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3月8日、ギョーザの日〜旨味スープたっぷり、手作り餃子〜
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リビングのちゃぶ台。
そこに並べられた、ボウルとホットプレートと白い生地。
「よし、じゃあ餃子作ってくぞー」
「おーっ!」
という訳で、今日のお夕飯は自家製焼き餃子だ。
…というのも、昨日の夕食後。
お茶やらお菓子やらを摘み、まったりしている時の事だった。
「ねぇねぇみぃ。
明日のお夕飯、ガッツリ餃子なんてどう?
さっきのバラエティで見ていたら食べたくなっちゃってさー」
「あー…あれか」
そういえばご飯時に流していたバラエティで、日本全国の餃子がピックアップされていた。
どれもあまりにも美味しそうで、明日餃子にする家庭多そうだなぁなんてなーちんと話していたっけ。
「ほら、ここ最近ちょっとあっさりなご飯だったじゃない?
ニンニクとニラたっぷり入れてさ!こう、じゅわーっと肉汁が溢れ出る餃子!
どう!?」
「…んー…そうだな…」
餃子…餃子…確かに良いな…。
パリパリこんがりの皮、じゅわじゅわの餡と肉汁、それらが奏でるハーモニー…良いな、餃子。
「…よし、じゃあ明日は餃子だな」
「うわぁーいっ!」
なーちんは諸手を上げて大喜びする。
という訳で、今日のお夕飯は餃子になった、という訳だ。
といっても残っている工程は包んで焼くだけ。餡は昨日仕込み済みだ。
餡は作った直後より少し冷蔵庫で寝かせた方が美味しくなる…と、どこかで読んだ事がある。
だから餡は昨日のうちに作り、冷蔵庫に寝かせておいたのだ。
餡の中身はとてもオーソドックス。キャベツと白菜、ニラ、豚挽肉、各種調味料だけ。
作り方も簡単。野菜類は手動の微塵切り機で微塵切りにして軽く塩をまぶし、レンジにかけて水分を絞る。
刻むのは一人だと重労働だけれど、なーちんと二人でやればそこまで重たい手間でもない。
それを冷まして、豚挽肉、各種調味料と混ぜる。
その際ちょっとした一手間を加えて、あとは冷蔵庫で包むまで寝かせるだけ。
「じゃあ包んでいくか」
「はいはぁーい!」
なーちんは鼻歌を歌いながらスプーンで餡を取り、市販の皮で包んでいく。
よし、私もどんどん包んでいこう。
私の包み方は、慣れてしまえばそこまで難しい物じゃない。
まず皮の中央に餡を…乗せ過ぎると焼いた時に皮が破れてしまうから、程々の量を乗せる。
次に縁に水を付け、ひだひだを折って付けていく。
ここが私がこだわっている…というか、ちょっと研究した所になる。
まず皮をくっつけない様に軽く二つ折にして、片側だけ、ひだを一つ作る。
ひだを一つ作ったら、ひだ一つ分の反対側の皮をくっつける。
あとはこれを連続で続けていけば、三日月型の餃子の完成だ。…うん、我ながらうまくできたと思う。
ちなみに、なーちんはプラスチックの餃子包み機を使っている。
私はかっこいいから手包みだけれど、それを使えば簡単だし、誰でも綺麗に包む事ができる。そこは当然の如く人の好みだろう。
「みぃ見て見てー!シュウマイ風ー!」
「うまい事包んだな…それ火通るのか…?」
「大丈夫じゃない?分かんないけれど」
「まぁ餃子も途中蒸し焼きにするし…それも焼いてみるか」
「やったー!」
「…なーちんなーちん」
「ん?」
「小籠包風、せっかくだから作ってみた」
「わっ、美味しそうっ!」
…なんて、餃子以外の形の餃子を作りながら包んでいく。
で、一通り包んだらホットプレートの電源を入れる。この時温度は高めに設定。
油を塗り、餃子を並べて、プレートに接している面が白くなるまで焼き、じゅっとお湯を掛けて蒸し焼きにする。
良い感じになったら蓋を開け、水分を飛ばし、最後にごま油を回しかけてこんがり焼き目がついたら…。
「…よし、完成だ」
「良い香り過ぎる…香りだけでご飯食べられそう…!」
ぶわっと香る香りに、私も思わずうっとりしてしまう。
やっぱり餃子は良い…これを最初に食べた人はいったいどんな善行を積んだのだろう。
「はいポン酢とラー油!早く食べよ食べよ!」
「だな。
じゃあ…いただきます」
「いただきまーす!」
目を閉じて手を合わせ、目を開けると既になーちんは餃子に手を伸ばしていた。
しゃくっと香ばしく焼けた皮の音が、あーちんの口元から聞こえて、
「ぅあっちゃぁぁぁぁああああっ!」
直後、なーちんの絶叫が響いた。
「あっつっ!あっついっ!
でも美味しい!何これ!?スープ!?」
なーちんは溢れ出たスープの熱さに目を白黒させている。
熱で溶け出したスープだ、そりゃ熱いだろう。
…実は昨日餡を仕込む時、一つ仕掛けを仕組んでおいたのだ。
「餡の中に煮凝り風ゼラチンを混ぜたんだ。
それが焼かれる事で溶け出して、スープ状になったという訳だ」
これは小籠包を作る時に使われる方法で、煮凝りと呼ばれる、煮汁が固まった物を細かくして餡に混ぜ込んでおいた。
…まぁ煮凝りを作る暇は無かったから、今回は中華スープの素を溶かしたスープにゼラチンを混ぜて固めた物だけれど…それでも十二分に美味しい。
「なんか凄い手間が掛かってる…!」
「そうか?」
「うん!だからこんなに美味しいんだねぇー」
なーちんは更にもう一個頬張り、「あっつっ!」と体を震わせた。
そんなに熱いのか…熱いだろうなぁ…。
勿論私はそんな事はしない。絶対口の中が大火傷にな
「熱っ!」
「もーっ!さっきからあたしがあつって言いながら食べてたでしょーっ!」
「いや、思わず…」
…こういうのは熱々が美味しいし、そうなると中のスープも熱々になるのはどうしても避けられない。
それに、熱いと叫びながら餃子を頬張るなーちんがあまりにも美味しそうだったから…つい…。
「んぐっ、んぐっ…ん?…んっ!海老入りっ!」
「ついでに入れてみた。どうだ?」
「すっごく美味しいっ!こっちも最高っ!」
「それは良かった。
なーちんの作ったシュウマイ風餃子も美味しいよ」
普通のシュウマイとは違うけれど、これはこれで食感が変わって美味しい。
ちゃんと火も通っているみたいだし、良かった良かった。
「なーちんの小籠包風餃子も美味熱っ!」
「今回もなかなかうまくできて熱っ!」
…やっぱり餃子は熱々が美味しい。口の中が凄い事になるけれど…。
「食べたぁー」
「もう入らない…」
熱い美味しいと食べ続け、餃子はあっという間に空になる。
お茶碗もりもりのご飯を二杯、なーちんに至っては四杯平らげ、お腹もいっぱい。
私もなーちんも、ごろんとその場で仰向けになる。
なんだか凄い数を食べた気がするー…あー…満足。
お腹いっぱい、まったり、のんびり。
はぁぁぁぁと大きく息を吐き、ん-っと大きく伸びをする。
手間暇は少し掛かるけれど、こうして一緒に作り、目の前で焼き、熱々を食べる。
…うん、うまくは言えないけれど良いもんだ、こういうのも。
「…ねぇねぇみぃ」
「ん?」
「…ご飯ってまだ残ってたっけ?」
「まだ残っていたと思ったが…もしかしてまだ食べるのか?」
「だってこのつけだれ!ポン酢にラー油に肉汁にスープ!旨味が凝縮された至高のたれだよ!?」
「これ以上食べたらお腹いっぱいで眠れなくなるぞ…?」
「あたし胃袋ブラックホールだからだいじょーぶ!」
「そ、そうか…」
「…んまっ!やっぱうまーっ!」
「…」
「んーでももうちょっと刺激が…ラー油足しちゃおっと!」
「……」
「んまーっ!ピリ辛ーっ!」
「…………」
「…うーん…」
「なーちん大丈夫…?お腹痛い…?」
「いや…お腹いっぱいでどうにもならないだけだ…」
「最後に食べたつけだれご飯が効いたみたい…?」
「ああ…」
食べ過ぎには本当に注意。
今日は大事な事を学んだ…。
そこに並べられた、ボウルとホットプレートと白い生地。
「よし、じゃあ餃子作ってくぞー」
「おーっ!」
という訳で、今日のお夕飯は自家製焼き餃子だ。
…というのも、昨日の夕食後。
お茶やらお菓子やらを摘み、まったりしている時の事だった。
「ねぇねぇみぃ。
明日のお夕飯、ガッツリ餃子なんてどう?
さっきのバラエティで見ていたら食べたくなっちゃってさー」
「あー…あれか」
そういえばご飯時に流していたバラエティで、日本全国の餃子がピックアップされていた。
どれもあまりにも美味しそうで、明日餃子にする家庭多そうだなぁなんてなーちんと話していたっけ。
「ほら、ここ最近ちょっとあっさりなご飯だったじゃない?
ニンニクとニラたっぷり入れてさ!こう、じゅわーっと肉汁が溢れ出る餃子!
どう!?」
「…んー…そうだな…」
餃子…餃子…確かに良いな…。
パリパリこんがりの皮、じゅわじゅわの餡と肉汁、それらが奏でるハーモニー…良いな、餃子。
「…よし、じゃあ明日は餃子だな」
「うわぁーいっ!」
なーちんは諸手を上げて大喜びする。
という訳で、今日のお夕飯は餃子になった、という訳だ。
といっても残っている工程は包んで焼くだけ。餡は昨日仕込み済みだ。
餡は作った直後より少し冷蔵庫で寝かせた方が美味しくなる…と、どこかで読んだ事がある。
だから餡は昨日のうちに作り、冷蔵庫に寝かせておいたのだ。
餡の中身はとてもオーソドックス。キャベツと白菜、ニラ、豚挽肉、各種調味料だけ。
作り方も簡単。野菜類は手動の微塵切り機で微塵切りにして軽く塩をまぶし、レンジにかけて水分を絞る。
刻むのは一人だと重労働だけれど、なーちんと二人でやればそこまで重たい手間でもない。
それを冷まして、豚挽肉、各種調味料と混ぜる。
その際ちょっとした一手間を加えて、あとは冷蔵庫で包むまで寝かせるだけ。
「じゃあ包んでいくか」
「はいはぁーい!」
なーちんは鼻歌を歌いながらスプーンで餡を取り、市販の皮で包んでいく。
よし、私もどんどん包んでいこう。
私の包み方は、慣れてしまえばそこまで難しい物じゃない。
まず皮の中央に餡を…乗せ過ぎると焼いた時に皮が破れてしまうから、程々の量を乗せる。
次に縁に水を付け、ひだひだを折って付けていく。
ここが私がこだわっている…というか、ちょっと研究した所になる。
まず皮をくっつけない様に軽く二つ折にして、片側だけ、ひだを一つ作る。
ひだを一つ作ったら、ひだ一つ分の反対側の皮をくっつける。
あとはこれを連続で続けていけば、三日月型の餃子の完成だ。…うん、我ながらうまくできたと思う。
ちなみに、なーちんはプラスチックの餃子包み機を使っている。
私はかっこいいから手包みだけれど、それを使えば簡単だし、誰でも綺麗に包む事ができる。そこは当然の如く人の好みだろう。
「みぃ見て見てー!シュウマイ風ー!」
「うまい事包んだな…それ火通るのか…?」
「大丈夫じゃない?分かんないけれど」
「まぁ餃子も途中蒸し焼きにするし…それも焼いてみるか」
「やったー!」
「…なーちんなーちん」
「ん?」
「小籠包風、せっかくだから作ってみた」
「わっ、美味しそうっ!」
…なんて、餃子以外の形の餃子を作りながら包んでいく。
で、一通り包んだらホットプレートの電源を入れる。この時温度は高めに設定。
油を塗り、餃子を並べて、プレートに接している面が白くなるまで焼き、じゅっとお湯を掛けて蒸し焼きにする。
良い感じになったら蓋を開け、水分を飛ばし、最後にごま油を回しかけてこんがり焼き目がついたら…。
「…よし、完成だ」
「良い香り過ぎる…香りだけでご飯食べられそう…!」
ぶわっと香る香りに、私も思わずうっとりしてしまう。
やっぱり餃子は良い…これを最初に食べた人はいったいどんな善行を積んだのだろう。
「はいポン酢とラー油!早く食べよ食べよ!」
「だな。
じゃあ…いただきます」
「いただきまーす!」
目を閉じて手を合わせ、目を開けると既になーちんは餃子に手を伸ばしていた。
しゃくっと香ばしく焼けた皮の音が、あーちんの口元から聞こえて、
「ぅあっちゃぁぁぁぁああああっ!」
直後、なーちんの絶叫が響いた。
「あっつっ!あっついっ!
でも美味しい!何これ!?スープ!?」
なーちんは溢れ出たスープの熱さに目を白黒させている。
熱で溶け出したスープだ、そりゃ熱いだろう。
…実は昨日餡を仕込む時、一つ仕掛けを仕組んでおいたのだ。
「餡の中に煮凝り風ゼラチンを混ぜたんだ。
それが焼かれる事で溶け出して、スープ状になったという訳だ」
これは小籠包を作る時に使われる方法で、煮凝りと呼ばれる、煮汁が固まった物を細かくして餡に混ぜ込んでおいた。
…まぁ煮凝りを作る暇は無かったから、今回は中華スープの素を溶かしたスープにゼラチンを混ぜて固めた物だけれど…それでも十二分に美味しい。
「なんか凄い手間が掛かってる…!」
「そうか?」
「うん!だからこんなに美味しいんだねぇー」
なーちんは更にもう一個頬張り、「あっつっ!」と体を震わせた。
そんなに熱いのか…熱いだろうなぁ…。
勿論私はそんな事はしない。絶対口の中が大火傷にな
「熱っ!」
「もーっ!さっきからあたしがあつって言いながら食べてたでしょーっ!」
「いや、思わず…」
…こういうのは熱々が美味しいし、そうなると中のスープも熱々になるのはどうしても避けられない。
それに、熱いと叫びながら餃子を頬張るなーちんがあまりにも美味しそうだったから…つい…。
「んぐっ、んぐっ…ん?…んっ!海老入りっ!」
「ついでに入れてみた。どうだ?」
「すっごく美味しいっ!こっちも最高っ!」
「それは良かった。
なーちんの作ったシュウマイ風餃子も美味しいよ」
普通のシュウマイとは違うけれど、これはこれで食感が変わって美味しい。
ちゃんと火も通っているみたいだし、良かった良かった。
「なーちんの小籠包風餃子も美味熱っ!」
「今回もなかなかうまくできて熱っ!」
…やっぱり餃子は熱々が美味しい。口の中が凄い事になるけれど…。
「食べたぁー」
「もう入らない…」
熱い美味しいと食べ続け、餃子はあっという間に空になる。
お茶碗もりもりのご飯を二杯、なーちんに至っては四杯平らげ、お腹もいっぱい。
私もなーちんも、ごろんとその場で仰向けになる。
なんだか凄い数を食べた気がするー…あー…満足。
お腹いっぱい、まったり、のんびり。
はぁぁぁぁと大きく息を吐き、ん-っと大きく伸びをする。
手間暇は少し掛かるけれど、こうして一緒に作り、目の前で焼き、熱々を食べる。
…うん、うまくは言えないけれど良いもんだ、こういうのも。
「…ねぇねぇみぃ」
「ん?」
「…ご飯ってまだ残ってたっけ?」
「まだ残っていたと思ったが…もしかしてまだ食べるのか?」
「だってこのつけだれ!ポン酢にラー油に肉汁にスープ!旨味が凝縮された至高のたれだよ!?」
「これ以上食べたらお腹いっぱいで眠れなくなるぞ…?」
「あたし胃袋ブラックホールだからだいじょーぶ!」
「そ、そうか…」
「…んまっ!やっぱうまーっ!」
「…」
「んーでももうちょっと刺激が…ラー油足しちゃおっと!」
「……」
「んまーっ!ピリ辛ーっ!」
「…………」
「…うーん…」
「なーちん大丈夫…?お腹痛い…?」
「いや…お腹いっぱいでどうにもならないだけだ…」
「最後に食べたつけだれご飯が効いたみたい…?」
「ああ…」
食べ過ぎには本当に注意。
今日は大事な事を学んだ…。
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