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第22章 冒険者ではないお仕事
第193話 お仕事の終わり
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翌日、正式に契約し、そして新型牽引用ゴーレム製作作業を開始。
① 新型ゴーレムの概要をイオラさんに説明し、シモーヌさん経由で現場にこれでいいか確認
② 現場から上がってきた『ぬかるみでも歩きやすいよう、足の面をやや大きめに』等の要望を聞いて試作品を製作
③ イオラさん→シモーヌさん経由で試作機を現場へ回し要望聴取
④ 『立ち上がりが急すぎて操作しにくい』等の要望をうけ、魔力導線の太さを調整する等の調整を実施
⑤ 試作機を2週間運用し、金属疲労や錆び等を確認、支障ない事を確認し(私の方で)量産開始
⑥ 1頭ずつ性能を確認した後、納品
こんな感じで、私としてはかなりじっくりと取り組んだ。
同時進行で坑内のトロッコ化、銅鉱山の鉱区へのケーブルカー敷設等も行っている。
こちらは製鉄所直営の鉄工所で製作し、主にフェデリカさんが敷設。私の方へは基本的に報告が届くだけだけれども。
なおこの間、リディナとセレスは魔物を討伐したり買い物をしたり、図書館で勉強したりという感じ。
「あの小さいゴーレム車を使えると討伐でもお出かけでも楽ですね。10離以上先なら流石にライ君を使いますけれど」
「だよね。あとライ君で小さい方のゴーレム車を牽かせるのもありかな。とにかく速いし。サンデロントの魚市場までだって普通に買い出しに行けるしね」
こんな感じでまったりと過ごし、そして暖かさを感じる位の季節になった頃。
3ヶ月が経過し、契約終了となった。
場所はいつもの森林組合事務所。イオラさんの他、シモーヌさんやフェデリカさんにも来て貰い、こちらも私、リディナ、セレスの全員で出席。
「導入したこの運送システムも、納入した新型牽引用ゴーレムも順調です。
現場からはどのシステムも整備しやすく修理もしやすい点が評価されています。線路や荷車はもとよりゴーレムさえも一般の工房担当が分解整備や内部の修理が出来る。部品も加工が難しいものはほとんど無い。この構造なら稼働率も大幅に上がるだろうと言っておりました」
まずはシモーヌさんからこんな評価。
実は私、整備性についてはかなり拘った。だからそこを評価して貰えると非常に嬉しい。
「一度あの線路を設置してしまえば延ばすのも簡単だ。荷車に資材を積んで運びながら順番に線路を設置していけばいいだけだしさ。修理や交換も同じ。あの大型異形のゴーレムも概ね理解した。だから施設関係の方は心配しないでくれ」
フェデリカさんの土属性魔法と金属性魔法は信頼できる。本人が言うとおり施設面は問題無いだろう。
此処から私がいなくなった後も心配しなくていい。
「以上で当初の契約、その後追加の第2契約、第3契約ともに完全に履行された事を確認し、満了を認めるわ。実際上がってくる報告も順調よ。トロッコを全面導入した後、採掘量が2割以上増えているし。
という訳で第3契約の満了金と第1~第3の分全部の完成ボーナス。それと第3契約に含まれる今後のシステム使用料の概算。
今回支払い分は金額が大きいので商業ギルドの証書にしてあるわ。内容を確認してサインをお願い」
イオラさんが商業ギルド発行の証書を渡してくれる。
今回はこの証書を商業ギルドで提示して換金したり預金に振り込んだりする形式だ。金額が大きいので安全の為にそうしたのだろう。
ただ記載されている金額がちょっととんでもない。
まずはゴーレム15頭分の料金にボーナス3契約分。これだけで正金貨が100枚を越えている。
そして今後のシステム使用料なんてのもある。これは今後5年間、鉱山がゴーレムにより効率を向上させた分の1割と新鉱脈の利益の1割を支払うなんて内容。
現在の状況で計算するとシステム使用料だけで1年あたり正金貨20枚を大幅に超えるらしい。
ふと興味から偵察魔法でセレスを確認。やはりとんでもない金額にぐるぐる目になっている。あ、石化した。
一方で。
「確認しますね」
リディナはそう言って証書を手に取り証明部分に指をあてる。こうやって証書が真正なものである事を魔法的に読み取るのだ。
私も魔法的な読み取りそのものは出来る。しかし真正かどうかは判断出来ない。やはりこういった事はリディナ、頼りになる。
「確かに確認しました。フミノ、サインお願い」
「わかった」
一応私の商会という事になっているのでサインは私だ。見慣れない金額に震えがきつつも何とかサインして、リディナに渡す。
リディナが確認して、そして書類をイオラさんへ。
イオラさんはさっと書類に目を通して頷いた。
「はい、これで完了。それでね、実は5年分の確約期間付追加契約をお願いしたいの。これは此処にいなくても大丈夫なようにしてあるから、もし良かったらお願いしていい?」
何だろう。半分石化状態のセレスに状態異常解除の魔法を起動し、3人で確認。
使われている文章の言い回しが難しい。契約書で使われる特殊なものなのだろうか。
「この選択権付き契約とはどういう事ですか?」
私より先にセレスがリディナに聞いてくれた。
「少し言い回しが契約書特有で独特だけれどね。この契約をわかりやすく読むと、
① フェルマ伯爵家公社管理部は、今後毎年末に、今回と同じゴーレムを注文する。この注文については商業ギルドを通じて年末までにフミノに通知する
② フミノは年末にこの注文を受けるかどうか、選ぶ事が出来る
③ 受けるかどうかの回答は商業ギルドを通じてフミノからフェルマ伯爵家に伝えられる
④ 受けた場合は、商業ギルドから手付金を受け取りゴーレムを製作、商業ギルドを通じて納品する
という感じかな。
つまりフミノは受けるか受けないかの選択権があるよ、という意味。そして確約期間付きというのは、
○ 少なくとも最初の1年目から5年目までは、毎年フェルマ伯爵家からフミノに注文をする
という意味。
まとめると、『5年間は毎年注文するけれど、都合が悪かったら断ってもいいよ。あとその後も注文するからよろしくね』ってところ」
うん、リディナがいてくれて本当に助かる。しかし、だ。
「金額、高くない?」
「材料の調達がフェルマ伯爵家側からフミノ側になるから、かな」
「あとはゴーレムの相場の関係もあります」
これはシモーヌさんだ。
「この査定は私が行いました。
今回納入していただいたゴーレムは採掘用としても使用可能な作りになっています。そして採掘用としての性能も今までこちらで導入していたラモッティ伯爵家の鉱山採掘用035型より上です。更に高い整備性によりよい稼働率を上げる事が可能と認められます。
故に035型より5割ほど高い金額でも導入する価値があると判断しました」
「という事だから妥当な値段。心配しないで」
イオラさんもそう言ってくれる。なら金額的には一安心。しかしそれならそれで別の心配も出てくる。
「今までゴーレム買っていたところは大丈夫?」
「ラモッティ伯爵家は伯爵家と言ってもちょっと特殊だからね。心配いらないかな」
リディナがそう返答する。
「あの家は代々、儲けよりも新しい知識を重視するから。新しいゴーレムが出たとなればむしろ喜ぶと思うわ。自分のところの売れ行きが下がっても。元々貴族としての収入は充分にあるから困る事は無いし」
これはイオラさんだ。
更にシモーヌさんも口を開く。
「ですからそのうちフミノさんのところに注文が来るかもしれません。此処で作った新しいゴーレムについて調べる為に。何なら引き抜きや婚姻でラモッティ家に取り込もうなんて考える可能性もあります」
「でもまあ、技術者というものをよく知ってもいるから無茶はしないと思うよ。だからまあ、その辺は気にしなくていいんじゃないかな。
ただ注文が来たら出来る限りでいいから早めに受けて作ってあげる位で。国内のゴーレムの分類なんかもしているようだしね」
最後はイオラさんだ。
なるほど。3人の説明で何となく理解した。ラモッティ家は貴族といってもそういった技術者的な家で、しかもその事は貴族や商業をやる人の常識らしいと。
私やセレスは知らなかったけれど。
「わかった」
「それじゃサインお願い」
これにもサインして追加の契約完了だ。
「本当はこのパーティにここに定住して貰えると助かるのだけれどね。鉱山の件以外でもそう。居てくれれば確実にこの辺の魔物が減るし、3人とも違う魔法を使えるからいざという時頼りになるし。
ただまだ見たい場所が色々あるだろうし、引き留める訳にもいかないわ。ところで次は何処へ行くの? まだ決めていなかったり言いたくなかったりしたら別にいいけど」
「特に行き先は決まっていませんが、南に向かおうと思っています」
リディナが答えてくれる。
「南か。カレン姉様とメレナム兄様が行くのも南だね」
イオラさんがそんな事を言った。
えっ?
「カレン様の処遇が決まったんですか?」
イオラさんは頷く。
「まだ正式発表はないけれど。今まで国王直轄領にしていた南方領土を幾つかにわけてそれぞれ貴族に拝領させる事になっているみたい。
お姉様方が行かれるのはその中でも一番南、カラバーラを中心にした一帯。昔フェルマ伯爵家に統合されたスリワラ家を再興する形にして、伯爵を受爵してあの辺を拝領する予定。
メレナム兄様は元々南方領土直轄局にいたし、あの辺は詳しい筈。でもまだまだ拓けていない場所だし大変だと思うわ」
カラバーラか。どんなところだろう。あとで地図を見てみよう。
① 新型ゴーレムの概要をイオラさんに説明し、シモーヌさん経由で現場にこれでいいか確認
② 現場から上がってきた『ぬかるみでも歩きやすいよう、足の面をやや大きめに』等の要望を聞いて試作品を製作
③ イオラさん→シモーヌさん経由で試作機を現場へ回し要望聴取
④ 『立ち上がりが急すぎて操作しにくい』等の要望をうけ、魔力導線の太さを調整する等の調整を実施
⑤ 試作機を2週間運用し、金属疲労や錆び等を確認、支障ない事を確認し(私の方で)量産開始
⑥ 1頭ずつ性能を確認した後、納品
こんな感じで、私としてはかなりじっくりと取り組んだ。
同時進行で坑内のトロッコ化、銅鉱山の鉱区へのケーブルカー敷設等も行っている。
こちらは製鉄所直営の鉄工所で製作し、主にフェデリカさんが敷設。私の方へは基本的に報告が届くだけだけれども。
なおこの間、リディナとセレスは魔物を討伐したり買い物をしたり、図書館で勉強したりという感じ。
「あの小さいゴーレム車を使えると討伐でもお出かけでも楽ですね。10離以上先なら流石にライ君を使いますけれど」
「だよね。あとライ君で小さい方のゴーレム車を牽かせるのもありかな。とにかく速いし。サンデロントの魚市場までだって普通に買い出しに行けるしね」
こんな感じでまったりと過ごし、そして暖かさを感じる位の季節になった頃。
3ヶ月が経過し、契約終了となった。
場所はいつもの森林組合事務所。イオラさんの他、シモーヌさんやフェデリカさんにも来て貰い、こちらも私、リディナ、セレスの全員で出席。
「導入したこの運送システムも、納入した新型牽引用ゴーレムも順調です。
現場からはどのシステムも整備しやすく修理もしやすい点が評価されています。線路や荷車はもとよりゴーレムさえも一般の工房担当が分解整備や内部の修理が出来る。部品も加工が難しいものはほとんど無い。この構造なら稼働率も大幅に上がるだろうと言っておりました」
まずはシモーヌさんからこんな評価。
実は私、整備性についてはかなり拘った。だからそこを評価して貰えると非常に嬉しい。
「一度あの線路を設置してしまえば延ばすのも簡単だ。荷車に資材を積んで運びながら順番に線路を設置していけばいいだけだしさ。修理や交換も同じ。あの大型異形のゴーレムも概ね理解した。だから施設関係の方は心配しないでくれ」
フェデリカさんの土属性魔法と金属性魔法は信頼できる。本人が言うとおり施設面は問題無いだろう。
此処から私がいなくなった後も心配しなくていい。
「以上で当初の契約、その後追加の第2契約、第3契約ともに完全に履行された事を確認し、満了を認めるわ。実際上がってくる報告も順調よ。トロッコを全面導入した後、採掘量が2割以上増えているし。
という訳で第3契約の満了金と第1~第3の分全部の完成ボーナス。それと第3契約に含まれる今後のシステム使用料の概算。
今回支払い分は金額が大きいので商業ギルドの証書にしてあるわ。内容を確認してサインをお願い」
イオラさんが商業ギルド発行の証書を渡してくれる。
今回はこの証書を商業ギルドで提示して換金したり預金に振り込んだりする形式だ。金額が大きいので安全の為にそうしたのだろう。
ただ記載されている金額がちょっととんでもない。
まずはゴーレム15頭分の料金にボーナス3契約分。これだけで正金貨が100枚を越えている。
そして今後のシステム使用料なんてのもある。これは今後5年間、鉱山がゴーレムにより効率を向上させた分の1割と新鉱脈の利益の1割を支払うなんて内容。
現在の状況で計算するとシステム使用料だけで1年あたり正金貨20枚を大幅に超えるらしい。
ふと興味から偵察魔法でセレスを確認。やはりとんでもない金額にぐるぐる目になっている。あ、石化した。
一方で。
「確認しますね」
リディナはそう言って証書を手に取り証明部分に指をあてる。こうやって証書が真正なものである事を魔法的に読み取るのだ。
私も魔法的な読み取りそのものは出来る。しかし真正かどうかは判断出来ない。やはりこういった事はリディナ、頼りになる。
「確かに確認しました。フミノ、サインお願い」
「わかった」
一応私の商会という事になっているのでサインは私だ。見慣れない金額に震えがきつつも何とかサインして、リディナに渡す。
リディナが確認して、そして書類をイオラさんへ。
イオラさんはさっと書類に目を通して頷いた。
「はい、これで完了。それでね、実は5年分の確約期間付追加契約をお願いしたいの。これは此処にいなくても大丈夫なようにしてあるから、もし良かったらお願いしていい?」
何だろう。半分石化状態のセレスに状態異常解除の魔法を起動し、3人で確認。
使われている文章の言い回しが難しい。契約書で使われる特殊なものなのだろうか。
「この選択権付き契約とはどういう事ですか?」
私より先にセレスがリディナに聞いてくれた。
「少し言い回しが契約書特有で独特だけれどね。この契約をわかりやすく読むと、
① フェルマ伯爵家公社管理部は、今後毎年末に、今回と同じゴーレムを注文する。この注文については商業ギルドを通じて年末までにフミノに通知する
② フミノは年末にこの注文を受けるかどうか、選ぶ事が出来る
③ 受けるかどうかの回答は商業ギルドを通じてフミノからフェルマ伯爵家に伝えられる
④ 受けた場合は、商業ギルドから手付金を受け取りゴーレムを製作、商業ギルドを通じて納品する
という感じかな。
つまりフミノは受けるか受けないかの選択権があるよ、という意味。そして確約期間付きというのは、
○ 少なくとも最初の1年目から5年目までは、毎年フェルマ伯爵家からフミノに注文をする
という意味。
まとめると、『5年間は毎年注文するけれど、都合が悪かったら断ってもいいよ。あとその後も注文するからよろしくね』ってところ」
うん、リディナがいてくれて本当に助かる。しかし、だ。
「金額、高くない?」
「材料の調達がフェルマ伯爵家側からフミノ側になるから、かな」
「あとはゴーレムの相場の関係もあります」
これはシモーヌさんだ。
「この査定は私が行いました。
今回納入していただいたゴーレムは採掘用としても使用可能な作りになっています。そして採掘用としての性能も今までこちらで導入していたラモッティ伯爵家の鉱山採掘用035型より上です。更に高い整備性によりよい稼働率を上げる事が可能と認められます。
故に035型より5割ほど高い金額でも導入する価値があると判断しました」
「という事だから妥当な値段。心配しないで」
イオラさんもそう言ってくれる。なら金額的には一安心。しかしそれならそれで別の心配も出てくる。
「今までゴーレム買っていたところは大丈夫?」
「ラモッティ伯爵家は伯爵家と言ってもちょっと特殊だからね。心配いらないかな」
リディナがそう返答する。
「あの家は代々、儲けよりも新しい知識を重視するから。新しいゴーレムが出たとなればむしろ喜ぶと思うわ。自分のところの売れ行きが下がっても。元々貴族としての収入は充分にあるから困る事は無いし」
これはイオラさんだ。
更にシモーヌさんも口を開く。
「ですからそのうちフミノさんのところに注文が来るかもしれません。此処で作った新しいゴーレムについて調べる為に。何なら引き抜きや婚姻でラモッティ家に取り込もうなんて考える可能性もあります」
「でもまあ、技術者というものをよく知ってもいるから無茶はしないと思うよ。だからまあ、その辺は気にしなくていいんじゃないかな。
ただ注文が来たら出来る限りでいいから早めに受けて作ってあげる位で。国内のゴーレムの分類なんかもしているようだしね」
最後はイオラさんだ。
なるほど。3人の説明で何となく理解した。ラモッティ家は貴族といってもそういった技術者的な家で、しかもその事は貴族や商業をやる人の常識らしいと。
私やセレスは知らなかったけれど。
「わかった」
「それじゃサインお願い」
これにもサインして追加の契約完了だ。
「本当はこのパーティにここに定住して貰えると助かるのだけれどね。鉱山の件以外でもそう。居てくれれば確実にこの辺の魔物が減るし、3人とも違う魔法を使えるからいざという時頼りになるし。
ただまだ見たい場所が色々あるだろうし、引き留める訳にもいかないわ。ところで次は何処へ行くの? まだ決めていなかったり言いたくなかったりしたら別にいいけど」
「特に行き先は決まっていませんが、南に向かおうと思っています」
リディナが答えてくれる。
「南か。カレン姉様とメレナム兄様が行くのも南だね」
イオラさんがそんな事を言った。
えっ?
「カレン様の処遇が決まったんですか?」
イオラさんは頷く。
「まだ正式発表はないけれど。今まで国王直轄領にしていた南方領土を幾つかにわけてそれぞれ貴族に拝領させる事になっているみたい。
お姉様方が行かれるのはその中でも一番南、カラバーラを中心にした一帯。昔フェルマ伯爵家に統合されたスリワラ家を再興する形にして、伯爵を受爵してあの辺を拝領する予定。
メレナム兄様は元々南方領土直轄局にいたし、あの辺は詳しい筈。でもまだまだ拓けていない場所だし大変だと思うわ」
カラバーラか。どんなところだろう。あとで地図を見てみよう。
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