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ヴィルの夢
がんばるよ!
しおりを挟むなかよし大作戦、ちょっと失敗ぽかったです……
ノィユは反省した!
まず『襲ってくる魔物をぽこる』ところからが間違ってる気がする!
だって、誰でも自分のことを攻撃してきた人と、仲よくなろうとは思わないよね?
餌……食べ物をくれても『毒入り?』『罠なの?』警戒しちゃうよね!
やっぱりここは、防御に徹したほうがいいのかも!
「ゾホおじいちゃ……おにいちゃん! すんごい防御のできる魔道具をつくってください!」
しょっちゅう魔導列車でやってきては、無茶なお願いをしてくるノィユに、メィファとふたり暮らしな家でゾホは面白そうに眉をあげる。
「ヴィルがいるだろう。防御などいらないのでは?」
「ヴィルがつよすぎて、魔物さんが恐いみたいなの……」
「なるほど?」
「ヴィルが小指で闘おうとしても、魔物さんが飛んでいっちゃうの……」
「なるほど……」
ゾホも、一緒に聞いてくれていたメィファも、ノィユを連れてきてくれたヴィルも、切ない目になってる。
「だから一切攻撃しないで、防御してたら、魔物さんも怖くないかなって思って。
僕が、最初に仲よくなろうと思うんだよ!」
胸を叩いてみたノィユに、皆の目がまるくなる。
「ノィユ、まだ3歳だぞ!?」
「こんなに、ちっちゃいのに……!」
メィファが話してくれるくらい、びっくりされちゃった!
「ノィユ、だめ……!」
首をふるヴィルを、抱きしめる。
「ヴィルの夢は、僕の夢だよ。
おねがいを叶えてあげるんだよ。僕はヴィルの伴侶なんだから!」
ちっちゃな胸を張ってみました!
透きとおるヴィルの瞳が、うるうるになって、可愛すぎるヴィルを抱きしめる。
「よし、最高の防御魔法を発動する魔道具をつくってしんぜよう!」
ゾホおじいちゃ……おにいちゃんが、やる気になってくれました! ありがとう!
魔物がよくやってくるヴァデルザ領の森で、ゾホ特製の魔導具を構えたノィユの足は、ぷるぷるしてる。
ヴィルが近くにいると、どれだけ気配を消しても魔物たちは分かるらしい。だからヴィルは遠くで待機だ。
ひとりで魔物と対峙するなんて、恐くて怖くて、ぷるっぷるですが!
最愛の伴侶のためなら、がんばるのです──!
「るーるーるー」
魔物を呼んでみました。
ヴァデルザの森が、ざわざわしてる。
おやつを掲げてみました。
茂みがちいさく動いた。
「攻撃しないよ。だいじょうぶ。
僕たち、魔物さんと、仲よくなりたいの。
言葉が通じなくて、見た目が違って、今までお互いに攻撃するしかできなかったけど。
今までのことを謝ります。
僕たちは、魔物さんと、仲よくしたいです!」
一生懸命、話してみた。
ヴァデルザの森が、さわさわしてる。
ぷるぷるな僕を守るように、ツーとホーが立ってくれる。
ぴょこん!
出てきてくれたのは、うさちゃんだ!
角があるよ。かわいーよ!
「ぼ、僕ノィユです。あの、仲直りの、おやつを持ってきました」
おどろかせないように、やさしい声でささやいて、そっとおやつを置いてみた。
ちょっと離れて、見守る。
ぴるぴる耳を動かしたうさちゃんが、ツーとホーを見あげた。
ちいさな鼻が、ぴるぴるしてる。
とんとんやってきたうさちゃんが、塩と砂糖なしクッキーみたいなおやつを、ふんふんしてる。
「毒とか入ってないよ。だいじょうぶ」
カリリ
うさちゃんの白い歯が、おやつを噛んだ。
『食べてくれた……!』
おどりたいのを我慢した。
ツーとホーの目がやさしい。
ああ、はやくヴィルに報告したい!
なかよし大作戦、ちょこっと進展かもしれません……!
────────────────
ずっと読んでくださって、ほんとうに、ありがとうございます!
書いてる人の名前に読み方がつきました!(笑)
* ゆるゆ です!
中身はいっしょなので(笑)これからも、どうぞよろしくお願い致します!
というわけで、なかよし大作戦が、ちょこっと進展しました!(笑)
また何か思いついたら、ちょこちょこ更新できたらと思います。
そうだ!
ハロウィンで、表紙がハロウィンになったの、見てくださった方、いらっしゃいますか??
もしよかったら、インスタとYoutubeで、皆でハロウィンの動画があがっていて、ノィユとヴィルもいるので!(笑)Youtubeはノィユとヴィルの再生リストの3番目の動画を再生してくださったら、2番目に出ます!(笑)
インスタのIDも変わりました! @yuruyu0
YouTube @BL小説動画
プロフのwebサイトから飛べるのでもしよかったら!
ノィユとヴィルが、いちばんお気に入りをいただいているお話で、今連載中のだいふくユィリに猛追されていますが(笑)それでも、ゆるゆのお話のなかで1番でいられるのは、ずっとお気に入りに入れてくださっている皆さまのおかげです。
お気に入り、いいねやエール、ご感想で応援してくださる皆さまに、ずっと読んでくださるあなたさまに、心から、ありがとうございます!
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