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明るみを帯びて
23、黒
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「彼は遺代機器持ちだったね?しかも量産品の。量産品の遺代機器など、俺の持つ原点に勝てるわけが無いのさ。だから俺が負けるわけが無い。」
海賊、稚空が持っている遺代機器は創造の原点。初めて作られ、神が置いていったとされる原点にして頂点の物である。それを元に作られたのが、本好や、らいの持っている量産品、であるのだ。しかし、絶対は無い。彼が人間である以上、《無敵なんてことも、ありえないなんてことも、絶対なんてことも》あるわけが無いのである。なぜなら彼らは人間という枠を超えられないからである。人は器である。限界を見せつけ、それ以上を望まないための。彼らは昔、もっと別の生き物だった。しかしそれは貪欲だった。全てを与えるとそれ以上を、均等に与えると争いを生む。だから神は人間という枠に彼らを閉じ込め、制御しようとした。その反動で人になりきれなかったものが、今、獣人や、蟲人、魔物と呼ばれる存在達である。ある意味、稚空が言った「出来損ない」は間違いではないが、人間より身体能力が高かったりするため、安易に「出来損ない」とは言えない。それが今、生きている彼らである。
「俺は取り戻しに来るであろう彼女らを倒し、味方にするのだ。そして俺がこの街の・・・・この街の勇者となる・・・・!
そうすればみんなも俺をもっと認めてくれる・・・!」
稚空は狂う。狂って狂って、彼はあるひとつの能力に目覚めた。否、目覚めてしまった。それは「魔の三角海域」それは今までの人達の能力とは全く別物の能力である。それは自分の領域に相手を引き込む能力である。
強制的に自分の都合のいいステージに上がらせ、自分のいいように出来る。それが彼が目覚めてしまった、フィールド干渉系能力「魔の三角海域」である。これの能力は二つ。この海域に引き込んだ敵はある固定の能力が使えなくなる。それは人それぞれであり、殴れなくなったり、走れなくなったり、または目が開けられなくなったりするのである。それだけでも厄介な能力だがそれと、もうひとつ能力がある。それが『不』のエネルギーを黒に変える能力を持つ。だから数万の黒の大群がすぐに進行してきたり、倒しても湧き出しているのである。
ここで黒についてお話しようと思う。古い古い本には書いてあるのだろう、それも本好が持つ、アカシックレコードには書いてあるだろう。黒とは人になる前の、人間の本来の姿の欲望の塊である。それは何かが欲しいから始まり、『食べたい』、『寝たい』、『遊びたい』。などの今の人間にもあるような欲望から、『殺したい』、『犯したい』、『倒したい』。などの欲望まで、そんな欲望が人を形作ったものが黒と呼ばれる、いわゆる【影】である。黒に入っている欲望の大きければ大きいものに黒は固執する。
例えば、『食べたい』の欲望が強い場合、人を喰らおうとする。『遊びたい』の欲望が強い場合、人を追いかけ続ける。こんな風に、黒とは、今の人には無いはずの欲望を糧に生きている。そして彼らが欲望の、未来に固執する人を喰らった場合、それは人に近くなる。否、人に近いバケモノの化す。面倒なのが、意思が出てくる。喋れるということだ。潜伏が上手ければ上手いほど被害が増える。だから少数精鋭で黒を倒す必要があった。彼らは死を恐れない。彼らは疲れを知らない。彼らは欲望を欲する。これが黒というものの本質である。そして人ではなくても、何かを喰らった彼らは強くなる・・・・。
「アア・・・ソウダ。ワレワレハチアキサマノシモベ・・・。」
その黒は言葉を発した。別に人を食べた訳では無い。食べたのは仲間の黒である。彼は『食べたい』の欲望が強い黒、彼は食べれれば何でも良かった。だから目の前にいた仲間を食べた。そして食べた仲間の力を吸収し、喋れるようになってしまった。そして彼はこう言った。
「ワレノナマエハ・・・『グラトニー』デアル・・・。」
と、言った。それは黒が仲間を喰っても意思が宿る。ということだった。そして彼は名前を言った。グラトニーと。おそらく彼の思ったグラトニーとは『暴食』である。ここに新たに七つの大罪のひとつである、『暴食』が発生してしまった。そして、それは黒をまとめあげる一兵卒のような立場になる。それを見た黒は仲間を喰らい、数万だった黒は数千まで姿を減らした。しかし、そこに生き残った黒は有象無象とは違い、確実に強くなった黒が居た。
海賊、稚空が持っている遺代機器は創造の原点。初めて作られ、神が置いていったとされる原点にして頂点の物である。それを元に作られたのが、本好や、らいの持っている量産品、であるのだ。しかし、絶対は無い。彼が人間である以上、《無敵なんてことも、ありえないなんてことも、絶対なんてことも》あるわけが無いのである。なぜなら彼らは人間という枠を超えられないからである。人は器である。限界を見せつけ、それ以上を望まないための。彼らは昔、もっと別の生き物だった。しかしそれは貪欲だった。全てを与えるとそれ以上を、均等に与えると争いを生む。だから神は人間という枠に彼らを閉じ込め、制御しようとした。その反動で人になりきれなかったものが、今、獣人や、蟲人、魔物と呼ばれる存在達である。ある意味、稚空が言った「出来損ない」は間違いではないが、人間より身体能力が高かったりするため、安易に「出来損ない」とは言えない。それが今、生きている彼らである。
「俺は取り戻しに来るであろう彼女らを倒し、味方にするのだ。そして俺がこの街の・・・・この街の勇者となる・・・・!
そうすればみんなも俺をもっと認めてくれる・・・!」
稚空は狂う。狂って狂って、彼はあるひとつの能力に目覚めた。否、目覚めてしまった。それは「魔の三角海域」それは今までの人達の能力とは全く別物の能力である。それは自分の領域に相手を引き込む能力である。
強制的に自分の都合のいいステージに上がらせ、自分のいいように出来る。それが彼が目覚めてしまった、フィールド干渉系能力「魔の三角海域」である。これの能力は二つ。この海域に引き込んだ敵はある固定の能力が使えなくなる。それは人それぞれであり、殴れなくなったり、走れなくなったり、または目が開けられなくなったりするのである。それだけでも厄介な能力だがそれと、もうひとつ能力がある。それが『不』のエネルギーを黒に変える能力を持つ。だから数万の黒の大群がすぐに進行してきたり、倒しても湧き出しているのである。
ここで黒についてお話しようと思う。古い古い本には書いてあるのだろう、それも本好が持つ、アカシックレコードには書いてあるだろう。黒とは人になる前の、人間の本来の姿の欲望の塊である。それは何かが欲しいから始まり、『食べたい』、『寝たい』、『遊びたい』。などの今の人間にもあるような欲望から、『殺したい』、『犯したい』、『倒したい』。などの欲望まで、そんな欲望が人を形作ったものが黒と呼ばれる、いわゆる【影】である。黒に入っている欲望の大きければ大きいものに黒は固執する。
例えば、『食べたい』の欲望が強い場合、人を喰らおうとする。『遊びたい』の欲望が強い場合、人を追いかけ続ける。こんな風に、黒とは、今の人には無いはずの欲望を糧に生きている。そして彼らが欲望の、未来に固執する人を喰らった場合、それは人に近くなる。否、人に近いバケモノの化す。面倒なのが、意思が出てくる。喋れるということだ。潜伏が上手ければ上手いほど被害が増える。だから少数精鋭で黒を倒す必要があった。彼らは死を恐れない。彼らは疲れを知らない。彼らは欲望を欲する。これが黒というものの本質である。そして人ではなくても、何かを喰らった彼らは強くなる・・・・。
「アア・・・ソウダ。ワレワレハチアキサマノシモベ・・・。」
その黒は言葉を発した。別に人を食べた訳では無い。食べたのは仲間の黒である。彼は『食べたい』の欲望が強い黒、彼は食べれれば何でも良かった。だから目の前にいた仲間を食べた。そして食べた仲間の力を吸収し、喋れるようになってしまった。そして彼はこう言った。
「ワレノナマエハ・・・『グラトニー』デアル・・・。」
と、言った。それは黒が仲間を喰っても意思が宿る。ということだった。そして彼は名前を言った。グラトニーと。おそらく彼の思ったグラトニーとは『暴食』である。ここに新たに七つの大罪のひとつである、『暴食』が発生してしまった。そして、それは黒をまとめあげる一兵卒のような立場になる。それを見た黒は仲間を喰らい、数万だった黒は数千まで姿を減らした。しかし、そこに生き残った黒は有象無象とは違い、確実に強くなった黒が居た。
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