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過去のこと
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私はアウラを抱きしめて、はっと気が付きました。
乙女ゲームだった世代とか場所とかアウラに聞いたらいいんじゃない?と。
よくよく考えれば乙女ゲームにしたのはアウラですし、女神様なのでアウラ以上にわかる人なんていませんよね。
私としたことがなんでそんな簡単なことに気づかなかったんでしょう!
まぁ、ちょっと言い訳をさせてもらいますと一緒にいすぎてアウラ=女神っていうのを意識してなかったのと、アウラ=親友&家族という認識になっていたからですね。決して私がバカなだけとか、そんなことではないです。
ないんですからね?
それよりも、早く聞いてみることにしましょう。
「ねぇ、アウラ。お祖母様世代くらいから現在まででいつぐらいにどこが乙女ゲームとかの舞台になったの??
そしてその後どうなったの?
今ここ以外にも舞台になっている所はあるのかしら?
あ、あと私の他にも転生者はいる?」
私は途中から捲し立てるような勢いで、アウラに問いかけました。
アウラは私の勢いに少し驚いた後、苦笑しながら答えてくれました。
「ルーナ、そんな一度にたくさん聞かなくても、私は逃げないわよ。
まずは1つ目の質問だけどルーナのお祖母様世代にはこの国と別の大陸の国の2か所が乙女ゲームの舞台になったわ。
あとはルーナのお母様が子どもの頃くらいに同じ大陸の小国がなったわね。
あとはルーナのお母様が学園にいる時に別の大陸で3か所。
あとはちょうど今、同じ大陸で1か所。
で、その次がルーナたちが出てくるゲームで1か所ってところかしら。
ゲームと同じようになった所もあれば、全然違う所もあり、1部だけは違う所もあったわ。
まぁ、乙女ゲームの舞台はこれくらいかしらね。」
お、おぉう。だいぶ沢山ありましたよ⋯??
これ全てがそのまま現実になっていたら、あちこちで婚約破棄騒動が起こってましたよ。
でもこれって現実でシナリオ通りになったら、だいぶやばくないですか?
だってマナーがなってない人がモテるとなると、マナーが緩くなって、貴族?なにそれ敬うの?ってなりますよ?
そしたら王族もなにそれおいしいの?状態でちょっとしたことで反乱だ、クーデターだが起こっちゃいますよね?
そしたらまとめる人がおらず、国の運営も何もかもダメになって、タララーンおっしまい☆ですよ!
まぁ、極端な話ではあるんですけどね。
王族が馬鹿だったりするとなりかねませんよね。
ブルブルッ!
想像しただけで寒気が⋯⋯。
まぁ、前の世界みたいに民主主義とかならいいんでしょうけどねー。
でもそうなるまでにも色々なことがありましたしね。
なるとしてもどれだけ先の話なんでしょう。
「その後のことだけど、ルーナのお祖母様の時のように本人の性格とか出来事とかシナリオと大きく変わった所もあれば、シナリオ通りにいってめでたしめでたしのとこもあるし、シナリオ通りでもその後にその国が滅んだとこもあるわね。
あとは、悪役令嬢がほんとにいじめたとこもあれば、冤罪で罰せられたとこもあったわね。
でも、いじめをしても罰せられなかった所もあったわね。いじめといっても命をとるようなことはしなかったからだとは思うけれど。
あと、転生者に関してはあまり教えられないの。
でもこの世界にルーナ以外にも転生者はいるわ。
どこにいるかや年齢、名前とかは教えられないけれどね。」
「ほんと色んな結果になってるんだね。
ふぅ~冤罪なんてかけられなければいいんだけど。
というか関わるつもりないからほっといてくれないかな~。
アウラ、教えてくれてありがとう!
転生者のことは会えたらいいなくらいに思っておくよ。
あ、そうそう。もし冤罪かけられて国外追放とかなったら一緒に世界を旅して回っちゃう??
アウラとなら楽しいと思うなー。
まぁ、第一目標はそうならない事なんだけどね。」
私が最後にそうおどけながら言ってみると、アウラは少し考えるとぱっと私の方を見て「それもいいわね!」と目をキラキラさせてました。
とても可愛かったです。これなら国外追放でも⋯いやいや、落ち着け私。そうなるとお父様たちが悲しむからダメですね。
それにしても他にもいる転生者に日本人がいたらとても嬉しいですね。
和食とか向こうの料理のことで盛り上がったり、一緒に地球のものを再現したりしてみたいですね。
あぁ。そういえば学園に行ったらしばらく和食を食べられないんですよね~⋯⋯。
うぅぅ。それがちょっと憂鬱ですね。
そんなふうにまたぼーっと考え込んでいた私は、放っておかれたアウラに拗ねられて、その後しばらくアウラの機嫌をとることになるのでした。
乙女ゲームだった世代とか場所とかアウラに聞いたらいいんじゃない?と。
よくよく考えれば乙女ゲームにしたのはアウラですし、女神様なのでアウラ以上にわかる人なんていませんよね。
私としたことがなんでそんな簡単なことに気づかなかったんでしょう!
まぁ、ちょっと言い訳をさせてもらいますと一緒にいすぎてアウラ=女神っていうのを意識してなかったのと、アウラ=親友&家族という認識になっていたからですね。決して私がバカなだけとか、そんなことではないです。
ないんですからね?
それよりも、早く聞いてみることにしましょう。
「ねぇ、アウラ。お祖母様世代くらいから現在まででいつぐらいにどこが乙女ゲームとかの舞台になったの??
そしてその後どうなったの?
今ここ以外にも舞台になっている所はあるのかしら?
あ、あと私の他にも転生者はいる?」
私は途中から捲し立てるような勢いで、アウラに問いかけました。
アウラは私の勢いに少し驚いた後、苦笑しながら答えてくれました。
「ルーナ、そんな一度にたくさん聞かなくても、私は逃げないわよ。
まずは1つ目の質問だけどルーナのお祖母様世代にはこの国と別の大陸の国の2か所が乙女ゲームの舞台になったわ。
あとはルーナのお母様が子どもの頃くらいに同じ大陸の小国がなったわね。
あとはルーナのお母様が学園にいる時に別の大陸で3か所。
あとはちょうど今、同じ大陸で1か所。
で、その次がルーナたちが出てくるゲームで1か所ってところかしら。
ゲームと同じようになった所もあれば、全然違う所もあり、1部だけは違う所もあったわ。
まぁ、乙女ゲームの舞台はこれくらいかしらね。」
お、おぉう。だいぶ沢山ありましたよ⋯??
これ全てがそのまま現実になっていたら、あちこちで婚約破棄騒動が起こってましたよ。
でもこれって現実でシナリオ通りになったら、だいぶやばくないですか?
だってマナーがなってない人がモテるとなると、マナーが緩くなって、貴族?なにそれ敬うの?ってなりますよ?
そしたら王族もなにそれおいしいの?状態でちょっとしたことで反乱だ、クーデターだが起こっちゃいますよね?
そしたらまとめる人がおらず、国の運営も何もかもダメになって、タララーンおっしまい☆ですよ!
まぁ、極端な話ではあるんですけどね。
王族が馬鹿だったりするとなりかねませんよね。
ブルブルッ!
想像しただけで寒気が⋯⋯。
まぁ、前の世界みたいに民主主義とかならいいんでしょうけどねー。
でもそうなるまでにも色々なことがありましたしね。
なるとしてもどれだけ先の話なんでしょう。
「その後のことだけど、ルーナのお祖母様の時のように本人の性格とか出来事とかシナリオと大きく変わった所もあれば、シナリオ通りにいってめでたしめでたしのとこもあるし、シナリオ通りでもその後にその国が滅んだとこもあるわね。
あとは、悪役令嬢がほんとにいじめたとこもあれば、冤罪で罰せられたとこもあったわね。
でも、いじめをしても罰せられなかった所もあったわね。いじめといっても命をとるようなことはしなかったからだとは思うけれど。
あと、転生者に関してはあまり教えられないの。
でもこの世界にルーナ以外にも転生者はいるわ。
どこにいるかや年齢、名前とかは教えられないけれどね。」
「ほんと色んな結果になってるんだね。
ふぅ~冤罪なんてかけられなければいいんだけど。
というか関わるつもりないからほっといてくれないかな~。
アウラ、教えてくれてありがとう!
転生者のことは会えたらいいなくらいに思っておくよ。
あ、そうそう。もし冤罪かけられて国外追放とかなったら一緒に世界を旅して回っちゃう??
アウラとなら楽しいと思うなー。
まぁ、第一目標はそうならない事なんだけどね。」
私が最後にそうおどけながら言ってみると、アウラは少し考えるとぱっと私の方を見て「それもいいわね!」と目をキラキラさせてました。
とても可愛かったです。これなら国外追放でも⋯いやいや、落ち着け私。そうなるとお父様たちが悲しむからダメですね。
それにしても他にもいる転生者に日本人がいたらとても嬉しいですね。
和食とか向こうの料理のことで盛り上がったり、一緒に地球のものを再現したりしてみたいですね。
あぁ。そういえば学園に行ったらしばらく和食を食べられないんですよね~⋯⋯。
うぅぅ。それがちょっと憂鬱ですね。
そんなふうにまたぼーっと考え込んでいた私は、放っておかれたアウラに拗ねられて、その後しばらくアウラの機嫌をとることになるのでした。
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