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ぼくの夢は何だろう?
17.朔也の誘い
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今日は月曜日。お母さんに起こしてもらって、送ってもらって、学校へ行った。今日も国語とか算数は1階の空き教室でしてくれるって。朝の会も。クラスメイトのみんながぼくのために移動してくれるんだ。朝学校に着いてから、保健室へ行って、ぼくも空き教室へ行った。みんなと朝の会をして、そのまま、一時間目の算数の授業を受けたんだ。2時間目は音楽。音楽室は3階だから、ぼくは保健室でプリント。一人で寂しかったな。その後の、20分間の休み時間に朔也が保健室に来た。
「大夢。寂しいと思って、来てやったぞ。」
「別に寂しくないけど。」
「そんなことより、今日、大夢の家へ行っていいか。」
「お母さんにきかないと分かんないけど、多分大丈夫だよ。」
さては、朔也、ぼくと一緒にゲームをしたいんだな。
「よし、じゃあ、今日大夢の家へ行くね。」
「オッケー。ゲームしよう。でも、うるさい弟がいるけど、いいのか?」
「叶翔くん一人くらい、なんてことないよ。」
それならいいか。朔也と約束をした。
給食の麻婆豆腐を食べて、午後も授業を受けたり、保健室で過ごして、迎えに来てくれたお母さんと車に乗った。
「学校、どうだった?大丈夫だった?」
お母さんは心配性だな。
「全然大丈夫だった。楽しかった。それから、今日、朔也と約束して、ぼくの家に来るって。」
「そうなの。掃除しなきゃ。でも、お友達が来てくれるなんて嬉しい。」
「ゲーム一緒にしたいんじゃない?いつもお兄ちゃんとやるけど、今お兄ちゃんが受験生で塾で忙しいからやってくれないって言ってたから。」
いつもは、1時間以上ゲームをするとお母さんが鬼になるけど、友達が来てるとならないんだよな。不思議。帰りに叶翔の幼稚園へ寄って、叶翔を連れて帰った。
「今から、お兄ちゃんのお友達が来るからね。いい子にしていてね。朔也くんが遊びに来るよ。」
お母さんが叶翔に言い聞かせる。
「朔也くん?やった、ぼくも遊んでもらおう。」
叶翔が嬉しそうだ。ぼくの友達なんだけどな。
帰って、本当にお母さんは掃除していた。そしたら、ピンポンが鳴って、お母さんが出迎えて、朔也が入ってきた。
「お邪魔します。おばさん、これ。大夢の好きなポテトチップス。」
やった。
「ありがとうね。一緒に食べよう。」
それで、ポテトチップスと、お母さんが作ってくれたホットケーキを食べてた。叶翔はホットケーキをたくさん食べている。おいしいもんな。
「おばさん、ホットケーキおいしいです。」
朔也が褒める。
「そう?良かった。たくさん食べてね。まだあるから。」
お母さんが嬉しそう。
「ぼくのお母さんはお仕事で、ホットケーキを焼いてるんだ。だから、おいしいんだよ。」
ぼくはちょっと自慢しちゃった。
「そうなんだ。どうりで。そうそう、今日は大夢を誘いに来たんだ。」
「何に?」
「ぼくが書道教室に行ってるのは知っているだろう。」
朔也はものすごく字が上手い。毛筆も硬筆も。よく国語の先生が褒めている。書道部がある高校に行きたいって言っていたな。
「うん。お兄ちゃんと行ってるんでしょ。」
「兄さんは今、受験生だから行ってないけど、ぼくは休まず行ってるよ。それで、大夢も行ってみないか。」
ぼくが書道。できるかな。学校の授業がやっとなんだぞ。
「うーん、楽しいの?」
「うん。上手く書けると先生やお母さんが褒めてくれるし、楽しいよ。」
ぼくはあまり字が上手くない。お母さんに丁寧に書きなさいってよく怒られる。それに、ずっと座ってるのつまらないんだよなぁ。乗り気じゃないな。
「うーん。ぼくにできるかな。」
「できるよ。ぼくが教えてあげるから。」
書道教室の先生じゃないのか。
「大夢、いいじゃない、行ってみたら。字がキレイになると、モテるわよ。」
そうなのか。確かに、朔也が書道コンテストで金賞になった時、女の子たちが、集まってすごく褒めてた。
「うーん。でもぼく字が下手たし、怒られないかな。」
「先生は下手でも怒らないよ。な。一緒に行ってみよう。
なんか最近いろいろなことに誘われるな。誉からはボーイスカウト、あずさちゃんからはピアノ教室、朔也から書道教室。友達に誘われると断れないよな。
「うん、考えておくよ。」
「待ってるぜ。」
朔也がにっと笑った。その後、朔也と叶翔と3人でゲームをした。叶翔と二人でやるより、3人の方が楽しいな。書道教室か。乗り気じゃないな。どうしようかな。お父さんが帰ったら相談してみよう。
「大夢。寂しいと思って、来てやったぞ。」
「別に寂しくないけど。」
「そんなことより、今日、大夢の家へ行っていいか。」
「お母さんにきかないと分かんないけど、多分大丈夫だよ。」
さては、朔也、ぼくと一緒にゲームをしたいんだな。
「よし、じゃあ、今日大夢の家へ行くね。」
「オッケー。ゲームしよう。でも、うるさい弟がいるけど、いいのか?」
「叶翔くん一人くらい、なんてことないよ。」
それならいいか。朔也と約束をした。
給食の麻婆豆腐を食べて、午後も授業を受けたり、保健室で過ごして、迎えに来てくれたお母さんと車に乗った。
「学校、どうだった?大丈夫だった?」
お母さんは心配性だな。
「全然大丈夫だった。楽しかった。それから、今日、朔也と約束して、ぼくの家に来るって。」
「そうなの。掃除しなきゃ。でも、お友達が来てくれるなんて嬉しい。」
「ゲーム一緒にしたいんじゃない?いつもお兄ちゃんとやるけど、今お兄ちゃんが受験生で塾で忙しいからやってくれないって言ってたから。」
いつもは、1時間以上ゲームをするとお母さんが鬼になるけど、友達が来てるとならないんだよな。不思議。帰りに叶翔の幼稚園へ寄って、叶翔を連れて帰った。
「今から、お兄ちゃんのお友達が来るからね。いい子にしていてね。朔也くんが遊びに来るよ。」
お母さんが叶翔に言い聞かせる。
「朔也くん?やった、ぼくも遊んでもらおう。」
叶翔が嬉しそうだ。ぼくの友達なんだけどな。
帰って、本当にお母さんは掃除していた。そしたら、ピンポンが鳴って、お母さんが出迎えて、朔也が入ってきた。
「お邪魔します。おばさん、これ。大夢の好きなポテトチップス。」
やった。
「ありがとうね。一緒に食べよう。」
それで、ポテトチップスと、お母さんが作ってくれたホットケーキを食べてた。叶翔はホットケーキをたくさん食べている。おいしいもんな。
「おばさん、ホットケーキおいしいです。」
朔也が褒める。
「そう?良かった。たくさん食べてね。まだあるから。」
お母さんが嬉しそう。
「ぼくのお母さんはお仕事で、ホットケーキを焼いてるんだ。だから、おいしいんだよ。」
ぼくはちょっと自慢しちゃった。
「そうなんだ。どうりで。そうそう、今日は大夢を誘いに来たんだ。」
「何に?」
「ぼくが書道教室に行ってるのは知っているだろう。」
朔也はものすごく字が上手い。毛筆も硬筆も。よく国語の先生が褒めている。書道部がある高校に行きたいって言っていたな。
「うん。お兄ちゃんと行ってるんでしょ。」
「兄さんは今、受験生だから行ってないけど、ぼくは休まず行ってるよ。それで、大夢も行ってみないか。」
ぼくが書道。できるかな。学校の授業がやっとなんだぞ。
「うーん、楽しいの?」
「うん。上手く書けると先生やお母さんが褒めてくれるし、楽しいよ。」
ぼくはあまり字が上手くない。お母さんに丁寧に書きなさいってよく怒られる。それに、ずっと座ってるのつまらないんだよなぁ。乗り気じゃないな。
「うーん。ぼくにできるかな。」
「できるよ。ぼくが教えてあげるから。」
書道教室の先生じゃないのか。
「大夢、いいじゃない、行ってみたら。字がキレイになると、モテるわよ。」
そうなのか。確かに、朔也が書道コンテストで金賞になった時、女の子たちが、集まってすごく褒めてた。
「うーん。でもぼく字が下手たし、怒られないかな。」
「先生は下手でも怒らないよ。な。一緒に行ってみよう。
なんか最近いろいろなことに誘われるな。誉からはボーイスカウト、あずさちゃんからはピアノ教室、朔也から書道教室。友達に誘われると断れないよな。
「うん、考えておくよ。」
「待ってるぜ。」
朔也がにっと笑った。その後、朔也と叶翔と3人でゲームをした。叶翔と二人でやるより、3人の方が楽しいな。書道教室か。乗り気じゃないな。どうしようかな。お父さんが帰ったら相談してみよう。
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