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第二部
第六章 アルバート(inモブ女)、初めての大冒険!!!㊳『賑わう街』
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三十八
賑わう街を進んでいく。
だが、少し行ったところで沢崎直は違和感に気付いた。
(……あれ?いつもより、賑わってる?)
何だか街はいつもよりも浮かれているようで、行き交う人々の数もいつもよりも多かった。
何となく気になり、立ち止まる。
「どうされました?アルバート様。」
そんな沢崎直にヴィルが声を掛ける。
沢崎直はヴィルに違和感について尋ねた。
「あの、何か今日はあるんですか?街がいつもと違う気がします。」
尋ねられて、ヴィルは近くの壁に貼ってあるポスターを指さした。
「今日は年に一度の祭りの日なのです。そのせいではないでしょうか?」
「祭?」
そう言われれば、確かに、そんな感じの空気である。
いつもよりも屋台は多めに出ているし、街全体が活気づいている。
沢崎直はヴィルの指さしたポスターをしっかりと眺めた。
「とうろうまつり……。」
書いてある字を声に出して読む。
そのポスターには字の他に、絵が描かれていた。
袋のようなものがたくさん並んでいる絵で、沢崎直にはよく分からなかった。
なので、ヴィルに質問をする。
「どういうお祭りですか?」
「灯籠は紙で出来た袋のような物です。その灯籠に火を灯すと、空へと舞い上がっていきます。灯籠に願いを書き、それを天に届けるのが灯籠祭りです。」
穏やかに微笑んだまま、沢崎直に丁寧に身振り手振りを交えて説明してくれるヴィル。
沢崎直は持てる知識で今の説明を理解しようと試みた。
(……何か、外国のお祭りにあった気がするな、そんなの。要は、小さい気球みたいなのに願いを書いて風船みたいに空に飛ばすってことだよね、きっと。)
小学校の頃、何かの催しで風船に花の種を括りつけて飛ばしたことを思い出し、粗方の状況は理解した沢崎直。
(風船よりも、夜空に灯が上がってくんだから、ロマンチックかも!?)
想像して理解した上で、期待も膨らむ。
沢崎直は笑顔でヴィルに提案した。
「ちょっとだけお祭りに寄って行ってもいいですか?」
「もちろん。アルバート様のお心のままに。」
ヴィルも笑顔で頷いてくれる。
密度の濃い一日はまだ終わらないようだ。
祭りへの期待ですっかり疲労感が吹き飛んだ沢崎直は、祭りのムードに華やぐ街を軽やかな足取りで進み始めた。
(ジョナサン。もうちょっと待っててね。)
心の中で馬のジョナサンに呼びかけて、沢崎直は祭をエンジョイするべく脳内を祭モードに切り替えた。
「ヴィル!行きましょう!」
笑顔でヴィルに呼びかける。
ヴィルもとびっきりの笑顔で頷いてくれる。
「はい!」
こうして二人の主従はお祭りムードの街へと繰り出したのだった。
賑わう街を進んでいく。
だが、少し行ったところで沢崎直は違和感に気付いた。
(……あれ?いつもより、賑わってる?)
何だか街はいつもよりも浮かれているようで、行き交う人々の数もいつもよりも多かった。
何となく気になり、立ち止まる。
「どうされました?アルバート様。」
そんな沢崎直にヴィルが声を掛ける。
沢崎直はヴィルに違和感について尋ねた。
「あの、何か今日はあるんですか?街がいつもと違う気がします。」
尋ねられて、ヴィルは近くの壁に貼ってあるポスターを指さした。
「今日は年に一度の祭りの日なのです。そのせいではないでしょうか?」
「祭?」
そう言われれば、確かに、そんな感じの空気である。
いつもよりも屋台は多めに出ているし、街全体が活気づいている。
沢崎直はヴィルの指さしたポスターをしっかりと眺めた。
「とうろうまつり……。」
書いてある字を声に出して読む。
そのポスターには字の他に、絵が描かれていた。
袋のようなものがたくさん並んでいる絵で、沢崎直にはよく分からなかった。
なので、ヴィルに質問をする。
「どういうお祭りですか?」
「灯籠は紙で出来た袋のような物です。その灯籠に火を灯すと、空へと舞い上がっていきます。灯籠に願いを書き、それを天に届けるのが灯籠祭りです。」
穏やかに微笑んだまま、沢崎直に丁寧に身振り手振りを交えて説明してくれるヴィル。
沢崎直は持てる知識で今の説明を理解しようと試みた。
(……何か、外国のお祭りにあった気がするな、そんなの。要は、小さい気球みたいなのに願いを書いて風船みたいに空に飛ばすってことだよね、きっと。)
小学校の頃、何かの催しで風船に花の種を括りつけて飛ばしたことを思い出し、粗方の状況は理解した沢崎直。
(風船よりも、夜空に灯が上がってくんだから、ロマンチックかも!?)
想像して理解した上で、期待も膨らむ。
沢崎直は笑顔でヴィルに提案した。
「ちょっとだけお祭りに寄って行ってもいいですか?」
「もちろん。アルバート様のお心のままに。」
ヴィルも笑顔で頷いてくれる。
密度の濃い一日はまだ終わらないようだ。
祭りへの期待ですっかり疲労感が吹き飛んだ沢崎直は、祭りのムードに華やぐ街を軽やかな足取りで進み始めた。
(ジョナサン。もうちょっと待っててね。)
心の中で馬のジョナサンに呼びかけて、沢崎直は祭をエンジョイするべく脳内を祭モードに切り替えた。
「ヴィル!行きましょう!」
笑顔でヴィルに呼びかける。
ヴィルもとびっきりの笑顔で頷いてくれる。
「はい!」
こうして二人の主従はお祭りムードの街へと繰り出したのだった。
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