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妃候補の二人はできている!?
噂の百合令嬢
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セイク・ディレリスアカデミー
カフェテリアでのこと。
「ローズ様、ランチをご一緒しても?」
ブルーの瞳をキラッキラに輝かせた銀髪の少女は、私にそう声をかける
そして、まだ許可もしていないのに私の隣の席に座り込んだ。
許可をしようがしまいが、このまま一緒にランチを強行するつもりらしい。
「嫌ですわ。他をあたってくださる?」
誤解が生じるのが一番良くない
なのでキッパリはっきり申し上げました。
しかし
「わぁ、今日のランチは美味しそうですわね
このアカデミーのシェフの腕前は素晴らしいですわね。」
聞いていない。
どころか、許可なくランチを食べ始めた。
私はイラついて机をバァンっと叩いて立ち上がる
その音は食堂中に響き渡った
そしてざわざわと賑やかだったカフェテリアは一気に静まり返り、私たちは注目の的となった。
それでも構わないわ、彼女がどこかに行ってくださるのなら。
「聞いておりますの!?
私はあなたとなんかランチを共にするつもりはないと申し上げましたの!さっさとどこか別の場所に...!!」
「ローズ様、このお料理召し上がられましたか?
とっても美味しいですよ」
私はガクッと肩を落とす。
思いっきり怖がらせたはずだった、
普通なら机を叩くだけでも効果があったはず。
しかし、少しも物おじせず、笑顔で呑気にお食事の話題を振って来た。
しかも
「お腹が空いていらっしゃるから、イライラしてしまうのですよ。
ほら、あーんしてください」
まさか、私の悪態をここまで無視できる人間がいるなんて。
前世の記憶を合わせても彼女だけだ。
私は諦めて席に座り直し、彼女を全力で無視。
彼女から顔を背けて紅茶を啜る。
その様子を見た周りは、見てひそひそと話し出す
「ねえ、やっぱりあの噂は本当なのかしら
リリー様がローズ様に告白したって話」
私はお茶を吹き出す
「まあ!ローズ様!大丈夫ですか!?」
彼女はそう言うとハンカチを取り出して、服を拭いてくれた。
もちろんお礼は言わない。それどころではない。
もう、そんなところまで噂が広まっていたか。
仕方ない、告白されたあの日は人が大勢いたのだから。
それは、数日前のこと、
私、ムカついてしまったのです。
別にその時、彼女の振る舞いに悪いところはありませんでした。
しかし挨拶はなかったのです。
まぁ、私達は身分がちょうど同じですので、どっちが先に声をかけるとかはございませんが。
私がムカついたので、礼儀がなってないのは向こうでしょう。
だからすれ違いざまに、足を引っ掛けてやりましたの。
花瓶の近くでやりましたので
まぁまぁ大きな音が廊下に響き渡りました。
だからそばにいた生徒の視線はすべてこちらに向けられました。
水浸しの彼女を見下ろし、私はクスクスと笑う。
「ごきげんよう、リリー様。
すれ違ったのに、挨拶どころか目も合わせないだなんて、
どのような教育を受けてこられたのかしら」
もちろん言いがかり、自覚はあります。
先程も申し上げましたように、彼女の身分は私と対等、下手すれば向こうのが少しだけ上。
挨拶なんて、私が先にすればいい。
ただ、私は尊敬に値しない相手に挨拶はしない。
いくら身分が対等だろうとわずかに上だろうと、振る舞いが最低限を超えていなければ、どんな素晴らしい家の出身でも、個として敬う必要はない。
彼女は口を手に当て、体を振るわせる。
それは、悔し涙か、羞恥の涙か。
さて、このあと彼女はなんと言うだろう
『こんなことするなんて!ひどい』
と罵るだろか、それとも
『このライレイニになんと無礼な!』
と、権力をふりかざすだろうか、それとも泣いて逃げ出すか。
いずれにしても、反応が楽しみだ。
周りがざわざわとしはじめる、皇太子殿下もやってきた
さて、彼女はどう出るか。
すると彼女は、口を開く
カフェテリアでのこと。
「ローズ様、ランチをご一緒しても?」
ブルーの瞳をキラッキラに輝かせた銀髪の少女は、私にそう声をかける
そして、まだ許可もしていないのに私の隣の席に座り込んだ。
許可をしようがしまいが、このまま一緒にランチを強行するつもりらしい。
「嫌ですわ。他をあたってくださる?」
誤解が生じるのが一番良くない
なのでキッパリはっきり申し上げました。
しかし
「わぁ、今日のランチは美味しそうですわね
このアカデミーのシェフの腕前は素晴らしいですわね。」
聞いていない。
どころか、許可なくランチを食べ始めた。
私はイラついて机をバァンっと叩いて立ち上がる
その音は食堂中に響き渡った
そしてざわざわと賑やかだったカフェテリアは一気に静まり返り、私たちは注目の的となった。
それでも構わないわ、彼女がどこかに行ってくださるのなら。
「聞いておりますの!?
私はあなたとなんかランチを共にするつもりはないと申し上げましたの!さっさとどこか別の場所に...!!」
「ローズ様、このお料理召し上がられましたか?
とっても美味しいですよ」
私はガクッと肩を落とす。
思いっきり怖がらせたはずだった、
普通なら机を叩くだけでも効果があったはず。
しかし、少しも物おじせず、笑顔で呑気にお食事の話題を振って来た。
しかも
「お腹が空いていらっしゃるから、イライラしてしまうのですよ。
ほら、あーんしてください」
まさか、私の悪態をここまで無視できる人間がいるなんて。
前世の記憶を合わせても彼女だけだ。
私は諦めて席に座り直し、彼女を全力で無視。
彼女から顔を背けて紅茶を啜る。
その様子を見た周りは、見てひそひそと話し出す
「ねえ、やっぱりあの噂は本当なのかしら
リリー様がローズ様に告白したって話」
私はお茶を吹き出す
「まあ!ローズ様!大丈夫ですか!?」
彼女はそう言うとハンカチを取り出して、服を拭いてくれた。
もちろんお礼は言わない。それどころではない。
もう、そんなところまで噂が広まっていたか。
仕方ない、告白されたあの日は人が大勢いたのだから。
それは、数日前のこと、
私、ムカついてしまったのです。
別にその時、彼女の振る舞いに悪いところはありませんでした。
しかし挨拶はなかったのです。
まぁ、私達は身分がちょうど同じですので、どっちが先に声をかけるとかはございませんが。
私がムカついたので、礼儀がなってないのは向こうでしょう。
だからすれ違いざまに、足を引っ掛けてやりましたの。
花瓶の近くでやりましたので
まぁまぁ大きな音が廊下に響き渡りました。
だからそばにいた生徒の視線はすべてこちらに向けられました。
水浸しの彼女を見下ろし、私はクスクスと笑う。
「ごきげんよう、リリー様。
すれ違ったのに、挨拶どころか目も合わせないだなんて、
どのような教育を受けてこられたのかしら」
もちろん言いがかり、自覚はあります。
先程も申し上げましたように、彼女の身分は私と対等、下手すれば向こうのが少しだけ上。
挨拶なんて、私が先にすればいい。
ただ、私は尊敬に値しない相手に挨拶はしない。
いくら身分が対等だろうとわずかに上だろうと、振る舞いが最低限を超えていなければ、どんな素晴らしい家の出身でも、個として敬う必要はない。
彼女は口を手に当て、体を振るわせる。
それは、悔し涙か、羞恥の涙か。
さて、このあと彼女はなんと言うだろう
『こんなことするなんて!ひどい』
と罵るだろか、それとも
『このライレイニになんと無礼な!』
と、権力をふりかざすだろうか、それとも泣いて逃げ出すか。
いずれにしても、反応が楽しみだ。
周りがざわざわとしはじめる、皇太子殿下もやってきた
さて、彼女はどう出るか。
すると彼女は、口を開く
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