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chapter2
新入生歓迎会
「先生ですか?」
「あ、自己紹介がまだだったか~。てゆうか、反応薄くない?!僕、頑張ったんだよ!!!」
「えっと……はい。」
「寂しい……もういいや!はじめまして、寮の管理を任されました寮監の鳴川です。」
向けられた笑みと同時に
差し出されたその手を
掴むと嬉しそうに、ぎゅうと
しっかりと手を握る。
「あっ!そうだ。あらいくんって知ってる?」
思い出したかのように
握っていた手を離すと
鳴川さんはポンと手を打つ。
「あらい?」
「うん。荒井新しいくんって名前だったかな~」
「知りませんけど」
「あれ~?おっかしいな。入学早々、会長に喧嘩を売った新入生がいるって聞いたんだけどな?そんな面白そうな子、会って見たかったんだけどな~」
会長に、入学早々
喧嘩を売った
新入生?
荒井
誰のことだろう
それに、そっくり当てはまる
荒谷っていう、うるさい隣人はいるけど。
………荒井新しい
いや、まさか
そんなことはないと思うけど……
「誰を探してたんでしたっけ?」
「え?荒井新しいくんだよ。荒井新しい。随分、珍しい名前だよね~。キラキラネームってやつかな?」
「もしかして……荒谷新のことですか?」
「あ!そうそう、その子!その子!
そういえば、荒谷君だった!もしかして、その子知り合いかな?」
「一応、知り合いですけど。」
「その子、紹介してくれない?」
そのぐるぐるメガネのせいで
目は見えないはずなのに
キラキラとした瞳が見えた気がした。
「紹介しなくても寮監なら鳴川さんが話しかけれ」
「お願い~。一生のお願いだから!」
俺の言葉を遮って
鳴川さんは、パンっと顔の前で手を合わせて拝み倒すように何度も頼み込んでこられて俺は、根負けした。
「じゃあ、機会があれば。」
「ほんとっ!ありがとね~。荒井くんに会うのわくわくするな~。」
また、間違えてるけれど。
まぁ、別に構わないか。
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~お知らせ~
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