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ぼくの夢は何だろう?
14.こいのぼりのイベントへ
しおりを挟む「お母さん、お帰り。」
お母さんがお仕事から帰ってきた。ちょっとお疲れかな。
「ただいま、大夢、叶翔。いい子にしてた?大夢は膝大丈夫だった?」
ぼくたちは、お母さんがお仕事しているファミレスで早めの夕ご飯を食べて帰って、お母さんを待っていた。
「お母さん、おかえり。」
叶翔がお母さんに抱き着く。甘ったれだなぁ。
「ぼくいい子にしてたよ。今日、誉くんが来たよ。みんなでゲームしたんだ。ぼくが負けちゃったけど。」
お母さんが叶翔をよしよししている。
「遊んでもらえてよかったね。大夢は大丈夫だった?」
「うん。だんだん痛いの良くなってきた。」
ぼくの膝を見て、
「それは良かった。腫れが引いてきたね。」
って、喜んでくれた気がした。
「お母さん、ご飯食べないの?」
ぼくがきいたら、
「お仕事終わった後に、食べてきたのよ。まかないっていって、働いた人が、無料とか安く食べられる制度があるのよ。今日は、大夢と同じビーフシチューをいただいたの。おいしかったね。」
まかないというのか。ぼくもあのファミレスで働けば、毎日ビーフシチューとかおいしいものが食べられるな。ハンバーグとビーフシチューを交互に食べて、ケーキとパフェも食べられる。いいなぁ。
みんな、お風呂に入って、テレビを見てたんだ。そのとき、お母さんに
「今日、誉が来て、ボーイスカウト一緒にやらないかって、言われたんだ。」
「ボーイスカウト?」
「そう。キャンプとか野外活動とか集会するんだって。」
「いいんじゃない?」
お母さんがにっこり笑った。
「それで、膝が良くなったら、体験に来ないかって。」
「うん。行ってみたら?」
お母さんがニコニコしてるから、つい、
「そうだね。膝が良くなったら行こうかな。」
って答えた。
「それがいいわ。お母さん、誉くんのお母さんに聞いてみるね。」
とても嬉しそう。スマホでお母さんがボーイスカウトを調べている。制服を見せてもらったら、かっこいいな。誉に誘われたから、行かないと悪いしな。お母さん嬉しそうだし。
ぼくがケガをしてから、ぼくだけリビングのソファーベッドで寝ていたんだけど、今日は叶翔とお父さん、お母さんもリビングで寝るって。布団を持って、4人で寝たよ。ぼくだけベッドだけどね。最近、叶翔はぼくと寝てないから、嬉しそうだった。みんなで、早めに寝たんだ。明日、お父さんが近くで開催される、こいのぼりのイベントに連れて行ってくれるって。お母さんはお仕事だから行けないって。こいのぼり見て、おいしいものを食べるって。楽しみだな。
起きたら日曜日。朝9時。お母さんはもうすぐお仕事へ行くんだって。叶翔はまだ寝ている。幼稚園児だからな。今日は男3人でおでかけ。やった。楽しみだな。叶翔を起こして、準備しないと。お父さんが叶翔を起こした。お母さんが朝ご飯を作ってくれたけど、そのままお仕事へ行った。3人で朝ご飯を食べた。
「こいのぼり、見に行ったらどうするの?」
叶翔が眠そうに、お父さんにきく。
「そうだなぁ。帰ってゲームでもするか。」
お父さんが笑った。
「トランプも。」
叶翔は昨日、ババ抜きで負けたから、またやりたいみたいだな。準備が終わって、おでかけ。車いすをお父さんが押してくれた。
「すごい。こいのぼりがたくさん。」
ぼくは来たことあるのに、初めて来た感覚だった。
「こいのぼりだ。」
叶翔がはしゃぐ。走り回ってる。たくさんの色とりどりのこいのぼりが、飾られている。すごくたくさんのこいのぼり。
「スタンプラリーがあるって。やってみたら?」
お父さんがポスターを見て、言った。
「やるやる。」
叶翔は無邪気だな。
「ブース1から10まで行って、ミッションを達成できたら、スタンプがもらえるって。10個そろったら、プレゼントだって。」
「プレゼント?!ぼく欲しい。」
叶翔が張り切っている。ぼくも付き合ってあげるか。受付へ行って、スタンプラリーの台紙をもらってきた。このスタンプラリーの参加が、ぼくにラッキーな出来事を運んでくれたんだ。
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