ぼくの夢をくれた理学療法士と超能力な患者さんたち

莉桜咲

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ぼくの夢は何だろう?

33.誉へのお礼

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 ボーイスカウトの体験の日、ほまれに借りたチーフをお母さんが洗って、アイロンをかけてくれた。今日、誉が来るから返すんだ。今日は誉に水族館のお土産をあげるよ。実は、誉に写真キーホルダーを作ったんだ。この前、ボーイスカウトの体験へ行ったとき、ぼくのお母さんがぼくと誉のツーショットを撮ってくれたんだ。その写真をキーホルダーにしたらどう?ってお母さんが提案してくれたんだ。早速、お母さんと作ってみたんだ。意外と上手にできたよ。ぼくの分も作ったからおそろいなんだ。叶翔もぼくのも作ってって。仕方ないから、後で作ってあげるんだ。今日、誉が来るから、お母さんがホットケーキを焼いておいてくれるって。今日はフルーツをトッピングしてくれるって。楽しみだな。誉が前に、ぼくのお母さんが作ったホットケーキをおいしいって言っていたから。

 ピンポンが鳴った。ぼくが玄関に行って、ドアを開けると、
「こんにちは。」
誉が来た。
「誉、いらっしゃい。」
「お邪魔します。」
リビングに行くと、ホットケーキのいい匂いがしている。
「誉くん。いらっしゃい。」
「おばさん、お邪魔します。いい匂い。」
「誉くんがいつもおいしいって言ってくれるから、作っておいたよ。」
お母さんがにこっと笑った。
「誉くんだ。」
叶翔が誉に抱き着く。
「叶翔くん、元気だね。」
誉は叶翔のことをかわいがってくれる。赤ちゃんの時から知ってるんだ。
「うん、ぼく元気だよ。」
ホットケーキをみんなで食べた。今日はフルーツがトッピングされている。豪華だね。おいしい。誉もおいしいって言ってくれたよ。
「誉、チーフありがとう。それからボーイスカウトのこともありがとう。」
「いや、スカウトは友情にあついからな。頼まれていたし。」
スカウトは友情にあついって、ボーイスカウトのお兄さんも同じこと言っていたな。
「頼まれたの?お姉ちゃんに?隊長に?」
「確かに、お姉ちゃんが友達誘ってみたら?って言っていたし、隊長も友達でボーイスカウトに興味のある子がいたら、いつでも体験できることを伝えてって言ってたよ。でも、大夢に、って頼んだのは、別の人なんだ。」
ふーん、もしかしてぼくのお父さんかな?体験行くように何度も言っていたから。
「ぼくのお父さん?」
「いや、秘密さ。」
誉がニヤリと笑った。やっぱり、ぼくのお父さんか。サッカーできなくて落ち込んでいたから、誉に頼んでくれたんだな。
「やってみようかな、ボーイスカウト。」
「ほんとに?嬉しいよ。一緒に集会行こう。」
誉が喜んでくれた。行けるときに行くことを伝えたんだ。それから、お土産と写真キーホルダーをあげたんだ。
「ありがとう。すごい、これこの前のボーイスカウトの時の写真だ。」
「そう、お母さんが作り方教えてくれたんだ。二人とも笑顔でいい写真だからって。」
「やったな。帰ったら、お母さんたちに見せよう。ボーイスカウトのリュックに付けておこう。」
誉が喜んでくれたよ。良かった。誉にもお礼できた。ボーイスカウト楽しかったし、行くことにしようかな。もう少し、膝が良くなったら。まだゆっくりしか歩けないからね。走れないし、段差も無理だから。

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