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たいへん!
しおりを挟む「魔脈瘤って、アーシェくんなら治せる?」
首をかしげる僕に、アーシェが吐息した。
「無理だね。
どういう仕組みになってるのか、俺にもよくわからないんだけど、俺が治せるのは外傷なんだよ」
解説してくれるアーシェに、皆がうなずく。
「瘤っていうのは、ほとんどが良性だよな? いぼとか。そういうのに治癒魔法をかけても、全く効かない。悪性なのかの判断も難しくて、なんかやばそうだったら、外科的に切ってもらうんだよ」
ぴょこんと跳びあがる僕に
「ぷ」
笑ったトトラの頭を、カイと、サザお兄ちゃんと、セゥスさまと、のーすちゃんが、光の速さでぽこってる。
「ふ、増えてるし、痛いし、はや──!」
涙目なトトラを後ろに、アーシェが続ける。
「瘤は治せない。
切った痕は、治せる」
「……な、なるほど……?」
首をかしげる僕の肩を、トトラがぽんぽんした。
「わかってないことを、わかったふりをしなくていいよ、ユィリくん」
ひどい!
そして、そのとおりな件について!
「魔脈瘤は体内にあるから、僕は手が出せない。
おそらく、治癒魔法が効果を発揮するのは、異常が明らかに視認できる外傷に限られるんだと思う。
だから、いいのか悪いのか見えない瘤は、治せない。
だから、体内のことも、治せない」
「……し、しにん……?」
首をかしげそうになって止まる僕の肩を、トトラがぽんぽんしてる。
「無理しなくていいよ、ユィリくん」
「いや、お前も、わかってないだろう!」
のーすちゃんに突っこまれたトトラが、可愛く舌をだしてる。
「つ、つまり、アーシェくんは、魔脈瘤を粉砕できない……?」
そうっと聞いてみた。
「そういうことだね。残念だけど。
っていうか、ユィリくん、できるの!?」
のけぞるアーシェくんも、かわいーです!
「うぅん、なんか、こう、かったいんだよね……僕の魔力は、ほっそいから……」
とっても、とってもほっそい。糸みたいに。
そんな細い糸さえも、入る隙間のない、みっしりした、かったいのを、どうする……?
首をひねった僕は、前世の記憶をちょこっと思いだした。
深夜のどきどきBLアニメとかを録画していると、ふしぎなコマーシャルが入ることがあって、アーティスティック盆栽とかね、お肌に刺して注入美容液とかね、高圧洗浄機もあった!
あれって、ほっそい水を噴射して、外壁の汚れを取るんだよね?
こう、ほっそいところに圧力をかけて、びゅー! とすると、汚れもすっきり!
そして今の僕は、ほっそい魔力しか出せないので、圧力をかけたら、自動的にほっそいところが高圧になるんじゃ……?
レーザービームみたいに、どっしゃーん?
それ、もしかして危険……!?
きゃ──!
あわあわする僕に、すぐ気づいてくれたのだろう、セゥスが目をあわせるためにかがんでくれる。
「どうしたの、ユィリ」
「あ、あのね、かくかくしかじかなの」
上目遣いで見あげてみました。
「ちゃんと話せ」
のーすちゃんに肩を叩かれました。
「ぷ」
笑うトトラの頭を、カイと、サザお兄ちゃんと、セゥスさまと、のーすちゃんが、光の速さでぽこってる。
「僕の魔力、とってもとっても細いの。
そこに、いっぱい圧力? 出力? をかけて、思いきり出したら、もしかしたら、かったいコブに、穴が開くかも?
でも、それが魔脈を突き破っちゃったりしたら、大惨事になっちゃうかも──!」
たいへん──!
────────────────
ずっと読んでくださって、ありがとうございますー!
はっぴーはろうぃんなのです!(笑)
せっかく仮装しようと思ってらっしゃったのに、雨でしょんぼりな方を応援できたらいいなと、表紙をはろうぃんにしてみました!(笑)
はろうぃんの、お話なの!? と楽しみにしてくださった方がいらっしゃったら、ごめんなさい……!
きんにくひめです!(笑)
うちの人気の子たちの表紙が、はろうぃんになっているので(笑)プロフの投稿作品のタブをタップしてくださったらいっぺんにご覧になれると思うので、もしよかったら!
動画もつくったのですー!(笑)
インスタ @yuruyu0 はろうぃんです(笑)
Youtube @BL小説動画
プロフのWebサイトから、どちらにも飛べるので、もしよかったら!
ずっと読んでくださって、たくさんの応援、ほんとうにありがとうございます!
めちゃくちゃうれしいですー!
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