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黒巫女召喚士誕生
黒巫女召喚士と子猫の初戦闘
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さて、ゲームにログインしたのでそろそろこのダンジョンから出る事にしよう。
私は魔法陣に向かって進む。
お祓い棒はいつでもすぐに使えるように手に持っている。
ケースはどこでも良いと言ったので太ももにセッティングしている。
特に違和感はない。服に隠れているのでバレる事も無いだろう。
「そういえばなぜ2つ?」
『最後だしな。説明してやろう。それは片手に1つなので、両手で使うには2つ必要だろ?だからだ。中身は共有させれているぞ。インベントリみたいになっている筈だ。インベントリを開いたら霊符の欄がある筈だ。そこを押せば変わる』
「ほんとだ!ありがとうございます!」
『いいさ、ほんと、ここは誰も来んしな。機会があったらまた来てくれ。何も出来んがな』
「はい」
なんやかんやでこの石像の頭さんは寂しいのかもしれない。
私は魔法陣に乗って、外に転移する。
「んん?」
外に出ると目に日光が入る。
ダンジョン入口では無いようだ。
「マップ」
とりあえず現在地を確認。
すると、
「道がない!」
マップの記録が無くなったのかと思いマップを動かして探る。
すると、かなり離れた場所に私が動いた場所を見つける。
離れた位置に転移するようだ。
「と、まずは手を合わせようかな?」
あのダンジョンの方向に向かって目を閉じて手を合わせる。
使ってあげる事が出来なくてごめんなさい。
あの場に置いて居なくなってしまった装備はステータスにボーナスが何も付かない初期防具に1度も鞘から抜く事のなかった短剣に謝る。
何となく装備さん達が見える気がする。気のせいだろう。
「さて、召喚ネマちゃん!」
私は子猫のネマちゃんを召喚して一緒に散策する事に決めた。
私は決めたのだ。
「お父さんがモンスターって言ってたから今からモンスターで統一しようかな?」
私が決めた事はこれでは無い。
「私は仲間を守るために強くなる!いくら可愛らしいモンスターが来ても倒すよ!そして、一緒に強くなろう!」
「にゃぁ~」
「よーし頑張るぞぉ!まずは脱、Lv1だ!」
「にゃん!」
ネマちゃんを抱いて歩く。
黒狐の仮面はインベントリにしまってお祓い棒を右手に、身体を丸めているネマちゃんを左手に抱いている。
お祓い棒が杖のようになっているが、まあ、いいだろう。
「まずは道とか分かんないし直線で良いかな?」
マップとかよく分からないから直線的に進もうと思う。
「んん~草原に転移したからこのままゴロンってしたいけど、イサちゃんやハムちゃん、ネマちゃんがやられるところはもう見たくないしな。みんなで強くならないと!イサちゃん、私はもう貴方をHPゼロにはしないよ!」
1人で演説しているが、返してくれる人はいない。
しかし!私はネマちゃんを抱いているのでメンタルは問題なし!
が、もしもこれを誰かに聞かれていたら恥ずかしいと感じるでしょうね。
転移してきた草原から数分歩いた所で草が生い茂った所に来ていた。
ガサガサ
「ぬ?敵さんか!」
草から飛び出て来たのは、⋯⋯カエルでした。
「おぉ~このカエルさんもリアルだな~。でも、背中の模様がお顔みたいで怖いな~」
そんな事を思いながら指でつつこうとしたら、ネマちゃんに猫パンチされた。
肉球ぷにぷに最高!
じゃない!
「え、なんで!」
「にゃん!」
「フェ!」
ネマちゃんが鳴いた次の瞬間に私の顔にある物が刺さる。
びっくりして後ずさったら舌を戻していたカエルがいた。
カエルの舌の先は棘になっていた。
な、なんて危ないカエルなんだ。
「HPはだいたい3くらいしか減ってないからそこまでダメージはない?」
それかこのカエルのSTRが巫女服で強化された私のVITであまりダメージがなかったのかな?
「HPバーが赤だね」
カエルさんが近づいて来るのでそこそこの距離を取る。
これはお父さんに聞いていた。
NPCは基本青色のHPバーで敵対している者は赤色に、プレイヤーは緑らしい。
「よし!ネマちゃん初戦闘だよ!ネマちゃんは背後から攻撃してね!」
「にゃん!」
ネマちゃんは私の胸から出て行って、カエルの背後に回る。
カエルは私に狙いを定めたようだ。
「貴方は私を攻撃した!だから恨まないでね!」
私はお祓い棒を掲げながら近づき、そして間合いに入ったと思ったら振り下ろす!
カン
「ありゃま」
止まっていると思っていたが、当然相手も動く。
簡単に躱された。
バレバレな動きだったのかな?
「うぅ」
また棘舌攻撃を受けてしまった。
私、戦闘下手かも知れません。
「にゃ」
「あ」
ネマちゃんがカエルを簡単に潰した。
カエルのHPバーが一気に減ってゼロになるとパネルが出て来てドロップアイテムの報告をしてくれる。
《経験を獲得しました。ドロップアイテム:【ランサーカエルの皮膚】【ランサーカエルの棘】を獲得しました》
カエルは赤色塵のようになって消えていった。
Lvは上がらなかったよ。
ネマちゃんはどうだろうか?
───────
子猫Lv2
名前:ネマ
HP:6/6(+1)
MP:3/3
STR:6(+1)
DEX:1
VIT:1
AGI:12(+2)
INT:2
MND:2
スキル:引っ掻く
───────
全体的に上がる訳では無いようだ。
それでも着実に成長はしている。
「さっきのカエルさんランサーカエルって言うんだね。なんか、かっこいい。名前とか見れないのかな?」
もしかしたら目を凝らしたら見えたかもしれない。
今度からはHPバーだけに意識を向けないできちんと観察していこう。
それと、私は攻撃を当てる練習をしないと。
「てか、妖術あるやん」
忘れていたけど私個人の戦闘技術は巫女だったね。
魔法(物理)になってたよ。
魔法でも無いね。ややこしい。
「霊符作るにはなんか素材が足りないようだし⋯⋯まだまだ分からない事が多いな~ネットで調べても出てこないだろうし」
もしも私が初めてのこの職業に関して情報が載っていたら、それはそれで怖い。
「今度は戦いやすい相手で!」
「ニャ!」
ネマちゃんがそんな相手居るわけないと言っている気がする。
「にゃ~にゃん」
「わ、私だって頑張るもん!」
自分ばかりに頼らないでね、と言っている気がした。
もしかしたらハムちゃんと比べても私は弱いかもしれない。
ハムちゃんは攻撃を当てれるだろうか?
「⋯⋯ん!考えるよ止めた!」
仲間内で強い弱いとか決めちゃダメだよね!仲間は助け合い!これ鉄則!
「ね!」
「にゃん!」
ネマちゃんの頭をなでなでする。⋯⋯癒しである。
後でハムちゃんとも交代してなでなでモフモフしよう。その後はイサちゃんに⋯⋯て、これだとまた進まなくなる!
私は魔法陣に向かって進む。
お祓い棒はいつでもすぐに使えるように手に持っている。
ケースはどこでも良いと言ったので太ももにセッティングしている。
特に違和感はない。服に隠れているのでバレる事も無いだろう。
「そういえばなぜ2つ?」
『最後だしな。説明してやろう。それは片手に1つなので、両手で使うには2つ必要だろ?だからだ。中身は共有させれているぞ。インベントリみたいになっている筈だ。インベントリを開いたら霊符の欄がある筈だ。そこを押せば変わる』
「ほんとだ!ありがとうございます!」
『いいさ、ほんと、ここは誰も来んしな。機会があったらまた来てくれ。何も出来んがな』
「はい」
なんやかんやでこの石像の頭さんは寂しいのかもしれない。
私は魔法陣に乗って、外に転移する。
「んん?」
外に出ると目に日光が入る。
ダンジョン入口では無いようだ。
「マップ」
とりあえず現在地を確認。
すると、
「道がない!」
マップの記録が無くなったのかと思いマップを動かして探る。
すると、かなり離れた場所に私が動いた場所を見つける。
離れた位置に転移するようだ。
「と、まずは手を合わせようかな?」
あのダンジョンの方向に向かって目を閉じて手を合わせる。
使ってあげる事が出来なくてごめんなさい。
あの場に置いて居なくなってしまった装備はステータスにボーナスが何も付かない初期防具に1度も鞘から抜く事のなかった短剣に謝る。
何となく装備さん達が見える気がする。気のせいだろう。
「さて、召喚ネマちゃん!」
私は子猫のネマちゃんを召喚して一緒に散策する事に決めた。
私は決めたのだ。
「お父さんがモンスターって言ってたから今からモンスターで統一しようかな?」
私が決めた事はこれでは無い。
「私は仲間を守るために強くなる!いくら可愛らしいモンスターが来ても倒すよ!そして、一緒に強くなろう!」
「にゃぁ~」
「よーし頑張るぞぉ!まずは脱、Lv1だ!」
「にゃん!」
ネマちゃんを抱いて歩く。
黒狐の仮面はインベントリにしまってお祓い棒を右手に、身体を丸めているネマちゃんを左手に抱いている。
お祓い棒が杖のようになっているが、まあ、いいだろう。
「まずは道とか分かんないし直線で良いかな?」
マップとかよく分からないから直線的に進もうと思う。
「んん~草原に転移したからこのままゴロンってしたいけど、イサちゃんやハムちゃん、ネマちゃんがやられるところはもう見たくないしな。みんなで強くならないと!イサちゃん、私はもう貴方をHPゼロにはしないよ!」
1人で演説しているが、返してくれる人はいない。
しかし!私はネマちゃんを抱いているのでメンタルは問題なし!
が、もしもこれを誰かに聞かれていたら恥ずかしいと感じるでしょうね。
転移してきた草原から数分歩いた所で草が生い茂った所に来ていた。
ガサガサ
「ぬ?敵さんか!」
草から飛び出て来たのは、⋯⋯カエルでした。
「おぉ~このカエルさんもリアルだな~。でも、背中の模様がお顔みたいで怖いな~」
そんな事を思いながら指でつつこうとしたら、ネマちゃんに猫パンチされた。
肉球ぷにぷに最高!
じゃない!
「え、なんで!」
「にゃん!」
「フェ!」
ネマちゃんが鳴いた次の瞬間に私の顔にある物が刺さる。
びっくりして後ずさったら舌を戻していたカエルがいた。
カエルの舌の先は棘になっていた。
な、なんて危ないカエルなんだ。
「HPはだいたい3くらいしか減ってないからそこまでダメージはない?」
それかこのカエルのSTRが巫女服で強化された私のVITであまりダメージがなかったのかな?
「HPバーが赤だね」
カエルさんが近づいて来るのでそこそこの距離を取る。
これはお父さんに聞いていた。
NPCは基本青色のHPバーで敵対している者は赤色に、プレイヤーは緑らしい。
「よし!ネマちゃん初戦闘だよ!ネマちゃんは背後から攻撃してね!」
「にゃん!」
ネマちゃんは私の胸から出て行って、カエルの背後に回る。
カエルは私に狙いを定めたようだ。
「貴方は私を攻撃した!だから恨まないでね!」
私はお祓い棒を掲げながら近づき、そして間合いに入ったと思ったら振り下ろす!
カン
「ありゃま」
止まっていると思っていたが、当然相手も動く。
簡単に躱された。
バレバレな動きだったのかな?
「うぅ」
また棘舌攻撃を受けてしまった。
私、戦闘下手かも知れません。
「にゃ」
「あ」
ネマちゃんがカエルを簡単に潰した。
カエルのHPバーが一気に減ってゼロになるとパネルが出て来てドロップアイテムの報告をしてくれる。
《経験を獲得しました。ドロップアイテム:【ランサーカエルの皮膚】【ランサーカエルの棘】を獲得しました》
カエルは赤色塵のようになって消えていった。
Lvは上がらなかったよ。
ネマちゃんはどうだろうか?
───────
子猫Lv2
名前:ネマ
HP:6/6(+1)
MP:3/3
STR:6(+1)
DEX:1
VIT:1
AGI:12(+2)
INT:2
MND:2
スキル:引っ掻く
───────
全体的に上がる訳では無いようだ。
それでも着実に成長はしている。
「さっきのカエルさんランサーカエルって言うんだね。なんか、かっこいい。名前とか見れないのかな?」
もしかしたら目を凝らしたら見えたかもしれない。
今度からはHPバーだけに意識を向けないできちんと観察していこう。
それと、私は攻撃を当てる練習をしないと。
「てか、妖術あるやん」
忘れていたけど私個人の戦闘技術は巫女だったね。
魔法(物理)になってたよ。
魔法でも無いね。ややこしい。
「霊符作るにはなんか素材が足りないようだし⋯⋯まだまだ分からない事が多いな~ネットで調べても出てこないだろうし」
もしも私が初めてのこの職業に関して情報が載っていたら、それはそれで怖い。
「今度は戦いやすい相手で!」
「ニャ!」
ネマちゃんがそんな相手居るわけないと言っている気がする。
「にゃ~にゃん」
「わ、私だって頑張るもん!」
自分ばかりに頼らないでね、と言っている気がした。
もしかしたらハムちゃんと比べても私は弱いかもしれない。
ハムちゃんは攻撃を当てれるだろうか?
「⋯⋯ん!考えるよ止めた!」
仲間内で強い弱いとか決めちゃダメだよね!仲間は助け合い!これ鉄則!
「ね!」
「にゃん!」
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