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【36】式典
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扉が重く開いた。
《七英雄》が大広間に入った瞬間、楽団の音が鳴り響いた。
式典はそれで始まった。
窓の外からも歓声が聴こえる。王城の外に民衆が集まっているのだろう。
荘厳な式典に、《七英雄》達が旅の装いで現れたことで、場はしばらくざわめいた。その中心であるはずの《勇者》も不在だ。
「また勇者殿は欠席か」
「アレックス・ディアが袂を分かったという噂、本当なんじゃないか」
「へえ、あれが、”元”盗賊の――」
ざわめきの中に、噂話が混ざっている。
「ヒュー……」
リオネルが気遣うように、ヒューを見た。
「気にすんな」
笑って、ヒューは答えた。
「でもよ、もう勲章貰っちまってるが、これ以上何すんだよ」
ガインの言葉に、エルドヴァルドが静かに答える。
「これは、世界会議の開会式みたいなものさ。そしてアディーナ王と評議会は、《勇者》の立ち位置を、ここではっきりさせておきたいんだろう」
「アレクは、北方諸国連合の名も無い村の生まれで、十四で旅に出て、それっきりだ」
ヒューが淡々と告げた。
「どの国にも、軍にも、属してない。だけど強大な力と影響力がある。中央はアレクを、中立の勇者とするのが、最も意味があると考えたってことだ。それをこの場で、全世界にアピールするつもりなんだ」
「中央はそうかもしれんが、他国はどうなんだ?」
グレンドルフの言葉に、エルドが笑みを浮かべた。
「もちろん、各国様々な思惑はあるだろうけど、そこはアディーナが先手を打ったわけだ。世界会議の議長だしね」
勇者はどの国にも属さず、中立から世界会議で発言出来る権限を持つべきだという、中央国家らしい合理的な判断だ。
そしてエルドは、アディーナと同じ考えを持っている。
「アレク本人は、どう思ってんの?」
リオネルがヒューに尋ねる。
「さあな。そういうことはたぶん、あいつは何も考えてないと思うぜ。戦い以外はからっきしだからな」
ヒューの指には指輪が淡く光っている。リオネルはそれに目線を落とし、それから心配そうにヒューを見た。
「でも今日、アレク来るか分かんないよ。大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ」
祝詞が読み上げられている間、ヒューは盗賊の癖で、各国の代表者たちの様子を伺った。
主催である中央国家は堂々と、西の帝国の使節団は厳しい顔つきで、神聖国家は厳粛に佇み、商業国家や海洋国家は表向き中央と同調の雰囲気があるが、腹の底は知れない。
勇者を讃える国ばかりではない、勇者を利用したいと考える国、勇者の役割などもう終わったと考える国――さまざまだろう。
英雄たちが列席する中、一つだけ空席のままで、式典は進んだ。
魔王を失った世界において、魔境線の軍備、魔瘴対策、それにおける各国の分担、そして魔族領と、魔族の扱い、次代魔王の継承について――今度の議題を次々と列挙し、アディーナ王が熱弁した。アディーナ王は政治に長けているとヒューは感じた。それでいて、バランスを重んじている。
不在の勇者の名が呼ばれたとき、最も大きく手を叩いてくれていたのが、《前線国家》バルディオンの使節団だった。このたびの魔王戦争で、多くの戦力を投入し、勇者たちと共にあった国だ。ここには第一王子のフィリップが列席している。
魔族領と隣接し、長年過酷な状況に置かれていた国は、やはり他の国の使者たちとは雰囲気が違う。フィリップ王子も、兵を率いて戦う騎士でもある。
式典の前に会ったとき、逃げるように国を去ったヒューに、フィリップは「久しいな」と笑顔を向けてくれた。ヒューが去った結果として、バルディオンに残るはずだった英雄たちまで去ることになったのだ。ヒューとしてはその負い目があったが、王子は笑い飛ばしてくれた。
「なに、また気が向いたらこっちに来てくれ。エルドヴァルドとも話していたが、魔族の穏健派とは、会談の機会を設けようと思っている。この後の世界会議でも、そのことを提案するつもりだ。前線国家としてな」
握手を求められ、ヒューは応えた。
「……もっとも魔族と近かったバルディオンが、魔族と友好条約を結ぶということですか?」
「そうだ。父上も、弟らも、諸侯も、その考えで一致している」
力強い答えに、ヒューは当たり前の疑問をぶつけた。
「バルディオンは、魔境線のもっとも激しい戦いで、多くの同胞を失っています。憎いという気持ちは、ありませんか?」
「それは私情であって、政治ではない。魔族側とて、そうだろう」
ヴェルゼのことを、ヒューは思い出した。人間よりも純粋なところがある青年だ。魔族にも、人の痛みを感じたり、人の幸せを祝福出来る者はいる。
「我がバルディオンが発言するからこそ、意味がある。そうだろう?」
「仰る通りです。フィリップ殿下」
ヒューは胸に手を当て、恭しく頭を下げた。
その手を、ん? と王子が見た。
「なんだ、ヒュー。貴公、婚約でもしたのか?」
武人らしいストレートな問いに、ヒューは頭を下げたままで答えた。
「はい。……ただ、少々ほったらかしにしていたので、愛想を尽かされていなければ、ですが」
顔を上げ、微笑むと、フィリップが大声で笑った。
「そうか、そうか。では、正式な婚約の折には、是非ともバルディオンで祝宴を開いてくれ」
バルディオンのある東の大陸は、濃い魔障に覆われ、魔獣が活性化し、いまなお平和とは言えない。だが逞しく生きる東の民が、ヒューは好きだった。サリオンの冒険者ギルドで世話になったギルド嬢や、冒険者たちのことも思い出した。まだあの地で逞しく、人々は営みを続けている。
式の間、ああ、そうか、とヒューは思い出した。
(――そういうものを、アレクはまだ守ってくれてるのか……)
世界なんかどうでもいいと言いながら、ヒューが大切にしたものは、ずっと守ってくれている。
今も、あの最果ての何処かで、戦っている。
式典の空気を、どこか別の世界のように感じながら、ヒューはアレックスのことを想った。
アレックスがやって来ることはなく、式典はつつがなく終わった。セシィリアはやはり寝ていて、ガインは欠伸を繰り返していたが。
会議の前にいったん解散となり、控えの間に案内されると、そこにはフードを深くかぶった青年が、少し硬い表情で立っていた。
自らその布をそっと外し、魔族らしい礼装に身を包んだヴェルゼが、躊躇いがちながらも、英雄たちを迎えた。
「ここからは、私も、魔族の代表として、世界会議に出席します。《穏健派》の代表であり次期魔王候補――《夜冠公》ジルディウス様の腹心として、そして弟として」
魔族らしからぬ真摯さで、深々と、魔王の末子は頭を下げた。
「《七英雄》の皆様、どうかお力をお貸しください」
《七英雄》が大広間に入った瞬間、楽団の音が鳴り響いた。
式典はそれで始まった。
窓の外からも歓声が聴こえる。王城の外に民衆が集まっているのだろう。
荘厳な式典に、《七英雄》達が旅の装いで現れたことで、場はしばらくざわめいた。その中心であるはずの《勇者》も不在だ。
「また勇者殿は欠席か」
「アレックス・ディアが袂を分かったという噂、本当なんじゃないか」
「へえ、あれが、”元”盗賊の――」
ざわめきの中に、噂話が混ざっている。
「ヒュー……」
リオネルが気遣うように、ヒューを見た。
「気にすんな」
笑って、ヒューは答えた。
「でもよ、もう勲章貰っちまってるが、これ以上何すんだよ」
ガインの言葉に、エルドヴァルドが静かに答える。
「これは、世界会議の開会式みたいなものさ。そしてアディーナ王と評議会は、《勇者》の立ち位置を、ここではっきりさせておきたいんだろう」
「アレクは、北方諸国連合の名も無い村の生まれで、十四で旅に出て、それっきりだ」
ヒューが淡々と告げた。
「どの国にも、軍にも、属してない。だけど強大な力と影響力がある。中央はアレクを、中立の勇者とするのが、最も意味があると考えたってことだ。それをこの場で、全世界にアピールするつもりなんだ」
「中央はそうかもしれんが、他国はどうなんだ?」
グレンドルフの言葉に、エルドが笑みを浮かべた。
「もちろん、各国様々な思惑はあるだろうけど、そこはアディーナが先手を打ったわけだ。世界会議の議長だしね」
勇者はどの国にも属さず、中立から世界会議で発言出来る権限を持つべきだという、中央国家らしい合理的な判断だ。
そしてエルドは、アディーナと同じ考えを持っている。
「アレク本人は、どう思ってんの?」
リオネルがヒューに尋ねる。
「さあな。そういうことはたぶん、あいつは何も考えてないと思うぜ。戦い以外はからっきしだからな」
ヒューの指には指輪が淡く光っている。リオネルはそれに目線を落とし、それから心配そうにヒューを見た。
「でも今日、アレク来るか分かんないよ。大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ」
祝詞が読み上げられている間、ヒューは盗賊の癖で、各国の代表者たちの様子を伺った。
主催である中央国家は堂々と、西の帝国の使節団は厳しい顔つきで、神聖国家は厳粛に佇み、商業国家や海洋国家は表向き中央と同調の雰囲気があるが、腹の底は知れない。
勇者を讃える国ばかりではない、勇者を利用したいと考える国、勇者の役割などもう終わったと考える国――さまざまだろう。
英雄たちが列席する中、一つだけ空席のままで、式典は進んだ。
魔王を失った世界において、魔境線の軍備、魔瘴対策、それにおける各国の分担、そして魔族領と、魔族の扱い、次代魔王の継承について――今度の議題を次々と列挙し、アディーナ王が熱弁した。アディーナ王は政治に長けているとヒューは感じた。それでいて、バランスを重んじている。
不在の勇者の名が呼ばれたとき、最も大きく手を叩いてくれていたのが、《前線国家》バルディオンの使節団だった。このたびの魔王戦争で、多くの戦力を投入し、勇者たちと共にあった国だ。ここには第一王子のフィリップが列席している。
魔族領と隣接し、長年過酷な状況に置かれていた国は、やはり他の国の使者たちとは雰囲気が違う。フィリップ王子も、兵を率いて戦う騎士でもある。
式典の前に会ったとき、逃げるように国を去ったヒューに、フィリップは「久しいな」と笑顔を向けてくれた。ヒューが去った結果として、バルディオンに残るはずだった英雄たちまで去ることになったのだ。ヒューとしてはその負い目があったが、王子は笑い飛ばしてくれた。
「なに、また気が向いたらこっちに来てくれ。エルドヴァルドとも話していたが、魔族の穏健派とは、会談の機会を設けようと思っている。この後の世界会議でも、そのことを提案するつもりだ。前線国家としてな」
握手を求められ、ヒューは応えた。
「……もっとも魔族と近かったバルディオンが、魔族と友好条約を結ぶということですか?」
「そうだ。父上も、弟らも、諸侯も、その考えで一致している」
力強い答えに、ヒューは当たり前の疑問をぶつけた。
「バルディオンは、魔境線のもっとも激しい戦いで、多くの同胞を失っています。憎いという気持ちは、ありませんか?」
「それは私情であって、政治ではない。魔族側とて、そうだろう」
ヴェルゼのことを、ヒューは思い出した。人間よりも純粋なところがある青年だ。魔族にも、人の痛みを感じたり、人の幸せを祝福出来る者はいる。
「我がバルディオンが発言するからこそ、意味がある。そうだろう?」
「仰る通りです。フィリップ殿下」
ヒューは胸に手を当て、恭しく頭を下げた。
その手を、ん? と王子が見た。
「なんだ、ヒュー。貴公、婚約でもしたのか?」
武人らしいストレートな問いに、ヒューは頭を下げたままで答えた。
「はい。……ただ、少々ほったらかしにしていたので、愛想を尽かされていなければ、ですが」
顔を上げ、微笑むと、フィリップが大声で笑った。
「そうか、そうか。では、正式な婚約の折には、是非ともバルディオンで祝宴を開いてくれ」
バルディオンのある東の大陸は、濃い魔障に覆われ、魔獣が活性化し、いまなお平和とは言えない。だが逞しく生きる東の民が、ヒューは好きだった。サリオンの冒険者ギルドで世話になったギルド嬢や、冒険者たちのことも思い出した。まだあの地で逞しく、人々は営みを続けている。
式の間、ああ、そうか、とヒューは思い出した。
(――そういうものを、アレクはまだ守ってくれてるのか……)
世界なんかどうでもいいと言いながら、ヒューが大切にしたものは、ずっと守ってくれている。
今も、あの最果ての何処かで、戦っている。
式典の空気を、どこか別の世界のように感じながら、ヒューはアレックスのことを想った。
アレックスがやって来ることはなく、式典はつつがなく終わった。セシィリアはやはり寝ていて、ガインは欠伸を繰り返していたが。
会議の前にいったん解散となり、控えの間に案内されると、そこにはフードを深くかぶった青年が、少し硬い表情で立っていた。
自らその布をそっと外し、魔族らしい礼装に身を包んだヴェルゼが、躊躇いがちながらも、英雄たちを迎えた。
「ここからは、私も、魔族の代表として、世界会議に出席します。《穏健派》の代表であり次期魔王候補――《夜冠公》ジルディウス様の腹心として、そして弟として」
魔族らしからぬ真摯さで、深々と、魔王の末子は頭を下げた。
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