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弱虫くんと騎士さま
離れ離れ
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***
カーテンから差し込む光に包まれ、目を覚ました。
「……隼人」
いつもの癖で体を揺すって起こそうと手を伸ばして気がついた。
隼人は、昨日部屋から出て行ったんだ。
僕は泣き疲れていつの間にか寝ちゃって……
じゃあ、今ここで寝ているのは、誰…?
「……ん、優那先輩」
「速水くん!?」
寝ぼけ眼でふにゃりと笑う彼。
ゆっくりと体を起こして、そのまま再び寝てしまった。
隼人同様、朝が弱いんだ……
今日は日曜日だから、このままでもいいんだけど……聞きたいことがたくさんあるから彼を起こさなくてはいけない。
「速水くん、起きて」
「おはよう、ございます、先輩…」
言動があってないよ、速水くん……
横になってしまった彼を置いて、僕は先に準備を済ませた。
「おはよう」
「おはようございます」
何度目かの挨拶。
「たまごサンド、食べる?」
「優那先輩の手作りですか!?」
「うん」
「いただきます!」
美味しそうに頬張る速水くん。
日曜日は基本的に寮の食事はないから、自分たちで調達しなくてはいけない。
共用の電子レンジがあって、部屋には電気ケトルもあるからそこまで困ってはいない。
隼人は白米派だから、よく自分でおにぎりを作って食べている。
……速水くんがここにいるってことは、隼人は今、速水くんの部屋にいるってことかな?
「速水くん。隼人は?」
2つ目のたまごサンドに手を伸ばそうとしていた彼の動きが止まる。
「隼人先輩に、会いたいですか?」
「……うん」
速水くんは2つ目のたまごサンドを頬張って、焦らすかのように目を細めた。
「オレたち、部屋を交換したんですよ」
「え?」
「昨日、隼人先輩に交換してくれないかって言われたんです。何があったかはわからないけど、オレは優那先輩のルームメイトになれて素直に嬉しいです」
隼人に、嫌われた……?
今までずっと一緒にいたのに。
僕があんなことを言ったから?
僕の気持ちとは裏腹に「わぁっ! こっちはハムチーズサンドだ!」と速水くんの嬉しそうな声が、やけに大きく聞こえた。
カーテンから差し込む光に包まれ、目を覚ました。
「……隼人」
いつもの癖で体を揺すって起こそうと手を伸ばして気がついた。
隼人は、昨日部屋から出て行ったんだ。
僕は泣き疲れていつの間にか寝ちゃって……
じゃあ、今ここで寝ているのは、誰…?
「……ん、優那先輩」
「速水くん!?」
寝ぼけ眼でふにゃりと笑う彼。
ゆっくりと体を起こして、そのまま再び寝てしまった。
隼人同様、朝が弱いんだ……
今日は日曜日だから、このままでもいいんだけど……聞きたいことがたくさんあるから彼を起こさなくてはいけない。
「速水くん、起きて」
「おはよう、ございます、先輩…」
言動があってないよ、速水くん……
横になってしまった彼を置いて、僕は先に準備を済ませた。
「おはよう」
「おはようございます」
何度目かの挨拶。
「たまごサンド、食べる?」
「優那先輩の手作りですか!?」
「うん」
「いただきます!」
美味しそうに頬張る速水くん。
日曜日は基本的に寮の食事はないから、自分たちで調達しなくてはいけない。
共用の電子レンジがあって、部屋には電気ケトルもあるからそこまで困ってはいない。
隼人は白米派だから、よく自分でおにぎりを作って食べている。
……速水くんがここにいるってことは、隼人は今、速水くんの部屋にいるってことかな?
「速水くん。隼人は?」
2つ目のたまごサンドに手を伸ばそうとしていた彼の動きが止まる。
「隼人先輩に、会いたいですか?」
「……うん」
速水くんは2つ目のたまごサンドを頬張って、焦らすかのように目を細めた。
「オレたち、部屋を交換したんですよ」
「え?」
「昨日、隼人先輩に交換してくれないかって言われたんです。何があったかはわからないけど、オレは優那先輩のルームメイトになれて素直に嬉しいです」
隼人に、嫌われた……?
今までずっと一緒にいたのに。
僕があんなことを言ったから?
僕の気持ちとは裏腹に「わぁっ! こっちはハムチーズサンドだ!」と速水くんの嬉しそうな声が、やけに大きく聞こえた。
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