かぷせるあにまるず

せんのあすむ

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クラゲのような生き方

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確かに、何でも『親の所為』『他人の所為』『環境の所為』『社会の所為』にしていて問題が解決するわけじゃありません。自分がそうなってしまったのは親や誰かや環境や社会の影響だとしても、やっぱり<自我>を持ってる以上は自分自身の対処のしようで周囲に影響を与えることができるからです。

でなければ、親の影響や他人の影響もないということになってしまいますから。

そして、自分から動いて周囲から受ける影響を変えていかなければ、いつまで経っても周囲からの影響だけでふわふわ流されるだけの、クラゲのような生き方になってしまいます。

周りからの影響に流されるのではなく、自分が影響を与える側になる必要があるということでしょうね。

ただ、そうなれるにはやっぱりきっかけが必要だったりするわけですけど。

でも、今日、まさにヴァドヤにとってのきっかけが訪れたのです。やり方は間違っていて、それについては<お詫び>も必要ではありつつ、ガーと知り合えたことは大きなきっかけなんです。

ガーは、ヴァドヤの話を聞きます。彼女の話す内容は、詳しく描写すると、

『ふざけるな!』

と言われるであろう部分も多いのですべては描写しませんが、彼女がいかに、周囲の影響に流されるままに自分で考えることをせず生きてきたのかが分かるものでした。オウやフカの前で口にすると、

『いい加減にしろ貴様!!』

と怒鳴られたでしょうね。ウルやティーさんでさえ苦笑いを浮かべるレベルでしょう。

けれど、ガーは違いました。ガーにとってヴァドヤの話す内容は、共感できる部分が多かったんです。

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