野猿な悪役令嬢

ルナルオ

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番外編 IF 野猿な囚人 23.捕縛

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 再び檻の中で囚人の生活を送るリーリア。
 もっとも、あの修道院にいた時とはまた違う意味での囚われ人である。
 リーリアは、捕まってすぐに、足の怪我も手当してもらい、身体はすこぶる元気である。
 日々、バーナルの作る名作料理に飼いならされながらも、リーリアは脱走に向けて頑張っている。
 まずは、脱走するため、魔力封じの腕輪を必死に解読する。

(ふっ、なめてもらっては、困るわ。
 こんな腕輪なんか、すぐに安全に解除しちゃいますよー。
 しかも、二度目ですから、前ほど、時間なんかかからずに解除できるはず。
 何故か魔力も腕輪に封じられているはずなのに、あの修道院にいた時のような枯渇感が、今回は少ないのよね~。
 毎日、美味しいものを食べているせいかな?)

 そんなことを思いながら、自由になる指先を使って腕輪を解読するリーリアであったが、実は非常に難航している。
 リーリアが脱出のために悪戦苦闘しているうちに、ある日、バーナルが悲しそうな顔でリーリアに告げた。

「野猿ちゃん、新しい飼い主を見つける日が決まったそうよ……」
「ん?新しい飼い主?」
「ええ。野猿ちゃんを売り出すにあたり、参加客数も十分、集まったから、競売が開かれることになったの」
「ええ!?競売形式なのですか?」
「そうよ。本当は個別で売買するつもりだったみたいだけど、野猿ちゃん、意外と人気でね。
 しかも、ご主人様から食費がかかりすぎるって怒られちゃった。
 だから、競売形式にして、値を吊り上げるみたいよ。
 あ~あ、私にもっとお金があったら、野猿ちゃんを買ってあげたのにね~。
 もう高くって買えないわ、ごめんね。
 少しでも良い飼い主に買われることを願っているわ!」

 バーナルは半分涙目で、寂しそうに、リーリアにいつものように餌付けした後、頭を撫でる。

「バ、バーナル!お願いがあるの!!」
「な~に?お食事のリクエスト?」
「違うの!
 バーナルに私専属の料理人になって欲しいの!
 お給料はいい値を払うから、お願い!!」
「へ?専属料理人?」
「ええ!私、バーナルは天才だと思うの!
 ここを出た後もバーナルの料理を食べたいわ。
 私が戻れば、これでも個人資産をいくらか持っているから、バーナルのことを雇いたいの。
 だから、お願い!」
「……まあ、何て予想外!
 やっぱり、貴族令嬢だからかしらねえ。
 私が飼ってあげようと思っていたのに、むしろ、そっちは私を雇うつもりだったのね!?
 本当に面白い子ね、さすがは野猿ちゃん。
 でも、無理よ~。
 私はこんなんだし、表では生きられないのよ」
「あ!私も今度から表では生きず、裏家業の方の部下になる予定なので、大丈夫です!」
「あらん、野猿ちゃん、物騒な方面に転職予定のところを捕まったのね。
 どおりで、普通の貴族令嬢の捜索に野猿ちゃんの情報がないはずね」
「そうなのです。だから、私の専属料理に……」
「ごめんね~、それでも色々と無理なのよ!
 実は、私って裏では名が知れていてね。
 そのせいで用心したご主人様が、自分が亡くなるか、捕まらない限り、裏切らないようにって、魔法の強固な契約しちゃっているから、野猿ちゃんを逃がしたりとかできないのよ~」

 バーナルは、くいっと首の周りに巻いていたスカーフをとり、首に描かれた蔦模様のような魔法の契約の印を見せる。

「……この契約は、もし裏切れば、私の首が落ちる契約なのよ」
「じ、じゃあ、ここのご主人を捕まえましょう!
 脱出じゃなくて、一網打尽にしましょう!!
 そうすれば、バーナルは自由になれるのでしょう?」
「やだ~!野猿ちゃんならできそうで怖いけど、さすがに危険だし、そんな無理よ~。
 冗談は置いといて、ここは、大人しく新しい飼い主に従って、可愛がってもらう方が、野猿ちゃんも安全で幸せになれるわよ!」
「そんな!私は本気で……」
「あきらめて、いい子で大人しくしていてね?
 新しい飼い主に逆らっちゃ駄目よ?」
「バーナル、お願い……」
「ごめんね、でも、無理なものは無理よ、野猿ちゃん。」
「バーナル、どうしても駄目?」
「……駄目よ。あきらめてね。
 当日、私は競売会場にいないけど、野猿ちゃんの幸せを祈っているからね!」

 バーナルは、その日、何かを振り切るように、戻っていった。
 リーリアは、バーナルのあの首に印されていた契約について見たことがあったので、何とか思い出そうとして、バーナルをどうすれば自由にできるかを考えた。
 また、競売の日までに、魔力を封じる腕輪を外す解除スピードを更に上げていった。

 一方、老紳士風の外道爺は、顧客に競売の目玉であるリーリアのことを売り込んでいた。

「未開封のお姫様みたいですよ~。
 お菓子みたいに甘く、妖精のように可愛らしい、本物の良家の血筋ですよ~」
「へえ、それなら金髪碧眼なのかい?」
「いえ、ほわほわの茶髪に、宝石のような緑の瞳ですが、とても可愛らしいですよ?
 しかも、ランダード王国でも元は高位の貴族令嬢だったので、魔力も豊富で使い道は広そうですよ。
 好き嫌いなく、よくご飯も食べますので、餌付けの楽しみもあります」
「そうか、それは楽しみだな~」

 顧客たちの反応は上々であった。
 今回の競売では、国内の一部貴族だけでなく、セリクルド王国からも特別な客が来訪する予定であった。
 ただ、リーリアがランダード王国出身らしいと推測し、知り合いに来られては困るので、ランダード王国からの客は今回、招待しなかった。

(こんな高額物件が、公園へ散歩中に拾えるとは、私もついているな~)

 いい気になる誘拐犯の老紳士であった。
 ハイリターンのものには、ハイリスクが伴うことも気づかずに……。

 そして、とうとう、競売当日がやってきた。
 リーリアは、縛られながらもいつも以上に身綺麗にさせられた。
 しかも、頭には大きいリボンをつけられ、「私がプレゼントです」という風に装飾された。
 その後、人間が2人以上は入れる程の大きさで、プレゼントみたいなリボンもかけられた箱の中にリーリアは入れられ、競売会場に連れていかれた。

(あの外道爺、阿保なのかしら?
 本当にプレゼント装飾にされたわ……。
 まあ、もういいわ。
 ふふふ、私を誘拐して売ろうとしたことを後悔させてあげる~)

 今日のリーリアは、いつもの無邪気な野猿とは思えないような悪い笑顔で微笑んだ。
 それもそのはず、リーリアはとっくに腕輪の解除に成功していて、無敵のリーリアであった。
 両手を拘束されているリーリアであるが、本当はそんな拘束は一瞬で外せる。
 すぐに脱走もせず、わざと捕まったまま競売会場に向かうリーリアの目的は、外道爺の捕縛と、競売会場に来るような金持ち外道の捕縛であった。

(あの外道どもを捕らえたら、バーナルには自由になってもらおう!
 そして、バーナルに私の料理人になってもらって、ずっと美味しいものを作ってもらうの~。
 待っていてね、バーナル!)

 リーリアはそう考えているが、バーナルの方はちっとも待っていない。
 単にバーナルは、望んでお給金の良い相手に勤めているだけで、別に自由を望んでいる訳ではなかったが、リーリアにロックオンされたせいで、逃げられなさそうなバーナルであった。
 リーリアは、バーナルがこれからも作ってくれる美味しいものを思い浮かべながら、うきうきとする。
 ちなみに、バーナルの中身は女性で、恋愛対象は男性であり、リーリアに少しも恋愛感情はない。
 もちろん、リーリアも、色気より食い気で、バーナルを男性とは思っておらず、バーナルの作る美味しいものを欲している。

 リーリアは、箱の中で競売に来る外道どもの捕縛の方法を考えつつも、周囲に探索の魔法をかけて情報を得ているうちに、競売会場に着いた。
 アルーテ王国では、ランダード王国のように魔法が発達していないおかげで、リーリアの魔法の使用にも気づかれていない。
 競売会場は、老紳士のもつ屋敷のひとつであり、地下室にある大部屋を舞台ホールのようにした場所であった。
 単純な構造であるが、いざという時の脱出通路もあり、リーリアは、その箇所をきちんと確認した。
 一応、拘束されている身のリーリアは、定位置に置かれた箱の中で、魔法を使った。
 リーリア自身を木に見立てて、探索魔法を使いつつ、魔力を周囲に根を張るように範囲を広げ、確実に捕らえるように、会場の座席ひとつひとつにリーリアの指示で作動する拘束の罠をしかけた。
 また、会場からネズミ一匹も逃さないように、屋敷の周囲にもリーリアの指示で作動する強固な網を張った。
 これは、箱の中から探索魔法と同時に使った仕掛けのため、大量の魔力や作業時間を要したが、参加者達が集まるまで、かなり待たされたリーリアには精度高く仕掛けることができた。
 リーリアにとっては初めての実践のようであるが、これと同様な小規模の仕掛けをセリウスに仕掛けたことがあるリーリアにとって、ただ規模を広げた応用版の仕掛けであった。
 昔、セリウスに仕掛けた際は、セリウスに一瞬で破られた苦い思い出があるため、ランダード王族や魔女並みの魔力があってもすぐには破られないように、今回は慎重に捕縛の網状結界を広げていた。

(まあ、これがうまく作動できなくても、少なくとも自分自身のガードの結界と外道爺だけは捕まえて、確認できた脱出路から脱出しよう。
 あの外道爺を捕まえるだけでも、アルーテ王国の害悪を駆除したってことで、勝手に王宮を抜け出したことを許してもらえないかな?
 うーん、しかし、会場中に仕掛けて、結構な魔力量を使ったのに、まだ余力があるな~。
 やっぱり、バーナルのご飯のおかげだわ、バーナルのご飯は凄い……)

 リーリアは、バーナルの作るご飯を食べるようになって、急激に魔力が増えているのを感じていた。
 実は、魔力を封じられているリーリアを見て、魔力の枯渇感は人によっては辛いため、哀れに思ったバーナルは魔力が増強するような特別食を、密かにリーリアに食べさせていた。
 単なる美味しいものを食べたくてバーナルを雇いたいだけではなく、この魔力増幅の秘密も知りたくて、バーナルを雇いたかった。
 
 リーリアはいつでも応戦できる体制を箱の中で整えているところに、リーリアの入ったプレゼント風の箱が舞台の真ん中に運び込まれた。
 ファンファーレと共に開かれるプレゼント箱。
 箱から取り出されたリーリアは、まだ見かけは拘束されたまま、舞台の真ん中に立たされた。
 リーリアを見て、主に喜びのざわめきが起きたが、一部がっかりする参加者もいたようである。

(ちょっと、その反応はどういうことなの?
 決して、買われたいわけではないけど、がっかりされるのも微妙だわ。
 よーし!絶対、全・員、捕まえてやるぞー!!)

 舞台の真ん中で参加者達の目に晒されながらも、リーリアからも周囲をじっくり観察して、競売の参加者達と外道爺の位置を確認した。

(もし、ルクレナ様が来ていたら大変だから、いないことを確認しないと!)

 そう思って、参加者達を見てみると、まずはひとつ、見知った顔を見つけた。
 セリクルド王国のサリュー王子の従者で、リーリアと一応、面識のある男性が会場にいて、始まった競売に参加していた。
 セリクルド王国では、いち早く、秘密裏にリーリアらしき人物が捕まったという情報が入り、宰相の手の者が潜入したが、リーリアの顔を直接知っていないと本物かどうか見極めるのが難しいと、リーリアと面識のあるサリューの従者が参加者の1人となった。
 その従者は宰相の手の者と一緒のため、サリュー王子は不在である。

(何かな?あのニヤニヤ下品に笑っているサリュー王子の従者さんは!?
 セリウス様の従者のマルセルさんはもっと品があって、優しくて有能だったのにな~)

 ふと、気がつくと、リーリアの値段はかなり釣り上がっていた。

(そろそろ、実行に移すべきかな?)

 そう思ったリーリアは、舞台の上から、舞台袖にいる外道爺の元に走った。

「あ、こら、舞台の真ん中にいなさい!」

 舞台袖に来ようとするリーリアに怒る外道爺を、リーリアはぎっと獲物を狙ったハンターのように睨み、無詠唱で出したいくつかの魔法の球を硬化させて、外道爺と外道爺の護衛達に、弾丸のようにハイスピードで当てた。

 ゴ、ゴンッ
 グホッ
 ドタン

 ちゃんと急所を狙って当てた硬化魔法球のため、当てられた全員がうまいこと、気絶してくれた。
 気絶した外道爺やその護衛達を、魔法の拘束ですぐに縛り上げる。
 リーリアが外道爺を倒したのを見た参加者達は、素早く逃げようとしたが、座席に仕掛けた捕縛の罠をリーリアが一気に発動させた。
 おかげで、セリクルド王国の一味も一網打尽に捕まえられた。
 もちろん、座席についていなくて外に向かう輩も、硬化魔法球で倒して拘束するか、外に行こうとした者達も、屋敷周囲に敷いておいた結界の網で捕縛して、身動きがとれないように拘束しはじめる。
 しかし、その拘束を軽々と破る輩が3組ほどいた。

(くっ、私以上の魔力があるか、この魔法の術式を知っている輩だわ。
 きっと、ランダード王国の手の者ね!?)

 破られた3組については、素早く次の攻撃に入るリーリア。
 その3組がリーリアへ攻撃する前に、鳥籠をイメージした檻を作り、それにその3組の参加者を閉じ込める。
 2組は、その檻の中でもがき、逃げようと抵抗しているが、その檻はリーリアのオリジナル製のため、誰にもその術式はまだ知られていなかったからか、なかなか解除できないようである。
 それなのに、安々と鳥籠の檻まで破る1人の男性参加者がいた。

「う、うそ!セリウス様!?」

 先程、リーリアが観察した時は、長い前髪を深くおろしていたので気づかなかったその男性は、髪の色こそ黒髪であるが、その顔立ちと澄み渡ったような空色の瞳の色は、セリウスそのものであった。
 前髪をかきあげて顔をさらしたその人物は、涼やかに笑って、まだ舞台上にいるリーリアに近づいてきた。
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