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4おおあわて
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まぶしい光と大きな音にエズレさんは、シマウマの冊の中から飛び出しました。そして、ライオン広場の冊の上にたおれているポプラを見つけました。すぐに道具置場にいき、そこから電動ノコギリを持ち出してくると、ライオン広場に入り、柵にかかっているポプラの幹を切り、ポプラの上にのっても、外へでれないようにしました。ポプラの木をもっと細かく切って、ライオン広場の外へ運び出すのは、後ですることにして、エズレさんはライオン広場を改めて見まわしました。
お母さんライオンは静かにエズレさんのやることを見ていましたが、ライオンの子、ポポの姿はありません。エズレさんはお母さんライオンと目を合わせました。すると、お母さんライオンは、悲しそうに目をふせたのでした。
「ポポは、お父さんライオンに会いにいったんだね?」
お母さんライオンは軽く首をふりました。エズレさんはライオンをいつも側に見ていたので、ポポの気持ちもわかっていたのです。
ともかく、このままにしてはおけません。エズレさんは、ライオン広場から出ると、動物園の事務所に行きました。そして、園長にライオンのポポが逃げ出したことを報告したのです。
「え、ポプラがたおれただけじゃなかったのか」
エズレさんの話は事務所いた他の職員の人たちにも聞こえましたので、園長の前に集まってきました。
「ポポは子ライオンかもしれませんが、ライオンですよ」と職員の一人が言いました。
「ライオンが逃げ出した。そんなことを、みんなに知られたら、もう動物園なんか、やっていけなくなる」と、園長はりょう手で頭をかかえていました。
「じゃ、どうするんですか?」と、エズレさんは聞きました。
「ライオンの冊は壊れてしまったんだろう?」
「冊はこわれていませんよ。それに残っているお母さんライオは出てくることはありません」
「それはよかった。ともかく、雷のせいでライオン広場の中にあるポプラをすぐにかたずけるんだ。それから、動物を見に来た人たちに動物園から出てもらうんだ」
「ポポが人をおそったりしませんよ」
職員たちはエズエさんの言うことなど聞いてはいません。園長の指示されたように事務所から飛び出していきました。
「エズレくんも、みんなと一緒になって動物園の中いるはずのポポを捜すんだ。街へ出て行ったらたいへんなことなるぞ」
「わかりました。すぐ始めます。でも、」
エズレさんは、街へ行くことはないと言いかけましたが、言うのをやめました。ポポが行こうとしているのはお父さんライオンに会うためですから、動物園の北に向かっていると思っていたからです。エズレさんもみんなの後を追って、事務所をでていきました。
お母さんライオンは静かにエズレさんのやることを見ていましたが、ライオンの子、ポポの姿はありません。エズレさんはお母さんライオンと目を合わせました。すると、お母さんライオンは、悲しそうに目をふせたのでした。
「ポポは、お父さんライオンに会いにいったんだね?」
お母さんライオンは軽く首をふりました。エズレさんはライオンをいつも側に見ていたので、ポポの気持ちもわかっていたのです。
ともかく、このままにしてはおけません。エズレさんは、ライオン広場から出ると、動物園の事務所に行きました。そして、園長にライオンのポポが逃げ出したことを報告したのです。
「え、ポプラがたおれただけじゃなかったのか」
エズレさんの話は事務所いた他の職員の人たちにも聞こえましたので、園長の前に集まってきました。
「ポポは子ライオンかもしれませんが、ライオンですよ」と職員の一人が言いました。
「ライオンが逃げ出した。そんなことを、みんなに知られたら、もう動物園なんか、やっていけなくなる」と、園長はりょう手で頭をかかえていました。
「じゃ、どうするんですか?」と、エズレさんは聞きました。
「ライオンの冊は壊れてしまったんだろう?」
「冊はこわれていませんよ。それに残っているお母さんライオは出てくることはありません」
「それはよかった。ともかく、雷のせいでライオン広場の中にあるポプラをすぐにかたずけるんだ。それから、動物を見に来た人たちに動物園から出てもらうんだ」
「ポポが人をおそったりしませんよ」
職員たちはエズエさんの言うことなど聞いてはいません。園長の指示されたように事務所から飛び出していきました。
「エズレくんも、みんなと一緒になって動物園の中いるはずのポポを捜すんだ。街へ出て行ったらたいへんなことなるぞ」
「わかりました。すぐ始めます。でも、」
エズレさんは、街へ行くことはないと言いかけましたが、言うのをやめました。ポポが行こうとしているのはお父さんライオンに会うためですから、動物園の北に向かっていると思っていたからです。エズレさんもみんなの後を追って、事務所をでていきました。
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