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それは夏の暑さで何もやる気が起きずにゴロゴロしているタイミングだった。
メアが遊びたいと俺を揺らしながら、テレビを見ている。
スマホが今まで以上のけたたましい通知音を鳴らしたのだ。
メアも俺も「うるさっ」と反応するくらいには大きな音であり、スマホで出して良い音では無い。
とりあえず確認だ。
ふむふむ、神メールか。
なんこれ?
検索検索。
「何も出てこない」
とりあえず確認だな。
『クエスト発生!』
大きくそう書かれており、下記の内容はこうなっていた。
神からの直接依頼だ。
ギルドの出す依頼とはまた別物らしい。
他の人にはこの内容全てにおいて言う事も見せる事もほのめかす事も許されない。
した場合はクエストは破棄され、知った者の記憶でクエストに関連するモノを消滅させる。
突然、クエストを受けた人も例外では無い。
「怖すぎだろ」
これは神が気に入った存在にのみ与える試験のようなモノである。
強制であるが為に拒否権などは存在しない。
「まじかよ」
クエスト内容、Tランクダンジョンの攻略。一週間以内。
成功報酬、選択したモノをデータアイテム化する事が可能。一つのみ。
事前に設定しておくことも可能。その場合、報酬がそのアイテムになる。
「って事は、白夜をデータ世界でも使える様になるのか⋯⋯それはやりたいな」
失敗報酬、所有アイテム半分消失。無視した場合には発生しない。
つまり、少しでも挑戦したと見なされたら失敗報酬、ペナルティは受ける訳だ。
無視すれば良い、優しいようで優しくない。
だってさ、『無視』に関する具体的な事柄が存在しない。
つまり、これは神が「無視したな~」と思ったら無視になるが、そうじゃない場合は問答無用でペナルティだ。
「所有アイテム⋯⋯つまりモンカドも当然例外じゃないよな」
既に数千枚と存在するモンカド⋯⋯下から削られる分なら問題ないのだが、そうじゃない場合は戦力が減る。
ペナルティを受ける条件が詳細に分からないから、受けるしか道は無い。
「でもどうしたもんか。Tランクダンジョンの広さってすぐに攻略出来るモンじゃないし⋯⋯ネットで一番マップが完成しているダンジョンを探すか」
Tランクと言う指定があるだけで、どこのダンジョンと言う指定は無い。
一番攻略されているダンジョンのボスを倒して、完全攻略させて貰おう。
ダンジョンボスは早い者勝ちだからな。
「ゴッドメールじゃなくて、神メールって、ダサっ」
メアが横から覗き込むように見て来た。
あ、終わった。
そういや、ばらした時のペナルティは記憶を失うだけなんだよな?
クエスト破棄とかになるのかな?
まじかー、まともにやろうとした矢先に終わるのかよ。
周りには注意しないといけない、綺麗な例だな。
「⋯⋯ありゃ?」
まだかな?
全然クエストの事を覚えてますよ?
神様~ちゃんと仕事しましょうよ~。
メアだけ例外とか、まじでやめてくれよ。
本当にさ⋯⋯そんなんじゃ答え言ってるもんだぞ。
「どったの日向」
「いや。メアだから、そんな理由は嫌だなって」
「ん?」
メアに家族が居ないなら、俺は⋯⋯。
ま、今はクエストに集中しよう。
一週間とか言う制限付きだし、さっさと行くか。
「メア、俺は出かけて来るからお留守番を頼む」
「だが断る」
「今日はダンジョンなんだよ。危険だからさ」
「それでもメアは日向と居るのっ!」
この譲らないところは子供っぽいな。
モンスターに守らせたら良いかな?
でも、やっぱりそれでも危険な気がする。
思い出すのは初めて出会った時の事だ。
リザードンマンに襲われそうになり、本気で助けを求めていたあの瞬間を。
あれは探索者とかの反応じゃない。
もしも本当に⋯⋯俺の予想が正しいのなら、メアはダンジョンに近づくべきじゃない。
俺はメアを失うのが怖い。
攻略となればダンジョンの奥まで行く、ダンジョンは奥に行けば少しだけモンスターの数が増えたり強くなったりする。
その中でメアを守り切れる自身が無い。
メイを使ったメイド軍でなんとか守れるか?
「⋯⋯俺が何を言っても、何をしても、一緒に行きたいか?」
「うん!」
「そっか」
絶対に守る。
日陰全力モードだ。
目的のダンジョンは決まったが、そこそこ遠いので準備はしておく。
後は家族と愛梨に長時間出かける事を知らせておけば⋯⋯おっけと。
あ、愛梨から返信来た。
『ダンジョン? 一緒に行くよ!』
「いや、断る。ソロで行く」
メアが一緒の時点でソロじゃないってツッコミはスルーだ。
別にソロと言う制限はないのだが、愛梨と一緒にやって、ドジったらクエストが終わってしまう。
万全を期すと考えるなら、愛梨の手伝いは要らない。
ちなみに愛梨は今、自分の家の掃除をしている。
手伝っても良かったのだが、「お、お世話になってるんだから、悪いよ」と断って来た。
昔は違ったが、最近は俺を自分の家に上がらせようとはしない。
理由は分からないが、女の子なので嫌なのだろう。
別に気にする事じゃないし、今回はむしろタイミングが良かったのかもしれない。
「⋯⋯ッ!」
俺は上を見上げた。
見えるのは天井だ。メアが「なにやってんののコイツ?」みたいな目で見て来る。
俺が上を向いた理由は、もしかしたら⋯⋯って言う感じだ。
神が敢えてこのタイミングを選んだ。そう考えられるからだ。
つまり、ずっと俺を監視して、ちょうど良いタイミングでクエストを出した。
俺からは認識出来ないけど、神からはずっと見えている。
「神って最強のストーカーじゃん」
俺も駒の一つなんだろうけどさ。
でも、今も見ているのは当たりのようだ。
先程と同じ音が鳴って、お怒りメールが届いた。
電車を使って数時間移動をした。
「空腹なり」
「うなぎでも食べるか」
「おお! うなぎって、あの焼いてるやつ?」
「まぁ色々あるぞ」
この辺で良さげな場所に向かった。
時間的にかなり待つ。
「日向~」
「何?」
「退屈」
「ゲームでもしとけ」
俺がスマホを貸すと、ゲームを始める。
俺はポッケに入れていたラノベを取り出して読み始める。
呼ばれたので中に入り。各々注文する。
メアは俺と同じのにした。
ひつまぶしである。七千円くらいした。
二人で一万四千近いが、問題ない。
真面目にオークションにモンカドを出そうかな?
ギルマスとの相談かな。
重要がありそうなカードが良いよな。
強すぎても良くないし。
「そういや、夏企画も一個だけで全然やってないな」
せめて四回はやりたいから、後三回。
クラン⋯⋯か。
クラゲマンに連絡してみようかな? 一応持ってるんだよな連絡先。
製作系は見れたし、研究しているところもあるんだっけ?
どこに行くべきか⋯⋯いっそアメリカに行ってジャックの所を⋯⋯いや、流石にやめるか。
そもそも、連絡先知らないから連絡手段がねぇ。
「うっま!」
「だな」
メアが笑顔で食べると、より美味しく感じる不思議。
再び通知音。これは神からじゃない。
『なんか美味しい物二人で食べてる?』
「愛梨お姉様はエスパーだ」
「ああ、やっぱりそう思うよな」
神よりも恐ろしい人からの連絡だった。
腹も満たしたし、本命のダンジョンにやって来た。
腹がいっぱいでもアバターに影響はない。
俺はスマホを使ってダンジョンの中に入る。
後ろからメアがついて来る。
「⋯⋯あれ? 今更だけど、うなぎ食べたとこの店員、普通にメアの注文聞いてたな」
俺と関わり合いが深い相手⋯⋯そんな条件も間違ってるのか?
もしかして、俺とメアが一緒に居られる感じのご都合が働いている?
そうだったら、色々と怖いな。
考えるだけ無駄か。
「メイ!」
俺はメイを使って大量のメイド、四級以上のメイドを総動員した。
「全員散らばれ! 最速最短でボスを屠る!」
「全軍散会! 目標最終地点!」
「あ、一部は護衛に」
「個別命令実行、防御陣形、大将我、マスター、メア、登録完了」
よし、行くか。
メアが遊びたいと俺を揺らしながら、テレビを見ている。
スマホが今まで以上のけたたましい通知音を鳴らしたのだ。
メアも俺も「うるさっ」と反応するくらいには大きな音であり、スマホで出して良い音では無い。
とりあえず確認だ。
ふむふむ、神メールか。
なんこれ?
検索検索。
「何も出てこない」
とりあえず確認だな。
『クエスト発生!』
大きくそう書かれており、下記の内容はこうなっていた。
神からの直接依頼だ。
ギルドの出す依頼とはまた別物らしい。
他の人にはこの内容全てにおいて言う事も見せる事もほのめかす事も許されない。
した場合はクエストは破棄され、知った者の記憶でクエストに関連するモノを消滅させる。
突然、クエストを受けた人も例外では無い。
「怖すぎだろ」
これは神が気に入った存在にのみ与える試験のようなモノである。
強制であるが為に拒否権などは存在しない。
「まじかよ」
クエスト内容、Tランクダンジョンの攻略。一週間以内。
成功報酬、選択したモノをデータアイテム化する事が可能。一つのみ。
事前に設定しておくことも可能。その場合、報酬がそのアイテムになる。
「って事は、白夜をデータ世界でも使える様になるのか⋯⋯それはやりたいな」
失敗報酬、所有アイテム半分消失。無視した場合には発生しない。
つまり、少しでも挑戦したと見なされたら失敗報酬、ペナルティは受ける訳だ。
無視すれば良い、優しいようで優しくない。
だってさ、『無視』に関する具体的な事柄が存在しない。
つまり、これは神が「無視したな~」と思ったら無視になるが、そうじゃない場合は問答無用でペナルティだ。
「所有アイテム⋯⋯つまりモンカドも当然例外じゃないよな」
既に数千枚と存在するモンカド⋯⋯下から削られる分なら問題ないのだが、そうじゃない場合は戦力が減る。
ペナルティを受ける条件が詳細に分からないから、受けるしか道は無い。
「でもどうしたもんか。Tランクダンジョンの広さってすぐに攻略出来るモンじゃないし⋯⋯ネットで一番マップが完成しているダンジョンを探すか」
Tランクと言う指定があるだけで、どこのダンジョンと言う指定は無い。
一番攻略されているダンジョンのボスを倒して、完全攻略させて貰おう。
ダンジョンボスは早い者勝ちだからな。
「ゴッドメールじゃなくて、神メールって、ダサっ」
メアが横から覗き込むように見て来た。
あ、終わった。
そういや、ばらした時のペナルティは記憶を失うだけなんだよな?
クエスト破棄とかになるのかな?
まじかー、まともにやろうとした矢先に終わるのかよ。
周りには注意しないといけない、綺麗な例だな。
「⋯⋯ありゃ?」
まだかな?
全然クエストの事を覚えてますよ?
神様~ちゃんと仕事しましょうよ~。
メアだけ例外とか、まじでやめてくれよ。
本当にさ⋯⋯そんなんじゃ答え言ってるもんだぞ。
「どったの日向」
「いや。メアだから、そんな理由は嫌だなって」
「ん?」
メアに家族が居ないなら、俺は⋯⋯。
ま、今はクエストに集中しよう。
一週間とか言う制限付きだし、さっさと行くか。
「メア、俺は出かけて来るからお留守番を頼む」
「だが断る」
「今日はダンジョンなんだよ。危険だからさ」
「それでもメアは日向と居るのっ!」
この譲らないところは子供っぽいな。
モンスターに守らせたら良いかな?
でも、やっぱりそれでも危険な気がする。
思い出すのは初めて出会った時の事だ。
リザードンマンに襲われそうになり、本気で助けを求めていたあの瞬間を。
あれは探索者とかの反応じゃない。
もしも本当に⋯⋯俺の予想が正しいのなら、メアはダンジョンに近づくべきじゃない。
俺はメアを失うのが怖い。
攻略となればダンジョンの奥まで行く、ダンジョンは奥に行けば少しだけモンスターの数が増えたり強くなったりする。
その中でメアを守り切れる自身が無い。
メイを使ったメイド軍でなんとか守れるか?
「⋯⋯俺が何を言っても、何をしても、一緒に行きたいか?」
「うん!」
「そっか」
絶対に守る。
日陰全力モードだ。
目的のダンジョンは決まったが、そこそこ遠いので準備はしておく。
後は家族と愛梨に長時間出かける事を知らせておけば⋯⋯おっけと。
あ、愛梨から返信来た。
『ダンジョン? 一緒に行くよ!』
「いや、断る。ソロで行く」
メアが一緒の時点でソロじゃないってツッコミはスルーだ。
別にソロと言う制限はないのだが、愛梨と一緒にやって、ドジったらクエストが終わってしまう。
万全を期すと考えるなら、愛梨の手伝いは要らない。
ちなみに愛梨は今、自分の家の掃除をしている。
手伝っても良かったのだが、「お、お世話になってるんだから、悪いよ」と断って来た。
昔は違ったが、最近は俺を自分の家に上がらせようとはしない。
理由は分からないが、女の子なので嫌なのだろう。
別に気にする事じゃないし、今回はむしろタイミングが良かったのかもしれない。
「⋯⋯ッ!」
俺は上を見上げた。
見えるのは天井だ。メアが「なにやってんののコイツ?」みたいな目で見て来る。
俺が上を向いた理由は、もしかしたら⋯⋯って言う感じだ。
神が敢えてこのタイミングを選んだ。そう考えられるからだ。
つまり、ずっと俺を監視して、ちょうど良いタイミングでクエストを出した。
俺からは認識出来ないけど、神からはずっと見えている。
「神って最強のストーカーじゃん」
俺も駒の一つなんだろうけどさ。
でも、今も見ているのは当たりのようだ。
先程と同じ音が鳴って、お怒りメールが届いた。
電車を使って数時間移動をした。
「空腹なり」
「うなぎでも食べるか」
「おお! うなぎって、あの焼いてるやつ?」
「まぁ色々あるぞ」
この辺で良さげな場所に向かった。
時間的にかなり待つ。
「日向~」
「何?」
「退屈」
「ゲームでもしとけ」
俺がスマホを貸すと、ゲームを始める。
俺はポッケに入れていたラノベを取り出して読み始める。
呼ばれたので中に入り。各々注文する。
メアは俺と同じのにした。
ひつまぶしである。七千円くらいした。
二人で一万四千近いが、問題ない。
真面目にオークションにモンカドを出そうかな?
ギルマスとの相談かな。
重要がありそうなカードが良いよな。
強すぎても良くないし。
「そういや、夏企画も一個だけで全然やってないな」
せめて四回はやりたいから、後三回。
クラン⋯⋯か。
クラゲマンに連絡してみようかな? 一応持ってるんだよな連絡先。
製作系は見れたし、研究しているところもあるんだっけ?
どこに行くべきか⋯⋯いっそアメリカに行ってジャックの所を⋯⋯いや、流石にやめるか。
そもそも、連絡先知らないから連絡手段がねぇ。
「うっま!」
「だな」
メアが笑顔で食べると、より美味しく感じる不思議。
再び通知音。これは神からじゃない。
『なんか美味しい物二人で食べてる?』
「愛梨お姉様はエスパーだ」
「ああ、やっぱりそう思うよな」
神よりも恐ろしい人からの連絡だった。
腹も満たしたし、本命のダンジョンにやって来た。
腹がいっぱいでもアバターに影響はない。
俺はスマホを使ってダンジョンの中に入る。
後ろからメアがついて来る。
「⋯⋯あれ? 今更だけど、うなぎ食べたとこの店員、普通にメアの注文聞いてたな」
俺と関わり合いが深い相手⋯⋯そんな条件も間違ってるのか?
もしかして、俺とメアが一緒に居られる感じのご都合が働いている?
そうだったら、色々と怖いな。
考えるだけ無駄か。
「メイ!」
俺はメイを使って大量のメイド、四級以上のメイドを総動員した。
「全員散らばれ! 最速最短でボスを屠る!」
「全軍散会! 目標最終地点!」
「あ、一部は護衛に」
「個別命令実行、防御陣形、大将我、マスター、メア、登録完了」
よし、行くか。
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