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ぼくの夢は何だろう?
35.みんなの将来の夢
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あずさちゃんに誉、朔也、聖那にお礼を渡せたよ。あずさちゃんにはピアノ教室、誉にはボーイスカウト、朔也には書道教室、聖那には(詳しくはリアムくんたちに)英会話教室を勧められて、それぞれ見学や体験に行ってきた。正直、ピアノは難しくてできなかったし、書道教室は他の生徒さんのせいで嫌な気持ちになったし、英会話は何を言っているか分からなかった。だから、それらはやらないかな。ボーイスカウトは、行けるときに行くのはいいかもって思っている。まぁ、これでいいかな。また中学生、高校生になって、やりたくなるかもしれないし。みんなにお礼もしたし、いいかな。そんなことを考えながら、車の中で空を見ていた。今日は6月なのに、いい天気だな。すごく晴れている。ま、体育の授業は出られないんだけどね。
給食の焼きそばを食べて、6時間目の授業になった。「総合的な学習の時間」だって。今日は何をするんだろう。
「今日は、皆さんに将来を考えてもらいます。」
担任の大鷹先生が授業を始めたよ。
「将来、何をしたいか、まずは考えてもらいます。そして、一人ずつ発表してもらいます。今日の授業内容は急に決まったことだから、みんなに将来の夢を考えてきてほしいと伝えなかったので、具体的でなくても大丈夫です。例えば、友達と旅行したいとか、おいしいものを食べたいとか。もちろん、何のお仕事をしたいでもいいですよ。」
ふむふむ。将来の夢か。サッカー選手になるのが夢あったけど、今は何だろう。うーん。今まで通り、お父さんやお母さん、叶翔、おじいちゃんおばあちゃん、むーちゃん、朔也や聖那、誉、あずさちゃんたちと仲良くできたらそれでいいや。うん、そう発表しよう。そして、一人ずつ発表が始まった。まずは朔也の発表。
「ぼくの将来の夢は、学校の先生です。子供たちに書道を教えたいです。書道はただお手本通りに書けばいいわけではなくて、個性も大切です。そういうことも教えたいと思います。」
みんなが拍手した。ちゃんと考えていてすごいなぁ。次は聖那。
「ぼくの将来の夢は、アメリカに留学することです。ぼくの叔母さんはアメリカ人のジェームズおじさんと結婚しました。ジェームズおじさんは背がすごく高くて、目が青くて、髪が金髪です。アメリカには肌が黒い人、白い人、髪が赤い人、茶色い人、金色の人、たくさんの素敵な人がいるって聞きました。ぼくもいろんな人に会ってみたいです。それで、お話してみたいです。だから、英語を少しずつ勉強しています。」
そうなんだ。すごいな。次はあずさちゃん。
「私の将来の夢は、保育園か幼稚園の先生になりたいです。1,2年生と遊んだり、友達の弟や妹、親戚の子と遊ぶのが楽しいからです。それにかわいいからです。小さい子と歌を歌ったり、遊んだり、教えてあげたりしたいです。」
あずさちゃんが保育園の先生だったら、大人気だろうな。クラスメイトが順番に発表していく。
「私は、お料理ができるようになりたいです。毎日お母さんかお父さんが作ってくれています。私も、おいしい料理ができるようになって、みんなに食べてもらいたいです。それから、自分で稼いだお金で、好きなだけ買い物してみたいです。」
「ぼくは、科学者になりたいです。理科の授業が好きなので、いろんな実験や研究をしてみたいです。それと、ヌーチューブで、実験の様子を動画にしてみたいです。」
「ぼくは南の島でゆっくりしたいです。今、学校や宿題をがんばってやっているので、大人になったら、のんびり南の島で生活してみたいです。海の近くで波の音を聞きながら、オレンジジュースを飲んで、うとうとしたいです。」
ぼくの夢はサッカー選手だった。サッカー続けられたらなって今でも悲しい。ぼくの将来の夢か。
「ぼくの将来の夢は、ええと、家族と友達といつまでも仲良くしていたいです。みんなぼくの大切な家族で、友達だから。いつまでも一緒に笑顔でいたいです。ぼくがケガしたとき、家族も友達もみんな心配してくれました。3階の教室へ行けないぼくのために、みんなが1階のこの空き教室まで来てくれました。車いすのときも、みんなたくさん手伝ってくれました。ケガをして、サッカーとか体育の授業ができなくなったけど、みんなの優しさに気付くことができました。だから、おじいちゃんになっても、みんなと仲良くしたいです。」
拍手してくれた。嬉しい。これでいいってことだよな。
「はい、みなさん、しっかり考えられていて素晴らしいです。それで、今から元馬大学からのお知らせを配ります。」
何やら紙が配られた。
「元馬大学の附属病院で、今年の夏休み中に職場体験学習が開かれるそうです。実際に働いている方と一緒に、お仕事を体験してみるということです。希望者は、保護者の方と相談して、申し込み用紙に記入後、先生に出してください。来週の金曜日が締切日です。では、今日の授業はここまで。」
ふーん、職場体験学習か。とりあえず、ファイルに入れた。ちゃんとお手紙をお母さんに渡さないと、お母さんが鬼になるからな。帰ったら渡してみよう。行く気はあんまりないけどね。
給食の焼きそばを食べて、6時間目の授業になった。「総合的な学習の時間」だって。今日は何をするんだろう。
「今日は、皆さんに将来を考えてもらいます。」
担任の大鷹先生が授業を始めたよ。
「将来、何をしたいか、まずは考えてもらいます。そして、一人ずつ発表してもらいます。今日の授業内容は急に決まったことだから、みんなに将来の夢を考えてきてほしいと伝えなかったので、具体的でなくても大丈夫です。例えば、友達と旅行したいとか、おいしいものを食べたいとか。もちろん、何のお仕事をしたいでもいいですよ。」
ふむふむ。将来の夢か。サッカー選手になるのが夢あったけど、今は何だろう。うーん。今まで通り、お父さんやお母さん、叶翔、おじいちゃんおばあちゃん、むーちゃん、朔也や聖那、誉、あずさちゃんたちと仲良くできたらそれでいいや。うん、そう発表しよう。そして、一人ずつ発表が始まった。まずは朔也の発表。
「ぼくの将来の夢は、学校の先生です。子供たちに書道を教えたいです。書道はただお手本通りに書けばいいわけではなくて、個性も大切です。そういうことも教えたいと思います。」
みんなが拍手した。ちゃんと考えていてすごいなぁ。次は聖那。
「ぼくの将来の夢は、アメリカに留学することです。ぼくの叔母さんはアメリカ人のジェームズおじさんと結婚しました。ジェームズおじさんは背がすごく高くて、目が青くて、髪が金髪です。アメリカには肌が黒い人、白い人、髪が赤い人、茶色い人、金色の人、たくさんの素敵な人がいるって聞きました。ぼくもいろんな人に会ってみたいです。それで、お話してみたいです。だから、英語を少しずつ勉強しています。」
そうなんだ。すごいな。次はあずさちゃん。
「私の将来の夢は、保育園か幼稚園の先生になりたいです。1,2年生と遊んだり、友達の弟や妹、親戚の子と遊ぶのが楽しいからです。それにかわいいからです。小さい子と歌を歌ったり、遊んだり、教えてあげたりしたいです。」
あずさちゃんが保育園の先生だったら、大人気だろうな。クラスメイトが順番に発表していく。
「私は、お料理ができるようになりたいです。毎日お母さんかお父さんが作ってくれています。私も、おいしい料理ができるようになって、みんなに食べてもらいたいです。それから、自分で稼いだお金で、好きなだけ買い物してみたいです。」
「ぼくは、科学者になりたいです。理科の授業が好きなので、いろんな実験や研究をしてみたいです。それと、ヌーチューブで、実験の様子を動画にしてみたいです。」
「ぼくは南の島でゆっくりしたいです。今、学校や宿題をがんばってやっているので、大人になったら、のんびり南の島で生活してみたいです。海の近くで波の音を聞きながら、オレンジジュースを飲んで、うとうとしたいです。」
ぼくの夢はサッカー選手だった。サッカー続けられたらなって今でも悲しい。ぼくの将来の夢か。
「ぼくの将来の夢は、ええと、家族と友達といつまでも仲良くしていたいです。みんなぼくの大切な家族で、友達だから。いつまでも一緒に笑顔でいたいです。ぼくがケガしたとき、家族も友達もみんな心配してくれました。3階の教室へ行けないぼくのために、みんなが1階のこの空き教室まで来てくれました。車いすのときも、みんなたくさん手伝ってくれました。ケガをして、サッカーとか体育の授業ができなくなったけど、みんなの優しさに気付くことができました。だから、おじいちゃんになっても、みんなと仲良くしたいです。」
拍手してくれた。嬉しい。これでいいってことだよな。
「はい、みなさん、しっかり考えられていて素晴らしいです。それで、今から元馬大学からのお知らせを配ります。」
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「元馬大学の附属病院で、今年の夏休み中に職場体験学習が開かれるそうです。実際に働いている方と一緒に、お仕事を体験してみるということです。希望者は、保護者の方と相談して、申し込み用紙に記入後、先生に出してください。来週の金曜日が締切日です。では、今日の授業はここまで。」
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