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王女と伯爵
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ローズマリーは産まれてから
ずっと王女宮で育った
母マリアンヌ王女が亡くなると
祖父ジェイムス王の意向で
王の元で育てられた
王宮の外に出たことは
ほとんどない
そんなローズマリー
よく市井の話をしてくた人がいた
祖父の公妾バルバドール侯爵夫人だった
幼かったローズマリーが
覚えているのは
優しかった事と手が温かい人ぐらいだ
バルバドール侯爵夫人は
ローズマリーにとって
侍女や女官以外での
大人の女性だ
父方の祖母アンセルム公爵夫人は
大人の女性ではあったが
妙齢だったので
感じが違った
公妾の意味を知っても
バルバドール侯爵夫人を嫌いにはなれないし
祖母の王妃が亡くなっていた事もあり
祖父ジェイムス王に嫌悪感は
わかなかった
バルバドール侯爵夫人は元々は
地方の男爵夫人だった
夫に先立たれ
未亡人になり
男爵家をおいだされ
一人息子と暮らしていく為
女官になり
祖父の公妾になった
ローズマリーが知っていることは
それぐらい
社交界にでる頃には
祖父も崩御していて
バルバドール侯爵夫人は
地方に移住して一切表には出て来ないので
あまり話題にはならなかったが
最近、貴族の令嬢たちとお茶会をした時に
久しぶりに思い出す事があった
「ローレンス伯爵を知ってますか?」
一人の令嬢がローズマリーにそう聞いてきた
ローズマリーが知ってる事は
貴族から一般市民まで
知ってる事と
変わりないと思う
隣国との長年の国土争いで勝ち
南の将軍の位についた
報奨の一つで王家が
持っていた南の領土をもらい
爵位をローレンス伯爵にした
独身の令嬢たちの間で
話題になっているが、
親世代には
結婚相手には向かないと言われている
「ええ、お若いのに優秀な方とは聞いてますわ」
「そうなんです!だから父に結婚相手にいいのでわと言ったら
結婚相手には向かないと言われましたわ
なにかあるのでしょうか」
令嬢がそう言うと
他の令嬢が
「従兄弟が軍に所属してますが
公正な方と言ってましたわ」
「でわ、結婚に向かないとは」
「軍人ですから?」
「たしかに危険ですわね」
「ですが、マリエム伯爵令嬢は
大佐と婚約されましたわ」
「あの若さで将軍で伯爵なら
将来有望ですわよね」
令嬢たちの話を聞きながら
ローズマリーは
ローレンス伯爵が
結婚相手に向かないのは
母が先王の公妾バルバドール侯爵夫人
だからだと思った
先王の公妾の息子と自身の娘が結婚は
現王との関係を考えると
まだ別の人と結婚してほしいわね
義父とバルバドール侯爵夫人が仲が悪いとか
聞いたことがないが
それはわからない
義父と先王は仲がいい親子ではなかったのは
有名だからだ
簡単な事だか
彼女たちの親は言わないなら
ローズマリーから
言う事もない
王女のお茶会にもいろいろある
今回は政事には興味がない令嬢たちだ
そんな令嬢たちのお茶会も
ローズマリーは好きだ
「そうそう、わたくしの親族には
軍人がいないから
新鮮ですわ」
「あら、わたくしはもう一人の従兄弟も軍人になるって、まぁ次男ですか
叔父様たちも許したみたいですが」
「軍人も悪くありませんが
この前の・・・」
ローズマリーは次々に変わる話題に耳を向けながら
ミルクティーを飲んでいた
ずっと王女宮で育った
母マリアンヌ王女が亡くなると
祖父ジェイムス王の意向で
王の元で育てられた
王宮の外に出たことは
ほとんどない
そんなローズマリー
よく市井の話をしてくた人がいた
祖父の公妾バルバドール侯爵夫人だった
幼かったローズマリーが
覚えているのは
優しかった事と手が温かい人ぐらいだ
バルバドール侯爵夫人は
ローズマリーにとって
侍女や女官以外での
大人の女性だ
父方の祖母アンセルム公爵夫人は
大人の女性ではあったが
妙齢だったので
感じが違った
公妾の意味を知っても
バルバドール侯爵夫人を嫌いにはなれないし
祖母の王妃が亡くなっていた事もあり
祖父ジェイムス王に嫌悪感は
わかなかった
バルバドール侯爵夫人は元々は
地方の男爵夫人だった
夫に先立たれ
未亡人になり
男爵家をおいだされ
一人息子と暮らしていく為
女官になり
祖父の公妾になった
ローズマリーが知っていることは
それぐらい
社交界にでる頃には
祖父も崩御していて
バルバドール侯爵夫人は
地方に移住して一切表には出て来ないので
あまり話題にはならなかったが
最近、貴族の令嬢たちとお茶会をした時に
久しぶりに思い出す事があった
「ローレンス伯爵を知ってますか?」
一人の令嬢がローズマリーにそう聞いてきた
ローズマリーが知ってる事は
貴族から一般市民まで
知ってる事と
変わりないと思う
隣国との長年の国土争いで勝ち
南の将軍の位についた
報奨の一つで王家が
持っていた南の領土をもらい
爵位をローレンス伯爵にした
独身の令嬢たちの間で
話題になっているが、
親世代には
結婚相手には向かないと言われている
「ええ、お若いのに優秀な方とは聞いてますわ」
「そうなんです!だから父に結婚相手にいいのでわと言ったら
結婚相手には向かないと言われましたわ
なにかあるのでしょうか」
令嬢がそう言うと
他の令嬢が
「従兄弟が軍に所属してますが
公正な方と言ってましたわ」
「でわ、結婚に向かないとは」
「軍人ですから?」
「たしかに危険ですわね」
「ですが、マリエム伯爵令嬢は
大佐と婚約されましたわ」
「あの若さで将軍で伯爵なら
将来有望ですわよね」
令嬢たちの話を聞きながら
ローズマリーは
ローレンス伯爵が
結婚相手に向かないのは
母が先王の公妾バルバドール侯爵夫人
だからだと思った
先王の公妾の息子と自身の娘が結婚は
現王との関係を考えると
まだ別の人と結婚してほしいわね
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聞いたことがないが
それはわからない
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彼女たちの親は言わないなら
ローズマリーから
言う事もない
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ローズマリーは好きだ
「そうそう、わたくしの親族には
軍人がいないから
新鮮ですわ」
「あら、わたくしはもう一人の従兄弟も軍人になるって、まぁ次男ですか
叔父様たちも許したみたいですが」
「軍人も悪くありませんが
この前の・・・」
ローズマリーは次々に変わる話題に耳を向けながら
ミルクティーを飲んでいた
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