22 / 27
8話 街中デートで落としたい(2)
しおりを挟む
デート当日、アルテシアが緊張しながらオズワルドの部屋に行けば、お忍びであるため、彼はどこかのいいところのお坊ちゃんのような格好をしていた。いつもは丁寧に撫で下ろされている髪はくしゃっとしており、衣服も下流貴族か中流貴族が着るようなものだ。雰囲気につられてか、目元がいつもよりキリッとしているような気がする。
そんな平生とは違う彼に、アルテシアの胸がどきりと高鳴る。何となく見続けたくなくて、視線を逸らしながら戸惑いを隠すように告げた。
「ほ、ほら、行くわよ。今日はたーんと買い物につきあってもらうんだから!」
「ああ」
返事をしたオズワルドの方を見ることなく、アルテシアは歩き出した。
お忍びであるため中流貴族の格好をした二人と護衛は、王宮の使用人専用の裏口からこっそりと出た。オズワルドとアルテシアが並んで歩き、少し距離を取って護衛騎士が数人ついていく形だ。彼らにもなるべく中流貴族らしい衣服をまとってもらっている。
ぽつぽつと会話しながら歩き、そして商店の並ぶ大通りへ来ると、アルテシアは思わず目を見開いた。
時折聞こえてくる呼びこみの声に、まだ全員ではないもののちらほらと見られる人々の笑顔。屋台に並ぶ品物は相変わらず小ぶりで数は少ないけれど、きっと一年後、二年後には大ぶりのものがたくさん並んでいるに違いない。
ほぅ、とアルテシアは感嘆の息をつく。初めてこの王都に足を踏み入れたとき、馬車からちらりと見えた光景。あれよりも少しだけ、だけど確実に国は良くなっている。
「すごいわね……。こんな短期間で、国ってこんな変わるものなの」
「いや、さすがにそれは無理だ。実は国王になる前……将軍だったときからいろいろと政策は進めていてな。いろいろな者たちに妨害されていたが、ときどきは議会で通っていたから、その成果が出たのだろう」
「そうだったの?」
それは初めて知った。ふむ、とアルテシアは頷く。彼はずっと国のことを考え、国王になる前から国のために様々なことをしてきた。それが少し悔しい。アルテシアはレーヴェン王国にいたころ、何もしてこなかったから。
だからこそ、これからはちゃんと国のことを考えて、憐れむだけじゃなくて救いの手も差し伸べるのだって決めた。それが、今のアルテシアがやりたいことだ。
すっと目を閉じると、最後に見たレーヴェン王国の光景が瞼の裏に浮かぶ。色褪せた街、やせ細った人々。もうあの国から出てから結構な時間が経っている。国が発展するのには時間がかかるけれど、衰退するのは一瞬だ。きっと、その光景よりも状況は悪くなっている。
「……どうかしたのか?」
オズワルドに尋ねられ、アルテシアは目を開き、彼の青みがかった黒い瞳を静かに見つめる。
そして、ゆっくりと口を動かした。
「私はレーヴェン王国の国民が大事よ。だけど、シュミル王国の国民も大切だし、この世界に暮らす人全員が穏やかに、幸せに暮らせればいいなって思うわ。……ただの理想だって、分かってる。だけど、そうなってほしいのよ」
「…………そうか」
オズワルドはそう言って、ゆるりと微笑んだ。優しく和らいだ目元に、思わず心臓が跳ねる。熱が頬に集まって、ごまかすためにぷいっとそっぽを向き、この話はこれで終わらせようと店を周り始めようとしたところで、オズワルドの低い声が鼓膜を揺らした。
「俺は、そんなこと諦めてしまっていた。うちの国民だけが助かればいいって、本気で思っていた。……レーヴェン王国に協力をしてもらおうと決めたのだって、結局は国民のためだ。だが……そうだな。シュミル王国の国民ではないとはいえ、彼らにも生活はあるし、悲しむ人もいる。そんなことすら見失っていた」
そう、呟くように、気持ちを整理するかのようにオズワルドは言うと、改めてアルテシアを見つめた。いつの間にかアルテシアは自然と彼の方を振り返ってしまっていたため、真っ向から見つめられる形になる。
そして、オズワルドは今まで見たことのない、少年らしい心の底からの笑みを浮かべた。
「ありがとう。だから、できることなら、これからもずっとともにいてほしい」
そう言われて、思わず固まった。言葉の意味を理解するのに少しかかって、それでようやく噛み砕くと、顔が燃えるように熱くなった。頭の中が混乱する。ぱくぱくと口を動かして、なんとか声を出した。
「ね、ねぇ、それって……」
――プロポーズなの?
そう尋ねようとした途端、サッと心臓が冷や水を浴びせられたかのように冷えた。……もし、違ったら。もし、馬鹿にされたら。そう思うと恐ろしくてたまらなくて、彼に訊くことなんてできやしなかった。
アルテシアが黙りこくっていると、訝しんでか、オズワルドが「どうかしたのか?」と尋ねる。けれどそれに答えることはできなくて、不安を心の底に押し込んで感情を取り繕うと、ふんっと鼻を鳴らした。
「何でもないわ。ほら、早く行きましょう。私、雑貨屋に入りたいのよ」
「……そうか」
わずかに不信感を抱いているようだったが、オズワルドは頷く。その顔を見ることなく、アルテシアはさっさと歩き始めた。
足早に進み、ユイリアがおそらく侍女仲間から聞いたと思われる、おすすめの雑貨屋に入った。小さな木造建築の、可愛らしい雰囲気の雑貨屋で、扉を押すとカランカラン、とベルの音が響いた。
「わぁ」と思わずアルテシアは歓声をあげる。店の中はどこもかしこも可愛らしい雑貨で溢れていた。雑貨の種類も様々で、髪飾りからネックレス、はたまたレースで作られた靴下まで。
アルテシアは無意識のうちに惹かれるようにして様々な雑貨を眺める。同じものでも薄いものから明るく濃いものまでと、色違いのものが多くあり、女性が好きな雑貨をいつでも付けれるようにと気遣いに溢れているように感じた。
いろいろな棚を眺め、あれがいいこれがいいと見定めていく。そして、ある商品に目を留めた。
(可愛い……)
アルテシアの胸がきゅう、と締まった。
それは髪飾りだった。何の変哲もない、少しだけ地味と思われるベージュのリボンに真っ白なレースがついたもの。だけどうっすらと描かれたクマの模様がすごく可愛らしくて、とても丁寧に作られていて、アルテシアはすぐにこれが欲しい、と思った。
だけど……。アルテシアは顔を歪め、自らの髪をひと房持ち上げた。
(私、こんな髪だもの……きっと似合わないわね)
アルテシアの髪は主張の強いにんじん色だ。控えめなベージュなんて髪色に負けて消えてしまうだろう。むしろ邪魔になってしまう。
ため息をこぼしながら別の雑貨を見ようとすると、ぬっと背後から男らしいがっしりとした手が伸びてきて、アルテシアの見ていた髪飾りを掴んだ。え、と思いながら見ると、すぐ傍にはオズワルドがいた。さぁ、とアルテシアは青ざめる。ただでさえこちらの買い物に付き合ってもらっているのに、完全に存在を忘れて放置してしまっていた。こんな可愛らしい女性向けの雑貨屋で、居心地が悪かったに違いない。
慌てて謝ろうとしたが、オズワルドはこちらに視線を向けることなく、手に持った髪飾りをアルテシアの髪にそっとつけた。あまりにも優しくつけたためか少しずりおちるのが見えなくても分かったけれど、目の前にいる彼に気にした様子はない。うん、と頷きながら髪飾り――アルテシアの耳元に口を寄せた。
「やはり、おまえは可愛いな」
低く掠れた声が耳をくすぐり、アルテシアは思わず身をよじった。そしてしばらくして言葉の意味を理解すると、カァ、と顔を真っ赤に染め、「な、な……」と意味のない音を口からこぼす。
そんなアルテシアを見て、オズワルドは甘い笑みを浮かべ、再度髪飾りに触れた。
「もう少し見るか?」
アルテシアはぶんぶん、と首を振った。気に入ったものが見つかる度にあんな声出されたら、耳がもたない。
「も、もう大丈夫……」
「そうか」
そう言うと、オズワルドはアルテシアの手を掴み、いつの間にか奥に控えていた店主の元へと向かう。おそらく初めからいたのだろうが、雑貨に夢中だったアルテシアはその存在に全く気づいてなかった。なんとなく気恥ずかしくて、目を伏せる。
オズワルドは店主の元に着くと、「これをくれ」と言ってアルテシアの髪飾りを指差した。店主は微笑んだまま値段を口にする。平民もやって来るからだろうか、その値段は想像よりはるかに安かった。
へぇ、と思いながらアルテシアが頷いていると、オズワルドがこちらを覗きこむ。顔が間近にまで迫って、思わず胸が跳ねた。
「そういえば、俺は荷物持ちのつもりだからお金を持ってきてないが、おまえは?」
…………お金。アルテシアは慌てて、ユイリアの気遣いを期待しながら簡素なドレスのポケットを漁る。入っていたのは真っ白なハンカチだけで、お金だと思われるものは何もない。
さぁ、と青ざめる。その様子から察したのか、オズワルドが確認するように、厳しい顔つきで尋ねる。
「……ないんだな」
「……ええ。いつも、ユイリアに任せていたから……」
なんとも言えない沈黙が店の中に落ちた。
そんな平生とは違う彼に、アルテシアの胸がどきりと高鳴る。何となく見続けたくなくて、視線を逸らしながら戸惑いを隠すように告げた。
「ほ、ほら、行くわよ。今日はたーんと買い物につきあってもらうんだから!」
「ああ」
返事をしたオズワルドの方を見ることなく、アルテシアは歩き出した。
お忍びであるため中流貴族の格好をした二人と護衛は、王宮の使用人専用の裏口からこっそりと出た。オズワルドとアルテシアが並んで歩き、少し距離を取って護衛騎士が数人ついていく形だ。彼らにもなるべく中流貴族らしい衣服をまとってもらっている。
ぽつぽつと会話しながら歩き、そして商店の並ぶ大通りへ来ると、アルテシアは思わず目を見開いた。
時折聞こえてくる呼びこみの声に、まだ全員ではないもののちらほらと見られる人々の笑顔。屋台に並ぶ品物は相変わらず小ぶりで数は少ないけれど、きっと一年後、二年後には大ぶりのものがたくさん並んでいるに違いない。
ほぅ、とアルテシアは感嘆の息をつく。初めてこの王都に足を踏み入れたとき、馬車からちらりと見えた光景。あれよりも少しだけ、だけど確実に国は良くなっている。
「すごいわね……。こんな短期間で、国ってこんな変わるものなの」
「いや、さすがにそれは無理だ。実は国王になる前……将軍だったときからいろいろと政策は進めていてな。いろいろな者たちに妨害されていたが、ときどきは議会で通っていたから、その成果が出たのだろう」
「そうだったの?」
それは初めて知った。ふむ、とアルテシアは頷く。彼はずっと国のことを考え、国王になる前から国のために様々なことをしてきた。それが少し悔しい。アルテシアはレーヴェン王国にいたころ、何もしてこなかったから。
だからこそ、これからはちゃんと国のことを考えて、憐れむだけじゃなくて救いの手も差し伸べるのだって決めた。それが、今のアルテシアがやりたいことだ。
すっと目を閉じると、最後に見たレーヴェン王国の光景が瞼の裏に浮かぶ。色褪せた街、やせ細った人々。もうあの国から出てから結構な時間が経っている。国が発展するのには時間がかかるけれど、衰退するのは一瞬だ。きっと、その光景よりも状況は悪くなっている。
「……どうかしたのか?」
オズワルドに尋ねられ、アルテシアは目を開き、彼の青みがかった黒い瞳を静かに見つめる。
そして、ゆっくりと口を動かした。
「私はレーヴェン王国の国民が大事よ。だけど、シュミル王国の国民も大切だし、この世界に暮らす人全員が穏やかに、幸せに暮らせればいいなって思うわ。……ただの理想だって、分かってる。だけど、そうなってほしいのよ」
「…………そうか」
オズワルドはそう言って、ゆるりと微笑んだ。優しく和らいだ目元に、思わず心臓が跳ねる。熱が頬に集まって、ごまかすためにぷいっとそっぽを向き、この話はこれで終わらせようと店を周り始めようとしたところで、オズワルドの低い声が鼓膜を揺らした。
「俺は、そんなこと諦めてしまっていた。うちの国民だけが助かればいいって、本気で思っていた。……レーヴェン王国に協力をしてもらおうと決めたのだって、結局は国民のためだ。だが……そうだな。シュミル王国の国民ではないとはいえ、彼らにも生活はあるし、悲しむ人もいる。そんなことすら見失っていた」
そう、呟くように、気持ちを整理するかのようにオズワルドは言うと、改めてアルテシアを見つめた。いつの間にかアルテシアは自然と彼の方を振り返ってしまっていたため、真っ向から見つめられる形になる。
そして、オズワルドは今まで見たことのない、少年らしい心の底からの笑みを浮かべた。
「ありがとう。だから、できることなら、これからもずっとともにいてほしい」
そう言われて、思わず固まった。言葉の意味を理解するのに少しかかって、それでようやく噛み砕くと、顔が燃えるように熱くなった。頭の中が混乱する。ぱくぱくと口を動かして、なんとか声を出した。
「ね、ねぇ、それって……」
――プロポーズなの?
そう尋ねようとした途端、サッと心臓が冷や水を浴びせられたかのように冷えた。……もし、違ったら。もし、馬鹿にされたら。そう思うと恐ろしくてたまらなくて、彼に訊くことなんてできやしなかった。
アルテシアが黙りこくっていると、訝しんでか、オズワルドが「どうかしたのか?」と尋ねる。けれどそれに答えることはできなくて、不安を心の底に押し込んで感情を取り繕うと、ふんっと鼻を鳴らした。
「何でもないわ。ほら、早く行きましょう。私、雑貨屋に入りたいのよ」
「……そうか」
わずかに不信感を抱いているようだったが、オズワルドは頷く。その顔を見ることなく、アルテシアはさっさと歩き始めた。
足早に進み、ユイリアがおそらく侍女仲間から聞いたと思われる、おすすめの雑貨屋に入った。小さな木造建築の、可愛らしい雰囲気の雑貨屋で、扉を押すとカランカラン、とベルの音が響いた。
「わぁ」と思わずアルテシアは歓声をあげる。店の中はどこもかしこも可愛らしい雑貨で溢れていた。雑貨の種類も様々で、髪飾りからネックレス、はたまたレースで作られた靴下まで。
アルテシアは無意識のうちに惹かれるようにして様々な雑貨を眺める。同じものでも薄いものから明るく濃いものまでと、色違いのものが多くあり、女性が好きな雑貨をいつでも付けれるようにと気遣いに溢れているように感じた。
いろいろな棚を眺め、あれがいいこれがいいと見定めていく。そして、ある商品に目を留めた。
(可愛い……)
アルテシアの胸がきゅう、と締まった。
それは髪飾りだった。何の変哲もない、少しだけ地味と思われるベージュのリボンに真っ白なレースがついたもの。だけどうっすらと描かれたクマの模様がすごく可愛らしくて、とても丁寧に作られていて、アルテシアはすぐにこれが欲しい、と思った。
だけど……。アルテシアは顔を歪め、自らの髪をひと房持ち上げた。
(私、こんな髪だもの……きっと似合わないわね)
アルテシアの髪は主張の強いにんじん色だ。控えめなベージュなんて髪色に負けて消えてしまうだろう。むしろ邪魔になってしまう。
ため息をこぼしながら別の雑貨を見ようとすると、ぬっと背後から男らしいがっしりとした手が伸びてきて、アルテシアの見ていた髪飾りを掴んだ。え、と思いながら見ると、すぐ傍にはオズワルドがいた。さぁ、とアルテシアは青ざめる。ただでさえこちらの買い物に付き合ってもらっているのに、完全に存在を忘れて放置してしまっていた。こんな可愛らしい女性向けの雑貨屋で、居心地が悪かったに違いない。
慌てて謝ろうとしたが、オズワルドはこちらに視線を向けることなく、手に持った髪飾りをアルテシアの髪にそっとつけた。あまりにも優しくつけたためか少しずりおちるのが見えなくても分かったけれど、目の前にいる彼に気にした様子はない。うん、と頷きながら髪飾り――アルテシアの耳元に口を寄せた。
「やはり、おまえは可愛いな」
低く掠れた声が耳をくすぐり、アルテシアは思わず身をよじった。そしてしばらくして言葉の意味を理解すると、カァ、と顔を真っ赤に染め、「な、な……」と意味のない音を口からこぼす。
そんなアルテシアを見て、オズワルドは甘い笑みを浮かべ、再度髪飾りに触れた。
「もう少し見るか?」
アルテシアはぶんぶん、と首を振った。気に入ったものが見つかる度にあんな声出されたら、耳がもたない。
「も、もう大丈夫……」
「そうか」
そう言うと、オズワルドはアルテシアの手を掴み、いつの間にか奥に控えていた店主の元へと向かう。おそらく初めからいたのだろうが、雑貨に夢中だったアルテシアはその存在に全く気づいてなかった。なんとなく気恥ずかしくて、目を伏せる。
オズワルドは店主の元に着くと、「これをくれ」と言ってアルテシアの髪飾りを指差した。店主は微笑んだまま値段を口にする。平民もやって来るからだろうか、その値段は想像よりはるかに安かった。
へぇ、と思いながらアルテシアが頷いていると、オズワルドがこちらを覗きこむ。顔が間近にまで迫って、思わず胸が跳ねた。
「そういえば、俺は荷物持ちのつもりだからお金を持ってきてないが、おまえは?」
…………お金。アルテシアは慌てて、ユイリアの気遣いを期待しながら簡素なドレスのポケットを漁る。入っていたのは真っ白なハンカチだけで、お金だと思われるものは何もない。
さぁ、と青ざめる。その様子から察したのか、オズワルドが確認するように、厳しい顔つきで尋ねる。
「……ないんだな」
「……ええ。いつも、ユイリアに任せていたから……」
なんとも言えない沈黙が店の中に落ちた。
0
あなたにおすすめの小説
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ化企画進行中「妹に全てを奪われた元最高聖女は隣国の皇太子に溺愛される」完結
まほりろ
恋愛
第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ企画進行中。
コミカライズ化がスタートしましたらこちらの作品は非公開にします。
部屋にこもって絵ばかり描いていた私は、聖女の仕事を果たさない役立たずとして、王太子殿下に婚約破棄を言い渡されました。
絵を描くことは国王陛下の許可を得ていましたし、国中に結界を張る仕事はきちんとこなしていたのですが……。
王太子殿下は私の話に聞く耳を持たず、腹違い妹のミラに最高聖女の地位を与え、自身の婚約者になさいました。
最高聖女の地位を追われ無一文で追い出された私は、幼なじみを頼り海を越えて隣国へ。
私の描いた絵には神や精霊の加護が宿るようで、ハルシュタイン国は私の描いた絵の力で発展したようなのです。
えっ? 私がいなくなって精霊の加護がなくなった? 妹のミラでは魔力量が足りなくて国中に結界を張れない?
私は隣国の皇太子様に溺愛されているので今更そんなこと言われても困ります。
というより海が荒れて祖国との国交が途絶えたので、祖国が危機的状況にあることすら知りません。
小説家になろう、アルファポリス、pixivに投稿しています。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
小説家になろうランキング、異世界恋愛/日間2位、日間総合2位。週間総合3位。
pixivオリジナル小説ウィークリーランキング5位に入った小説です。
【改稿版について】
コミカライズ化にあたり、作中の矛盾点などを修正しようと思い全文改稿しました。
ですが……改稿する必要はなかったようです。
おそらくコミカライズの「原作」は、改稿前のものになるんじゃないのかなぁ………多分。その辺良くわかりません。
なので、改稿版と差し替えではなく、改稿前のデータと、改稿後のデータを分けて投稿します。
小説家になろうさんに問い合わせたところ、改稿版をアップすることは問題ないようです。
よろしければこちらも読んでいただければ幸いです。
※改稿版は以下の3人の名前を変更しています。
・一人目(ヒロイン)
✕リーゼロッテ・ニクラス(変更前)
◯リアーナ・ニクラス(変更後)
・二人目(鍛冶屋)
✕デリー(変更前)
◯ドミニク(変更後)
・三人目(お針子)
✕ゲレ(変更前)
◯ゲルダ(変更後)
※下記二人の一人称を変更
へーウィットの一人称→✕僕◯俺
アルドリックの一人称→✕私◯僕
※コミカライズ化がスタートする前に規約に従いこちらの先品は削除します。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi(がっち)
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
望まぬ結婚をさせられた私のもとに、死んだはずの護衛騎士が帰ってきました~不遇令嬢が世界一幸せな花嫁になるまで
越智屋ノマ
恋愛
「君を愛することはない」で始まった不遇な結婚――。
国王の命令でクラーヴァル公爵家へと嫁いだ伯爵令嬢ヴィオラ。しかし夫のルシウスに愛されることはなく、毎日つらい仕打ちを受けていた。
孤独に耐えるヴィオラにとって唯一の救いは、護衛騎士エデン・アーヴィスと過ごした日々の思い出だった。エデンは強くて誠実で、いつもヴィオラを守ってくれた……でも、彼はもういない。この国を襲った『災禍の竜』と相打ちになって、3年前に戦死してしまったのだから。
ある日、参加した夜会の席でヴィオラは窮地に立たされる。その夜会は夫の愛人が主催するもので、夫と結託してヴィオラを陥れようとしていたのだ。誰に救いを求めることもできず、絶体絶命の彼女を救ったのは――?
(……私の体が、勝手に動いている!?)
「地獄で悔いろ、下郎が。このエデン・アーヴィスの目の黒いうちは、ヴィオラ様に指一本触れさせはしない!」
死んだはずのエデンの魂が、ヴィオラの体に乗り移っていた!?
――これは、望まぬ結婚をさせられた伯爵令嬢ヴィオラと、死んだはずの護衛騎士エデンのふしぎな恋の物語。理不尽な夫になんて、もう絶対に負けません!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる