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ぼくの夢は何だろう?
36.ご褒美に釣られて職場体験学習に行くことにした
しおりを挟む「お母さん、今日将来の夢をみんなの前で発表したんだ。」
家に帰って、お母さんに今日の6時間目のことを言ってみた。
「そうなの?大夢は何て発表したの?」
「ぼくは、みんなとずっと仲良くしたいって言ったんだ。」
「素敵ね。」
お母さんが笑った。
「クラスのみんなが拍手をしてくれたよ。」
「良かったね。それが一番よね。」
「それから、お手紙をもらったんだ。これ。」
お母さんが読んでいる。
「元馬大学附属病院で職場体験学習?いいじゃない。行ってみたら?」
「うーん、どうしようかなぁ。」
「まぁ、無理にとは言わないけどね。」
しばらくして、お父さんが帰ってきた。今日は早いな。ご飯はお母さんが作っていてまだだから、お父さんとリビングで、できるのを待っていたんだ。叶翔はゲームに夢中。
「お父さん、今日将来の夢をみんなの前で発表したんだ。」
「おおー、すごいじゃないか。何て言ったんだ?」
「ええとね、家族や友達とずっと仲良くしたいって。ぼくがケガをして、サッカーできなくなっちゃったけど、みんなの優しさに気付けたんだ。みんな、手助けしてくれたり、ぼくのために、1階の空き教室に当たり前に来てくれたり。」
「そっか。大夢は偉いな。みんなの優しさに気付ける優しい子だ。」
ふふ。褒められた。お母さんが麦茶を持って来てくれた。
「そうね。本当に。」
お母さんも褒めてくれた。
「そうそう、元馬大学附属病院で職場体験学習をやるんだって。」
お母さんがお父さんに言った。
「いいじゃないか。何事もチャレンジだ。大夢、行ってみたらどうだ?」
うーん、どうしようかな。ちょっと面倒だな。
「そうだ、行くならご褒美をあげよう。」
お父さん、前にもそう言って、書道教室に行くように誘導したんだよな。
「あずさちゃんいるだろう、大夢のクラスのかわいい子。その子にいろいろ世話になったから、そのお礼で、BBQに誘うのはどうだ?」
え、あずさちゃんとBBQ?
「実は、元元公園のキャンプ場のBBQセットの割引券をもらったんだ。お父さんの同僚の家族が働いているからって。どうだ、大夢、行ってみるか?」
あずさちゃんとBBQ?それは、行かないとなぁ。
「行く。職場体験学習行けばいいんでしょ?そしたら、あずさちゃんとBBQ?楽しそう。行ってみるよ。」
職場体験学習行くだけならいいよ。今までピアノ教室や書道教室にボーイスカウト、英会話教室の体験してきたから、もう慣れたし。
「よし、男同士の約束だ。」
お父さんと指切りをした。
「あずさちゃんをBBQに誘おう。もちろん、他の友達を誘ってもいいからな。」
「うん。やった。BBQ、楽しみだな。」
お父さんもお母さんも嬉しそう。早速、職場体験学習の申し込み用紙を書いてくれた。この軽く行くと決めた職場体験学習で、あんなことが起きるなんて想像していなかったんだ。
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