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ぼくの夢はサッカー選手
2.ぼくのおばあちゃん
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「もうこんな時間。そろそろ出ようね。」
お母さんが、食器を片付けながら、時計を見て言う。ぼくはお父さんとストレッチをしていた。膝を伸ばして、背中を押してもらっていたよ。膝の後ろの筋肉を伸ばしていて、くすぐったいような痛いような感じがする。お父さんは、ぼくがケガをしないようにと、本を読んだり、動画を見たりして、ストレッチの勉強をして、ぼくに教えてくれるんだ。弟の叶翔は、はみがきをしてリビングに戻ってきたところだ。
今日の試合、楽しみだな。終わったら、ファミリーレストランに連れて行ってくれるって。試合に勝ったごほうびかな。お母さんがおしごとしているお店なんだ。ぼくも大好きなお店。誕生日にはケーキをくれるし、写真も撮ってくれて、ハッピーバースデーの音楽も流してくれるんだ。毎年、ぼくと叶翔の誕生日には必ず連れて行ってもらっているんだ。今日は、ぼくの大好きなハンバーグを食べようっと。それからケーキかアイスも。いっぱい食べよう。楽しみだな。
荷物をまとめ、家を出る。その前に、仏壇に飾られたおばあちゃんの写真が目に付いた。
「今日の試合、がんばってくるね。必ず勝ってくるからね。」
おばあちゃんの写真の前で手を合わせる。ぼくのおばあちゃんは去年、亡くなってしまった。おばあちゃんは、ぼくの家の近くに住んでいて、よく遊んだんだ。小さい頃から、ぼくをかわいがってくれて、ぼくのサッカーの試合にもたくさん見に来てくれていた。5年生の終わりころ、ぼくのサッカーチームで、春からのエースストライカーを決める選抜があって、ぼくは見事選ばれて、背番号10をもらったんだ。とてもうれしかったな。その1週間後に、おばあちゃんは心臓発作で亡くなってしまった。選ばれた日、おばあちゃんに、「背番号10のエースストライカーに選ばれたんだよ。」って伝えたら、本当に喜んでくれた。ぼくの試合や練習、全部見に行くって、楽しみにしてくれていたんだ。だけど、それは叶わなかった。おばあちゃんが亡くなった後、もうおばあちゃんにサッカーを見てもらえないし、もう会えないのか、ってぼくが泣いていたら、お母さんが、「おばあちゃんはいつでも空の上から、見守っていてくれてるよ。」って、言っていた。毎日、ぼくは寝る前に、おばあちゃんがぼくのことを、かわいいとか、おばあちゃんの宝物と言ってくれたのを思い出すんだ。ぼくが産まれた日が、人生で一番うれしかったって。かわいくてかわいくて仕方がないって。「ひろくんがサッカー選手になる日が楽しみねぇ。それまで長生きしないとねぇ。」って、よく言っていたな。夢を持って、がんばって練習していて偉いっていつも褒めてくれたんだ。ぼくが1年生のときサッカーチームに入ってリフティングができるようになってから、リフティングを見せたら、「すごい、すごい、よくそんなに上手にできるねぇ。」ってびっくりしていた。試合でシュートを決めた時は、とっても喜んでくれた。ご褒美に、サッカーボールを買ってくれたり、ぼくの大好きなファミリーレストランに連れて行ってくれたりしたんだ。去年、おばあちゃんが今日の対戦相手との試合を見に来てくれていたんだけど、今日はいない。でも、天国から見守ってくれてるはず。だから、がんばってシュートを決めるぞ。
「大夢、早く行かないと遅刻しちゃうよ。」
お母さんに呼ばれて、おばあちゃんが買ってくれたぼくの宝物のサッカーボールを持って家を出た。
車には、お父さんとお母さん、叶翔が座っていた。
「お兄ちゃん、遅いよ。早く行こう。」
と、叶翔が言って、
「さあ、出発だ。」
とお父さんが言って、出発をした。
なんか、ドキドキするな。親友の誉はもう来ているかな。今日の相手チームはどんなメンバーだろう。去年、5年生のぼくがスタメン入りした試合で、負けちゃったんだよな。お父さんとお母さん、おばあちゃん、叶翔が見に来てくれていたんだ。その時は、6年生の俊介くんがエースストライカーだったんだ。今、俊介くんは、サッカーが強い中学校へ進学して、がんばっているんだって。ぼくもその中学へ行ってサッカーをがんばりたいと思っているんだ。
「見て、見て、ちょうちょがいるよ。」
叶翔が、信号待ちで止まったときに、嬉しそうにはしゃいでいる。まったく無邪気な弟だな。
「もうすぐ着くからね。」
そこは、去年試合した場所と同じ会場だ。
いよいよ、ぼくたちの試合が始まる。必ず勝って、天国のおばあちゃんに見てもらおう。この時のぼくは、ぼくがエースストライカーとして活躍する未来しか見えていなかった。試合に勝って、天国のおばあちゃんが喜んでくれるって信じていた。
お母さんが、食器を片付けながら、時計を見て言う。ぼくはお父さんとストレッチをしていた。膝を伸ばして、背中を押してもらっていたよ。膝の後ろの筋肉を伸ばしていて、くすぐったいような痛いような感じがする。お父さんは、ぼくがケガをしないようにと、本を読んだり、動画を見たりして、ストレッチの勉強をして、ぼくに教えてくれるんだ。弟の叶翔は、はみがきをしてリビングに戻ってきたところだ。
今日の試合、楽しみだな。終わったら、ファミリーレストランに連れて行ってくれるって。試合に勝ったごほうびかな。お母さんがおしごとしているお店なんだ。ぼくも大好きなお店。誕生日にはケーキをくれるし、写真も撮ってくれて、ハッピーバースデーの音楽も流してくれるんだ。毎年、ぼくと叶翔の誕生日には必ず連れて行ってもらっているんだ。今日は、ぼくの大好きなハンバーグを食べようっと。それからケーキかアイスも。いっぱい食べよう。楽しみだな。
荷物をまとめ、家を出る。その前に、仏壇に飾られたおばあちゃんの写真が目に付いた。
「今日の試合、がんばってくるね。必ず勝ってくるからね。」
おばあちゃんの写真の前で手を合わせる。ぼくのおばあちゃんは去年、亡くなってしまった。おばあちゃんは、ぼくの家の近くに住んでいて、よく遊んだんだ。小さい頃から、ぼくをかわいがってくれて、ぼくのサッカーの試合にもたくさん見に来てくれていた。5年生の終わりころ、ぼくのサッカーチームで、春からのエースストライカーを決める選抜があって、ぼくは見事選ばれて、背番号10をもらったんだ。とてもうれしかったな。その1週間後に、おばあちゃんは心臓発作で亡くなってしまった。選ばれた日、おばあちゃんに、「背番号10のエースストライカーに選ばれたんだよ。」って伝えたら、本当に喜んでくれた。ぼくの試合や練習、全部見に行くって、楽しみにしてくれていたんだ。だけど、それは叶わなかった。おばあちゃんが亡くなった後、もうおばあちゃんにサッカーを見てもらえないし、もう会えないのか、ってぼくが泣いていたら、お母さんが、「おばあちゃんはいつでも空の上から、見守っていてくれてるよ。」って、言っていた。毎日、ぼくは寝る前に、おばあちゃんがぼくのことを、かわいいとか、おばあちゃんの宝物と言ってくれたのを思い出すんだ。ぼくが産まれた日が、人生で一番うれしかったって。かわいくてかわいくて仕方がないって。「ひろくんがサッカー選手になる日が楽しみねぇ。それまで長生きしないとねぇ。」って、よく言っていたな。夢を持って、がんばって練習していて偉いっていつも褒めてくれたんだ。ぼくが1年生のときサッカーチームに入ってリフティングができるようになってから、リフティングを見せたら、「すごい、すごい、よくそんなに上手にできるねぇ。」ってびっくりしていた。試合でシュートを決めた時は、とっても喜んでくれた。ご褒美に、サッカーボールを買ってくれたり、ぼくの大好きなファミリーレストランに連れて行ってくれたりしたんだ。去年、おばあちゃんが今日の対戦相手との試合を見に来てくれていたんだけど、今日はいない。でも、天国から見守ってくれてるはず。だから、がんばってシュートを決めるぞ。
「大夢、早く行かないと遅刻しちゃうよ。」
お母さんに呼ばれて、おばあちゃんが買ってくれたぼくの宝物のサッカーボールを持って家を出た。
車には、お父さんとお母さん、叶翔が座っていた。
「お兄ちゃん、遅いよ。早く行こう。」
と、叶翔が言って、
「さあ、出発だ。」
とお父さんが言って、出発をした。
なんか、ドキドキするな。親友の誉はもう来ているかな。今日の相手チームはどんなメンバーだろう。去年、5年生のぼくがスタメン入りした試合で、負けちゃったんだよな。お父さんとお母さん、おばあちゃん、叶翔が見に来てくれていたんだ。その時は、6年生の俊介くんがエースストライカーだったんだ。今、俊介くんは、サッカーが強い中学校へ進学して、がんばっているんだって。ぼくもその中学へ行ってサッカーをがんばりたいと思っているんだ。
「見て、見て、ちょうちょがいるよ。」
叶翔が、信号待ちで止まったときに、嬉しそうにはしゃいでいる。まったく無邪気な弟だな。
「もうすぐ着くからね。」
そこは、去年試合した場所と同じ会場だ。
いよいよ、ぼくたちの試合が始まる。必ず勝って、天国のおばあちゃんに見てもらおう。この時のぼくは、ぼくがエースストライカーとして活躍する未来しか見えていなかった。試合に勝って、天国のおばあちゃんが喜んでくれるって信じていた。
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