225 / 321
15巻
15-1
しおりを挟む1 依頼
邪精霊の御子――バールを倒した後、トリアリア王国に囚われていたエルフの人達を救出して、はい、お終いってわけにはいかなかった。中には、精霊の加護を失い、逃亡中のユグル王国元伯爵、ホーディアの手下に落ちぶれる人がいたのだ。
問題は、そんな奴らがユグル王国の象徴でもある世界樹を焼こうと計画していると掴んだ事。
僕――タクミは、その事をユグル王国の王女で、聖域ではお隣さんでもあるミーミル様に相談された。
勿論、せっかく安定し始めた大陸が揺らぎかねない、世界樹の焼失を阻止するのに、協力は惜しまない。ただ人族の僕やマリア、獣人族のマーニやレーヴァは、エルフの国であるユグル王国では目立つ。
そこで風の大精霊であるシルフが、トリアリア王国から救出したエルフで、ソフィアの元同僚のフランさん、アネモネさん、リリィさんの三人を鍛えて使えばいいと提案してきたんだ。
助力を頼むのに呼び出すのは失礼かと思って、散歩がてら奥さんのソフィアと一緒にフランさん達の住む家に向かう。
「ふん~ふふんっ」
マリア、マーニと同タイミングで第二子を身ごもって、お腹が目立ち始めたソフィアと僕の間で、僕達と手を繋いだエトワールがご機嫌で歩いている。
マリアとの子供、春香とマーニの子であるフローラは家で遊んでいる。
二人とも人見知りってわけでもないんだけど、フランさん達のところに行くって言っても興味を示さなかったんだよね。
エトワールは新しいエルフの住人で、しかも母親であるソフィアの昔の仲間だと聞いて、一緒に行きたいとついてきた。
ゆっくりと歩いて一軒の家の前に到着した。
ここがフランさん、アネモネさん、リリィさんが最近住み始めた家だ。
三人で住んでも余裕があるくらいの広さだ。
この区画には、聖域設立初期から暮らすエルフが多いので、フランさん達の家もここに決めた。
同じ種族の人が近くにいた方が、何かと安心すると思って。
流石にいきなり獣人族やケットシー、ドワーフの中に放り込むのは気が引けたからね。
「ソフィアか、何の用だ」
「フラン先輩、ソフィアさんは聖域の管理者であるイルマ様の奥方ですよ」
「いいのよアネモネ、聖域では上下関係は気にしなくて」
ドアを開けて迎えてくれたのは、フランさん。何故かフランさんはソフィアに張り合うところがある。アネモネさんが慌てるけど、ソフィアは笑って流していた。
実際、聖域では身分制度なんて存在しないし、彼女達は元同期。普通の口調だろう。
用があるのは僕なので、早速用件を切り出す。
「今日は、フランさんとアネモネさん、リリィさんに手伝っていただきたい仕事の話で来ました」
「仕事ですか?」
「私達、既に色んなお仕事を体験しているところなんですが……」
アネモネさんとリリィさんは、疑問に思っているみたいだ。
基本的に、フランさん達の仕事に関しては、一通り色々見てから決めてくださいと言ってあったからね。
「玄関で立ち話もないだろう。ソフィアはお腹も大きい。それにエトワールだったか。ミーミル様からいただいたお菓子をあげよう」
「お菓子! 食べる!」
フランさんがソフィアのお腹を見て少し悔しそうにしたけど、エトワールに優しく微笑み、中へと案内してくれた。
ソフィアにライバル心はあるみたいだが、根っこは優しくて良い人なんだよね。
通されたリビングは、大所帯な僕の家と比べると流石に狭いけど、三人で住むには広いくらいだと思う。
リリィさんがお茶を淹れ、エトワールには焼き菓子を出してくれた。
僕とソフィアの間に座り、クッキーを頬張るエトワールに優しい笑顔を向ける三人に、今日訪ねた用件を切り出す。
「実は、ユグル王国で不穏な動きがあるようなんです」
「!! 詳しく教えてくれ!」
顔色を変えたのはフランさん、そしてアネモネさんもだ。
二人は元騎士団で国防にあたっていただけあり、聖域に移住してきたとはいえ、祖国に何かあると聞かされれば、じっとしていられないのだろう。
そこでシルフやウィンディーネから聞いた、ホーディアについての話を包み隠さず説明する。
「クソッ、まだ生きていたのか! ホーディア伯爵、いや、元伯爵か」
「うわぁー、爵位剥奪されて逃亡ですか? 絶対ろくな事考えませんよ、あの豚」
フランさんとアネモネさんは、ホーディアの事を知っていたみたいで、その名前が出た瞬間、本当に嫌そうに顔をしかめた。
その横でぽかんとしているホーディアの事を知らないリリィさんに、二人は奴がどんな人間なのか説明……というか、悪口を言っていた。
「ほぇー、エルフの皮を被ったオークですか? そんな奴がいたんですね」
「そうよ。あれ、そういえばあの豚、ソフィアにご執心だったんじゃなかったかしら」
「そういえばそうです。ソフィア様に何度も言い寄って無視されてました」
フランさんとアネモネさんが思い出したように言ったけど……
「ちょっとアネモネ、あんたいい加減に私を先輩で、ソフィアを様付けで呼ぶのやめなさいよ。私とソフィアは同期で年も同じなんだから」
「えぇー、だって、フラン先輩は様って感じじゃないですもん」
すると、苦笑いしたソフィアがアネモネさんに言う。
「アネモネ、私の事も普通に呼んでくださいね」
「じゃ、じゃあ、ソフィアさん……ですか?」
「それで構いません」
「ちょっと、それじゃ私の心が狭いみたいになるじゃない!」
昔からの知り合いで話が盛り上がるのは覚悟していたけど、このままじゃ話が進まないので、強引に割って入り、三人への協力をお願いする。
「あ、あの、それでですね、お三方にはユグル王国の王都での警戒と犯罪組織の摘発を手伝ってほしいんですが……」
「勿論、これでも私とアネモネは元騎士よ。今でも祖国を想う気持ちは変わらないわ」
「はい。微力ながらお手伝いします」
「わ、私も元冒険者ですから戦えます」
フランさん達は快く協力を約束してくれた。
「じゃあ、今回は短期間でのブートキャンプですね、タクミ様」
ソフィアが三人のパワーレベリングについて口にすると、エトワールが手を挙げる。
「パパ、エトワールもブートキャンプしたい!」
「うーん、エトワールには少し早いかな。今度、春香やフローラと一緒に行こうね」
「えぇー!」
「エトワール、我儘はダメよ。今回のブートキャンプは短期間だからとても厳しいの。まだ小さなエトワールじゃ無理なのよ」
「はーい」
これはある程度、戦う技術を持っているフランさん達用なんだから、エトワールには向かない。
ごねずに納得してくれてよかった。
「えっと、ブートキャンプって何でしょう?」
「短期間で厳しいって……」
「……嫌な予感しかしないんだけど」
アネモネさんやリリィさんが、言葉の意味が分からず不安そうにしている。フランさんは、直感的にこれから身に降りかかるハードな訓練を悟っていた。
じゃあ、時間もないから早速動き出そう。
2 ブートキャンプ
フランさん達三人が手伝ってくれる事になったので、早速彼女達を僕の家に呼び、工房でレーヴァに採寸をお願いした。
ブートキャンプ中は、余った装備で我慢してもらうけど、本番は万全の態勢でいきたいからね。
仮の装備を三人に渡す時にも一悶着あった。
「こっ、これが仮の装備だと言うのか!」
「こ、ここ、これ、竜の革と鱗!!」
「ふぅわぁー! この弓っ、凄い!」
「いや、竜じゃないですよ。ワイバーンや亜竜ですから」
「「「それは竜だから!」」」
ワイバーンや亜竜なんかを竜に入れると、上位の竜種が怒りそうだ。
フランさんとアネモネさんは、騎士時代には金属鎧だったが、リリィさんは冒険者時代に革鎧を装備していたらしく、ワイバーンの革鎧は憧れだったみたいだ。
「それで、ここは何処なんだ!」
「何だか、魔境並みに魔素を感じるんですけどぉ」
「気温が高いですよ」
転移で直接魔大陸のダンジョン前に飛んだんだけど、それを知らないフランさん、アネモネさん、リリィさんの三人が不安そうに聞いてきた。
「ああ、ここは魔大陸ですよ」
「「「魔大陸!?」」」
三人の声が裏返った。
「ま、まま、魔大陸とはどういう事だ!」
「えっ? 訓練してもらうって言いましたよね」
フランさんにそう返していると、リリィさんが声を上げる。
「へっ? あの、あそこに見えているのは、ひょっとしてダンジョンの入り口だったりします?」
「おっ、流石リリィさんは元冒険者だけあって、ダンジョンは分かりますか。そうです。これからフランさん達には、ダンジョンでレベルアップと、有用なスキルの取得とスキルのレベルアップをしてもらいます」
ソフィア達は産休中なので、今回も僕と従魔のアラクネ――カエデ、そして暇をしていたアカネとルルちゃんでサポートする。ダンジョンの中に入ってからは、ゴーレムのタイタンを前衛のタンク役で呼び出すつもりなので、よほどの事がない限り大丈夫だろう。
それに今回はアカネがいるので、回復役が僕と併せて二人になる。フランさん達も安心感があるだろう。
「タクミ、早く行きましょう。日が暮れるわよ」
「そうニャ。久しぶりのダンジョンニャ。楽しみニャ」
「えっ、えっ」
小柄なルルちゃんがやる気マンマンなのを見て、フランさんが戸惑っている。
「マスター、行こう」
「了解。じゃあ皆さん、行きますね」
焦れたカエデが早くダンジョンに入りたがっているので、索敵役の彼女を先頭にダンジョンへと入った。
先頭にカエデ、その後ろにフランさん、アネモネさん、リリィさんが三人横並び、直ぐ後ろにアカネとルルちゃん、最後尾に僕といった布陣だ。
フランさん達が三人並べる事から分かるだろうけど、ここのダンジョンは通路がとても広い。僕達がよく来るここは、竜種のダンジョンだからね。
場所はフランさん達のレベルアップが手っ取り早いという事でここに決めた。
他にもソフィア、マーニ、マリア、そして新たに僕の家族となったベールクト、フルーナに竜のお肉を食べてもらいたかったって理由もある。
竜の肉は美味しいのは勿論、滋養強壮にもってこいの食材なんだ。
妊娠中の栄養ってだけじゃなく、美味しいお肉を食べれば、ストレスの解消にもなるかな、なんて考えがあった。
「「「ヒャアァァァァーー!!」」」
「ほら、早く仕留めなさい」
「息の根を止めるニャ」
僕の目の前では、カエデの糸に拘束され、いい具合に痛めつけられた地竜に怯えるフランさん達に、早くトドメを刺せとアカネとルルちゃんが催促している。
「「「ヒャアァァ!!」」」
ようやく地竜を倒したものの、大幅なレベルアップに身体がついていかず、悲鳴を上げるフランさん達三人。非情にも歩き出すアカネとルルちゃんのコンビ。
「次行くわよー!」
「はいニャ!」
「まっ、待って、もう少し待ってぇ!」
広い竜種のダンジョンに、フランさんの悲鳴が何度も木霊した。
僕はそれを見ながら、このパワーレベリングが終われば、ダンジョンの外の魔境で、オークの集落潰しをしようかと考えていた。
ユグル王国でのミッションは、対人戦がメインとなる。フランさんとアネモネさんは騎士団で戦争を経験しているので、対人戦も慣れているだろうけど、ブランクが長いし、ここでの大きな竜種との戦闘ばかりじゃ勘は取り戻せないからね。
そういえば、人型の魔物ばかりが出没するダンジョンもあったな。
その辺は皆んなと相談かな。
泣きながらやけくそ気味に竜種へ突撃するフランさん達の後をのんびりと歩きながら、今後の彼女達の強化プランを考えた。
3 対人戦訓練
「と、いう事で、今度はゴブリンの上位種にオークやオーガ、ミノタウロスにトロールなんかが出てくる人型限定ダンジョンです」
「「「何が『という事で』だぁー!」」」
「おおぅ」
フランさん達が荒ぶるのも仕方ない。
竜種のダンジョンでは時間がない事もあり、大急ぎでパワーレベリングしたからね。急激に上昇した身体能力や魔力に慣れるのも大変だと思う。
「まあでも、ユグル王国では対人戦がメインですし、フランさんとアネモネさんも、元騎士団とはいえブランクが五十年以上ありますから。必要ですよね?」
「「「ぐぅ……」」」
黙った三人を連れて突入したのは、これも魔大陸のダンジョンの一つ。
魔大陸の王達から不人気な人型が大量に出没するダンジョンだけど、ここはまだ出てくる魔物の中にオークが含まれているので、辛うじて各国の兵士が肉目当てに潜る。
僕の目の前では、フランさん達が必死になって剣を振るっていた。
フランさんとアネモネさんは、本来なら騎士らしく片手剣と盾なんだろうけど、今回は左手に短剣を持っている。
いわゆるマンゴーシュのような補助的な短剣としての使い方だ。
短剣を盾として使用する超攻撃的な装備だけど、これにもちゃんと理由がある。
今回、ユグル王国の王都に潜入し、ホーディアの手下や犯罪組織、トリアリア王国から解放したけど、闇に堕ちてしまった人達を捕縛、もしくは撃退するのがミッションだ。
騎士団は騎士装備で巡回するけど、フランさん達は冒険者風の装備で街を警戒する予定なので、ロングソードと短剣の二刀流を練習しているのだ。
元冒険者のリリィさんは、弓をメインに短剣やナイフを使っていたらしいが、王都内で目立たずに弓を射るのは難しいので、フランさん達と同じロングソードと短剣装備を練習してもらっている。
併せて、杖術をかじっていたと言うので、トレント材で杖を作った。
ミスリルコーティングで魔法の補助は勿論、杖術に耐えられるようエンチャントで強化してある。
僕が指導してもいいんだけど、杖術という事で今回は狐人族のレーヴァが来ていた。
「「「ヒィヤァァァァーー!!」」」
フランさん達の悲鳴が聞こえた。
竜種のダンジョンで十分レベルは上がったし、細かな技術以外のスキルレベルもだいぶ上がっている。
あとは対人戦の勘を取り戻すために戦闘を繰り返す。それはもうひたすらに……
フランさんの左手に持つ短剣が、オークナイトが上段から斬りつけたロングソードを受け流す。
体が流れた隙を逃さず、今度は右手の剣を突き刺した。
「アネモネ、スイッチ! リリィはサポート!」
「「はい!」」
号令をかけたフランさんはバックステップで大きく下がり、アネモネさんが前線に飛び出す。
アネモネさんは姿勢を低くして突撃した。
フランさんが仕留めて倒れたオークナイトの後ろから襲いくるオークジェネラルの脚を、アネモネさんが斬り裂きながら駆け抜けた。
『ブフォォォォーー!!』
オークジェネラルが苦痛に叫び、アネモネさんへ攻撃しようと足を止めたところに、リリィさんの杖の一撃がその頭を襲う。
時間差で再び攻撃に参加したアネモネさんのロングソードと短剣が、オークジェネラルの首へと叩き込まれた。
オークジェネラルの頭がゴロリと落ち、残った胴体から血が噴き出した。
「はぁ、はぁ、はぁ……よだれを垂らして向かってくるオークには慣れないわね」
「はぁ、はぁ、本当ですよね」
「……オークだけじゃなくてオーガもですけどね」
「お疲れ様です。連携も良くなってきましたね」
何体もの雑魚オークの後にオークナイトとオークジェネラルを倒し、感想を言い合うフランさん達を、僕は褒めた。
実際、元騎士と元冒険者の三人だから、レベルアップでステータスが爆上がりすれば、このくらいの事は出来ても驚きはない。
元々対人戦に慣れていたフランさんとアネモネさんに対して、得意武器の弓を封印しているリリィさんは最初苦戦していたけど、それも最初のうちだけだ。
あとは聖域の騎士団と模擬戦でもすれば十分な気がする。
団長のガラハットさんに話を通しておこう。
4 こっそりと帰郷
オーソドックスな革鎧の上にフード付きの外套を羽織り、周囲の視線から逃れるようにそのフードを目深に被った三人が感慨深げに立ち止まり、ユグル王国の国境にある街を見渡していた。
「五十年ぶりですね」
「私も久しぶりです」
「……ああ、感慨深いものがあるな」
アネモネさんとリリィさんが嬉しそうに言うと、フランさんの目にも嬉し涙が浮かんでいた。
街道を行く人達は、三人のエルフの女性が歩いているだけのように見えるだろう。その直ぐ近くを歩く僕の姿は見えていない。
本来なら精霊の監視の目があるし、それ以前にユグル王国を包む結界は、こっそりと抜けられるようなものではない。
どうして僕が姿を隠してフランさん達に同行出来ているのかと言うと、簡単な話、これがシルフやウィンディーネ達、さらに王女であるミーミル様やルーミア王妃からの正式な依頼だからだ。
結界を抜けるのは、大精霊と世界樹の許可があれば簡単だし、そもそも精霊樹の守護者である僕は無条件で結界を抜ける事が出来るらしい。
周囲のエルフ達に僕の姿が見えない理由は、バージョンアップした認識阻害の外套に加え、新しく作った魔導具で、光学迷彩を再現した「幻術の腕輪」。そこに僕自身の隠密系スキルが合わされば、エルフと言えど見つける事は不可能に近いだろう。
無事に入国出来たので、ここでフランさん達とは一旦別行動しようと思う。
三人に渡してある通信の魔導具に話しかける。
『フランさん、僕はこれから別行動します。一日に二度、定時連絡するようにしましょう』
『分かったわ。私達は真っ直ぐに王都に向かい、拠点となる宿をとる予定よ』
『了解です。じゃあ、皆さんも気を付けて』
『は、はい』
『が、頑張ります』
アネモネさんとリリィさんが多少緊張気味だけど、今日までみっちりと訓練を積んだ三人なら大抵の事は大丈夫だと思う。
僕は三人と別れると、シルフの指示する場所へと向かう。
どうやらホーディアもまったくの無能というわけではなかったようで、今回王都を騒乱に陥れるに際し、王都にほど近い街で陽動のためのテロを計画しているようだ。
この王都からほど近いというのがミソで、王都からの援軍を誘き寄せ、王都の守備隊や騎士団の人数を減らしたところで一気に王城へと考えているようだ。
まぁ、ホーディアは、三ヶ国合同魔大陸でのダンジョン訓練を経て、そのダンジョン産の素材から造られた装備、そして旧トリアリア王国での黒い魔物氾濫を乗り越えたユグル王国の騎士団がどのくらい強くなっているのか知らないんだろうね。
ユグル王もこの機会に、国内に巣食う犯罪組織の駆除を考えているそうだ。
今回だけで、全ての犯罪組織を駆逐出来るわけじゃないけど、この手の事は根気よく続けるしかない。
466
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
