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死神の一歩
第4話 SSクラスの能力
しおりを挟む試験が終わり、1日たった。
そして、1つ感じた事がある。
この死神界、人が優しすぎるのである。
神話で聞く様な死神、所謂無差別に死を振りまく様な奴は誰一人居ないし、現実世界の人間の方がよっぽど死神をしていた。
そんな回想を挟み、試験結果を見に学園へ足を運ぶ。
どうやら、クラスが分かれている様で、上のクラスから順に、最上位SSクラス、上位Sクラス、中位Aクラス、下位Bクラスとなっているみたいだ。
僕の名前はSSクラスにあった。
まあ、試験官を倒したんだし当然なのかな。
「ここがSSクラスの教室か~」
ガラッと、ドアを開けて入る。
数分して、教師が来た。男の教師の様だ。
「席に着け。まずは、出席だ。人数を見る限り欠席は無しだな。それでは、これから自己紹介を行ってもらう。名前、年齢、能力を言え、まずは中峰翔太。」
「は~い。中峰翔太でぇす。年齢は16歳でぇす。能力は死を貪る者、よろしくお願いしまぁす。」
チャラそうな人だな。ちょっと関わりにくいかも。
「続いて、霧中あかり。」
「はい。霧中あかりです。以後お見知り置きを。年は16歳。能力は刹那です。よろしくお願いします。」
うわぁめっちゃ真面目そう。
「続いて、熊谷吉乃。」
「は、はい。ええっと、あの、その、熊谷吉野です....。15歳です.....。能力は霧の領域です。よ、よろしくお、お願いします」
僕と同類(インキャ)の匂いがプンプンする.....!
この人とは、仲良くやれそうだ。
「続いて、須河大我。」
「おう!俺は須河大我だ!18歳!能力は、炎の死神だ!よろしくだぜ!」
うわー見るからにバスケ部エースですが何か?みたいな雰囲気してるよ。典型的な運動部陽キャって感じ。
「続いて、鶴巻愛。」
「はぁい、愛ちゃんでぇす、えぇっとぉ、17歳でぇ能力はぁ、死の魔女でぇす。よろしくぅお願いぃしまぁす」
この人はマイペースそう。苦手かも...。
「続いて、夢ヶ原いのり。」
「ん、私?ふぁぁぁ。眠いですけど、自己紹介するのです。夢々原いのり。14歳なのです。能力は、永眠の悪魔。よろしくなのです。」
この人は他人に関心なさそーだな。
「続いて、赤根圭」
「はい。赤根圭!年齢は17歳です!で、能力は血飛沫の呪いです!」
この人も陽キャっぽい....。
「続いて、鴉間雪音」
「はい、鴉間雪音です。えっと年齢17歳。能力は嫉妬の執着です///。えへへ。よろしくお願いします。」
何か危ない気配を感じる...。ちょっと一線引いとこうかな。
「続いて、レニー・ロマネスク」
「はい、レニー・ロマネスクです。先代死神王のひ孫に当たります。年齢は16歳。能力は死神の手です。よろしくお願いします。」
あ、この人、入学式の時の....。
そういえば、今年度の主席はこの人なんだっけ。
まぁ、何で一瞬で倒した僕が主席じゃ無いのか謎なんだけどね。
「続いて、死崎伯人。」
「はい、死崎伯人です。年齢は16歳。能力は見ただけで相手を殺す眼、死神の眼です!皆さんと仲良くなれたら嬉しいです!よろしくお願いします!」
「ちょっと待ちなさい!」
と、赤根圭という女がキレ気味で話しかけてくる。
「そこの死崎とか言う奴!」
「僕?」
「この嘘つき野郎!何であんな嘘をついたの!?」
「は?え?何が?だって僕、君とは初対面だし、それに思い当たる節がないんだけど?」
「とぼけないで!死神の眼って言うのは偉大なる死の王にしかない能力よ!それを嘘をついて主を語って自分を誇張して、恥ずかしくないの?」
「別に眼の事は事実だし。誇張も何もないよ。」
「アンタ!いい加減にしなさい!こうなったら、アタシがアンタをボコボコにしてその腐った根性叩き直してやるわ!!!勝負なさい!」
「はぁ、聞き分けのない奴だな。まぁ、いいよ。勝負してあげるよ。ただし、人を嘘つき呼ばわりしたんだ。負けたら俺の言うことを何でと聞く。これが僕が勝負してあげる条件だ。」
「ハッ!いいわよ!アンタなんかに負けないしね!その条件でいいわ!そのかわりアンタが負けたらこの学園から出て行って頂戴!!!」
「いいよ。今日の放課後、決闘だ。」
「フン!せめて瞬殺されないようにしなさいよ!」
はぁ、面倒なことになったな....。
アイツは瞬殺出来るが、ああいう奴と関わるとロクなことにならない。それにああいう傲慢な奴が1番嫌いなんだ。嫌気が差す。虫唾が走る。自分が正しいと相手に意見を押しつけて、他人の話には耳も傾けない。
俺はアイツみたいな人種、大嫌いなんだ。
全力で潰す。
瞬殺してその傲慢なプライドをズタズタにしてやるよ。
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