書きそびれた感想があってお伝えしたくなってしまい、度々、長々とすみません。
ラインハルト殿下が、ラファエルを慈しみつつ、時には笑顔で圧をかけたり、些細なことで嫉妬したり、早く結婚したいと浮かれたりするご様子に、素敵な方だなと微笑ましく読んでいたのですが、感銘を受けたのが最後の牢を訪れるシーンで、散々無礼な言動をされた上婚約者に危害を加えようとまでされて、心底忌み嫌い内心腸が煮えくり返っていたであろう相手に、それでもご自分の目で確かめようと面会され、感情的にならず泰然とした態度を崩さずに話に耳を傾けられているご様子に、王族としての矜持と威厳を感じて、なんて人格者なんだろうと驚きました。改めて、本当に素晴らしい方ですね。
魔法騎士としての類い稀な資質と比類のない強さを持ち、戦いの中で生き生きと輝くラファエルが、王族に嫁いでしまうのはもったいないのでは…と思ってしまう気持ちもあったのですが、そんな余計な口を挟む隙もなく、お互いという伴侶を得られたことが何よりもお二人の幸せなんだなと番外編まで読んでしみじみと思いました。
末永く仲良く、いつまでもお幸せに…！と国民の一人になったような気持ちで願っております。

とても楽しく読ませていただきました！若干寝不足になりながら夢中になって読み進め、日中もふと作中のエピソードを思い返したり、キャラクターのことを考えたりと、幸せな気持ちで過ごさせていただきました。
ラファエルの、氷のような冷たい印象の美しさを持ちながら、心の中で考えていることはどこか抜けていたり、ラインハルト殿下を想う健気さがなんとも愛らしくて、苛烈な強さを見せた戦闘の後、ラインハルト殿下の胸の中での安らいだ様子に癒されました。
作中、不穏な出来事があっても、ラインハルト殿下の終始揺るぎない愛情が心強く、安心して読んでいられました。殿下の側近のご学友や、婚約者仲間の皆さんも素敵な方ばかりで、ラファエルを愛でるラインハルト殿下をみんなあたたかく見守っていてくれている様子も楽しかったです。
ラファエルに憧れている、ゲレオンとローレンツもお気に入りで、ラファエルに対する丁寧な態度とラファエルを守ろうと言い返すときのきつい言葉との落差や、ラファエルによく見られたいとおれ…僕と言い直す様子もかわいくてたまりませんでした。いつの間にかファーストネームで呼んでもらえるようになって、どんなにか嬉しかっただろうと思うとほっこりします。
拝読した季節もちょうど今で、卒業式の時はもうじき読み終えてしまうという寂しさもあり、しんみりとしてしまいました。
もしまた筆が乗られたら、彼らのその後や、学生時代のエピソードなどが読めたらうれしいです。
幸せな時間をありがとうございました！

はじめまして。
お話楽しく読ませていただきました。
ただ、主人公目線の語りの時に堅苦しい敬語や丁寧語ばかりでとても読みづらかったです。
たまに二重敬語だったり。

例えば
「フィンク先生は、演習中にはいつでも介入できるようにしておられる」→
「フィンク先生は、演習中にはいつでも介入できるようにしている」
状況説明ならこの方が読みやすいです

話がすんなり入ってこないので堅苦しい敬語はセリフだけで十分なのではと。
あと主人公が自己紹介の時に一人称僕と言っていますが私ですよね。
言葉は完璧貴族なのに一人称だけ浮いているのがどうしても気になってしまいました。
長々と失礼しました。
個人的に気になってしまった事なので聞き流してください。