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07 吐精 ※
しおりを挟む「なにを……。君はアルブレヒト家の伯爵令嬢ダーナだろう?」
少女が舌打ちした。
もう彼女は自分のなかにある悪意を隠そうともしなかった。
「その呼び方、大嫌いなんですよ。ぼくはエリック。エリック・フォン・アルブレヒト。
ダーナは双子の姉。ぼくの名前じゃない」
眉をしかめ、見下ろしてくる表情は冷たい。
「ふたご……? あね……?」
アルブレヒト家には確かに双子が生まれていたと聞いていたが、社交界でお披露目されたことはまだない。
少女は十歳から、少年は十四歳からお披露目するのがこの国のルールだ。
だからレオンハルトが知らないのは当然と言えた。
「本当にぼくが『男』だって気づいてなかったんだ。へえ、ふぅん」
エリックは心底気にくわないという表情で、再び肉棒をすべらせることを再開した。
にゅる、ぷぷっ♡
独特の音を立てて肉棒が眼前に迫る。大きな亀頭から透明な液体が漏れていて、胸元や鎖骨、首もとまで濡らす。
「――っ! 気づかなかったのは、すまなかった……! だが、こんなこと……する必要は……ひっ……」
濡れた亀頭が胸の谷間から離れ、今度は乳首に押しつけてくる。
少年の唾液と体液がまざりあい、さらに卑猥な光景に変化した。
「あるんですよ。どうせ、あの王弟どのにケツ狙われてるんでしょ?
なら、殿下の初めてはぼくが奪ったことにすれば、あの初物好きのおっさんも殿下のこと、少しは諦めるでしょう」
「なっ……ケツ? はつもの……?」
初めて聞く単語と目の前の光景のせいでうまく頭が働かない。
「建国神話が本当なら、殿下の体には赤ちゃんをつくる部屋があるんですよね?」
エリックが腰を浮かして、へそのあたりをさすってくる。
その瞬間、今まで叔父から大切に守っていた操がエリックにこれから奪われるとやっと理解した。
(既成事実をつくるとは……まさか、そういう……!?)
にやりと少女の恰好をした少年が楽しそうに嗤う。
「殿下が孕むまでヤりましょうね♡」
エリックの宣言と同時に逃げようとしたが、再び腹に乗っかられて動けない。身をよじることしかできなかった。
「はあ。ずりずり動いてくれて、殿下のおっぱい、きもちいー。とりあえずそのきれいなお顔にぶっかけていいですよね♡」
「やぁ……だめ……ぇ……ッ……♡」
悲鳴は少年を悦ばせるだけだった。
ぐぢゅん! と少年の竿が硬くなり、下乳に乗せられた睾丸がふくらむ。
顔面に迫る亀頭から出てくる先走りが一気に増えた。
「やめなさ――!」
「はぁ、イクよ。たくさん出すからね。殿下の白いほっぺたも、金色の髪にも、おでこにも、唇にも全部塗りたくってあげる……っ……!!」
どたぷん!
重量感のある音が響いた瞬間、顔じゅうに生温かい液体をかけられた。
それはすぐ終わることなく出続け、宣言どおりレオンハルトの唇や目元、髪にもぶちまけられた。
びゅるびゅると白い液体をひっかけられ、鎖骨や胸元、乳首まで汚される。
清潔なシーツは今や少年の出した精液で無残に濡れていた。
何よりもレオンハルトにとって衝撃だったのは、エリックに精液をかけられて、自分の体の奥が濡れていることだった。
決して誰にも知られてはならない場所が、じんわりと熱くなっている。
まるで少年の肉棒を迎え入れる準備が着々と進めているかのようだった。
(こんな……私は……ちがう……っ!)
かたくなに否定しても起きたことはもはや覆せない。
「じゃあ、既成事実づくりの続き、しよっか? 王太子殿下♡」
無邪気な声がまだ終わりではないと続けていた。
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