超ゲーム初心者の黒巫女召喚士〜動物嫌われ体質、VRにモフを求める〜

ネリムZ

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化け物集団誕生の前触れ

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「私は召喚士のモフリです。よろしくね」
「私は鍛冶師のメルって言うの。よろしく。そして⋯⋯」

 1泊開けて大剣を掲げるメルさん。

「金属を愛し!金属に愛されたい女!武器を作り愛でて引かれる存在!中身実は小学生のメルちゃんとは私の事だ!」
「お、おお」
「初めて用意していた自己紹介を言えました!私って遠目から見られるとただ危ない人ですから、モンスターには感謝ですかね。プレイヤーと初めて話せた気がします。私の友達NPCですから」
「そうなんだね。なら、私が友達になるよ?」
「良いんですか!なかなかにレアそうな装備を着ている巫女さん」
「召喚士です」
「そうですね。なら、改めて自己紹介しましょう」
「うん」

 私は皆を呼んで湖の近くに座って話し合う。

「私は先程も申した通りに中身小学生です。軽度ですが金属アレルギーを持っていて、感覚が超リアルだと聞いた両親が買ってくれました。そして、金属と1番近い存在たる鍛冶師になりました。ちなみに種族は物作りの得意なドワーフです」
「成程、金属アレルギーって大変だね」
「あはは、まあ、軽度なんですけどね」
「だから金属が好きなの?」
「そうなるんですかね?金属のぶつかり合う音や金属が新たな物質、例えば剣とか槍とか様々な物になるのも好きです。そして私は自分の作った武器に一つ一つ名前を付けて色々な場所に行っては写真を撮ってSNSに載せているんです。そこで熱弁しているとコメントが色々と面白いんですよね。「頭おかしい‪w」とか「この武器欲しい」とか色々ですね。私が作った武器が旅立つと嬉しくもあり寂しくもあるんですよ」

 こだわりがあるんだね。

「鍛冶師は武器や防具を作る事でも経験値が得られるんですが⋯⋯武器作りしかして無くて他の人とレベルが低いんですよね」
「でも、この階層まで来れたんだよね?」
「はい、傭兵ギルドで傭兵のNPCさんを雇いました。武器との交換の人も居ましたね」
「そうなんだ⋯⋯あ、私も具体的な自己紹介するね。私は動物嫌われ体質かもしれない女です」
「動物嫌われ体質?」
「リアルで背後から動物に触ろうとするとすぐに逃げられたり、小学生の時に野外学習で動物園に行った時に教師から切実に離れて見る事をおすすめされるって事です」
「⋯⋯なんか、悲しいね」
「あはは、慣れたけどね。で、今は妹にこのゲームを教えて貰ってやって居るんだ。感覚リアル最高だよね!」
「超同感です!」
「ま、なんかこの体質ゲーム内でも少し働いている気がするんだよね」
「アレルギーは働いてませんよ?」
「そうなんだよね~ま、今は問題無いけど」
「そうですか。それは良かったです」
「あ、フレンド登録しませんか?」
「見るからに、喋り方的にモフリさんの方が年上なので敬語は結構ですよ。フレンド、良いんですか?自慢じゃ無いですが私って本当にプレイヤーの知り合いが居ないんでよ?初心者狩りが怖くて掲示板のパーティーに入れないし」
「そんなの関係ないよ」
「ありがとうございます。何か武器いりませんか?この大剣は青色の金属を使った武器で名前は『ウォーターブレイド』ってそのままなんですが特殊能力で水の斬撃が出せるんでよ」
「私は使えないし良いよ。それにこれがあるからね」

 私はお祓い棒を地面にトントンする。

「ふむふむ、見る感じにSTR補正が低そうな⋯⋯他の用途⋯⋯さっきの戦い方的に魔法?ならINT補正かな?」

 す、凄い。

「少し服に触って良いですか?」
「あ、どうぞ」

 メルちゃんは私の黒巫女服をペタペタ触ったり伸ばしたりする。

「ふむ、耐久値がかなり優れているような⋯⋯いや、そもそも耐久値が存在するのかな?ふむふむ、かなり上等な素材を使われている⋯⋯精密だね。NPCが作成した物じゃなくてダンジョンかドロップアイテムかな?もしかして噂のユニークシリーズかな?」

 ブツブツとそう言いながらメルちゃんは凄い観察眼でそう判断していた。

「分かるの?」
「私は素材と向き合いながら武器を作ったりNPCの師匠の武器や防具、裁縫師が作る防具なども細かい繊維レベルで見ていたら大まかな事が分かるようになったんですよ」
「す、凄いね」
「ありがとうございます。あ、ベタベタ触ってすみません。ついつい新しいのを見ると興奮するんですよね」
「あはは、そうなんだね」
「はい、自分の作成の参考に出来るような気がして⋯⋯何かありましたらこちらに寄ってください。今私が拠点としている場所で師匠が居ます」
「え、1階層だけじゃないんだね」
「はい、師匠も付いて来てくれました」

 そんな仕様があるんだね。

「では、さようなら!」
「うん、気を付けてね」
「はい!」

 その後解散した私は森の奥に向かった。
 皆や私のレベリングをする為だ。

「目指すは次のイベント前に進化だ!」
「ピピ!」
「ワン!」
「「コン!」」

 森の中では1階層の森とは違い猿が居た。
 アイアンモンキーというモンスターで攻撃して来る際に拳が鉄のようになるようだ。
 攻撃力や防御力を向上させて来るみたいだが、拳以外は普通なのでそこまで脅威では無かった。
 そして、マナちゃんの進化の時が来た。

 青白い光にマナちゃんが包まれ、光が収まるとそこにはカラスが居た。真っ黒なカラスだ。

「かァー」
「いや、完全カラスやん」

 あ、羽毛がサラサラで良き。
 さて、私も幾つかスキルのレベルが上がったり新たなスキルが手に入ったりしているし、ステ振りもやったので確認しておこう。

 ───────
 名前:モフリLv62
 種族:屍食鬼
 職業:召喚士Lv6
 サブ:黒巫女Lv6
 称号:【超越者の弟子】【楽しむ者】【裸の踏破者】【初の伝説】【スライムを憎みし者】【大物喰らいジャイアントキリング】【風系の黒巫女】【呪系の霊符】
 HP:120/120(+100)
 MP:200/200(+120)
 STR:18
 DEX:25
 VIT:70(+60)
 AGI:125(+100)
 INT:65
 MND:80(+60)
 SP:0
 スキル:【召喚】【応召】【契約】【意思疎通】【妖術】【霊符作成】【棒の心得Lv4】【妖術操作Lv7】【霊符操作Lv5】【多重妖術Lv1】【結合妖術Lv1】【縮地Lv3】【MP回復速度向上Lv1】【自己再生Lv2】【キックLv1】【挑発耐性Lv1】【人喰らい】
 特性:【死体残し】
 契約4/4:『ハムスター:ハムLv1』『猫:ネマLv1』『犬:イサLv1』『小鳥:マナ』
 式神2/2『妖狐:ハク』『妖狐:クロ』
 ───────
 犬Lv14
 名前:イサ
 HP:‭25/15(+1)‬
 MP:22/22(+1)
 STR:21(+1)
 DEX:21(+1)
 VIT:45(+2)
 AGI:39(+2)
 INT:18(+1)
 MND:18(+1)
 スキル:【挑発】【堅牢】
 挑発:敵の認識を集中させる。消費MP2
 堅牢:VITを一時的に上昇する。消費MP5
 ───────
 鳥Lv1
 名前:マナ
 HP:3/3
 MP:7/7
 STR:6
 DEX:‭3‬
 VIT:‭2‬
 AGI:‭7‬
 INT:3
 MND:3
 スキル:【共有】【空縮】
 共有:MPを消費する事で共有出来る
 空縮:MP5を消費する事で空中内の距離を縮めて瞬間的な移動を可能にする
 ───────
 妖狐Lv20
 名前:ハク
 HP:‭23/13(+2)‬
 MP:65/65(+4)
 STR:1‭4(+2)‬
 DEX:‭13(+2)‬
 VIT:‭13(+2)‬
 AGI:1‭8(+2)‬
 INT:58(+4)
 MND:63(+7)
 スキル:バフ
 内容:味方にSTR上昇バフ、VIT上昇バフ、AGI上昇バフ、INT上昇バフのいずれかを掛ける事が出来る。対象に対し複数使用可能だが、重ねがけは出来ない。MP5を使う。
 ───────
 妖狐Lv7
 名前:クロ
 HP:‭5/5(+2)‬
 MP:12/12(+7)
 STR:3(+2)
 DEX:‭4(+2)‬
 VIT:‭3(+2)‬
 AGI:‭11(+7)‬
 INT:10(+7)
 MND:1(+2)
 スキル:デバフ
 内容:対象にSTR降下デバフ、VIT降下デバフ、AGI降下デバフ、INT降下デバフのいずれかを掛ける事が出来る。対象に対し複数使用可能だが、重ねがけは出来ない。MP5を使う。
 ───────

 さて、今日はこの辺で辞める事にする。
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