失恋竜が幸せになるまで

竜・龍種について

龍・竜について
龍神種→金銀の龍種の事。力も半端なく強ければ、頭もいい。すべての龍と竜を率いる存在。
龍王種→白黒の龍種。龍神種には遠く及ばない程だが、竜よりは比べ物にならないくらい強い。
龍→寺院などで描かれている蛇に似た形の龍。
竜→ファンタジーやゲームなどで見られる形の竜。

色（目安）
金・銀＞白・黒＞紫＞青・赤＞黄・緑
で強さが決まっている。
混色はその限りではないが、滅多に生まれない。

番
真名をお互いに交換することでなる。
真名は本来、両親以外が知ることはない。


リュウの子供は出来にくい。百年に一度しか発情期が来ないため。リュウの発情期は皆固まる。近親相姦などは珍しくもなく、番が兄弟なども一般的だ。
いくつかの集落に分かれて暮らしている。リュウ族は、寿命がとてつもなく長い。最長で一億年以上生きた者もいる。
リュウの死骸は、同じ血縁者に捕食され、力となる。
人間の国家のように、世襲制ではなく、強い者が竜王になる。その中に、龍種は含まれては居ない。
普段は、人に近い姿をして暮らしている。が、べつに竜の姿でも問題はない。
兄、と称しているが、リュウに性別は無い。両性具有であり、交われば卵を産む。
稀に、人間を番とするものが居る。そうすると、番が男であった場合、リュウであっても子供を産む。
番を大切にする一族で、一夫一妻制。番と言うのは、一目惚れが殆どである。
番が居ない成体になったリュウは、番の居ないリュウ同士で交配する。リュウによって成体になる時期は違う。五十年で成体になる物もいれば、五百年かかる者もいる。
もし、番が居れば他者に性的な目的で触られると、リュウは命を落とすか狂う。
番以外には絶対に肌を許さない、孤高の生き物だから。
孤高であり、誇り高い。

と言うご都合主義も合わさった形の、お話です。
短いのでそんなもんだと思って読んでください。