転生したし死にたくないし

雪蟻

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第3章 独立領土 小国ティアラ

下準備

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無事に、フェレル公国は奪還したが、当然追い出された。
「ティアラ嬢の読み通りだな」
「弟殺しの元姫が助けに来ましたと言って、おいそれと信用するような国なら、とっくに滅んでますわ」
追い出されたが、近くに野営している。
当たり前だ、また奪われたら話にならない。
「それと、ソフィア、隠れてないで出てきなさいな。怒ったりしないから」
「さすがです、お姉様。気づいておられたのですね!」
満面の笑顔で、物陰から様子を見ていたソフィアが近づいてきたので、軽く頭を小突く。
「わたくしはともかく、リアム様に失礼だから、挨拶ぐらいしなさい」
「怒らないって言ったじゃないですかー」

しばらく和気あいあいと談笑しながら、情報交換をして次の戦いに備える。
「ソフィアは学院にいなさい。今度は人数が多いか、前回より実力のある者がくるから、安心して任せられる人員が欲しいの」
「はい、お姉様!」
ソフィアは防衛に関しての魔法が、わたくし以上に得意なのだ。
もしかしたら、固有魔法なのかもしれないと思う程に。
「リアム様はどうされますの? わたくしは攻め込まれるまで待機しておきますけれど」
「攻め込まれる前には叩かないのか」
油断していない状態のフェレル公国がどの程度が確認しておく必要がある以上。
先に叩きのめしては、意味が無いのだ。
「ええ、フェレル公国に対応してもらわないと困ります。こちらの人数は少ないのですわ、囲まれたり人質を取られたりすると、全員捕縛されて終わりですわ。遊撃隊として、加勢する方がいいんですの」
嘘だが。
それに1番の目的は魔導騎士の国にインパクトを与えることだ。
適度に暴れてくれた方が、潰しがいがある。

「では、ティアラ嬢は敵を捕捉次第教えて欲しい。確認次第、学院内に潜入し適宜加勢する」
「では、そのようにいたしますわ」

それから、数日後に敵を捕捉した。

「敵を捕捉しましたわ、3名ですわね。武装は鎧は軽装、武器は斧槍、槍、大剣で1名ずつ。得意武器を持っていると仮定するなら、以前の4名より手強いでしょう」
「承知、先に潜入し敵に備える」
「でしたら、うちの騎士達もお使いください。主力としては物足りないでしょうが、補助役としては優秀ですわ」
間違いなく、リアム様が連れている騎士達よりも。
と付け加えたいぐらいには、役に立つだろう。
「助力感謝する」
そう言うと、リアム様は内部に潜入するため駆けて行った。
「時間稼ぎにもならないでしょうが、頑張ってもらいましょう」
わたくしはわたくしで準備をする。
確実に、殺すために。
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