あの組織からは到底逃げ切れるものではない。
今まで何度も辛さに耐えかねて逃げ出した少年たちがいた。その結果は見るも無残なものだったのだ。
しかし、九十六号の密かなる願いは、意外にも早く果たされることとなった。
「……これはどういうことだ?」
半日ほど歩くと、出ていった塔の先が森の奥に見えた。最初は別の塔かと思ったが、見間違えようのない前庭に出てしまった。
おかしい。
方向は間違えなかったはずだ。山の方へと歩いていったのだから。
九十六号は再び塔に背を向けて歩き出す。今度は慎重に、気を張り巡らせて。
しかし、いくら塔を背に前に歩いていても、視界から見えなくなった途端、感覚が微妙に狂ってしまい、気がつくと塔へと戻ってしまっている。
「一体これは……? レーゼは昔の結界と言っていたが、一度入ったら出ることはできないのか?」
二日間で五回試し、九十六号はついにあきらめた。
ためらいながらも、少年は夜明けの塔の扉を叩く。
ルビアもそれほど驚かずに九十六号を迎え入れてくれた。レーゼは、ルビアが止めなければ、嬉しさのあまり少年に抱きつく寸前だった。
「これはどういうことなんだ?」
ここは理解できないことだらけだ。しかし、その理由を、レーゼもルビアも説明できなかった。
「わからないの」
「なんだって!?」
「あなたもここに囲い込まれたってことなのかしら?」
レーゼが考えこむ。
「俺も?」
「私一人なら出られるんだよ」
ルビアが難しい顔で説明する。
彼女が生活に必要なものを買いに、人里に行くときは問題なく出られるのだが、レーゼと一緒だとできなかったのだ。
もうずっとそうだとルビアは言う。
「言ったでしょう? この塔は『忘却の塔』。大昔、私の先祖が建てて、たくさんの人を幽閉したり処刑したところ。だから忌まわしい場所──忌み地だって、ひいひいお爺さん? が結界を張って、たどり着ける人や、出ていける人を制限したのよ」
「レーゼの先祖が張った結界だったら、レーゼが出られないのはわかるけど、なんで俺まで」
そんな結界があるだろうか?
もしかしたら俺が罪人だから、出られないようになっている?
「わからない」
レーゼも首を傾げている。
「それから、森の中を進んでいると、妙な印があった。レーゼはわかるか? 木の幹や岩に、鳥や獣のような紋様みたいのが書いてあったんだけど」
「それって、こんなの?」
レーゼはルビアから木炭をもらって、板に簡単な鳥や動物の模様を描いた。
「これだ。なんで知ってる?」
「だって私が描いたんだもの」
「レーゼが描いた!?」
「うん。以前はもっと結界がきつくて範囲も狭かったの。でも、私だって頑張って、あちこち突いて、緩られるところを増やしていったのよ。ここから出ることをあきらめたくなくて」
「俺が見たのは、結界の限界の印か?」
「そう。今もあちこち探索して少しずつ広げてるのよ。そして、あなたが来てから結界が更に緩んでいるような気がする。だからもしかすると、いつか出られるかもしれない」
顔の半分だけしか見えないのに、九十六号にはレーゼが、きらきらと目を輝かせているように思えた。
「レーゼは目が悪いのに、どうしてそんなことができるんだ?」
「言ってもわからないと思う。でもなんだかわかるの」
「もう少し詳しく説明できるか?」
「うーん。破れそうな布の感触? それとも蜘蛛の巣の隙間かなぁ。そこを気持ちで突くの」
「……」
説明してもらっても、やっぱりわからないと九十六号は思った。
「つまり、俺はここから出ていけないのか」
「ごめんね。けど、私は嬉しいわ。だってずっとルビアと二人だけだったんだもの。寂しくはないけど、退屈な時もあったから」
レーゼは朗らかに言った。
ただ、その声は、少女とは思えないほどにしゃがれている。元はどんな声だったのだろうか、と九十六号は思った。
「私あなたのこと、知ってたのよ」
「え?」
「だって誰かが来るって、突然わかったんだもの」
「俺は自分からここに来たのじゃないぞ」
厳しい最終選別を成し遂げ、ほっとした時にギセラに襲われたのだ。
「うん。でも、わかったの。私、あの日は特に気持ちが澄み切って、いつもより遠くまで感覚が伸びてた。信じて。何かが来るってすぐにわかったの」
「レーゼは不思議だな。俺はレーゼのような人間を見たことがない」
「私もあなたのような男の子は知らないわ」
「しかし、厄介な結界だな。レーゼの家は魔法使いの一族なのか?」
魔法というものに近づいてはならないというのが<シグル>の掟だ。昔は良い魔法使いもいたというが、今では魔法は魔女とほとんど同義なのだ。そして魔女とは、人智の追い付かない邪悪な存在だった。
「さぁ……でも、私の家には魔力のある人が時々生まれたんだって。お母さまが言ってた」
「家……」
ルビアが見ているので、レーゼは慎重に言葉を選んでいるらしかった。
「先祖には強い魔法が使える人もいて、それは良い魔法だったんだけど。でも、そんな人はもう、長い間生まれなかった。私は久しぶりに少しだけ能力をもって生まれて、でもあんまり役に立たなくて、髪も目も変な色だったから……嫌われて、家族と離された」
「……」
これでは埒があかない。と、九十六号は思った。
幼い頃から極端に人との接触が少なかったレーゼは、語彙が豊富でない。
昔読んだ本と、ルビアから受ける教育からしか学ぶ要素がないのだ。必然的に説明能力も貧弱だ。
「さらわれたのか?」
「さらわれてないけど、小さい頃から離宮でルビアと暮らしてた。でもお母さまが時々来くれて、お母さまは優しくしてくれたの。あとジュリアもたまに来たけど。お爺さまとお父さまは、二度くらいしか来なかった」
「ジュリアって?」
「妹」
ルビアはやれやれという風に首をすくめているが、九十六号にはレーゼの話は謎だらけだ。しかし引っかかる言葉もある。
離宮、お母さま、お父さま……?
「レーゼの家って、もしかしてゴールディフロウの貴族なのか?」
ゴールディフロウ王国。
それは数年前まで、アルトア大陸で最も豊かだと言われた国だ。
王国はこの塔より山を越えた南にあり、山から流れてくる採れる砂金で、大いに栄えた。しかし今では魔女によって滅ぼされ、砂金の採れた川も干上がっている。
「……うん。そんな感じ」
レーゼは少し口ごもった。
「なら、レーゼは貴族のお姫様なのか?」
「姫って、こんなに醜くはないわよ。私はただのレーゼだから」
九十六号は混乱の極みだった。
いくらシグルの彼でも、姫という言葉くらいは知っている。綺麗な服を着て、わがままに贅沢に暮らしている女の子のことを言うのだろう。
「ゴールディフロウ王国は七年くらい前に滅んだって聞いた。この山の向こうに大きな廃墟がある。街と城の」
その廃墟はよく<シグル>の鍛錬の場として使われていたから、九十六号はよく知っている。元は賑やかだったのだろう広い通りや、壮麗な王宮跡があり、修行の場としては珍しく彼は気に入っていたのだ。
「魔女に滅ぼされたのだったか?」
「そう。家族も兵士も民も大勢死んだ」
「人は綺麗で、豊かな国だと聞いていたけど」
「そうよ。みんな綺麗で、多くの人が金髪と金の瞳を持ってた。でも私だけが、醜くて惨めな境遇だったんで、魔女に見逃されたの。これって、幸運なのかしら?」
「……」
その言葉は皮肉にも取れるが、レーゼの声音には悪意は感じられない。ただ事実を淡々と述べているだけだ。
彼女の体の中で唯一赤い唇が、ほんのり笑っている。
不意に九十六号は、隠されたレーゼの瞳を見たいと思った。
***
組織としてのシグルは<シグル>と表記しています。構成員を表すときはシグルです。
Twitterに忘却の塔のイメージ画像があります。
あのあの、面白いです?
一言でもいいですし、Twitter報告でもいいので、よければリアクションを。
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