1 / 64
序章
しおりを挟む先に告白致しましょう。
前世の私は自他共に認める生粋のいじめっ子でした。
悪気はありません。
顔が嫌いだから、素直にブスだということを教えてあげたし
間違った性格が嫌いだからそれを直してもらうために、体罰を行っただけのこと
いわば教育ですね。
その考えは社会人になってもそれは変わりませんでした。
私は間違ってない、私は正しい。
だって、私の言うことにみんな同調した
ということは、やはり相手に問題がある証拠でしょう?
私が直さなきゃいけない性格なんてない
相手が嫌がる?知らない。
だって私が嫌なんだもの。
だから私は、知り合いに刺されて死にました
まぁ、当然の結果ですね。
ちなみに私は今、
どこぞの小説の転生しました。
将来処刑が約束されております
でも、回避もしません。
小説の悪役令嬢も私も、間違ってないんだもの。
なのに死を恐れて運命を回避するために回避改善なんて愚の骨頂
だから私は、この小説のヒロインを小説以上に虐め抜きました
転生前のいじめっ子テクニックをフルに使って。
そしたら
「好きです」
ヒロインに惚れられました。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
28
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる