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42 戦いの島へ 1
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船団は北へと進む。
ビャクランの情報は、ギセラのカールの視界を共有したレーゼによって、確かめられた。
エニグマはその版図であるアルトア大陸東北の、更に北の海に新たに島を作り出していたのだ。
ものすごい魔力である。
イスカを拠点にしてよかったと、ブルー達、レジデンスの幹部達は思った。
イスカには大陸で唯一残った海軍がある。これでなんとか、島へと乗り込む算段だ。
大陸の東の海岸線は美しいリアス式だが、北へと向かうにつれ、海岸自体は単調になり、常に風が吹き荒んでいる。海中には、岩礁が突き出ていて、航行は非常に困難だ。
おそらくエニグマの島の周りは、常に嵐のような状態になっているだろう。
軍船が取り付ける場所があるかどうかすら、わからない。
が、いくしかないのだ。
最後の休暇からひと月後。
季節はすっかり秋と変わっている。
イスカの軍艦十隻は、デューンブレイド、そして白藍の使徒の一部の戦士を乗せて、強まり始めた秋の風を帆に受けながら、北へ北へと進んでいた。
船ならば多くの資材や食料を運べるし、戦士達も陸での行軍ほどには疲れない。それに、少なくともギマが、海から現れることは今までなかった。海路を選んだ理由がそれだった。
「同じ戦うにしても、もっと気候の良い時にしたかったなぁ、サップよ」
「でも、この季節にしか吹かない風が、俺たちを最速で北へとつれて行ってくれるんですよね。なら仕方がありませんよ、オーカー」
「だが嫌な風だ。湿って冷たい、北へ行くほど重くなる」
「そうですね。航海もこれで五日目。明日あたり、そろそろ『エーヴィルの塔』が見えてくる頃ではありませんか?」
エーヴィルの塔とは、エニグマが多くのギマを生産する島の俗称だ。塔といっても建物があるわけでもなく、峻厳な山が一つ、そびえているだけである。
エニグマが奪った死体は、そこでエニグマの血を与えられてギマとなる。
特に魔力も込められた<血の種>を埋められたギマは、<司令者>として、生前の記憶はなくしながらも、ある程度の知性も与えられるのだ。
「何百人くらいいるんでしょうかね、ギマ」
「何百人? 何千体の間違いだろう? あの双子の魔女達が、大陸の国や街をどれだけ滅ぼしたと思っている」
「ですよね……オーカーさん。もし俺がギマになったら、いや、なりかけたら本当にすぐに殺してくださいね」
それは彼らの不文律だった。ギマとなって知性をなくし、同胞をその手にかけるくらいなら死んだほうがマシなのだ。
「カーネリアはどうしてる? 最近元気がなかったが」
ブルーが尋ねた。
「彼女なら、新しい投擲用のトウシングサの改良に余念がなかったですよ。トウシングサと紅油を山ほど運ぶので、この船には乗れませんでしたが」
「あいつも、さっさと諦めりゃ良いのにな。どう頑張ってもクロウ……いや、ナギは落とせないだろ」
「確かに。俺、鎧を着る前のレーゼさんをチラッと見たけど、彼女はやっぱり俺たちとはちょっと……いやかなり違いますもんねぇ。同じ人間とは思えないほど綺麗で」
「けど、好きって気持ちは、自分で収めないと抑え切れるもんじゃない。それはナギも同じだろ。彼は全力で、自分の気持ちを抑え込んでるように見えるな。時々ダダ漏れだけど」
サップの言葉にオーカーもうなずく。
「そうだな……だが、戦闘能力と判断が全く狂わないのは、奴もバケモノってことかもしれん」
ナギは船団出発直前に、イスカの一番南の集落に侵入しようとした、ギマの集団をほとんど一人で片付けてしまっていたのだ。
街道が細く、守りが硬いため、数はそれほど多くはなかったが、それでも一人で何十体も一掃できる彼の技量には、イスカの守備隊も舌を巻いていた。
無論レーゼの”声”から得た情報が作用したのであるが。
「ええ。一種の化け物ですよ。ナギもレーゼ様も。俺たち凡人にとってはね」
「だから、エニグマに相対できるのは彼らだけなんだ。俺たちにできるのは彼らに道を作ることだけだ」
ブルーが海に向かって呟く。
波はますます高い。
「レーゼ、寒くはないか?」
「大丈夫」
「だが、危険だ。そろそろ鎧をつけたほうが」
青い石はまだ、レーゼの胸元に収まっている。この石に人格があると知ってから、ナギは心中穏やかではないが、そこは男の痩せ我慢で、感情を出さないようにしている。
姿を表すのは余程の時だけで、かなり消耗すると本人も言っていたことだし。
「私も、身につけられたほうが良いと思います」
クチバも心配そうに言った。
「ええ。つけるわ、でも今はまだ、この風に含まれる、エニグマの悪意に少し身を晒しておきたいの。彼女のことを感じたくて」
「……しかし」
「エニグマは、とっくに気がついている。わたしたちが近くに来ていることを。彼女の憎悪はますます深いわ。皮膚がぴりぴりする」
「ああ。俺も感じる」
ナギはレーゼの手を取った。
お互いの手は少し冷たかったが、握っているうちに、血の巡りが良くなり、ほんのり暖かくなった。
「一緒に戦おう。そして共に生き残るんだ」
「ええ。絶対に、絶対によ! ナギ」
そして次の日の正午。
鋭い岬を回った向こうに、死の島『エーヴィルの塔』がその禍々しい姿を現したのだった。
***
素晴らしいイメージイラストをいただきました!
子供の頃のナギとレーゼです。
ぜひTwitterのタイムライまでお越しください!
h ttps://twitter.com/punnyago
ビャクランの情報は、ギセラのカールの視界を共有したレーゼによって、確かめられた。
エニグマはその版図であるアルトア大陸東北の、更に北の海に新たに島を作り出していたのだ。
ものすごい魔力である。
イスカを拠点にしてよかったと、ブルー達、レジデンスの幹部達は思った。
イスカには大陸で唯一残った海軍がある。これでなんとか、島へと乗り込む算段だ。
大陸の東の海岸線は美しいリアス式だが、北へと向かうにつれ、海岸自体は単調になり、常に風が吹き荒んでいる。海中には、岩礁が突き出ていて、航行は非常に困難だ。
おそらくエニグマの島の周りは、常に嵐のような状態になっているだろう。
軍船が取り付ける場所があるかどうかすら、わからない。
が、いくしかないのだ。
最後の休暇からひと月後。
季節はすっかり秋と変わっている。
イスカの軍艦十隻は、デューンブレイド、そして白藍の使徒の一部の戦士を乗せて、強まり始めた秋の風を帆に受けながら、北へ北へと進んでいた。
船ならば多くの資材や食料を運べるし、戦士達も陸での行軍ほどには疲れない。それに、少なくともギマが、海から現れることは今までなかった。海路を選んだ理由がそれだった。
「同じ戦うにしても、もっと気候の良い時にしたかったなぁ、サップよ」
「でも、この季節にしか吹かない風が、俺たちを最速で北へとつれて行ってくれるんですよね。なら仕方がありませんよ、オーカー」
「だが嫌な風だ。湿って冷たい、北へ行くほど重くなる」
「そうですね。航海もこれで五日目。明日あたり、そろそろ『エーヴィルの塔』が見えてくる頃ではありませんか?」
エーヴィルの塔とは、エニグマが多くのギマを生産する島の俗称だ。塔といっても建物があるわけでもなく、峻厳な山が一つ、そびえているだけである。
エニグマが奪った死体は、そこでエニグマの血を与えられてギマとなる。
特に魔力も込められた<血の種>を埋められたギマは、<司令者>として、生前の記憶はなくしながらも、ある程度の知性も与えられるのだ。
「何百人くらいいるんでしょうかね、ギマ」
「何百人? 何千体の間違いだろう? あの双子の魔女達が、大陸の国や街をどれだけ滅ぼしたと思っている」
「ですよね……オーカーさん。もし俺がギマになったら、いや、なりかけたら本当にすぐに殺してくださいね」
それは彼らの不文律だった。ギマとなって知性をなくし、同胞をその手にかけるくらいなら死んだほうがマシなのだ。
「カーネリアはどうしてる? 最近元気がなかったが」
ブルーが尋ねた。
「彼女なら、新しい投擲用のトウシングサの改良に余念がなかったですよ。トウシングサと紅油を山ほど運ぶので、この船には乗れませんでしたが」
「あいつも、さっさと諦めりゃ良いのにな。どう頑張ってもクロウ……いや、ナギは落とせないだろ」
「確かに。俺、鎧を着る前のレーゼさんをチラッと見たけど、彼女はやっぱり俺たちとはちょっと……いやかなり違いますもんねぇ。同じ人間とは思えないほど綺麗で」
「けど、好きって気持ちは、自分で収めないと抑え切れるもんじゃない。それはナギも同じだろ。彼は全力で、自分の気持ちを抑え込んでるように見えるな。時々ダダ漏れだけど」
サップの言葉にオーカーもうなずく。
「そうだな……だが、戦闘能力と判断が全く狂わないのは、奴もバケモノってことかもしれん」
ナギは船団出発直前に、イスカの一番南の集落に侵入しようとした、ギマの集団をほとんど一人で片付けてしまっていたのだ。
街道が細く、守りが硬いため、数はそれほど多くはなかったが、それでも一人で何十体も一掃できる彼の技量には、イスカの守備隊も舌を巻いていた。
無論レーゼの”声”から得た情報が作用したのであるが。
「ええ。一種の化け物ですよ。ナギもレーゼ様も。俺たち凡人にとってはね」
「だから、エニグマに相対できるのは彼らだけなんだ。俺たちにできるのは彼らに道を作ることだけだ」
ブルーが海に向かって呟く。
波はますます高い。
「レーゼ、寒くはないか?」
「大丈夫」
「だが、危険だ。そろそろ鎧をつけたほうが」
青い石はまだ、レーゼの胸元に収まっている。この石に人格があると知ってから、ナギは心中穏やかではないが、そこは男の痩せ我慢で、感情を出さないようにしている。
姿を表すのは余程の時だけで、かなり消耗すると本人も言っていたことだし。
「私も、身につけられたほうが良いと思います」
クチバも心配そうに言った。
「ええ。つけるわ、でも今はまだ、この風に含まれる、エニグマの悪意に少し身を晒しておきたいの。彼女のことを感じたくて」
「……しかし」
「エニグマは、とっくに気がついている。わたしたちが近くに来ていることを。彼女の憎悪はますます深いわ。皮膚がぴりぴりする」
「ああ。俺も感じる」
ナギはレーゼの手を取った。
お互いの手は少し冷たかったが、握っているうちに、血の巡りが良くなり、ほんのり暖かくなった。
「一緒に戦おう。そして共に生き残るんだ」
「ええ。絶対に、絶対によ! ナギ」
そして次の日の正午。
鋭い岬を回った向こうに、死の島『エーヴィルの塔』がその禍々しい姿を現したのだった。
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