人生が狂い始めた始まり

ボブとの遠距離恋愛とボブ日本へ来る

自分でもどうしたいのかわからないまま、ボブと遠距離恋愛をした。国際電話の料金を気にしながら電話したり、手紙を書いたりした。
そんなことを一年弱続けてた頃、朝の5時頃電話が鳴った。その日は京都にいる友達を訪ねに行こうとしていたので私は珍しく5時に起きていた。新幹線のチケットだって持っていた。そしてなにより驚いたのは電話の相手がなんとボブだった。忘れもしない夏の日だった。本当は日本に内緒できて生活を定着させてから私を驚かそうとしていたらしいが、飛行機に乗せたスーツケースが日本に届かず別の所にいき、ただただ困って私に連絡をして来たのだ。何かついてないところがボブなのだ。夜中に日本に来て一番東京の中心に行きたいと言ったら六本木と言われそこにいたという。私は嬉しいというより驚きだけだったきがする。勿論京都はキャンセルだ。あの時ボブの電話より私の京都出発が早ければ何か違う人生だったかなって時々思う。