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プロローグ
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豪華な屋敷の豪華な部屋のベッドに、一人の老人が横になっていた。
男の嘗て黒色だった髪は白く変わり瞳の色だけが、以前の色を保っている。
男は150歳を数え、寿命を迎えようとしていた。
「……日本に帰りたい…………」
彼がこの世界に巻き添えで召喚されたのは、30歳を超えたばかりの頃だった。
彼は日本の高校で歴史を教える教師だった。それがある日、補習授業のために偶々教室に居た事が、彼の人生を狂わせた。勇者召喚の巻き添えという形で。
それでも彼は教師であろうとした。まだ十代の不安定な勇者として召喚された教え子を、陰日向に全力でサポートした。
命の軽い理不尽な世界で、その手を血に染める事もあった。時には盗賊を、戦争に駆り出される事もあった。
それでも生徒達の矢面に立ち、死に物狂いで駆け抜けてきた。
そんな彼は、何時しか大賢者と呼ばれる様になっていた。
勇者と大賢者達の奮闘により、やがて異世界に平和が訪れたが、彼等が日本へ帰ることは叶わなかった。
そんな彼の人生も終わろうとしていた。
大勢の弟子や孫弟子に見守られ、やがて目を瞑る。
「……日本へ帰りたい…………」
それが大賢者と呼ばれた男の最後の言葉だった。しかし、彼の最後の言葉の意味を知る弟子は、そこには居なかった。
(……う~ん、あれっ、ここはあの世?)
男が恐る恐る目を開けてみると、板張りの天井がボンヤリと見える。
(おかしいな、死ぬ間際まで目は良かった筈だが)
不思議に思いながら、横を見ようとするが首が上手く動かない。それでも何とか横を向くと、板戸が見える。古い日本家屋の様だ。
(あゝ、駄目だ。瞼を開けておけない)
死んだ筈の自分が、何故ここで横になって居るのか、勿論自分の屋敷ではない。自分はベッドで、弟子達に囲まれて、死の時を迎えた筈だ。
あれこれ考え混乱するも、抗い難い眠気に負けそのまま男は眠りにつく。
あれから数日が過ぎ、自分の置かれた状況が少しわかってきた。どうやら私は転生したらしい。しかもどうやらここは日本のようだ。何故、日本と断定した言い方ではないのか、それはここ数日出会った女性の髪型が、元結掛け垂髪だった。簡単に言うと江戸時代以前、安土桃山時代かそれ以前の女性の髪型だ。オマケにその乳母と思われる女性は、小袖を着ていた。
その女性がどうして乳母だと推測したのかと言うと、彼女は私の事を「虎松丸様」と呼んだからだ。幾ら何でも我が子を「様」では呼ばないだろう。
(はぁ~、日本に帰りたかったけど……、これ下手したら戦国だよな。でも虎松丸だけじゃ、ここが日本の何処かなんてわからないよな)
考えれば考える程憂鬱になる。幸い、乳母が居るという事は、比較的裕福な家なのだろうが、私は歴史の教師をしていたから、それで安心ではないと知っている。何せ戦国時代、どんな名家でも滅ぶ時には簡単に滅んだ時代、下剋上の時代なのだから。
それでも幸運だったのは、100年以上昔の教師時代の記憶が、比較的はっきりしている事だ。これは大賢者として活躍した知能のステータスが関係しているのか、日本で学んだり経験したことが、100年以上昔の事にもかかわらず、明瞭に思い出せるのだ。これは、この時代を生きるうえで、助けになるのではないだろうか。出来れば何処かの豪商だったら良いな、でも多分武家だろうな。
暫くすると、母親も確認することが出来た。
彼女は、お方様と呼ばれていたので、そこそこ身分の高い家柄なのかもしれない。さらに誰かが、母親のことを『北の方様』と呼んでいたのを聞いてしまった。なんか嫌な予感がする。
前世での教師だった頃の記憶がうっすらと残っている。既に以前の名前すら思い出せないが、それでも自身の教えていた事柄は、比較的覚えている方だった。
(いやいやいや、北の方なんてきっとポピュラーな呼び方なんだ。そうであってくれ!)
ただ乳母から乳を貰い、下の世話をされ、眠くなったら眠る生活が暫く続いた。
私が知っている北の方じゃない事を祈りながら日々を過ごしていたが、そんな私の思いも虚しく、母親が六角定頼の娘で、父親が伊勢国司の北畠具教だと知ってしまう日が来るのだが、それは私の気分をドン底に突き落とした。
伊勢国司北畠氏は、村上源氏中院庶流。南北朝時代、南朝方として足利氏と戦った。伊勢国司となり伊勢に定着後、公家大名として勢力を保った家。
戦国時代には、織田信長に一族悉く滅ぼされた。父の北畠具教は、信長の命を受けた旧臣により襲撃され殺されている。
そこで重要なのが、自分が何番目の子供なのかだが、最悪なことに私は嫡男らしい。
何故、嫡男が最悪なのか?それは北畠具教の嫡男、北畠具房は、大腹御所、太り御所とからかわれる程肥満体だったらしく、馬に乗ることも出来なかったと言われている。そのような具房を、塚原卜伝の高弟・父の具教は不満を感じていたらしく、『勢州軍記』は具房は父から疎外されていたと記しているのを覚えている。しかも父具教が殺された後、幽閉されて三年後に34歳で亡くなっている。間違いなく殺されたのだろう。
思えば北畠家も母の実家である六角家も、戦国大名に成り切れていなかったのだろう。滅ぶべくして滅んだとも言える。
(いや!このまま歴史通りに肥満体の役立たずでは終われない)
幸いというか、奇跡というか、赤ちゃんとして暫く過ごしていた時、ある感覚に今更ながら気づいた。私は大賢者として過ごした頃、何時も身近に有り馴染んでいたもの。前世の日本では感じた事のないもの。そう自身の身体に溢れるほどの魔力を感じる事が出来た。大賢者としての感覚で、当たり前過ぎて気づかなかった事実に、私は赤ちゃんながらにやけていたかもしれない。
(これは生き残れるかもしれないな)
何せ、大賢者だった私は、勇者のサポートに徹していたが、何も後衛職だった訳ではない。バルディッシュを振り回し前線で闘う武闘派だったのだ。弟子達にも常々言っていたのだが、魔力が枯渇して戦えない魔法使いは、戦場では足手まといでしかないと。その教えを受けて、私を含め弟子達も剣や槍から弓なども、高いレベルで扱う事が出来る。
自身の中に魔力を感じ、魔法を試してみようと風を僅かに動かしたりしてみたが、以前の感覚で問題無く使う事が出来た。だが、彼の驚愕はそれで終わりではなかった。風の魔法を使ってみて、以前のように空間収納に繋がる感覚があったのだ。慌てて確認すると、確かに空間収納の魔法は発動する。それよりも大事なことは、中身がそのままだった事だ。愛用していたオリハルコン合金のバルディッシュや希少な魔物素材、希少金属のインゴットから金貨や銀貨まで、彼が100年近くにわたりため込んだ物がそのまま入っていた。
(……これは……、ヤバイよな)
思わず若い言葉を使うくらい動揺する。いや赤ちゃんだからと言うツッコミを入れる者も居ないのだが、本人は赤ちゃんの身体に精神が段々と引っ張られて幼くなって来ているのに気付いていない。
これで最悪、独りでも生き抜けると少しホッとするが、どうせなら足掻けるだけ足掻こうと心に決めた。座して滅びを待つほど枯れてはいない。
手を付けなければいけない事は山ほどある。信頼できる仲間も欲しい。眠くなるのを必死に我慢してこれからの事を考える……。
スゥ スゥ スゥ……。
結局、眠気には勝てないのだが。
男の嘗て黒色だった髪は白く変わり瞳の色だけが、以前の色を保っている。
男は150歳を数え、寿命を迎えようとしていた。
「……日本に帰りたい…………」
彼がこの世界に巻き添えで召喚されたのは、30歳を超えたばかりの頃だった。
彼は日本の高校で歴史を教える教師だった。それがある日、補習授業のために偶々教室に居た事が、彼の人生を狂わせた。勇者召喚の巻き添えという形で。
それでも彼は教師であろうとした。まだ十代の不安定な勇者として召喚された教え子を、陰日向に全力でサポートした。
命の軽い理不尽な世界で、その手を血に染める事もあった。時には盗賊を、戦争に駆り出される事もあった。
それでも生徒達の矢面に立ち、死に物狂いで駆け抜けてきた。
そんな彼は、何時しか大賢者と呼ばれる様になっていた。
勇者と大賢者達の奮闘により、やがて異世界に平和が訪れたが、彼等が日本へ帰ることは叶わなかった。
そんな彼の人生も終わろうとしていた。
大勢の弟子や孫弟子に見守られ、やがて目を瞑る。
「……日本へ帰りたい…………」
それが大賢者と呼ばれた男の最後の言葉だった。しかし、彼の最後の言葉の意味を知る弟子は、そこには居なかった。
(……う~ん、あれっ、ここはあの世?)
男が恐る恐る目を開けてみると、板張りの天井がボンヤリと見える。
(おかしいな、死ぬ間際まで目は良かった筈だが)
不思議に思いながら、横を見ようとするが首が上手く動かない。それでも何とか横を向くと、板戸が見える。古い日本家屋の様だ。
(あゝ、駄目だ。瞼を開けておけない)
死んだ筈の自分が、何故ここで横になって居るのか、勿論自分の屋敷ではない。自分はベッドで、弟子達に囲まれて、死の時を迎えた筈だ。
あれこれ考え混乱するも、抗い難い眠気に負けそのまま男は眠りにつく。
あれから数日が過ぎ、自分の置かれた状況が少しわかってきた。どうやら私は転生したらしい。しかもどうやらここは日本のようだ。何故、日本と断定した言い方ではないのか、それはここ数日出会った女性の髪型が、元結掛け垂髪だった。簡単に言うと江戸時代以前、安土桃山時代かそれ以前の女性の髪型だ。オマケにその乳母と思われる女性は、小袖を着ていた。
その女性がどうして乳母だと推測したのかと言うと、彼女は私の事を「虎松丸様」と呼んだからだ。幾ら何でも我が子を「様」では呼ばないだろう。
(はぁ~、日本に帰りたかったけど……、これ下手したら戦国だよな。でも虎松丸だけじゃ、ここが日本の何処かなんてわからないよな)
考えれば考える程憂鬱になる。幸い、乳母が居るという事は、比較的裕福な家なのだろうが、私は歴史の教師をしていたから、それで安心ではないと知っている。何せ戦国時代、どんな名家でも滅ぶ時には簡単に滅んだ時代、下剋上の時代なのだから。
それでも幸運だったのは、100年以上昔の教師時代の記憶が、比較的はっきりしている事だ。これは大賢者として活躍した知能のステータスが関係しているのか、日本で学んだり経験したことが、100年以上昔の事にもかかわらず、明瞭に思い出せるのだ。これは、この時代を生きるうえで、助けになるのではないだろうか。出来れば何処かの豪商だったら良いな、でも多分武家だろうな。
暫くすると、母親も確認することが出来た。
彼女は、お方様と呼ばれていたので、そこそこ身分の高い家柄なのかもしれない。さらに誰かが、母親のことを『北の方様』と呼んでいたのを聞いてしまった。なんか嫌な予感がする。
前世での教師だった頃の記憶がうっすらと残っている。既に以前の名前すら思い出せないが、それでも自身の教えていた事柄は、比較的覚えている方だった。
(いやいやいや、北の方なんてきっとポピュラーな呼び方なんだ。そうであってくれ!)
ただ乳母から乳を貰い、下の世話をされ、眠くなったら眠る生活が暫く続いた。
私が知っている北の方じゃない事を祈りながら日々を過ごしていたが、そんな私の思いも虚しく、母親が六角定頼の娘で、父親が伊勢国司の北畠具教だと知ってしまう日が来るのだが、それは私の気分をドン底に突き落とした。
伊勢国司北畠氏は、村上源氏中院庶流。南北朝時代、南朝方として足利氏と戦った。伊勢国司となり伊勢に定着後、公家大名として勢力を保った家。
戦国時代には、織田信長に一族悉く滅ぼされた。父の北畠具教は、信長の命を受けた旧臣により襲撃され殺されている。
そこで重要なのが、自分が何番目の子供なのかだが、最悪なことに私は嫡男らしい。
何故、嫡男が最悪なのか?それは北畠具教の嫡男、北畠具房は、大腹御所、太り御所とからかわれる程肥満体だったらしく、馬に乗ることも出来なかったと言われている。そのような具房を、塚原卜伝の高弟・父の具教は不満を感じていたらしく、『勢州軍記』は具房は父から疎外されていたと記しているのを覚えている。しかも父具教が殺された後、幽閉されて三年後に34歳で亡くなっている。間違いなく殺されたのだろう。
思えば北畠家も母の実家である六角家も、戦国大名に成り切れていなかったのだろう。滅ぶべくして滅んだとも言える。
(いや!このまま歴史通りに肥満体の役立たずでは終われない)
幸いというか、奇跡というか、赤ちゃんとして暫く過ごしていた時、ある感覚に今更ながら気づいた。私は大賢者として過ごした頃、何時も身近に有り馴染んでいたもの。前世の日本では感じた事のないもの。そう自身の身体に溢れるほどの魔力を感じる事が出来た。大賢者としての感覚で、当たり前過ぎて気づかなかった事実に、私は赤ちゃんながらにやけていたかもしれない。
(これは生き残れるかもしれないな)
何せ、大賢者だった私は、勇者のサポートに徹していたが、何も後衛職だった訳ではない。バルディッシュを振り回し前線で闘う武闘派だったのだ。弟子達にも常々言っていたのだが、魔力が枯渇して戦えない魔法使いは、戦場では足手まといでしかないと。その教えを受けて、私を含め弟子達も剣や槍から弓なども、高いレベルで扱う事が出来る。
自身の中に魔力を感じ、魔法を試してみようと風を僅かに動かしたりしてみたが、以前の感覚で問題無く使う事が出来た。だが、彼の驚愕はそれで終わりではなかった。風の魔法を使ってみて、以前のように空間収納に繋がる感覚があったのだ。慌てて確認すると、確かに空間収納の魔法は発動する。それよりも大事なことは、中身がそのままだった事だ。愛用していたオリハルコン合金のバルディッシュや希少な魔物素材、希少金属のインゴットから金貨や銀貨まで、彼が100年近くにわたりため込んだ物がそのまま入っていた。
(……これは……、ヤバイよな)
思わず若い言葉を使うくらい動揺する。いや赤ちゃんだからと言うツッコミを入れる者も居ないのだが、本人は赤ちゃんの身体に精神が段々と引っ張られて幼くなって来ているのに気付いていない。
これで最悪、独りでも生き抜けると少しホッとするが、どうせなら足掻けるだけ足掻こうと心に決めた。座して滅びを待つほど枯れてはいない。
手を付けなければいけない事は山ほどある。信頼できる仲間も欲しい。眠くなるのを必死に我慢してこれからの事を考える……。
スゥ スゥ スゥ……。
結局、眠気には勝てないのだが。
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