16 / 53
15.国王のため息
しおりを挟む
◇◇◇◇◇
「シャルル、何とかしてちょうだい! お前がフロレルを手懐けておかないからこんなことになっているのよ!」
「母上……」
王妃に呼び出されたシャルルは、いきなり縋りつかれて困惑していた。私室で話をするということであったため、ある程度の本音を言いたいのだと予想はしていた。しかし、涙ぐみながら話をしている様子は、とても王妃のものではない。
シャルルが現在要求されていることも、王妃の自由になるお金を調達して来いということなのだ。
数日前に聞いた国王の話を思い出して、シャルルは手を強く握りしめた。
◇◇◇
シャルルは、フロレルが学園に登園した日、彼を呼びつけて王妃宮の予算をどうにかするようにと叱責した。フロレルが王妃から殴打されたことを恨みに思って、王妃宮の予算を減らすようジョゼフに依頼したのだと考えたからだ。
結局、シャルルはフロレルに冷たくあしらわれ、予算を元に戻すことを約束させることはできなかった。
しかし、数日後に父である国王からの呼び出しを受けて叱責を受けたのだ。
シャルルが呼び出された応接室に入ると、ペシェが同席しており、その後ろには宰相府の文官が控えていた。
「国王陛下にご挨拶申し上げます」
「時間もないから手短に話をするぞ。シャルル第一王子、其方はフロレル・ド・ショコラ公爵令息に王妃宮の予算を元に戻すようショコラ公爵に伝えろと迫ったそうだな」
「はい……。母上……王妃殿下がお困りのようでしたので、学園でそのような話はいたしました」
国王から王妃宮の予算の話が出たということは、予算が不当に減らされたということがやっと伝わったのだろう。シャルルはそう考えて少しほっとした。王族が公爵に翻弄されるなどとはあるまじきことだが、王妃がそう言っていたのだから間違いはないだろうとシャルルは信じていた。
最近の王妃は、気に入らないことがあるとシャルルを呼び出しては怒りをぶつける。このまま予算が戻らねば、また感情的になった王妃の相手をせねばならない。
しかし、国王が動き出したのであれば、王妃にとって満足のいく結果が得られるだろうと考えて、シャルルは頬を緩めた。
「シャルル第一王子殿下、王妃宮の予算は減ってはおりませぬ。今回打ち切られたのは、フロレル・ド・ショコラ公爵令息の教育に係る公爵家からの援助資金でございます。王宮での伴侶教育がなくなったからには当然のことでありますが」
「え? でも、王妃殿下は茶葉や菓子や化粧品の予算を減らされたと……」
「そのような事実はない。王妃が援助資金の余剰分を自由に使っていたのを、ショコラ公爵が黙認してくれておっただけだ」
ペシェの説明を聞いてシャルルは訳が分からなくなったが、続く国王の話を聞いて青褪める。
王妃が減らされたと言った予算で贖っていたものは、高級品でなくともなんとかなる品物ばかりだ。嫌がらせにはちょうど良かったのだろうとシャルルは考えていた。
しかし、これまでが教育のための援助資金の余剰金を贅沢品に充てていただけだったと……?
「つまり、使い込み……」
「まあ、そんなにはっきり言ってやるものではない。王妃はラッテ王国からの資金援助がない故、予算以上の贅沢品は手に入りにくいからな。ショコラ公爵も息子の義母となる王妃を助けてやりたい気持ちがあったから、黙認しておったのだろう。これまではな」
そんなに王妃宮の予算というものは乏しいものであったのかと、シャルルは驚いた。自身は特に不自由を感じたことはないため、王子宮よりも王妃宮の方が財政的に恵まれないのだろうとシャルルは考えを巡らせる。
実際には、王妃が贅沢をしていただけなのであるけれど。
そのようなことがわからないシャルルは、王妃宮の予算がもともと少ないのであれば、そして、王妃が困っているのであればと、思ったことを口にした。
「だったら! これからは母上のためにショコラ公爵が援助してくれても良いのではありませんか?」
「は?」
「……?」
シャルルの言葉に国王とペシェは絶句した。
「其方は何を言っておるのだ」
「父上! 母上はフロレルの義母になるのですから、息子として助けるのは当たり前のことです!」
驚きの目で国王はシャルルを見つめ、ペシェ宰相は眉間にしわを寄せて押し黙っている。
「其方は正気か?」
「父上?」
誰が自分の顔を殴打した人間に、自分の大事な息子を傷つけた人間に金銭的な援助をしたいと思うのだろうか。そもそもの発端は、王妃がフロレルに難癖をつけた挙句、暴力を振るったことでこれまで寛容に処されていたことが許されなくなったのだ。そのことに、シャルルは気づいていないのだろうか。
国王はそれをシャルルに滾々と説いた。
とにかくシャルルは、ショコラ公爵家からの教育のための援助資金がなくなったことが原因だということは理解していたようだが、それ以上のことはわかったのだろうか。
「シャルル、其方はもっとフロレルを大切にせよ」
国王のその言葉を、シャルルは怪訝な顔で聞いていた。とくに言い返すではなかったが、シャルルにはフロレルを大切にするという意味がわからないのだろうと国王が思うような表情だった。
シャルルが退室してから、国王はペシェに話しかけた。
「シャルルはあんなに愚かであったかな。まるで王妃と話しているかのようだった」
「はい。フロレル公爵令息との交流が減ってから、判断力が低下されているとの報告が」
「そうか……」
学園には、シャルルと懇意にしているオメガの子息がいるらしい。今は友人関係のようだが、シャルルの方が執着しているようだと王家の影から報告を受けている。
自分によく似た容貌のシャルルを国王は大切に思っていた。おおらかな性格も平和な現在であれば王には相応しいだろうと。雑で考えの足りないところは、フロレルが補ってくれるだろうとそれも当てにしていた。
しかし、現在の状況では、フロレルとうまく行くという未来が見えない。
先日来のショコラ公爵の訴えを聞かねばならぬときは間近かもしれないと思い、国王はため息を吐いた。
◇◇◇
王妃に泣きつかれたシャルルは、再びフロレルと話をしようとしたが、それは叶わない。
フロレルは冬季試験まで学園を休むことになったのだ。
既に卒業に必要な単位は取得しているため、試験さえ受ければ卒業には影響しない。
フロレルが休むことになったのは、自分の態度にも原因があるのだとはシャルルは少しも考えなかった。そして、自分がショコラ公爵家に出向いてフロレルに会いに行くという考えもない。
フロレルは、外見は美しいが、従順で賢いだけの面白みのない婚約者でしかない。せめて、ショコラ公爵家の財力で自分の役に立てばいいのにとシャルルは考えるようになる。
フロレルの代わりにシャルルの判断を修正してくれる者は、誰もいなかった。
「シャルル、何とかしてちょうだい! お前がフロレルを手懐けておかないからこんなことになっているのよ!」
「母上……」
王妃に呼び出されたシャルルは、いきなり縋りつかれて困惑していた。私室で話をするということであったため、ある程度の本音を言いたいのだと予想はしていた。しかし、涙ぐみながら話をしている様子は、とても王妃のものではない。
シャルルが現在要求されていることも、王妃の自由になるお金を調達して来いということなのだ。
数日前に聞いた国王の話を思い出して、シャルルは手を強く握りしめた。
◇◇◇
シャルルは、フロレルが学園に登園した日、彼を呼びつけて王妃宮の予算をどうにかするようにと叱責した。フロレルが王妃から殴打されたことを恨みに思って、王妃宮の予算を減らすようジョゼフに依頼したのだと考えたからだ。
結局、シャルルはフロレルに冷たくあしらわれ、予算を元に戻すことを約束させることはできなかった。
しかし、数日後に父である国王からの呼び出しを受けて叱責を受けたのだ。
シャルルが呼び出された応接室に入ると、ペシェが同席しており、その後ろには宰相府の文官が控えていた。
「国王陛下にご挨拶申し上げます」
「時間もないから手短に話をするぞ。シャルル第一王子、其方はフロレル・ド・ショコラ公爵令息に王妃宮の予算を元に戻すようショコラ公爵に伝えろと迫ったそうだな」
「はい……。母上……王妃殿下がお困りのようでしたので、学園でそのような話はいたしました」
国王から王妃宮の予算の話が出たということは、予算が不当に減らされたということがやっと伝わったのだろう。シャルルはそう考えて少しほっとした。王族が公爵に翻弄されるなどとはあるまじきことだが、王妃がそう言っていたのだから間違いはないだろうとシャルルは信じていた。
最近の王妃は、気に入らないことがあるとシャルルを呼び出しては怒りをぶつける。このまま予算が戻らねば、また感情的になった王妃の相手をせねばならない。
しかし、国王が動き出したのであれば、王妃にとって満足のいく結果が得られるだろうと考えて、シャルルは頬を緩めた。
「シャルル第一王子殿下、王妃宮の予算は減ってはおりませぬ。今回打ち切られたのは、フロレル・ド・ショコラ公爵令息の教育に係る公爵家からの援助資金でございます。王宮での伴侶教育がなくなったからには当然のことでありますが」
「え? でも、王妃殿下は茶葉や菓子や化粧品の予算を減らされたと……」
「そのような事実はない。王妃が援助資金の余剰分を自由に使っていたのを、ショコラ公爵が黙認してくれておっただけだ」
ペシェの説明を聞いてシャルルは訳が分からなくなったが、続く国王の話を聞いて青褪める。
王妃が減らされたと言った予算で贖っていたものは、高級品でなくともなんとかなる品物ばかりだ。嫌がらせにはちょうど良かったのだろうとシャルルは考えていた。
しかし、これまでが教育のための援助資金の余剰金を贅沢品に充てていただけだったと……?
「つまり、使い込み……」
「まあ、そんなにはっきり言ってやるものではない。王妃はラッテ王国からの資金援助がない故、予算以上の贅沢品は手に入りにくいからな。ショコラ公爵も息子の義母となる王妃を助けてやりたい気持ちがあったから、黙認しておったのだろう。これまではな」
そんなに王妃宮の予算というものは乏しいものであったのかと、シャルルは驚いた。自身は特に不自由を感じたことはないため、王子宮よりも王妃宮の方が財政的に恵まれないのだろうとシャルルは考えを巡らせる。
実際には、王妃が贅沢をしていただけなのであるけれど。
そのようなことがわからないシャルルは、王妃宮の予算がもともと少ないのであれば、そして、王妃が困っているのであればと、思ったことを口にした。
「だったら! これからは母上のためにショコラ公爵が援助してくれても良いのではありませんか?」
「は?」
「……?」
シャルルの言葉に国王とペシェは絶句した。
「其方は何を言っておるのだ」
「父上! 母上はフロレルの義母になるのですから、息子として助けるのは当たり前のことです!」
驚きの目で国王はシャルルを見つめ、ペシェ宰相は眉間にしわを寄せて押し黙っている。
「其方は正気か?」
「父上?」
誰が自分の顔を殴打した人間に、自分の大事な息子を傷つけた人間に金銭的な援助をしたいと思うのだろうか。そもそもの発端は、王妃がフロレルに難癖をつけた挙句、暴力を振るったことでこれまで寛容に処されていたことが許されなくなったのだ。そのことに、シャルルは気づいていないのだろうか。
国王はそれをシャルルに滾々と説いた。
とにかくシャルルは、ショコラ公爵家からの教育のための援助資金がなくなったことが原因だということは理解していたようだが、それ以上のことはわかったのだろうか。
「シャルル、其方はもっとフロレルを大切にせよ」
国王のその言葉を、シャルルは怪訝な顔で聞いていた。とくに言い返すではなかったが、シャルルにはフロレルを大切にするという意味がわからないのだろうと国王が思うような表情だった。
シャルルが退室してから、国王はペシェに話しかけた。
「シャルルはあんなに愚かであったかな。まるで王妃と話しているかのようだった」
「はい。フロレル公爵令息との交流が減ってから、判断力が低下されているとの報告が」
「そうか……」
学園には、シャルルと懇意にしているオメガの子息がいるらしい。今は友人関係のようだが、シャルルの方が執着しているようだと王家の影から報告を受けている。
自分によく似た容貌のシャルルを国王は大切に思っていた。おおらかな性格も平和な現在であれば王には相応しいだろうと。雑で考えの足りないところは、フロレルが補ってくれるだろうとそれも当てにしていた。
しかし、現在の状況では、フロレルとうまく行くという未来が見えない。
先日来のショコラ公爵の訴えを聞かねばならぬときは間近かもしれないと思い、国王はため息を吐いた。
◇◇◇
王妃に泣きつかれたシャルルは、再びフロレルと話をしようとしたが、それは叶わない。
フロレルは冬季試験まで学園を休むことになったのだ。
既に卒業に必要な単位は取得しているため、試験さえ受ければ卒業には影響しない。
フロレルが休むことになったのは、自分の態度にも原因があるのだとはシャルルは少しも考えなかった。そして、自分がショコラ公爵家に出向いてフロレルに会いに行くという考えもない。
フロレルは、外見は美しいが、従順で賢いだけの面白みのない婚約者でしかない。せめて、ショコラ公爵家の財力で自分の役に立てばいいのにとシャルルは考えるようになる。
フロレルの代わりにシャルルの判断を修正してくれる者は、誰もいなかった。
495
あなたにおすすめの小説
「オレの番は、いちばん近くて、いちばん遠いアルファだった」
星井 悠里
BL
大好きだった幼なじみのアルファは、皆の憧れだった。
ベータのオレは、王都に誘ってくれたその手を取れなかった。
番にはなれない未来が、ただ怖かった。隣に立ち続ける自信がなかった。
あれから二年。幼馴染の婚約の噂を聞いて胸が痛むことはあるけれど、
平凡だけどちゃんと働いて、それなりに楽しく生きていた。
そんなオレの体に、ふとした異変が起きはじめた。
――何でいまさら。オメガだった、なんて。
オメガだったら、これからますます頑張ろうとしていた仕事も出来なくなる。
2年前のあの時だったら。あの手を取れたかもしれないのに。
どうして、いまさら。
すれ違った運命に、急展開で振り回される、Ωのお話。
ハピエン確定です。(全10話)
2025年 07月12日 ~2025年 07月21日 なろうさんで完結してます。
王女が捨てた陰気で無口で野暮ったい彼は僕が貰います
卯藤ローレン
BL
「あなたとの婚約を、今日この場で破棄いたします!」――王宮の広間に突然響いた王女の決別宣言。その言葉は、舞踏会という場に全く相応しくない地味で暗い格好のセドリックへと向けられていた。それを見ていたウィリムは「じゃあ、僕が貰います!」と清々しく強奪宣言をした。誰もが一歩後ずさる陰気な雰囲気のセドリック、その婚約者になったウィリムだが徐々に誤算が生じていく。日に日に婚約者が激変していくのだ。身長は伸び、髪は整えられ、端正な顔立ちは輝き、声変わりまでしてしまった。かつての面影などなくなった婚約者に前のめりで「早く結婚したい」と迫られる日々が待っていようとは、ウィリムも誰も想像していなかった。
◇地味→美男に変化した攻め×素直で恐いもの知らずな受け。
伯爵家次男は、女遊びの激しい(?)幼なじみ王子のことがずっと好き
メグエム
BL
伯爵家次男のユリウス・ツェプラリトは、ずっと恋焦がれている人がいる。その相手は、幼なじみであり、王位継承権第三位の王子のレオン・ヴィルバードである。貴族と王族であるため、家や国が決めた相手と結婚しなければならない。しかも、レオンは女関係での噂が絶えず、女好きで有名だ。男の自分の想いなんて、叶うわけがない。この想いは、心の奥底にしまって、諦めるしかない。そう思っていた。
ノーマルの俺を勝手に婚約者に据えた皇子の婚約破棄イベントを全力で回避する話。
Q矢(Q.➽)
BL
近未来日本のようでもあり、中世の西洋のようでもある世界。
皇国と貴族と魔力が存在する世界。
「誰が皇子と婚約したいなんて言った。」
過去に戻った主人公が、自分の死を回避したいが故に先回りして色々頑張れば頑張るほど執着されてしまう話。
同性婚は普通の世界。
逃げ切れるかどうかは頑張り次第。
※
生温い目で優しく暇潰し程度にご覧下さい。
追放された味見係、【神の舌】で冷徹皇帝と聖獣の胃袋を掴んで溺愛される
水凪しおん
BL
「無能」と罵られ、故郷の王宮を追放された「味見係」のリオ。
行き場を失った彼を拾ったのは、氷のような美貌を持つ隣国の冷徹皇帝アレスだった。
「聖獣に何か食わせろ」という無理難題に対し、リオが作ったのは素朴な野菜スープ。しかしその料理には、食べた者を癒やす伝説のスキル【神の舌】の力が宿っていた!
聖獣を元気にし、皇帝の凍てついた心をも溶かしていくリオ。
「君は俺の宝だ」
冷酷だと思われていた皇帝からの、不器用で真っ直ぐな溺愛。
これは、捨てられた料理人が温かいご飯で居場所を作り、最高にハッピーになる物語。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
公爵家令息と幼馴染の王子の秘め事 ~禁じられても溺愛は止められない~
すえつむ はな
BL
代々王家を支える公爵家の嫡男として生まれたエドウィンは、次代の王となるアルバート王太子の話し相手として出会い、幼い頃から仲の良い友人として成長した。
いつしかエドウィンの、そしてアルバートの中には、お互いに友人としてだけでない感情が生まれていたが、この国では同性愛は禁忌とされていて、口に出すことすら出来ない。
しかもアルバートの婚約者はでエドウィンの妹のメアリーである……
正直に恋心を伝えられない二人の関係は、次第にこじれていくのだった。
トップアイドルα様は平凡βを運命にする【完】
新羽梅衣
BL
ありきたりなベータらしい人生を送ってきた平凡な大学生・春崎陽は深夜のコンビニでアルバイトをしている。 ある夜、コンビニに訪れた男と目が合った瞬間、まるで炭酸が弾けるような胸の高鳴りを感じてしまう。どこかで見たことのある彼はトップアイドル・sui(深山翠)だった。 翠と陽の距離は急接近するが、ふたりはアルファとベータ。翠が運命の番に憧れて相手を探すために芸能界に入ったと知った陽は、どう足掻いても番にはなれない関係に思い悩む。そんなとき、翠のマネージャーに声をかけられた陽はある決心をする。 運命の番を探すトップアイドルα×自分に自信がない平凡βの切ない恋のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる