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Episode.2 君と再会、冒険の始まり
9話 遠い彼方でふたりきり
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目が覚めると、僕は白い空間に居た。
区切りもなく、どこまで続いているのかも分からないほどの空間。それは、まるで宙に浮いているかのような錯覚を僕に与えた。
そしてしっかりと地に足がついていることを認識した後、僕の頭には二つの疑問が浮かび上がった。
――ここはどこなのか。僕はどうしてここにいるのか。
「まずは、ここがどこなのかについて考えよう」
とは言ったが、僕には全く見当もついていない。
空もなく、自然も草も、ましてや色までもが存在していないこの空間で、何を手がかりにすればいいのか。
でも、たった一つだけ思うことがあった。
「さっきまで、僕は森に居たんだよな」
それが何故こんなところに居るのか。森は、景色は、どこへ行ってしまったのか。
違う。きっとどこか遠くへ行ったのは僕なんだ。だからこそ、何もかもが一瞬にして消えてしまったのだ。
だが、それが分かったところでどうなる? 僕が何らかの理由で、何者かによってここに飛ばされた。これじゃ話は全然見えてこない。
「はぁ……」
分からないことばかりのこの状況に、僕は本当に他に情報は無いのかともう一度辺りを見回す。
すると頭上に、何かがあるのに気がついた。
「これは……?」
そこにはまるで空間が裂けているかのような穴が空いていて、そこから何処かの森のような場所が見えた。
そしてその裂け目の中心に、赤黒い髪色の少年とクリームのような髪色の少年がいた。
赤黒い髪の方はもう片方の胸ぐらを掴み、その少年を大木に叩きつけたまま、赤い瞳を揺らして何かを喚いていた。
クリーム色の髪の方は大木に叩きつけられたまま、ただ呆然とした表情でもう片方の少年を見つめていた。
だがその二人の少年のことは、頭に靄がかかったかのように思い出せない。
見覚えはある。顔も見えないわけじゃない。
でも、それでも思い出せない。
「何か引っかかるんだ。何か……」
頭の中で生じる違和感に顔を顰めつつも、僕はもう一度その裂け目に目を向け、二人の少年の動向を見守る。
赤黒い髪の方が片方の少年から手を離したかと思うと、次はその少年の言葉に、赤黒い髪の方が少し後ずさる。
そして頭を抱えて蹲り、少しの間その場を動かないでいた。
クリーム色の髪の方は、その様子を見て心配したのか蹲っている少年に声をかけている。しかしその声は少年には届かなかったようで、それでもなお蹲ったままでいた。
「これは一体……何が起こってるんだ」
二人の少年の様子を見ても、何が起きているのかが全く理解できない。
そう思い悩んでいるうちに、いつの間にか彼らは森の中を歩き始めていた。
慌てて僕がそちらに目を移すと、片方の少年が立ち止まり、もう片方の少年に声をかけた。
声をかけられた少年は何度も首を振り、何かを否定しているように見えた。
見覚えがある。この光景に見覚えがある。
やはり僕は何か大事なことを忘れている。そう思えたが、その何かを思い出すことが出来ない。
ああだこうだと悩んでいるうちに、僕の頭に電流が流れたかのような衝撃が走る。
「そう、だ。この赤黒い髪の少年は、僕だ」
それをきっかけに、次々と引き出しの奥に詰め込まれていた記憶が溢れだしてくる。
「これは僕が今体験していることなんだ。『僕』じゃない僕が体験しているんだ!」
ならきっと、僕が手を伸ばせば変えられる。
『僕』じゃない僕を、こっちに引きずり込める。
裂け目に手を伸ばし、その少年の何かを掴む。
「さぁ来い! ゆっくりとお話をしようじゃないか!」
そのままそれをこちらへと思いっきり引っ張る。
すると空間に新たな裂け目が現れ、そこから僕が、いや僕にそっくりな、でも『僕』じゃないそいつが出てきた。
「ここ、は?」
「引っ張り出すのは成功したみたいだね」
突然何も無い空間に引きずり込まれ、困惑する『俺』。
当たり前だろう。僕だってさっきここで目が覚めた時には内心かなり困惑したのだから。
「お前は……俺、いや『僕』か……?」
「そう。なんだか知らないけど目が覚めた時にはここにいた。それでここからお前とミクトが見えてたってわけ」
「そう……かよ」
なんとなく状況を理解し納得したのか、『俺』は一度だけこくりと頷いた。
誰かの説明があるってだけで、結構変わるんだな。
「それで、お前は俺に何をさせたいんだよ」
「簡単だよ。今は引っ込んでてくれればいい」
「俺は、どうすればいいんだ?」
「僕は戦闘っていうか、そういうのは苦手なんだ。だからその時だけ出てきてくれればいい」
「そうか……でも」
「?……でも?」
彼は何を言うつもりなのだろうか。
僕が問い返すと、彼は小さく息を吸って言った。
「でも、それはできない」
「は……なんで」
何故、何がいけなかったのか。
確かに僕の一方的な願いの押しつけたかもしれない。でも、断る理由があるほどきついことはないはずだ。
その思考は、次の『俺』の言葉によって打ち砕かれた。
「俺はお前が興奮状態になると出てくるんだ。そもそもそういう風になるように設定されてるんだよ」
「え……じゃ、じゃあ、戦闘の時に勝手に変わったのは」
「俺が強制的に引きずり出された。そういうことだ」
つまり、こいつを僕がこうやって引きずり込んで止めてくれって頼んでも、無意味だと、そういうことだ。
「じゃあ僕は、これからも戦う度にあんな目に遭わなくちゃいけないのか?」
「いや、それは違うな」
「……え?」
「お前がああやって苦しんでいたのは、『俺』という『僕』ではない自分の存在を認めたくなかったからだ。お前が俺の存在を認めてくれるんなら、お前はもうあんな目に遭うことはないだろうよ」
「そう……だったのか」
そうか。それならば話が早い。
僕が『俺』という自分の存在を認めればいいってことだろう。
「なら、認めるよ。一緒に冒険、しようじゃないか」
「ははっ、そうかよ。ありがとな」
僕は、『俺』と生きていく。
お互いに支えあって、生きていくことにした。
------------------------------------
「そして僕は、この能力を『紅碧眼』と名付けよう!」
「どうしたロトル! おかしくなったか!?」
ちょっと人前で呼ぶのは恥ずかしいが、名前がこれしか思い浮かばなかったんだから仕方ない。
------------------------------------
ちょっと遅れちゃいました。すみませんm(*_ _)m
区切りもなく、どこまで続いているのかも分からないほどの空間。それは、まるで宙に浮いているかのような錯覚を僕に与えた。
そしてしっかりと地に足がついていることを認識した後、僕の頭には二つの疑問が浮かび上がった。
――ここはどこなのか。僕はどうしてここにいるのか。
「まずは、ここがどこなのかについて考えよう」
とは言ったが、僕には全く見当もついていない。
空もなく、自然も草も、ましてや色までもが存在していないこの空間で、何を手がかりにすればいいのか。
でも、たった一つだけ思うことがあった。
「さっきまで、僕は森に居たんだよな」
それが何故こんなところに居るのか。森は、景色は、どこへ行ってしまったのか。
違う。きっとどこか遠くへ行ったのは僕なんだ。だからこそ、何もかもが一瞬にして消えてしまったのだ。
だが、それが分かったところでどうなる? 僕が何らかの理由で、何者かによってここに飛ばされた。これじゃ話は全然見えてこない。
「はぁ……」
分からないことばかりのこの状況に、僕は本当に他に情報は無いのかともう一度辺りを見回す。
すると頭上に、何かがあるのに気がついた。
「これは……?」
そこにはまるで空間が裂けているかのような穴が空いていて、そこから何処かの森のような場所が見えた。
そしてその裂け目の中心に、赤黒い髪色の少年とクリームのような髪色の少年がいた。
赤黒い髪の方はもう片方の胸ぐらを掴み、その少年を大木に叩きつけたまま、赤い瞳を揺らして何かを喚いていた。
クリーム色の髪の方は大木に叩きつけられたまま、ただ呆然とした表情でもう片方の少年を見つめていた。
だがその二人の少年のことは、頭に靄がかかったかのように思い出せない。
見覚えはある。顔も見えないわけじゃない。
でも、それでも思い出せない。
「何か引っかかるんだ。何か……」
頭の中で生じる違和感に顔を顰めつつも、僕はもう一度その裂け目に目を向け、二人の少年の動向を見守る。
赤黒い髪の方が片方の少年から手を離したかと思うと、次はその少年の言葉に、赤黒い髪の方が少し後ずさる。
そして頭を抱えて蹲り、少しの間その場を動かないでいた。
クリーム色の髪の方は、その様子を見て心配したのか蹲っている少年に声をかけている。しかしその声は少年には届かなかったようで、それでもなお蹲ったままでいた。
「これは一体……何が起こってるんだ」
二人の少年の様子を見ても、何が起きているのかが全く理解できない。
そう思い悩んでいるうちに、いつの間にか彼らは森の中を歩き始めていた。
慌てて僕がそちらに目を移すと、片方の少年が立ち止まり、もう片方の少年に声をかけた。
声をかけられた少年は何度も首を振り、何かを否定しているように見えた。
見覚えがある。この光景に見覚えがある。
やはり僕は何か大事なことを忘れている。そう思えたが、その何かを思い出すことが出来ない。
ああだこうだと悩んでいるうちに、僕の頭に電流が流れたかのような衝撃が走る。
「そう、だ。この赤黒い髪の少年は、僕だ」
それをきっかけに、次々と引き出しの奥に詰め込まれていた記憶が溢れだしてくる。
「これは僕が今体験していることなんだ。『僕』じゃない僕が体験しているんだ!」
ならきっと、僕が手を伸ばせば変えられる。
『僕』じゃない僕を、こっちに引きずり込める。
裂け目に手を伸ばし、その少年の何かを掴む。
「さぁ来い! ゆっくりとお話をしようじゃないか!」
そのままそれをこちらへと思いっきり引っ張る。
すると空間に新たな裂け目が現れ、そこから僕が、いや僕にそっくりな、でも『僕』じゃないそいつが出てきた。
「ここ、は?」
「引っ張り出すのは成功したみたいだね」
突然何も無い空間に引きずり込まれ、困惑する『俺』。
当たり前だろう。僕だってさっきここで目が覚めた時には内心かなり困惑したのだから。
「お前は……俺、いや『僕』か……?」
「そう。なんだか知らないけど目が覚めた時にはここにいた。それでここからお前とミクトが見えてたってわけ」
「そう……かよ」
なんとなく状況を理解し納得したのか、『俺』は一度だけこくりと頷いた。
誰かの説明があるってだけで、結構変わるんだな。
「それで、お前は俺に何をさせたいんだよ」
「簡単だよ。今は引っ込んでてくれればいい」
「俺は、どうすればいいんだ?」
「僕は戦闘っていうか、そういうのは苦手なんだ。だからその時だけ出てきてくれればいい」
「そうか……でも」
「?……でも?」
彼は何を言うつもりなのだろうか。
僕が問い返すと、彼は小さく息を吸って言った。
「でも、それはできない」
「は……なんで」
何故、何がいけなかったのか。
確かに僕の一方的な願いの押しつけたかもしれない。でも、断る理由があるほどきついことはないはずだ。
その思考は、次の『俺』の言葉によって打ち砕かれた。
「俺はお前が興奮状態になると出てくるんだ。そもそもそういう風になるように設定されてるんだよ」
「え……じゃ、じゃあ、戦闘の時に勝手に変わったのは」
「俺が強制的に引きずり出された。そういうことだ」
つまり、こいつを僕がこうやって引きずり込んで止めてくれって頼んでも、無意味だと、そういうことだ。
「じゃあ僕は、これからも戦う度にあんな目に遭わなくちゃいけないのか?」
「いや、それは違うな」
「……え?」
「お前がああやって苦しんでいたのは、『俺』という『僕』ではない自分の存在を認めたくなかったからだ。お前が俺の存在を認めてくれるんなら、お前はもうあんな目に遭うことはないだろうよ」
「そう……だったのか」
そうか。それならば話が早い。
僕が『俺』という自分の存在を認めればいいってことだろう。
「なら、認めるよ。一緒に冒険、しようじゃないか」
「ははっ、そうかよ。ありがとな」
僕は、『俺』と生きていく。
お互いに支えあって、生きていくことにした。
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「そして僕は、この能力を『紅碧眼』と名付けよう!」
「どうしたロトル! おかしくなったか!?」
ちょっと人前で呼ぶのは恥ずかしいが、名前がこれしか思い浮かばなかったんだから仕方ない。
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ちょっと遅れちゃいました。すみませんm(*_ _)m
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