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Episode.2 君と再会、冒険の始まり
10話 狙う影
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森の道から外れた場所。
草むらの中を、枝を避けながら進んで――
「いって」
「大丈夫かロトル?」
「あぁうん、大丈夫」
ミクトの声に頷いたロトルの頬には、枝によって作られた幾つもの傷が浮かんでいる。
そのうちの幾つかからはもう血は流れておらず、痛みもさほど気にならないほどに薄れていた。
それでもなおズキズキとした痛みを主張するものもあったが、それはさきほど出来たばかりの傷だけだった。
そして何故これほどまでに傷の状態に違いがあるのか。
答えは勿論、今まで何分もこの草むらの中を、森の中をさまよっているからである。
「ねぇ、ミクト」
「なんだロトル」
「なんで僕達、迷ったんだろうね」
「知るか」
――迂闊だった。
ゴブリンを探しているうちに森の奥の方まで進んでしまったのだ。
街の門が閉まる前に帰れるか心配していたところ、ミクトが「こっちから行けば早い」とか言い出すので付いて行ってみた結果がこれだ。
一番手っ取り早いのは木々を燃やして道を作ることなのだが、先程これを提案してみたところ速攻で拒否された。
なんでも、「そんなことしたら何が起こるか分からない」だそうだ。
それはそうだと思ったのでこの計画を実行に移すことはしなかったが、今思うとやはりそうした方がいい気がする。
「ねぇ、やっぱり」
「ダメ」
「なんでもないですごめんなさい」
もう一度同じ提案をしようとするが言い切る前に断られ、ロトルは秒速で前言撤回&謝罪を決める。
もうダメだ。
草むらの中を進み続けるしかない。
せっかくの策も却下され、もう諦めかけていた時だった。
「ん?」
「……ロトル?」
気配を感じた。
右後方十二メートルのところにある木の上。魔力の放出を――魔法を使った気配を感じた。
「まずい、これは」
視界の端に青色の輝きが見えるや否や、僕は右前方へと飛び退く。
そして元いた場所を振り向いた瞬間、その窪んだ草むらに青い槍が迅雷の如き速さで降り注ぐ。
その近くに居ては危険だと感じたのか、ミクトもその場から離れ辺りを見回す。
「探す必要はない。場所は、分かってる」
「……そうか」
まだ感じる。
周りより一回り大きく見えるあの木の上。魔力はそこから感じた。
そして僕がこちらを見ていることに気づいたのか、そこにいた者はまた違う木の陰に隠れた。
「逃がしてたまるか!」
気配の消えた木の陰に向かって、僕は魔法を放つ。
詠唱もなく突然放たれた無数の火炎の槍に恐れをなしたのか、その陰に隠れていた影は自ら姿を現した。
「ちょ、ちょっと待って!」
「……へぇ」
姿を現したのは、僕達と同じぐらいの背の高さをした少女だった。
しかしその身に纏った衣服はどれもボロボロで、その体の至る所に痣があり、少女はとても痛々しい姿だった。
「わ、私は頼まれただけなの! やったらお金をあげるからって!」
「それで引き受けたんだ? お金の為に人を殺そうとしたんだ?」
「う、それは……」
誰かに頼まれたとはいえ、それをしてしまえば殺人の罪に問われる。
それをお金の為にしようとしようとしたのだから、かなりお金に困っているのだろう。
そして問題はもうひとつある。
「これは、誰に頼まれたんだ?」
「それは……言えない」
「そう……か」
彼女は口を噤んだが、なんとなく分かっている。
僕達がここにいることを知っているのは、僕達が一緒にファストの森に行くことを知っているクエストの受付嬢に加え、もう一人いる。
正体不明の魔法を使い、客の居場所を把握している者がいる。
僕はズボンのポケットからある物を取り出し、彼女に突きつける。
「君に依頼したのは、これの持ち主だよね?」
「何ですか……それは」
「宿屋『デイブルーム』の、二〇五号室の鍵だよ」
あくまでもシラを切る彼女に、僕は手の中で弱く魔力を放つその鍵の説明をする。
すると彼女はもう諦めたという表情になり、それから決意を固めたかのような顔つきになって言った。
「私を、助けて欲しいんです」
------------------------------------
彼女は幼い頃に両親に捨てられ、そこを今の『デイブルーム』の店長に拾われた。
しかし最初は優しくしていた彼もだんだんと豹変し、今ではことある事に彼女に暴力を振るうようになってしまった。
そして最近、彼は自らの店に宿泊している客を殺すように彼女に命令し、殺させた客の所持品を売っぱらって金を稼ぐ計画を立てていた。
最初は人を殺すことに罪悪感がありその命令を無視していた彼女も、度重なる暴力に耐えかね、ついに今回実行に移してしまったのだと言う。
「私の住んでいる家はここよ」
辿り着いたのは、森の外れに建っている一軒の家。
――鍵は捨ててきた。
持ったままではついてきていることがばれ、最悪の場合窓から迎え撃たれる可能性があったからだ。
場所が分からなくなる心配はない。そのためにわざわざ花を摘んできて積み重ねたのだから。
「んじゃまぁ、先制攻撃といきますか」
そう言って僕は魔力を張り巡らせ、攻撃の準備をする。
棚の裏。椅子の下。至る所まで魔力の糸を伸ばす。
「よっしゃ、お前ら離れてろ!」
準備完了とともに、いつの間にか赤く輝くその瞳。
それは以前よりも輝きを増しているような気がした。
「……さよならだ」
まだ顔を見たこともない誰かに別れを告げ、張り巡らせた魔力に『火』の魔力を与える。
すると一瞬にして建物が燃え上がり、次の瞬間にはもう、大地を揺らすような轟音とともに崩れ去っていた。
「す、げぇ」
隣にいたミクトが、思わず感嘆の声を漏らす。
それもそのはず、これは中にいる敵を確実に倒すために、魔力をありったけ注ぎ込んで放った魔法なのだから。
「うお、ロトル大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だ」
そう言って俺は腰にぶら下げたマナポーションを手に取り、一気に飲み干す。
まだ少し視界がハッキリとしないが、これで大丈夫だろう。
「これでいいか?」
「うん、本当にありが――ぇ」
「……?」
突然固まる彼女につられ、俺も彼女の向いている方向を向く。
そこにはミクトが居て、その奥でもう一つ、黒い影が滑るようにこちらに近づいてきていた。
「っ……ミクト!」
「……!?」
俺の反応に只事ではないと判断したのか、ミクトが腰の長剣を抜きながら振り向く。
快音。鋼と鋼が衝突したかのような甲高い金属音が、その場の空気を伝って俺の鼓膜を揺らした。
突然の衝撃にバランスを崩し、ミクトはその場に崩れ落ちる。
だが俺の脳内を占領していたのは、今目の前に居る者のことだけだった。
「あぁ、惜しかったのになぁ」
あまりの迫力に、俺もミクトも、後ろで震えている彼女も声が出ない。
「もう少し気づくのが遅けりゃあ、その小さな頭をかち割ってやったのによぉ」
恐怖。それがこの場に居る奴を除いた者全員の頭の中を支配していた。
「でも俺はよぉ、三対一でもお前らに負ける気はしねえぜぇ?」
――まずい。まずいまずいまずい。
こんなにも近くに居て、気配すらほとんど感じさせなかったこの男。
それはつまり、彼がそれほどの実力を持っているということ。
――俺達に、こいつを退けられるのか?
今、新たなる戦いが始まろうとしていた。
草むらの中を、枝を避けながら進んで――
「いって」
「大丈夫かロトル?」
「あぁうん、大丈夫」
ミクトの声に頷いたロトルの頬には、枝によって作られた幾つもの傷が浮かんでいる。
そのうちの幾つかからはもう血は流れておらず、痛みもさほど気にならないほどに薄れていた。
それでもなおズキズキとした痛みを主張するものもあったが、それはさきほど出来たばかりの傷だけだった。
そして何故これほどまでに傷の状態に違いがあるのか。
答えは勿論、今まで何分もこの草むらの中を、森の中をさまよっているからである。
「ねぇ、ミクト」
「なんだロトル」
「なんで僕達、迷ったんだろうね」
「知るか」
――迂闊だった。
ゴブリンを探しているうちに森の奥の方まで進んでしまったのだ。
街の門が閉まる前に帰れるか心配していたところ、ミクトが「こっちから行けば早い」とか言い出すので付いて行ってみた結果がこれだ。
一番手っ取り早いのは木々を燃やして道を作ることなのだが、先程これを提案してみたところ速攻で拒否された。
なんでも、「そんなことしたら何が起こるか分からない」だそうだ。
それはそうだと思ったのでこの計画を実行に移すことはしなかったが、今思うとやはりそうした方がいい気がする。
「ねぇ、やっぱり」
「ダメ」
「なんでもないですごめんなさい」
もう一度同じ提案をしようとするが言い切る前に断られ、ロトルは秒速で前言撤回&謝罪を決める。
もうダメだ。
草むらの中を進み続けるしかない。
せっかくの策も却下され、もう諦めかけていた時だった。
「ん?」
「……ロトル?」
気配を感じた。
右後方十二メートルのところにある木の上。魔力の放出を――魔法を使った気配を感じた。
「まずい、これは」
視界の端に青色の輝きが見えるや否や、僕は右前方へと飛び退く。
そして元いた場所を振り向いた瞬間、その窪んだ草むらに青い槍が迅雷の如き速さで降り注ぐ。
その近くに居ては危険だと感じたのか、ミクトもその場から離れ辺りを見回す。
「探す必要はない。場所は、分かってる」
「……そうか」
まだ感じる。
周りより一回り大きく見えるあの木の上。魔力はそこから感じた。
そして僕がこちらを見ていることに気づいたのか、そこにいた者はまた違う木の陰に隠れた。
「逃がしてたまるか!」
気配の消えた木の陰に向かって、僕は魔法を放つ。
詠唱もなく突然放たれた無数の火炎の槍に恐れをなしたのか、その陰に隠れていた影は自ら姿を現した。
「ちょ、ちょっと待って!」
「……へぇ」
姿を現したのは、僕達と同じぐらいの背の高さをした少女だった。
しかしその身に纏った衣服はどれもボロボロで、その体の至る所に痣があり、少女はとても痛々しい姿だった。
「わ、私は頼まれただけなの! やったらお金をあげるからって!」
「それで引き受けたんだ? お金の為に人を殺そうとしたんだ?」
「う、それは……」
誰かに頼まれたとはいえ、それをしてしまえば殺人の罪に問われる。
それをお金の為にしようとしようとしたのだから、かなりお金に困っているのだろう。
そして問題はもうひとつある。
「これは、誰に頼まれたんだ?」
「それは……言えない」
「そう……か」
彼女は口を噤んだが、なんとなく分かっている。
僕達がここにいることを知っているのは、僕達が一緒にファストの森に行くことを知っているクエストの受付嬢に加え、もう一人いる。
正体不明の魔法を使い、客の居場所を把握している者がいる。
僕はズボンのポケットからある物を取り出し、彼女に突きつける。
「君に依頼したのは、これの持ち主だよね?」
「何ですか……それは」
「宿屋『デイブルーム』の、二〇五号室の鍵だよ」
あくまでもシラを切る彼女に、僕は手の中で弱く魔力を放つその鍵の説明をする。
すると彼女はもう諦めたという表情になり、それから決意を固めたかのような顔つきになって言った。
「私を、助けて欲しいんです」
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彼女は幼い頃に両親に捨てられ、そこを今の『デイブルーム』の店長に拾われた。
しかし最初は優しくしていた彼もだんだんと豹変し、今ではことある事に彼女に暴力を振るうようになってしまった。
そして最近、彼は自らの店に宿泊している客を殺すように彼女に命令し、殺させた客の所持品を売っぱらって金を稼ぐ計画を立てていた。
最初は人を殺すことに罪悪感がありその命令を無視していた彼女も、度重なる暴力に耐えかね、ついに今回実行に移してしまったのだと言う。
「私の住んでいる家はここよ」
辿り着いたのは、森の外れに建っている一軒の家。
――鍵は捨ててきた。
持ったままではついてきていることがばれ、最悪の場合窓から迎え撃たれる可能性があったからだ。
場所が分からなくなる心配はない。そのためにわざわざ花を摘んできて積み重ねたのだから。
「んじゃまぁ、先制攻撃といきますか」
そう言って僕は魔力を張り巡らせ、攻撃の準備をする。
棚の裏。椅子の下。至る所まで魔力の糸を伸ばす。
「よっしゃ、お前ら離れてろ!」
準備完了とともに、いつの間にか赤く輝くその瞳。
それは以前よりも輝きを増しているような気がした。
「……さよならだ」
まだ顔を見たこともない誰かに別れを告げ、張り巡らせた魔力に『火』の魔力を与える。
すると一瞬にして建物が燃え上がり、次の瞬間にはもう、大地を揺らすような轟音とともに崩れ去っていた。
「す、げぇ」
隣にいたミクトが、思わず感嘆の声を漏らす。
それもそのはず、これは中にいる敵を確実に倒すために、魔力をありったけ注ぎ込んで放った魔法なのだから。
「うお、ロトル大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だ」
そう言って俺は腰にぶら下げたマナポーションを手に取り、一気に飲み干す。
まだ少し視界がハッキリとしないが、これで大丈夫だろう。
「これでいいか?」
「うん、本当にありが――ぇ」
「……?」
突然固まる彼女につられ、俺も彼女の向いている方向を向く。
そこにはミクトが居て、その奥でもう一つ、黒い影が滑るようにこちらに近づいてきていた。
「っ……ミクト!」
「……!?」
俺の反応に只事ではないと判断したのか、ミクトが腰の長剣を抜きながら振り向く。
快音。鋼と鋼が衝突したかのような甲高い金属音が、その場の空気を伝って俺の鼓膜を揺らした。
突然の衝撃にバランスを崩し、ミクトはその場に崩れ落ちる。
だが俺の脳内を占領していたのは、今目の前に居る者のことだけだった。
「あぁ、惜しかったのになぁ」
あまりの迫力に、俺もミクトも、後ろで震えている彼女も声が出ない。
「もう少し気づくのが遅けりゃあ、その小さな頭をかち割ってやったのによぉ」
恐怖。それがこの場に居る奴を除いた者全員の頭の中を支配していた。
「でも俺はよぉ、三対一でもお前らに負ける気はしねえぜぇ?」
――まずい。まずいまずいまずい。
こんなにも近くに居て、気配すらほとんど感じさせなかったこの男。
それはつまり、彼がそれほどの実力を持っているということ。
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