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第十八話 強盗団出現
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ガーナルとリカードがいなくなると聖女たちがいた診療所は完全につぶれてしまった。聖女の仕事を無くしてしまった三人の聖女ミロナ、ダナエ、アルテは、アンナの活躍を知っていたので、ガンダ国にいるアンナに手紙を書いた。書かれていたのは、アンナがやっている診療所で働かせてくれないかということだった。
エルザの希望もあって診療所を大きくしていた。その結果、治療を望む人たちすべてをアンナが診ることができなくなっていたのだ。そんな人たちに対しても、産婆や整体師などの医療経験のある人たちを集めていたので、治療に問題が生じることはなかった。だが、彼らは本当は聖女であるアンナに診て欲しかったはずなのだ。そんな患者の気持ちを知っていたアンナは、力を貸してくれる聖女が欲しいと思い続けていた。そこで、アンナは彼女らを喜んで受け入れることにしたのだ。
フタ―ク国に新王が即位し近隣諸国と連邦体制ができて、暴徒たちが走り回ることはなくなっていた。だが、荒れた人の気持ちを抑えることできない。少人数で盗みを行う者が出始め、孤児院は何度も夜盗に襲われていて、オバタや保護された子供たちは身の危険を覚えていた。そんな状況をオバタからの手紙で知ったアンナは三人の聖女とオバタたちを迎えにモリスにもう一度フタ―ク国に行ってもらおうとした。だが、それをオバタは、断ってきた。モリスに再び危険なめに会わせたくないと思ったからだ。それに、孤児院には、みんなをのせていける荷馬車や馬が盗まれずに残っていたのだ。
その日、オバタがガンダ国に旅立つ約束した日だった。
三人の聖女たちは孤児院に向かっていた。だが、孤児院に行く前に三人は強盗団に会ってしまったのだ。
最近、神出鬼没に強盗団が現れている話は、聖女たちにまで聞こえていた。
彼らは、黒いマスクをして顔を隠し、馬にのって街中を走り回る。商店街にくると馬にのったままで店の中に押し入り、長いムチを振り回し物をこわしては奪っていく。その上、若い女性を捕まえて、連れ去ることまで始めていたのだ。
必死に走って三人は孤児院に逃げ込むことはできた。だが、彼女たちを追って強盗団は馬にのったままで孤児院の中まで入ってきたのだ。すぐにオバタは三人の聖女と子供たちを台所に集めると、床下に作られた地下室に隠れた。そこは、小麦粉を入れた袋や玉ねぎ、ジャガイモをおく食料貯蔵室だった。だが、置ける物はすでになくなり、人が入れる空室になっていた。
オバタは、子供たちの肩を抱いて泣き出そうとした子供らをあやし続けた。
「ここに、女どもは隠れたはずなんだがな?」
「これだけ探してもいない所をみると、もう逃げ出したようだな」
「ここで捕まえることができないなら、早く他を探さなければならんぞ」
やがて、男たちの声や馬の足音が聞こえてなくなっていた。さらに一時間ほど、オバタたちは声を押し殺していると、何の物音もしなくなっていた。
だが、油断をするわけにはいかない。さらに、しばらく地下室にいて外が薄暗くなった頃にオバタは聖女三人や子供たちと一緒に地下室から出てきた。
みんなで孤児院の玄関口に行くと、門そばに荷馬車を置いていたのだが、馬は殺され荷台に積んでいた物も奪われていた。これでは荷馬車を使うことはできない。
だが、オバタや子供たちが背負っているリュックには固焼きのパンとチーズ、さらに瓶につめた水が入っていた。それに聖女たちも背中に背負ったバッグにべーグルやベーコン、それに瓶づめのワインを入れてきていたのだ。これらを持っていれば、旅立つことができる。
そこで、オバタは子供らや三人の聖女とともにガンダ国をめざすことにしたのだった。
子供たちの足は遅い。森の中では、オオカミたちと遭遇したが、オバタや三人の聖女の祈りの力で追い払うことができた。そして、三日後には、オバタたちはアンナのもとにたどり着いていた。強盗団の事はアンナの所にまで聞こえ出し、アンナも心配をしていたのだ。そんなときにオバタたちの無事な姿を見てアンナは思わず泣き出していた。
馬にのって現れる強盗団は、少なくとも一週間に一度はやってくることが分かってきた。それを知ったフタ―ク国では警護隊ばかりでなく、国の兵士たちも出動をさせ出した。店が並ぶ通りに兵士たちを配置して、人通りの中を巡回させたのだ。
フタ―ク国で完璧な守備を行い出すと、強盗団はフタ―ク国ではなく、近隣の国々を襲い出したのだ。
新たに襲われた国は、フタ―ク国を見習い警護隊の他に国の兵士まで出動をさせた。すると、インガ国は、自国の兵士を使って、その国を攻めてくるようになったのだ。そうなれば、戦をするしかない。その隙をねらって強盗団は入りこんできた。
困り果てた近隣にいる連邦国の王たちは、フタ―ク国に集まり協議をすることになった。
会議は暴徒に壊されたままの宮殿の大広間で行われた。円卓のテーブルにすわった王たちは渋い顔をして、話を続ける。
「やはり、ここはギルドの特別パーティに頼むしかありませんぞ!」と、ミブライ王が言い出すと、みんなが賛成の声をあげた。
「この話は、われらを代表して、カント王からエルザに頼み込んでいただきたい」と、連邦国の王の一人に言い出されても、カントはうなずいていた。反論をすることもなく話を聞いていたのは、カントに弱みがあったからだ。それはフタ―ク国が連邦国から集めた協力金をまだ全額返し終っていないことだった。
数日後、カントは、ガンダ国に行ってエルザと対談をしていた。
「話はわかりましたが、強盗団がいつどこに現れるのか、わからないとパーティを派遣することさえできませんよ」
「そうでしょうな。そこで、強盗団がくる時期と場所を探す仕事もお願いしたいと思っておりますが」
「えっ」と言って、エルザは驚き、カントをみつめる。カントは笑っていた。
「やってみますが、見込み違いが生じてもお許し願うしかないですね」
「ともかく、引き受けてもらわないと、私が困ってしまいます」
そう言って、カントは帰っていった。
さっそくライタルをエルザは呼び出した。話を聞いていたライタルは、「強盗団はインガ国からやってきていると思いますよ。だから、インガ国が、彼らを守ろうとする。それに若い女性が必ず狙われている。女性をさらうことが目的のひとつなのかもしれません? そのためか、若い女性が多くいる国が狙われている。それに兵士たちを出動させた国は避けている。それらを考えると、ティム国が、次に狙われる可能性が高いと思います」
「そうかもしれないね。ともかくライタルの勘に頼るしかない」と言って、エルザは笑っていた。
すぐに、ライタルは特別パーティの仲間をひきつれてティム国に行った。
そこの王と謁見をすますと、ライタルたちは、多くの人たちが行き交う市場の街を見回りに行った。
すると馬の足音が聞こえてきたので、ライタルが後ろをむいた。
目で数えると、馬にのり黒マスクをつけた者は七人いる。
黒マスクの一人は、盗んだ物を入れた布袋を背負い、馬にのって店から出てきていた。別の黒マスクは、若い女を抱えて肩に載せていたのだ。
その女の泣き叫ぶ声があたりに響いた。
ライタルは剣を抜いて身構えた。他のパーティ仲間もライタルに合わせるように剣を抜いていた。
すると、黒マスクの一人は長いムチを振り回し、ライタルたちを近づけさせないようにし出した。だが、シアロはすばやく剣をぬき、居合切りでそのムチを切っていた。
それによって生じた隙をライタルは見逃さなかった。すばやく近づく。そして、飛びあがり剣を振って、ムチを使っていた男の胴を切断していたのだ。男の上半身は下半身を残したまま、通りの大地に落ちていった。だが、下半身は馬から落ちてくることはなかった。それは下半身が馬とつながっていたからだ。つまり馬と人は一体だったのだ。人の頭を奪われた馬は暴れて八百屋の店の中に飛び込み、後ろ足で棚に置かれた野菜をはねあげていた。
次にライタルは、肩に若い女をのせた黒マスクの男を追いかけた。馬の前にライタルは飛び出すと、すばやく馬の前足に向かって剣を振り下ろした。
前足を奪われた馬はくずれるように倒れ、黒マスクの肩にのっていた女は投げ出されていた。すばやくライタルは女を地面に落ちる前にうけとめてベラルに預けると、馬の上で体を起こそうとしている男の首をはねあげていた。
その間に、ビックは店の屋根にかけのぼり、そこから遠くにいる強盗団たちに向かって矢は放っていた。矢を撃たれてたじろいでいる黒マスクに向かってシアロとメリカは走り、剣を振るった。そして、黒マスク二人を倒していたのだ。
ベラルが守っている女を取り戻そうとして黒マスクたちが馬をあやつり、走らせてくる。ライタルはすばやく剣を構えてペラルの前に立ち、やってきた馬ごときり倒していた。
パーティたちには勝てないとわかったのか、残っていた二人の黒マスクはくるりと向きを変え馬を走らせ逃げていった。
逃げる敵を見送くるライタルの周りにパーティの仲間たちが集まってきた。
「ライタル様、こやつらは、馬にのった人間に見えていましたが、人間ではありませんぞ! こいつら、そのものが魔物だった」と、メリカが吐き捨てるように言っていた。
「これでインガ国のロズエルが背後にいることが明らかになったな」と、ライタルは額にたてじわを作る。
「人をさらっていくことに執着をしていた。なぜでござるかな?」
シアロは首を傾げていた。
やがて、さらわれそうになった若い女の母親が駆け付けてきて、泣きながら若い女を抱きしめていた。
エルザの希望もあって診療所を大きくしていた。その結果、治療を望む人たちすべてをアンナが診ることができなくなっていたのだ。そんな人たちに対しても、産婆や整体師などの医療経験のある人たちを集めていたので、治療に問題が生じることはなかった。だが、彼らは本当は聖女であるアンナに診て欲しかったはずなのだ。そんな患者の気持ちを知っていたアンナは、力を貸してくれる聖女が欲しいと思い続けていた。そこで、アンナは彼女らを喜んで受け入れることにしたのだ。
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その日、オバタがガンダ国に旅立つ約束した日だった。
三人の聖女たちは孤児院に向かっていた。だが、孤児院に行く前に三人は強盗団に会ってしまったのだ。
最近、神出鬼没に強盗団が現れている話は、聖女たちにまで聞こえていた。
彼らは、黒いマスクをして顔を隠し、馬にのって街中を走り回る。商店街にくると馬にのったままで店の中に押し入り、長いムチを振り回し物をこわしては奪っていく。その上、若い女性を捕まえて、連れ去ることまで始めていたのだ。
必死に走って三人は孤児院に逃げ込むことはできた。だが、彼女たちを追って強盗団は馬にのったままで孤児院の中まで入ってきたのだ。すぐにオバタは三人の聖女と子供たちを台所に集めると、床下に作られた地下室に隠れた。そこは、小麦粉を入れた袋や玉ねぎ、ジャガイモをおく食料貯蔵室だった。だが、置ける物はすでになくなり、人が入れる空室になっていた。
オバタは、子供たちの肩を抱いて泣き出そうとした子供らをあやし続けた。
「ここに、女どもは隠れたはずなんだがな?」
「これだけ探してもいない所をみると、もう逃げ出したようだな」
「ここで捕まえることができないなら、早く他を探さなければならんぞ」
やがて、男たちの声や馬の足音が聞こえてなくなっていた。さらに一時間ほど、オバタたちは声を押し殺していると、何の物音もしなくなっていた。
だが、油断をするわけにはいかない。さらに、しばらく地下室にいて外が薄暗くなった頃にオバタは聖女三人や子供たちと一緒に地下室から出てきた。
みんなで孤児院の玄関口に行くと、門そばに荷馬車を置いていたのだが、馬は殺され荷台に積んでいた物も奪われていた。これでは荷馬車を使うことはできない。
だが、オバタや子供たちが背負っているリュックには固焼きのパンとチーズ、さらに瓶につめた水が入っていた。それに聖女たちも背中に背負ったバッグにべーグルやベーコン、それに瓶づめのワインを入れてきていたのだ。これらを持っていれば、旅立つことができる。
そこで、オバタは子供らや三人の聖女とともにガンダ国をめざすことにしたのだった。
子供たちの足は遅い。森の中では、オオカミたちと遭遇したが、オバタや三人の聖女の祈りの力で追い払うことができた。そして、三日後には、オバタたちはアンナのもとにたどり着いていた。強盗団の事はアンナの所にまで聞こえ出し、アンナも心配をしていたのだ。そんなときにオバタたちの無事な姿を見てアンナは思わず泣き出していた。
馬にのって現れる強盗団は、少なくとも一週間に一度はやってくることが分かってきた。それを知ったフタ―ク国では警護隊ばかりでなく、国の兵士たちも出動をさせ出した。店が並ぶ通りに兵士たちを配置して、人通りの中を巡回させたのだ。
フタ―ク国で完璧な守備を行い出すと、強盗団はフタ―ク国ではなく、近隣の国々を襲い出したのだ。
新たに襲われた国は、フタ―ク国を見習い警護隊の他に国の兵士まで出動をさせた。すると、インガ国は、自国の兵士を使って、その国を攻めてくるようになったのだ。そうなれば、戦をするしかない。その隙をねらって強盗団は入りこんできた。
困り果てた近隣にいる連邦国の王たちは、フタ―ク国に集まり協議をすることになった。
会議は暴徒に壊されたままの宮殿の大広間で行われた。円卓のテーブルにすわった王たちは渋い顔をして、話を続ける。
「やはり、ここはギルドの特別パーティに頼むしかありませんぞ!」と、ミブライ王が言い出すと、みんなが賛成の声をあげた。
「この話は、われらを代表して、カント王からエルザに頼み込んでいただきたい」と、連邦国の王の一人に言い出されても、カントはうなずいていた。反論をすることもなく話を聞いていたのは、カントに弱みがあったからだ。それはフタ―ク国が連邦国から集めた協力金をまだ全額返し終っていないことだった。
数日後、カントは、ガンダ国に行ってエルザと対談をしていた。
「話はわかりましたが、強盗団がいつどこに現れるのか、わからないとパーティを派遣することさえできませんよ」
「そうでしょうな。そこで、強盗団がくる時期と場所を探す仕事もお願いしたいと思っておりますが」
「えっ」と言って、エルザは驚き、カントをみつめる。カントは笑っていた。
「やってみますが、見込み違いが生じてもお許し願うしかないですね」
「ともかく、引き受けてもらわないと、私が困ってしまいます」
そう言って、カントは帰っていった。
さっそくライタルをエルザは呼び出した。話を聞いていたライタルは、「強盗団はインガ国からやってきていると思いますよ。だから、インガ国が、彼らを守ろうとする。それに若い女性が必ず狙われている。女性をさらうことが目的のひとつなのかもしれません? そのためか、若い女性が多くいる国が狙われている。それに兵士たちを出動させた国は避けている。それらを考えると、ティム国が、次に狙われる可能性が高いと思います」
「そうかもしれないね。ともかくライタルの勘に頼るしかない」と言って、エルザは笑っていた。
すぐに、ライタルは特別パーティの仲間をひきつれてティム国に行った。
そこの王と謁見をすますと、ライタルたちは、多くの人たちが行き交う市場の街を見回りに行った。
すると馬の足音が聞こえてきたので、ライタルが後ろをむいた。
目で数えると、馬にのり黒マスクをつけた者は七人いる。
黒マスクの一人は、盗んだ物を入れた布袋を背負い、馬にのって店から出てきていた。別の黒マスクは、若い女を抱えて肩に載せていたのだ。
その女の泣き叫ぶ声があたりに響いた。
ライタルは剣を抜いて身構えた。他のパーティ仲間もライタルに合わせるように剣を抜いていた。
すると、黒マスクの一人は長いムチを振り回し、ライタルたちを近づけさせないようにし出した。だが、シアロはすばやく剣をぬき、居合切りでそのムチを切っていた。
それによって生じた隙をライタルは見逃さなかった。すばやく近づく。そして、飛びあがり剣を振って、ムチを使っていた男の胴を切断していたのだ。男の上半身は下半身を残したまま、通りの大地に落ちていった。だが、下半身は馬から落ちてくることはなかった。それは下半身が馬とつながっていたからだ。つまり馬と人は一体だったのだ。人の頭を奪われた馬は暴れて八百屋の店の中に飛び込み、後ろ足で棚に置かれた野菜をはねあげていた。
次にライタルは、肩に若い女をのせた黒マスクの男を追いかけた。馬の前にライタルは飛び出すと、すばやく馬の前足に向かって剣を振り下ろした。
前足を奪われた馬はくずれるように倒れ、黒マスクの肩にのっていた女は投げ出されていた。すばやくライタルは女を地面に落ちる前にうけとめてベラルに預けると、馬の上で体を起こそうとしている男の首をはねあげていた。
その間に、ビックは店の屋根にかけのぼり、そこから遠くにいる強盗団たちに向かって矢は放っていた。矢を撃たれてたじろいでいる黒マスクに向かってシアロとメリカは走り、剣を振るった。そして、黒マスク二人を倒していたのだ。
ベラルが守っている女を取り戻そうとして黒マスクたちが馬をあやつり、走らせてくる。ライタルはすばやく剣を構えてペラルの前に立ち、やってきた馬ごときり倒していた。
パーティたちには勝てないとわかったのか、残っていた二人の黒マスクはくるりと向きを変え馬を走らせ逃げていった。
逃げる敵を見送くるライタルの周りにパーティの仲間たちが集まってきた。
「ライタル様、こやつらは、馬にのった人間に見えていましたが、人間ではありませんぞ! こいつら、そのものが魔物だった」と、メリカが吐き捨てるように言っていた。
「これでインガ国のロズエルが背後にいることが明らかになったな」と、ライタルは額にたてじわを作る。
「人をさらっていくことに執着をしていた。なぜでござるかな?」
シアロは首を傾げていた。
やがて、さらわれそうになった若い女の母親が駆け付けてきて、泣きながら若い女を抱きしめていた。
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